異世界転移~治癒師の日常

コリモ

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第5章星祭りの夜

お祭り当日

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「いい歳して何やっているんですか!!!!」
半分寝ぼけ眼でカリエのお説教を二人して聞いていると、

「おいそんなに大きな声を出したら近似迷惑だぞ。で?お前さんがた何をしたんだ?確か夜遅くまで話し込んでいたみたいだが」とガイアスが顔を出してくれたおかげで耳の痛いのはなくなった(物理的に)

「全部終わったのが今朝の4時だったと思うんだが、二人とも疲れ切っていて部屋に入るなり寝てしまったんだ。起きたのはさっき。クリンが大騒ぎしてようやく目が覚めたら、隣でマコトが寝ていた」とジークが話し、私もうなずいた。
「クリン。状況は?」
「もう直ぐお昼だから二人を起こしてきてって、母さんに言われて起こしに行ったのだけどジークの部屋には誰もいなくて、マコトの部屋に行ったら何故か窓が開いている上にコハクと2人と一匹でベッドで寝ていたんだ」と話した。
「それで思わず大声で起こしたわけだ窓も閉めないで…」とカリエさんがいうと
「うん。あ、もしかしてまずかった?」
「まあ、問題と言えば問題だな、特にジークは男爵様だ。今まで特定の女性がいないこともあって結構人気なんだよ。そこにあれだけ大きな声で叫ばれたら、真偽の程を確かめたくなるだろ?」
「それでガイアスさんが来たわけですね」
「ま、そういうわけだ。これからは寝ぼけるのも大概にしないと大変な目に合うからな。気をつけろよ」
「「はい」」そう答えると
「本当だったら今日の夜までかかる作業を昨日の夜で終わらせたから、今日は久しぶりにお祭りを堪能できることだし、カリエ、すまんがこういうことだからジークとキースを借りて見回りへ行きたい」
「仕方がないですね。お祭りは私たちで出かけます。怪我をしないでくださいね」とカリエさんが奥に声をかけると
「わかった。行ってくる」キースさんが奥から出てきて3人で出かけて行った。


「さて、クリン以外の男衆は出かけたから、私たちはお出かけするわよ。その前に着替えないとね、後少し化粧をして「髪もセットしないと」そうよね。さ、クリン貴方はコハクと遊んでいてね」そういうと私はエミーちゃんと一緒にカリエさんの部屋へと連れられて行った。
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