74 / 129
閑話〜里帰り
閑話〜里にて
しおりを挟む
里に向かう途中、ママがいうには幼竜のうちは親が脱皮を手伝うため、もうそろそろ脱皮をするだろうと連絡を入れていたらしい。
だからグレイブ様がママに連絡をしなさいと言ったんだ。
う~んなんでも知っているんだ。さすが魔の森の主!
と言うわけで風龍の里へつくと早速ママが脱皮を手伝ってくれたのでスッキリ!
心なしか体も少し大きくなったみたい。翼がうまく動かせなくて、羽ばたきの練習から始めないと…
悩んでいると兄様達が顔を出してきた。
《どうした?早く空で散歩しよう》すぐ上の兄が声をかけてきた
《無理です。翼がうまく動かないの》
《縮こまっていた翼が本来の大きさになったから筋肉が萎縮して上手く動かないんだろ。》一番上の兄がそう話す
《それなら、丁度いい温泉が近くに湧いているよ。姉さんも今帰ってきていて、エドと旦那と一緒にいるよ》と#4番目の姉_シータ__#(2番目がミムル)
《戯れ始めたら、翼が動くようになるからひとまず、俺の背中に乗って移動しよう》そうブルートが言って4匹で温泉へ向かった。
温泉に行くと本当にミムルお姉ちゃんがいたので思わず突進。
さすが人化していても簡単に受け止めてくれた。
《お姉ちゃ~ん。結婚したんだね!!!!おめでとうと》
「ありがとう。お帰りコハク。もううすぐ脱皮の季節だって言うから旦那を連れてきちゃった」と後ろに大きな同じ人化しているドラゴンのオスとエドがいた。
《うん。さっきママに脱皮を手伝ってもらって後は翼をうまく動かす練習をするだけ》
「じゃあみんなでひとまず翼を広げるために少し温泉に使って筋肉をほぐしましょ」
そう言うとみんなで温泉に浸かって私の翼の根本とかをマッサージしてくれた。
「どう?これで翼が開くようになっていない?」
《うんようやく動きが良くなってきた。一度外に出て翼の具合を見てみる》そう言って温泉からでて翼を広げると、すごい!!さっきの固まった状態が嘘のように広がった。
《お、これで改めて飛ぶ練習に入れるな。さ、羽ばたいてみるんだ》突然父様がきて羽ばたく様子を確認されたが、う~ん難しい。いったいどうやって飛んでいたんだろうて言うくらいうまく羽ばたけない。
《慌てなくていいのよ。星祭までに帰ればいいのだから落ち着いて》そうママも言ってくれたので半月かけて翼の動かし方の覚え直すとともに家族に思いっきり甘えることにした。
すっかり兄達との空中散歩がいたについてきた頃、
「さあみんな、明日には星祭へ参加するためにトロン村へ行くわよ」
《あれ、お兄ちゃん達人化できたっけ?》
《完璧では無いがな体を小さくはできる》
「明日は早いのだから寝なさい」
《は~い。お休みなさい》そう兄達は答えると皆寝床へと帰っていった。
《さあ私たちも寝ましょ》そうママがいって人化を解き2匹で仲良く眠りについた。
翌日ブルート兄さんが大きな箱を3つ用意していたのでそれは何か聞いたら
1つは空だけれど残りはトロン村で交換する山菜などを入れてあるとのこと。いつもなら大きめな箱2つなのだが、ミムルお姉ちゃんがいるため一箱多いらしい。
私もお土産を持って星祭の前日にマコトの元へとなんとか帰ることができた。
だからグレイブ様がママに連絡をしなさいと言ったんだ。
う~んなんでも知っているんだ。さすが魔の森の主!
と言うわけで風龍の里へつくと早速ママが脱皮を手伝ってくれたのでスッキリ!
心なしか体も少し大きくなったみたい。翼がうまく動かせなくて、羽ばたきの練習から始めないと…
悩んでいると兄様達が顔を出してきた。
《どうした?早く空で散歩しよう》すぐ上の兄が声をかけてきた
《無理です。翼がうまく動かないの》
《縮こまっていた翼が本来の大きさになったから筋肉が萎縮して上手く動かないんだろ。》一番上の兄がそう話す
《それなら、丁度いい温泉が近くに湧いているよ。姉さんも今帰ってきていて、エドと旦那と一緒にいるよ》と#4番目の姉_シータ__#(2番目がミムル)
《戯れ始めたら、翼が動くようになるからひとまず、俺の背中に乗って移動しよう》そうブルートが言って4匹で温泉へ向かった。
温泉に行くと本当にミムルお姉ちゃんがいたので思わず突進。
さすが人化していても簡単に受け止めてくれた。
《お姉ちゃ~ん。結婚したんだね!!!!おめでとうと》
「ありがとう。お帰りコハク。もううすぐ脱皮の季節だって言うから旦那を連れてきちゃった」と後ろに大きな同じ人化しているドラゴンのオスとエドがいた。
《うん。さっきママに脱皮を手伝ってもらって後は翼をうまく動かす練習をするだけ》
「じゃあみんなでひとまず翼を広げるために少し温泉に使って筋肉をほぐしましょ」
そう言うとみんなで温泉に浸かって私の翼の根本とかをマッサージしてくれた。
「どう?これで翼が開くようになっていない?」
《うんようやく動きが良くなってきた。一度外に出て翼の具合を見てみる》そう言って温泉からでて翼を広げると、すごい!!さっきの固まった状態が嘘のように広がった。
《お、これで改めて飛ぶ練習に入れるな。さ、羽ばたいてみるんだ》突然父様がきて羽ばたく様子を確認されたが、う~ん難しい。いったいどうやって飛んでいたんだろうて言うくらいうまく羽ばたけない。
《慌てなくていいのよ。星祭までに帰ればいいのだから落ち着いて》そうママも言ってくれたので半月かけて翼の動かし方の覚え直すとともに家族に思いっきり甘えることにした。
すっかり兄達との空中散歩がいたについてきた頃、
「さあみんな、明日には星祭へ参加するためにトロン村へ行くわよ」
《あれ、お兄ちゃん達人化できたっけ?》
《完璧では無いがな体を小さくはできる》
「明日は早いのだから寝なさい」
《は~い。お休みなさい》そう兄達は答えると皆寝床へと帰っていった。
《さあ私たちも寝ましょ》そうママがいって人化を解き2匹で仲良く眠りについた。
翌日ブルート兄さんが大きな箱を3つ用意していたのでそれは何か聞いたら
1つは空だけれど残りはトロン村で交換する山菜などを入れてあるとのこと。いつもなら大きめな箱2つなのだが、ミムルお姉ちゃんがいるため一箱多いらしい。
私もお土産を持って星祭の前日にマコトの元へとなんとか帰ることができた。
0
お気に入りに追加
1,470
あなたにおすすめの小説
《勘違い》で婚約破棄された令嬢は失意のうちに自殺しました。
友坂 悠
ファンタジー
「婚約を考え直そう」
貴族院の卒業パーティーの会場で、婚約者フリードよりそう告げられたエルザ。
「それは、婚約を破棄されるとそういうことなのでしょうか?」
耳を疑いそう聞き返すも、
「君も、その方が良いのだろう?」
苦虫を噛み潰すように、そう吐き出すフリードに。
全てに絶望し、失意のうちに自死を選ぶエルザ。
絶景と評判の観光地でありながら、自殺の名所としても知られる断崖絶壁から飛び降りた彼女。
だったのですが。
【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?
つくも茄子
ファンタジー
父が再婚をしました。お相手は男爵夫人。
平民の我が家でいいのですか?
疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。
義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。
学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。
必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。
勉強嫌いの義妹。
この学園は成績順だということを知らないのでは?思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。
両親に駄々をこねているようです。
私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。
しかも、寮やクラスで揉め事を起こしては顰蹙を買っています。入学早々に学園中の女子を敵にまわしたのです!やりたい放題の義妹に、とうとう、ある処置を施され・・・。
なろう、カクヨム、にも公開中。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
〈完結〉妹に婚約者を獲られた私は実家に居ても何なので、帝都でドレスを作ります。
江戸川ばた散歩
ファンタジー
「私」テンダー・ウッドマンズ伯爵令嬢は両親から婚約者を妹に渡せ、と言われる。
了承した彼女は帝都でドレスメーカーの独立工房をやっている叔母のもとに行くことにする。
テンダーがあっさりと了承し、家を離れるのには理由があった。
それは三つ下の妹が生まれて以来の両親の扱いの差だった。
やがてテンダーは叔母のもとで服飾を学び、ついには?
100話まではヒロインのテンダー視点、幕間と101話以降は俯瞰視点となります。
200話で完結しました。
今回はあとがきは無しです。
婚約破棄と領地追放?分かりました、わたしがいなくなった後はせいぜい頑張ってくださいな
カド
ファンタジー
生活の基本から領地経営まで、ほぼ全てを魔石の力に頼ってる世界
魔石の浄化には三日三晩の時間が必要で、この領地ではそれを全部貴族令嬢の主人公が一人でこなしていた
「で、そのわたしを婚約破棄で領地追放なんですね?
それじゃ出ていくから、せいぜいこれからは魔石も頑張って作ってくださいね!」
小さい頃から搾取され続けてきた主人公は 追放=自由と気付く
塔から出た途端、暴走する力に悩まされながらも、幼い時にもらった助言を元に中央の大教会へと向かう
一方で愛玩され続けてきた妹は、今まで通り好きなだけ魔石を使用していくが……
◇◇◇
親による虐待、明確なきょうだい間での差別の描写があります
(『嫌なら読むな』ではなく、『辛い気持ちになりそうな方は無理せず、もし読んで下さる場合はお気をつけて……!』の意味です)
◇◇◇
ようやく一区切りへの目処がついてきました
拙いお話ですがお付き合いいただければ幸いです
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる