異世界転移~治癒師の日常

コリモ

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閑話〜里帰り

閑話〜里にて

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里に向かう途中、ママがいうには幼竜のうちは親が脱皮を手伝うため、もうそろそろ脱皮をするだろうと連絡を入れていたらしい。
だからグレイブ様がママに連絡をしなさいと言ったんだ。
う~んなんでも知っているんだ。さすが魔の森の主!
と言うわけで風龍の里へつくと早速ママが脱皮を手伝ってくれたのでスッキリ!
心なしか体も少し大きくなったみたい。翼がうまく動かせなくて、羽ばたきの練習から始めないと…
悩んでいると兄様達が顔を出してきた。
《どうした?早く空で散歩しよう》すぐ上の兄グラハムが声をかけてきた
《無理です。翼がうまく動かないの》
《縮こまっていた翼が本来の大きさになったから筋肉が萎縮して上手く動かないんだろ。》一番上の兄ブルートがそう話す
《それなら、丁度いい温泉が近くに湧いているよ。姉さんも今帰ってきていて、エドと旦那と一緒にいるよ》と#4番目の姉_シータ__#(2番目がミムル)
《戯れ始めたら、翼が動くようになるからひとまず、俺の背中に乗って移動しよう》そうブルートが言って4匹で温泉へ向かった。




温泉に行くと本当にミムルお姉ちゃんがいたので思わず突進。
さすが人化していても簡単に受け止めてくれた。
《お姉ちゃ~ん。結婚したんだね!!!!おめでとうと》
「ありがとう。お帰りコハク。もううすぐ脱皮の季節だって言うから旦那を連れてきちゃった」と後ろに大きな同じ人化しているドラゴンのオスとエドがいた。
《うん。さっきママに脱皮を手伝ってもらって後は翼をうまく動かす練習をするだけ》
「じゃあみんなでひとまず翼を広げるために少し温泉に使って筋肉をほぐしましょ」
そう言うとみんなで温泉に浸かって私の翼の根本とかをマッサージしてくれた。
「どう?これで翼が開くようになっていない?」
《うんようやく動きが良くなってきた。一度外に出て翼の具合を見てみる》そう言って温泉からでて翼を広げると、すごい!!さっきの固まった状態が嘘のように広がった。
《お、これで改めて飛ぶ練習に入れるな。さ、羽ばたいてみるんだ》突然父様がきて羽ばたく様子を確認されたが、う~ん難しい。いったいどうやって飛んでいたんだろうて言うくらいうまく羽ばたけない。
《慌てなくていいのよ。星祭までに帰ればいいのだから落ち着いて》そうママも言ってくれたので半月かけて翼の動かし方の覚え直すとともに家族に思いっきり甘えることにした。

すっかり兄達との空中散歩がいたについてきた頃、
「さあみんな、明日には星祭へ参加するためにトロン村へ行くわよ」
《あれ、お兄ちゃん達人化できたっけ?》
《完璧では無いがな体を小さくはできる》
「明日は早いのだから寝なさい」
《は~い。お休みなさい》そう兄達は答えると皆寝床へと帰っていった。
《さあ私たちも寝ましょ》そうママがいって人化を解き2匹で仲良く眠りについた。

翌日ブルート兄さんが大きな箱を3つ用意していたのでそれは何か聞いたら
1つは空だけれど残りはトロン村で交換する山菜などを入れてあるとのこと。いつもなら大きめな箱2つなのだが、ミムルお姉ちゃんがいるため一箱多いらしい。
私もお土産を持って星祭の前日にマコトの元へとなんとか帰ることができた。
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