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第4章夏祭りの準備
起きてみたら石臼ができて町が広がっていた
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結局設計図を完成したあと眠ってしまったらしく気がつくと何故かベッドの上で寝ていた。
「あれ?いつの間にベッドに入ったんだろう…と言うか今日はいつなの?」と思って起きて外を見るために窓を開けると通りに面していたようで外から賑やかな声が聞こえてきた。
「お姉ちゃん起きたんだね」
「ホントだ。ジークさんが大丈夫だと言っていたけど、なかなか起きてこないからお祭りが終わっちゃうんじゃないかと思ったよ」
とクリンとエリーが声をかけてきた。
「心配をかけてごめんね。ところで門の方が賑やかだけどどうしたの?」
「お姉ちゃんが設計した石臼が今日設置されてお披露目になったんだよ」
「少し門をずらして広場を拡張して設置したから時間が掛かったんだって。ビッグホーン達も手伝ってくれるって言っていたから今年の星祭は賑やかだって言っていたよ」と二人が話してくれるが私としては何が何やら…
「彼等にも名前があったのね」
「うん群の長だけは名前があるんだってママが教えてくれた」
「だからカントに頼むと必要な時にミルクと労力を提供してくれるって。ミルクは食事で利用する程度にしているんだけど、他の地域ではチーズっていう携帯食にできるものも作っているんだって」
う~ん多分ジークの仕業だよねこれ。色々やらかしているみたいだし…今度その辺も聞いてみよう。
「じゃあ今日は彼等にもらったミルクと引立ての小麦でおやつを作ろうかな」
「わーい!!たくさん作ってみんなで食べよう」
「そうね。じゃあクッキーを作りましょう。それなら私の持ち合わせと合わせてかなりの種類のクッキーができるから」
そう言って私は着替えて治療院の玄関から町の門の前の広場へと向かった。
「あれ?いつの間にベッドに入ったんだろう…と言うか今日はいつなの?」と思って起きて外を見るために窓を開けると通りに面していたようで外から賑やかな声が聞こえてきた。
「お姉ちゃん起きたんだね」
「ホントだ。ジークさんが大丈夫だと言っていたけど、なかなか起きてこないからお祭りが終わっちゃうんじゃないかと思ったよ」
とクリンとエリーが声をかけてきた。
「心配をかけてごめんね。ところで門の方が賑やかだけどどうしたの?」
「お姉ちゃんが設計した石臼が今日設置されてお披露目になったんだよ」
「少し門をずらして広場を拡張して設置したから時間が掛かったんだって。ビッグホーン達も手伝ってくれるって言っていたから今年の星祭は賑やかだって言っていたよ」と二人が話してくれるが私としては何が何やら…
「彼等にも名前があったのね」
「うん群の長だけは名前があるんだってママが教えてくれた」
「だからカントに頼むと必要な時にミルクと労力を提供してくれるって。ミルクは食事で利用する程度にしているんだけど、他の地域ではチーズっていう携帯食にできるものも作っているんだって」
う~ん多分ジークの仕業だよねこれ。色々やらかしているみたいだし…今度その辺も聞いてみよう。
「じゃあ今日は彼等にもらったミルクと引立ての小麦でおやつを作ろうかな」
「わーい!!たくさん作ってみんなで食べよう」
「そうね。じゃあクッキーを作りましょう。それなら私の持ち合わせと合わせてかなりの種類のクッキーができるから」
そう言って私は着替えて治療院の玄関から町の門の前の広場へと向かった。
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