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魔の森へ
仲間
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疲れたのか子供たちが川から上がってきたので、
「楽しかったかい?」と声をかけると
「うん。貴方はだれ?」
「僕はジークという冒険者だよ。このままでは風邪を引くから乾かすね。みんな集まって」というと川に入っていた子供たちが周囲に集まってきたので、
【温風】をかけてあげると一人の子供が
「ありがとう。これ川で見つけたの、あげる」そういって小さな石をくれて村へ帰っていった。
横からクロードが覗き込んで
「最近造られたられた川なので、川底になにがあるかは把握しているが、こんな石が出てきているなんて聞いたことないぞ」というので鑑定をかけてみた。
『琥珀…魔の森の魔素が固まってできたもの。体内で生成される魔石とは違い小型だが性能はいい。
希少度⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎』な何なんだこの希少度って。最高がわからない…
「なんか魔の森で偶にできるものらしい。」
「そんなのを王都に出したらこの辺がわやくちゃになる」
「うん、そうだこのまま僕が預かるよ」
「そうだな、ジークがもらったものだし、扱いには気を付けろよ」そんな話をしながらエドたちがくるのを待っていた。
暫くして、エドが男爵様を連れてやってきた。
「お待たせ。ビッグホーンたちは川の向こうで生活してもらうことになったよ」と男爵様がおっしゃったので、
「ありがとうございます。それでは彼らを向こう岸へ連れていくのと、彼が世話をしやすいように石橋をかけますので、彼をビッグホーンの専属のテイマーにさせていただいてよろしいでしょうか」と進言すると
「クロード。おまえにテイマーの才があったのか?」
「こちらのジーク殿が確認して下さいました。ご領主様に許可をいただけるのでしたら、テイムさせていただきたく存じます」
「あいわかった。では群れのリーダーと契約をして彼らをテイムしてもらい管理をそなた一族に託す。暫くはジークにわからないことは聞いてほしい。ジークよ」
「はい」
「すまぬがこの地で税金を免除されるのはあと3年のみ。それまでにある程度の税を納められるよう力を貸してもらえるか」
「すべてのビッグホーンの移住先へ移動させてからでよろしければご相談を受けますが、同じようにもう一箇所村を再興させるために手をかけている場所がございます。こちらと連携をさせていただきたく存じますがよろしいでしょうか」
「なに、おまえたち3人でまた何かやらかしたのか?」
「いいえ王都の南にある草原があまりにももったいないので、ついでに村おこしをしただけです」
「そうか無理をするなと言いたいところだが、まあ、暫くこの地で俺の手伝いを頼む」そう言われてどうしようと悩んでいると、
向こうでエドがクロードにテイムのコツを伝え契約が完了したらしい。かなりの光量が出たと思ったら一気に収まりなにやら一人と1匹が会話を始めるのを見守って居た。
「楽しかったかい?」と声をかけると
「うん。貴方はだれ?」
「僕はジークという冒険者だよ。このままでは風邪を引くから乾かすね。みんな集まって」というと川に入っていた子供たちが周囲に集まってきたので、
【温風】をかけてあげると一人の子供が
「ありがとう。これ川で見つけたの、あげる」そういって小さな石をくれて村へ帰っていった。
横からクロードが覗き込んで
「最近造られたられた川なので、川底になにがあるかは把握しているが、こんな石が出てきているなんて聞いたことないぞ」というので鑑定をかけてみた。
『琥珀…魔の森の魔素が固まってできたもの。体内で生成される魔石とは違い小型だが性能はいい。
希少度⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎』な何なんだこの希少度って。最高がわからない…
「なんか魔の森で偶にできるものらしい。」
「そんなのを王都に出したらこの辺がわやくちゃになる」
「うん、そうだこのまま僕が預かるよ」
「そうだな、ジークがもらったものだし、扱いには気を付けろよ」そんな話をしながらエドたちがくるのを待っていた。
暫くして、エドが男爵様を連れてやってきた。
「お待たせ。ビッグホーンたちは川の向こうで生活してもらうことになったよ」と男爵様がおっしゃったので、
「ありがとうございます。それでは彼らを向こう岸へ連れていくのと、彼が世話をしやすいように石橋をかけますので、彼をビッグホーンの専属のテイマーにさせていただいてよろしいでしょうか」と進言すると
「クロード。おまえにテイマーの才があったのか?」
「こちらのジーク殿が確認して下さいました。ご領主様に許可をいただけるのでしたら、テイムさせていただきたく存じます」
「あいわかった。では群れのリーダーと契約をして彼らをテイムしてもらい管理をそなた一族に託す。暫くはジークにわからないことは聞いてほしい。ジークよ」
「はい」
「すまぬがこの地で税金を免除されるのはあと3年のみ。それまでにある程度の税を納められるよう力を貸してもらえるか」
「すべてのビッグホーンの移住先へ移動させてからでよろしければご相談を受けますが、同じようにもう一箇所村を再興させるために手をかけている場所がございます。こちらと連携をさせていただきたく存じますがよろしいでしょうか」
「なに、おまえたち3人でまた何かやらかしたのか?」
「いいえ王都の南にある草原があまりにももったいないので、ついでに村おこしをしただけです」
「そうか無理をするなと言いたいところだが、まあ、暫くこの地で俺の手伝いを頼む」そう言われてどうしようと悩んでいると、
向こうでエドがクロードにテイムのコツを伝え契約が完了したらしい。かなりの光量が出たと思ったら一気に収まりなにやら一人と1匹が会話を始めるのを見守って居た。
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