蒼い春も、その先も、
高校二年生の春。
自傷癖のある朝比奈穂希は、校内一の優等生として有名な佳澄椿と出会う。
穂希は自分に自傷癖があること、そして自傷をやめようと思っていることを打ち明けるが、椿の反応は穂希の想像とは少し違うものだった。
自身の傷に対する椿の言動に違和感を覚える日々を過ごしていたそんなある日、彼に『君のことを好きになってしまった』と告げられる。
※自傷行為常習の穂希くんが主人公なので、痛々しい描写多々あります。苦手な方、ご注意を!
自傷癖のある朝比奈穂希は、校内一の優等生として有名な佳澄椿と出会う。
穂希は自分に自傷癖があること、そして自傷をやめようと思っていることを打ち明けるが、椿の反応は穂希の想像とは少し違うものだった。
自身の傷に対する椿の言動に違和感を覚える日々を過ごしていたそんなある日、彼に『君のことを好きになってしまった』と告げられる。
※自傷行為常習の穂希くんが主人公なので、痛々しい描写多々あります。苦手な方、ご注意を!
憂う春、君の視線
終わりは春を連れ立って
秘める春信
イタズラは桜色
春宵に恋煩い
心は淡雪のように
不治の病と春めく唇
歪む朧月
紅梅みたいに色付いて
恋の中の花曇り
春意の気配に身を委ねて
春昼の愚かな二人
花冷えの心
昨春の今より
花嵐に消えてゆく
冷たい春雷
花霞の中に見える君の顔
春愁は君だけに
余花と春霖
蒼い春も、その先も、
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