19 / 26
一章
再開
しおりを挟む
「ん.....ここは.......」
ぼやけていた視界が徐々にはっきりする。
僕は確か。ギースって言う赤髪のお兄さんと戦って........また僕気絶したんだ。ここまで来たら気絶することに運命を感じるよ....。あ、そんなことよりここはどこだろ。
そう思った天音は周囲に目を向けた。白い天井にふかふかの白いベット、僕が寝ているふかふかのベットの周囲を白いカーテンが包囲しており薬品の匂いがただよう。
うん、僕は保健室にいるっぽい?ん?
自分が置かれている状況が理解したため少し余裕が出ると右腕に違和感があることに気がつく。
んん???なんか、圧迫されてる感じが....。
そう思い視線を右下の手に向ける。
「えっ......だ、誰.....!?」
美人の女の子がベットの横にある椅子に腰掛けベットに上半身を預け寝ながら天音の手を握っていた。
この黒髪を肩の下まで伸ばした美少女は誰ですかっ!?てか、手!!
慌てて天音が手を引き抜くと
「い、いや、いやっ!!!!」
そう言い起きた美少女が天音の手を再び繋いだ。
えっ、な、なにっ??って...あれ?この女の子の顔見たことがある....???
「ま、またいなくなっちゃう!」
え、いなくなるって???
黒髪を肩の下まで伸ばし少し茶色い目に涙を浮かべた美少女、目の前の人物に当てはまる者を記憶から探り出す。
黒髪、この世界じゃほとんど見られない、日本....???そういえばこの学校に2年前ぐらいから勇者科があった。2年前って言えば僕達が召喚された時とかぶる。その中で目の前の美少女に似ているひと........つっ!!
「ミ.....オ........」
その名前を呼んだ瞬間目の前の女の子の目に溜まった涙がこぼれた。
「あ、あまねっ......!!」
そう言い澪が天音にのしかかる形で抱きついた。
「ちょっ、えっ!?」
「天音っ...!会いたかったっ.....!!会いたかったよっ!!!戻ってくるって言って戻ってこなかったよね.....どれだけ心配したと思ってるの.....ほんとに.....良かったぁ....!」
そう言いさらに抱きつく。最初は驚いた天音だが澪の話を聞いて罪悪感を感じた。そして目の前の女の子を落ち着かせようと自分の腕を相手にまわして軽く抱き返し口を開いた。
「澪...ごめん。僕あの後あの化け物に殺されかけたんだ。そこでおばさんに助けられて、その後2年間修行をしてもらったんだ。この世界で生きていくための術、守るための術を身につけるために。澪たちが無事ってことはおばあさんの魔法で知ることができたから...その....安心しきって修行に専念したんだ」
「無事って言う連絡をしてもいいじゃない!!」
あっ、それ考えてなかった....。
「ご、ごめんなさい」
「だめ、許さない」
そう言い抱きつく力を緩めたと思った澪が顔がいつの間にかに僕の目の前にあった。
「天音」
そう呟いた澪が天音の唇を奪った。
「ん!?」
とっさに澪の肩を掴んで離そうと力を入れるがその力以上に澪の抱きつく力が強くて離せない。
「ん...天音.....」
「んはっ....ちょ、息がんっ....!?」
唇を離してくれたと思い喋ろうと開いた天音の口に澪が深いキスをしてくる。その勢いに負け後におし倒れる。
「ん、ちゅっ、んっ.....ふぅ、ご馳走様」
天音が押し倒され澪が上から口に手を当てながら言った。
「なっ、な、な、なぁぁ..!?」
「うふふ、これで許してあげるっ!!先生呼んでくるねっ」
そう言い澪がルンルンしながら保健室から出て行った。
「なっ..........」
天音はしばらく思考が停止し口をパクパクさせた。
ぼやけていた視界が徐々にはっきりする。
僕は確か。ギースって言う赤髪のお兄さんと戦って........また僕気絶したんだ。ここまで来たら気絶することに運命を感じるよ....。あ、そんなことよりここはどこだろ。
そう思った天音は周囲に目を向けた。白い天井にふかふかの白いベット、僕が寝ているふかふかのベットの周囲を白いカーテンが包囲しており薬品の匂いがただよう。
うん、僕は保健室にいるっぽい?ん?
自分が置かれている状況が理解したため少し余裕が出ると右腕に違和感があることに気がつく。
んん???なんか、圧迫されてる感じが....。
そう思い視線を右下の手に向ける。
「えっ......だ、誰.....!?」
美人の女の子がベットの横にある椅子に腰掛けベットに上半身を預け寝ながら天音の手を握っていた。
この黒髪を肩の下まで伸ばした美少女は誰ですかっ!?てか、手!!
慌てて天音が手を引き抜くと
「い、いや、いやっ!!!!」
そう言い起きた美少女が天音の手を再び繋いだ。
えっ、な、なにっ??って...あれ?この女の子の顔見たことがある....???
「ま、またいなくなっちゃう!」
え、いなくなるって???
黒髪を肩の下まで伸ばし少し茶色い目に涙を浮かべた美少女、目の前の人物に当てはまる者を記憶から探り出す。
黒髪、この世界じゃほとんど見られない、日本....???そういえばこの学校に2年前ぐらいから勇者科があった。2年前って言えば僕達が召喚された時とかぶる。その中で目の前の美少女に似ているひと........つっ!!
「ミ.....オ........」
その名前を呼んだ瞬間目の前の女の子の目に溜まった涙がこぼれた。
「あ、あまねっ......!!」
そう言い澪が天音にのしかかる形で抱きついた。
「ちょっ、えっ!?」
「天音っ...!会いたかったっ.....!!会いたかったよっ!!!戻ってくるって言って戻ってこなかったよね.....どれだけ心配したと思ってるの.....ほんとに.....良かったぁ....!」
そう言いさらに抱きつく。最初は驚いた天音だが澪の話を聞いて罪悪感を感じた。そして目の前の女の子を落ち着かせようと自分の腕を相手にまわして軽く抱き返し口を開いた。
「澪...ごめん。僕あの後あの化け物に殺されかけたんだ。そこでおばさんに助けられて、その後2年間修行をしてもらったんだ。この世界で生きていくための術、守るための術を身につけるために。澪たちが無事ってことはおばあさんの魔法で知ることができたから...その....安心しきって修行に専念したんだ」
「無事って言う連絡をしてもいいじゃない!!」
あっ、それ考えてなかった....。
「ご、ごめんなさい」
「だめ、許さない」
そう言い抱きつく力を緩めたと思った澪が顔がいつの間にかに僕の目の前にあった。
「天音」
そう呟いた澪が天音の唇を奪った。
「ん!?」
とっさに澪の肩を掴んで離そうと力を入れるがその力以上に澪の抱きつく力が強くて離せない。
「ん...天音.....」
「んはっ....ちょ、息がんっ....!?」
唇を離してくれたと思い喋ろうと開いた天音の口に澪が深いキスをしてくる。その勢いに負け後におし倒れる。
「ん、ちゅっ、んっ.....ふぅ、ご馳走様」
天音が押し倒され澪が上から口に手を当てながら言った。
「なっ、な、な、なぁぁ..!?」
「うふふ、これで許してあげるっ!!先生呼んでくるねっ」
そう言い澪がルンルンしながら保健室から出て行った。
「なっ..........」
天音はしばらく思考が停止し口をパクパクさせた。
0
お気に入りに追加
894
あなたにおすすめの小説
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
虚無からはじめる異世界生活 ~最強種の仲間と共に創造神の加護の力ですべてを解決します~
すなる
ファンタジー
追記《イラストを追加しました。主要キャラのイラストも可能であれば徐々に追加していきます》
猫を庇って死んでしまった男は、ある願いをしたことで何もない世界に転生してしまうことに。
不憫に思った神が特例で加護の力を授けた。実はそれはとてつもない力を秘めた創造神の加護だった。
何もない異世界で暮らし始めた男はその力使って第二の人生を歩み出す。
ある日、偶然にも生前助けた猫を加護の力で召喚してしまう。
人が居ない寂しさから猫に話しかけていると、その猫は加護の力で人に進化してしまった。
そんな猫との共同生活からはじまり徐々に動き出す異世界生活。
男は様々な異世界で沢山の人と出会いと加護の力ですべてを解決しながら第二の人生を謳歌していく。
そんな男の人柄に惹かれ沢山の者が集まり、いつしか男が作った街は伝説の都市と語られる存在になってく。
(
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。
貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する
美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」
御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。
ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。
✳︎不定期更新です。
21/12/17 1巻発売!
22/05/25 2巻発売!
コミカライズ決定!
20/11/19 HOTランキング1位
ありがとうございます!
主人公を助ける実力者を目指して、
漆黒 光(ダークネス ライト)
ファンタジー
主人公でもなく、ラスボスでもなく、影に潜み実力を見せつけるものでもない、表に出でて、主人公を助ける実力者を目指すものの物語の異世界転生です。舞台は中世の世界観で主人公がブランド王国の第三王子に転生する、転生した世界では魔力があり理不尽で殺されることがなくなる、自分自身の考えで自分自身のエゴで正義を語る、僕は主人公を助ける実力者を目指してーー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる