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15.犯した罪
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王城で開かれた報告会で、ヴィセオは、勇者は魔王と刺し違え、相打ちになった、と告げた。
驚いたものの否定する理由もなく、ラジレもそれに同調した。それにもし、ヴィセオがあのことを公にして大々的に誰かを追及すれば、ヴィセオのほうが追いつめられかねない。
褒賞を与えるという王の言葉に、全ては勇者と騎士のおかげだと固辞して、ラジレは報告会からそっと抜け出した。勇者が正当に称えられ、無事に戻ったヴィセオが国に認められるなら、後のことはどうなってもいい。
慣れてきた鈍い痛みを引きずりながら、王城の廊下を歩き、見慣れた教団のための区画に入っていく。女神ヒュリネの加護が強い場所だからか、ラジレの体は一段と重くなった。
しかしだらしない行動は神官には相応しくないとされる。なるべくいつも通り、静かに歩いて目的の部屋へ向かう。面会相手はまだ戻っていないだろうが、待たせるわけにはいかない人物だ。ノックしたものの返事のない部屋にそっと滑り込み、ラジレは適当なところで膝をついた。
無事、とは言いきれないが、死ぬこともなく、こうして王都まで帰り着いてしまった。ヴィセオも多少の傷跡は残ってしまったが無事、むしろ魔王を倒した騎士として、アキラの逸話も混同されて噂が広がっていくだろう。
これ以上は、ラジレが手を出さなくてもいいし、むしろ王都にいて荊のことを人に知られるほうが危険だ。そちらに対処せねばならない。
「ああ、待たせたか」
「いいえ」
扉が開いて、入ってきた人物に対して、ラジレは深く頭を下げた。椅子もソファもない、強いて言うなら物置のような部屋で、立ったままの相手を見上げる。
「……手筈通り、魔王の憑依前に勇者を殺めましてございます、神官長様」
「騎士殿も飲み込んだか」
「……そのようです」
ヴィセオがどうして黙っていてくれる気になったのか、ラジレには理由はわからない。個別に確認するつもりだろうか。ヴィセオの身の安全のためにも、できれば、ずっと秘していてほしい。
ローブの中に隠し持ってきた剣をそっと取り出し、ラジレは神官長に柄を向けて差し出した。
「こちらを、お返しいたします」
神官長が剣を手に取って、そのまま鞘の先でこんこんと床を叩く。神官長の侍従が扉から滑り込んできて、恭しく剣を受け取り、またするりと部屋を出ていった。
あのまま剣で斬られる可能性も考えていたので、少し体を緩める。
「脱ぎなさい」
「……はい」
神官長の命に一瞬戸惑ってから、ラジレはゆっくり立ち上がった。神官長の意図は、女神ヒュリネの怒りの証を確認することだろう。
ローブを脱ぎ、手袋を外し、ハイネックのインナーを脱げば、荊の模様で覆われた上半身が露わになる。肌を晒すことだけでも恥ずかしいのに、女神ヒュリネに背いた証の荊模様を、他ならぬ神官長に見られてしまっているのがいたたまれない。
顔を伏せ、意識しないよう床の模様を見つめていたものの、無造作に腕を掴まれてラジレは息を呑んだ。
「痛むのか?」
「は、い」
ぐっと力を入れられ、口から呻きが漏れる。ここで騒ぎでもしたら、神官長とラジレの面会が、広く知られてしまうかもしれない。魔王討伐のことについてだろうと察せられるとは思うが、まかり間違ってアキラの死について探られでもしたら。
「……荊が走るという記録は、間違いないようだな」
神官長の手が離れ、ラジレはふらふらと床に膝をついた。いつのまにか額に汗が浮かんで、息をするのに肩が動いてしまう。
「騎士殿が黙っていてくれるなら、これ以上何をすることもなかろう」
服を着るように促されて、ラジレは元通り、肌を綺麗に覆い隠した。
王城の神殿のような、勤める神官が大勢いるところでは、集団生活の中でこの荊が露見しかねない。
「そなたの希望通り、適当な村を見繕ってある。発つのに合わせ、馬車を用意させよう」
「……恐れ入ります」
体中に走る荊を見られれば、旅の間何があったのかと人の好奇心を刺激するだろう。実際探られて痛い腹はあるし、教団に対するものだけで収まればいいが、王家や、ヴィセオにまで追究が及ぶのは避けたい。
だからこそ、もし無事に魔王を倒し、王城まで戻って報告できたなら、ラジレは王都を離れ、辺境の村に身を置くことを決めていた。
父について回っていた頃に、ヴィセオのいたターレスだけでなく小さな村にもいくつか行ったことはあるし、すでに教団では一人前の神官として認められている。村の神官として、赴任してもおかしくない下地はできている。
「いつ出るつもりかね?」
「……母に暇を告げたく存じます。明日には」
魔王との戦いで後遺症が残ったため、王城に勤めるには相応しくない。
そう告げると、母は心配そうにラジレを抱きしめ、遠く離れることを惜しんでくれた。
正直なことを話せないのは心苦しかったが、本当のことを明かすわけにもいかないので、一晩共に過ごして、ラジレは少ない荷物をまとめて王都を出た。
馬車の揺れが、体に障る。
ひた、と手の甲に水滴を感じて、ラジレは視線を落とした。
神官長が、といっても実際に動いたのは侍従だろうが、直々に手配してくれた馬車が、雨漏りするとは思えない。そもそも、晴れ渡っている、というほどではないが、雨は降っていないのだ。天気は悪くない。
ぱたり、ともう一度、水滴が落ちてくる。
どこから、と考えて、ラジレは頬が濡れていることに気がついた。手袋をしたままの手でそっと触れて、指先が濡れているのを確認する。
泣いているのか。
今さら、と自嘲して、ラジレは馬車の座席に体を預けた。揺れて背中が当たると痛むのだが、立っていようが座っていようが、どうしていても体中痛いのだから、体勢を変えたところで大して変わらない。
王都を離れることには、実のところそこまで抵抗はなかった。母親との別れには寂しさもあったが、親と一緒でなければ泣き叫ぶような歳ではない。
親は二人とも神官で、きっと大神官になれるだろうと言われたこともあったが、それにも大して興味はなかった。服は教団から支給されるものだし、住むところも神殿だ。食事も、飢えることがないのなら、さしてこだわりもない。
泣く必要はないのだと、言い聞かせるように理由を挙げ連ねて、ラジレはぱたぱたと水滴のあふれる目元をぐっと両手で押さえた。静まれと思えば思うほど、目が熱くなって、手袋越しに濡れた感触が広がっていく。
違う。わかっている。
もし、勇者が召喚できなかったら、シフォルサキアで魔王を倒せるのはヴィセオだけだろうと思われていた。
ヴィセオは小さな村の農家の子どもで、もしそれだけの実力がなければ、ただの一人の騎士として、もっと静かに、穏やかに暮らせていたはずだ。
しかし、ヴィセオには剣の才能があったのか、頭角を現し、王家の護衛を任されることすらあった。その剣の腕前なら、魔王を討ち果たすことができるだろうと、言われるようになった。
ただ、魔王を倒したものは呪われて、いつか魔王に体を乗っ取られてしまう。そうなる前に、魔王にとどめを刺したものを、殺さなければならない。
そのままならヴィセオは死ぬしかなかっただろうが、騎士団も、王家も、ヴィセオを死なせることは惜しんだ。農家の子どもでも努力すれば騎士になれるというのは、国民に夢を見せるのに都合がよかったし、ヴィセオ自身、出世欲はさほど高くないようで、気持ちの良い人物であったから、王子も懐いていた。
そこで、教団が計画を立てた。
何のしがらみもない異世界人を召喚し、勇者として送り出して、首尾よく魔王を倒したらその場で殺せばいい。
その計画のために、自ら志願したのはラジレだ。何の罪もないアキラを召喚し、死なないように魔王のもとまで送り込んで、そして、剣を突き立てた。
ヴィセオを失うのが、恐ろしかったから。
忘れたことなど、本当になかった。今まで暮らしていた王都を離れて、心細く怯えていたラジレに根気強く話しかけてくれたのが、ヴィセオだ。ヴィセオのおかげで、ラジレの小さな世界は広がって、土に汚れるのも、魔族の気配の近さも、恐ろしいものではなくなった。
ほんの五年と、ヴィセオには言ったけれど、ラジレにとって、日だまりのようにあたたかな時だった。
再会できて、嬉しかったと素直に言えていたなら、最後に見た彼の顔は、もう少し違う表情だったかもしれない。
けれど、自分の感情を最優先したあの罪深い行為が、ヴィセオに受け入れられるとも、人々に許容されるとも思えなかった。無論、女神ヒュリネは決して、ラジレを許すことはないだろう。
「……ヴィセオ」
小さく呟いて、ラジレは濡れた手袋のまま耳元に触れた。祈力を回復させるタリスマンは、イヤリングの形でラジレの耳元に収まっている。
同じ色の、同じデザインのそれが、ヴィセオの耳についているのを見ると、少し照れくさく、幸福だった。
思いを告げる勇気も、別れを告げる勇気も、ラジレには持ち合わせがなかった。
絶え間なく痛み続ける体は、あの五年と、魔王討伐の旅の記憶と、ラジレが犯した大きな罪で、手一杯だ。
流れていく涙を止めるのをやめて、ラジレはタリスマンをそっと手で包んで、目を閉じた。
魔宝石はそのうち、ほんのりとあたたかくなった。
驚いたものの否定する理由もなく、ラジレもそれに同調した。それにもし、ヴィセオがあのことを公にして大々的に誰かを追及すれば、ヴィセオのほうが追いつめられかねない。
褒賞を与えるという王の言葉に、全ては勇者と騎士のおかげだと固辞して、ラジレは報告会からそっと抜け出した。勇者が正当に称えられ、無事に戻ったヴィセオが国に認められるなら、後のことはどうなってもいい。
慣れてきた鈍い痛みを引きずりながら、王城の廊下を歩き、見慣れた教団のための区画に入っていく。女神ヒュリネの加護が強い場所だからか、ラジレの体は一段と重くなった。
しかしだらしない行動は神官には相応しくないとされる。なるべくいつも通り、静かに歩いて目的の部屋へ向かう。面会相手はまだ戻っていないだろうが、待たせるわけにはいかない人物だ。ノックしたものの返事のない部屋にそっと滑り込み、ラジレは適当なところで膝をついた。
無事、とは言いきれないが、死ぬこともなく、こうして王都まで帰り着いてしまった。ヴィセオも多少の傷跡は残ってしまったが無事、むしろ魔王を倒した騎士として、アキラの逸話も混同されて噂が広がっていくだろう。
これ以上は、ラジレが手を出さなくてもいいし、むしろ王都にいて荊のことを人に知られるほうが危険だ。そちらに対処せねばならない。
「ああ、待たせたか」
「いいえ」
扉が開いて、入ってきた人物に対して、ラジレは深く頭を下げた。椅子もソファもない、強いて言うなら物置のような部屋で、立ったままの相手を見上げる。
「……手筈通り、魔王の憑依前に勇者を殺めましてございます、神官長様」
「騎士殿も飲み込んだか」
「……そのようです」
ヴィセオがどうして黙っていてくれる気になったのか、ラジレには理由はわからない。個別に確認するつもりだろうか。ヴィセオの身の安全のためにも、できれば、ずっと秘していてほしい。
ローブの中に隠し持ってきた剣をそっと取り出し、ラジレは神官長に柄を向けて差し出した。
「こちらを、お返しいたします」
神官長が剣を手に取って、そのまま鞘の先でこんこんと床を叩く。神官長の侍従が扉から滑り込んできて、恭しく剣を受け取り、またするりと部屋を出ていった。
あのまま剣で斬られる可能性も考えていたので、少し体を緩める。
「脱ぎなさい」
「……はい」
神官長の命に一瞬戸惑ってから、ラジレはゆっくり立ち上がった。神官長の意図は、女神ヒュリネの怒りの証を確認することだろう。
ローブを脱ぎ、手袋を外し、ハイネックのインナーを脱げば、荊の模様で覆われた上半身が露わになる。肌を晒すことだけでも恥ずかしいのに、女神ヒュリネに背いた証の荊模様を、他ならぬ神官長に見られてしまっているのがいたたまれない。
顔を伏せ、意識しないよう床の模様を見つめていたものの、無造作に腕を掴まれてラジレは息を呑んだ。
「痛むのか?」
「は、い」
ぐっと力を入れられ、口から呻きが漏れる。ここで騒ぎでもしたら、神官長とラジレの面会が、広く知られてしまうかもしれない。魔王討伐のことについてだろうと察せられるとは思うが、まかり間違ってアキラの死について探られでもしたら。
「……荊が走るという記録は、間違いないようだな」
神官長の手が離れ、ラジレはふらふらと床に膝をついた。いつのまにか額に汗が浮かんで、息をするのに肩が動いてしまう。
「騎士殿が黙っていてくれるなら、これ以上何をすることもなかろう」
服を着るように促されて、ラジレは元通り、肌を綺麗に覆い隠した。
王城の神殿のような、勤める神官が大勢いるところでは、集団生活の中でこの荊が露見しかねない。
「そなたの希望通り、適当な村を見繕ってある。発つのに合わせ、馬車を用意させよう」
「……恐れ入ります」
体中に走る荊を見られれば、旅の間何があったのかと人の好奇心を刺激するだろう。実際探られて痛い腹はあるし、教団に対するものだけで収まればいいが、王家や、ヴィセオにまで追究が及ぶのは避けたい。
だからこそ、もし無事に魔王を倒し、王城まで戻って報告できたなら、ラジレは王都を離れ、辺境の村に身を置くことを決めていた。
父について回っていた頃に、ヴィセオのいたターレスだけでなく小さな村にもいくつか行ったことはあるし、すでに教団では一人前の神官として認められている。村の神官として、赴任してもおかしくない下地はできている。
「いつ出るつもりかね?」
「……母に暇を告げたく存じます。明日には」
魔王との戦いで後遺症が残ったため、王城に勤めるには相応しくない。
そう告げると、母は心配そうにラジレを抱きしめ、遠く離れることを惜しんでくれた。
正直なことを話せないのは心苦しかったが、本当のことを明かすわけにもいかないので、一晩共に過ごして、ラジレは少ない荷物をまとめて王都を出た。
馬車の揺れが、体に障る。
ひた、と手の甲に水滴を感じて、ラジレは視線を落とした。
神官長が、といっても実際に動いたのは侍従だろうが、直々に手配してくれた馬車が、雨漏りするとは思えない。そもそも、晴れ渡っている、というほどではないが、雨は降っていないのだ。天気は悪くない。
ぱたり、ともう一度、水滴が落ちてくる。
どこから、と考えて、ラジレは頬が濡れていることに気がついた。手袋をしたままの手でそっと触れて、指先が濡れているのを確認する。
泣いているのか。
今さら、と自嘲して、ラジレは馬車の座席に体を預けた。揺れて背中が当たると痛むのだが、立っていようが座っていようが、どうしていても体中痛いのだから、体勢を変えたところで大して変わらない。
王都を離れることには、実のところそこまで抵抗はなかった。母親との別れには寂しさもあったが、親と一緒でなければ泣き叫ぶような歳ではない。
親は二人とも神官で、きっと大神官になれるだろうと言われたこともあったが、それにも大して興味はなかった。服は教団から支給されるものだし、住むところも神殿だ。食事も、飢えることがないのなら、さしてこだわりもない。
泣く必要はないのだと、言い聞かせるように理由を挙げ連ねて、ラジレはぱたぱたと水滴のあふれる目元をぐっと両手で押さえた。静まれと思えば思うほど、目が熱くなって、手袋越しに濡れた感触が広がっていく。
違う。わかっている。
もし、勇者が召喚できなかったら、シフォルサキアで魔王を倒せるのはヴィセオだけだろうと思われていた。
ヴィセオは小さな村の農家の子どもで、もしそれだけの実力がなければ、ただの一人の騎士として、もっと静かに、穏やかに暮らせていたはずだ。
しかし、ヴィセオには剣の才能があったのか、頭角を現し、王家の護衛を任されることすらあった。その剣の腕前なら、魔王を討ち果たすことができるだろうと、言われるようになった。
ただ、魔王を倒したものは呪われて、いつか魔王に体を乗っ取られてしまう。そうなる前に、魔王にとどめを刺したものを、殺さなければならない。
そのままならヴィセオは死ぬしかなかっただろうが、騎士団も、王家も、ヴィセオを死なせることは惜しんだ。農家の子どもでも努力すれば騎士になれるというのは、国民に夢を見せるのに都合がよかったし、ヴィセオ自身、出世欲はさほど高くないようで、気持ちの良い人物であったから、王子も懐いていた。
そこで、教団が計画を立てた。
何のしがらみもない異世界人を召喚し、勇者として送り出して、首尾よく魔王を倒したらその場で殺せばいい。
その計画のために、自ら志願したのはラジレだ。何の罪もないアキラを召喚し、死なないように魔王のもとまで送り込んで、そして、剣を突き立てた。
ヴィセオを失うのが、恐ろしかったから。
忘れたことなど、本当になかった。今まで暮らしていた王都を離れて、心細く怯えていたラジレに根気強く話しかけてくれたのが、ヴィセオだ。ヴィセオのおかげで、ラジレの小さな世界は広がって、土に汚れるのも、魔族の気配の近さも、恐ろしいものではなくなった。
ほんの五年と、ヴィセオには言ったけれど、ラジレにとって、日だまりのようにあたたかな時だった。
再会できて、嬉しかったと素直に言えていたなら、最後に見た彼の顔は、もう少し違う表情だったかもしれない。
けれど、自分の感情を最優先したあの罪深い行為が、ヴィセオに受け入れられるとも、人々に許容されるとも思えなかった。無論、女神ヒュリネは決して、ラジレを許すことはないだろう。
「……ヴィセオ」
小さく呟いて、ラジレは濡れた手袋のまま耳元に触れた。祈力を回復させるタリスマンは、イヤリングの形でラジレの耳元に収まっている。
同じ色の、同じデザインのそれが、ヴィセオの耳についているのを見ると、少し照れくさく、幸福だった。
思いを告げる勇気も、別れを告げる勇気も、ラジレには持ち合わせがなかった。
絶え間なく痛み続ける体は、あの五年と、魔王討伐の旅の記憶と、ラジレが犯した大きな罪で、手一杯だ。
流れていく涙を止めるのをやめて、ラジレはタリスマンをそっと手で包んで、目を閉じた。
魔宝石はそのうち、ほんのりとあたたかくなった。
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