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7.身代わり
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到着したレンズナの町で、ラジレたちは装備を新調した。
王都にも質のいい武器や防具は売られているが、強い魔族が出現する地域のほうが、やはり出回っている武具の性能は高い。資金を振り分けて個々に買い物を済ませたので、この戦闘がある意味お披露目会である。
「うおおおお火炎斬り!」
剣に炎を纏わせて、アキラがベソーシュカを斬り伏せる。しっかり倒しきらないと、分裂してどんどん増えていく植物型の魔族だ。植物型なので炎に弱いことを教えたところ、魔法で剣に炎を纏わせることを思いついたらしい。
異世界人の発想は、ラジレたちには物珍しい。
「物に、魔法を……」
「剣がだめにならないか……?」
魔法使いがいれば活躍するところなのだろうが、あいにく引きこもりたちにはついてきてもらえていない。ラジレは相手の攻撃を防ぐ時にだけ、聖法の結界ではなく魔法の炎の幕を出しているが、それではきりがない。
なお、相手の攻撃に合わせて魔法の壁を出す範囲に留めていれば、女神ヒュリネが罰を下すことがないというのは、教団で確認済みの事実だ。
「火炎っ、斬り!」
アキラの攻撃で最後の一体が魔石に変わって、ラジレはほっと息をついた。
今のところ祈力が切れる心配はないが、緊張状態がずっと続くのは疲れてしまう。
「女神ヒュリネよ、彼の者に癒やしの慈悲を与えたまえ」
いつかの取り決め通りヴィセオに回復をかけて、アキラの様子を確かめる。アキラもある程度慣れてきたのか、多少の怪我では痛いと叫ばなくなったから、今度はラジレが注意するようにしなくてはいけない。
「アキラ様、お怪我はありませんか」
「ん、あー、たぶん大丈夫?」
「……女神ヒュリネよ、彼の者に癒やしの慈悲を与えたまえ」
前衛に立つ人間の言う大丈夫ほど、信用ならないものはない。
さっさとアキラにも回復をかけて、ラジレはヴィセオの魔石拾いに加わった。それなりに数があり、慣れたものでアキラも拾い出している。
「ヴィセオは、剣そのまま?」
「ああ……使い慣れたやつのほうがいい」
防具は買い換えたようだが、アキラの言う通り、ヴィセオの剣は王都を旅立った時と変わっていない。特に装飾があるわけでもなく、儀礼などには向かない武骨なものだ。アキラが買い換えたらしい剣は、鍔が鳥の翼のようになっていて、武器でありながらお洒落な装飾品にも見える。
「ラジレは何か……買った?」
「消耗品や食料を、購入しておきました」
アキラが戸惑うのも、仕方がないことではある。ラジレの装備はほぼ全て教団からの支給品なので、買うということがないのだ。長杖は折れさえしなければ変える必要はないし、ローブやズボンなどはある程度繕いながら着るものの、あまりにもくたびれてきたら、神殿で新しいものと取り換えてもらえる。
その他に個人的な買い物もなく、ラジレは回復薬や食料品の補充に時間を取って、単に二人の買い物を待っていたに過ぎなかった。
「何か買えばよかったのに……」
「これといって必要なものもありませんし……」
神官は清貧を是とするので、あれがほしいこれがほしいという物欲を抑制して生きている。着るものは教団から支給されているし、旅の空で住むところ、などは考えないだろう。食事もきちんと食べていて飢えることもないのだから、ラジレがこれ以上望むものもない。
戸惑った声のアキラに戸惑って返して、最後の魔石を拾おうとしたラジレの手が、ヴィセオとかち合った。
「申し訳ありません」
「……すまん」
ヴィセオが最後の一つを拾い上げて、袋の中に収める。立ち上がったヴィセオの耳元で揺れるイヤリングを見て、ラジレはそっと自分のイヤリングに触れた。
「……強いて言えば、魔宝石がほしいかもしれません」
「えっ、魔宝石って売ってるの?」
「売ってるものを言え」
アキラにタリスマンを作る約束はしたが、魔宝石というのはそうそう手に入るものでもない。今まで倒してきた魔族も落とさなかったし、ほしいと言えばそれだろうかと口にしたら、アキラからは驚いた声が、ヴィセオからは冷静な声が返ってきた。
「あ、やっぱ売ってないの?」
「もし店で売られていたとしても、ほぼ偽物だ」
だいたいはすぐ神殿に持ち込まれて、買い取られることになっている。聖法を込めてタリスマンにする以外、加工方法がないからだ。町中でもし、魔宝石という名で石を売っていてもほぼ偽物、タリスマンといって装飾品を売っていても、何の力もないただの装飾品であることがほとんどなのは、よく知られている。
なお、聖法を込めた神官によって魔宝石の色が変わるため、神殿によっては、人気のある色をつけられる神官が専属でタリスマンを作り続けている場合もある。
「じゃあラジレのために頑張って魔族倒さなきゃ」
「あ、いえ、アキラ様、どうしても必要というわけではありませんから……っ」
そのために魔族と戦闘を重ねて、身を危うくされるほうが困る。
意気込んで草むらに分け入っていくアキラを慌てて追いつつ、ラジレはヴィセオに視線を向けた。アキラが先走ったり無茶をしようとしたりすると、ヴィセオもきちんと止めてくれていたはずなのだが、今回は何も言いそうにない。一緒になって、アキラを追いかけてくれてはいるが。
「よし敵! 炎よ宿れ我が剣我が刃!」
現れたのは、ベソーシュカではないが植物型の魔族だ。
魔族と戦う時は、できるだけ弱点を突く、というのは、正しい。
ただ、それが見知らぬ魔族なら、初めは慎重に、どんな攻撃をしてくるのか見極めたほうがいい。
アキラの炎を纏った剣の斬りつけた場所が、みるみるオレンジ色に膨れ上がっていく。
「アキラ様!」
詠唱している余裕はないと判断して、ラジレは伸ばした長杖でアキラを無理やり跳ね飛ばした。怪我をさせたかもしれないが、魔族の攻撃線上から押しのけることはできたので、よしとする。
「っ……!」
腕で庇ったものの迫ってきた火球をもろに受けて、ラジレも後ろ向きに吹き飛ばされた。
「ラジレ!」
何度か地面を弾んで滑り、土まみれになって止まる。声が出せない。
「アキラ! ラジレを!」
「わ、わかった!」
痛い。
思考が支配されて、何も考えられない。何かの走る音がして、何かが触れてくる。
「っ!」
「あっ、ごっ、ごめん! 痛いよね!」
物音の後に、今度は何か液体をかけられた。
「っぁあ……!」
「ごめん、ほんとごめん、回復薬だから! ちょっとだけ、頑張って……!」
しゅうしゅうと、いっそ肌を焼かれているのではないかとすら思う痛みが走って、ラジレはじたばたと身悶えた。何度かくり返されて、その度に呻いて、ただ、少しずつ、もがくほどの苦しみが薄れていく。
「アキラ、ラジレ」
「ヴィセオ……っ」
薄目を開けて、ラジレはようやく状況を確認した。
泣きそうな顔のアキラがラジレの傍に座っていて、ヴィセオを見上げている。
「……ぃ、せぉ……」
「……攻撃は喰らっていない。回復しなくて大丈夫だ」
「……ぁ、ぃ」
ほとんど声が出せない。喉を焼かれたのだろうか。
「回復薬っ、いっぱいかけたんだけど……っ」
アキラの目からぼろぼろ涙が零れ落ちている。慰めなければ。いや、元気づけたほうがいいだろうか。
うまく考えがまとまらない。
「旅でラジレも強くなっている。回復薬じゃ足りないだろう」
ごそごそと物音がして、体を動かされて、持ち上げられたのは理解する。
「レンズナに戻るぞ。神殿に回復を頼んだほうがいい」
「わかっ、わか、った、ごめん、ごめんなさい、ヴィセオ」
「……謝るなら、回復した後のラジレだ」
「う、ん、うん……っ」
手に何か触れているから、体を丸ごと何かで包まれているようだ。負ぶわれるような体勢でも、担がれているような体勢でもないのだが、どうなっているのか。
痛みはそれなりに治まったものの、何かを考えるのは億劫で、眠りに落ちるには、痛みの主張が激しい。
「……アキラ、さっきのはホシコズクだ。炎で攻撃すると、反撃してくる」
「そう、なんだ」
「初めて見る魔族には気をつけろ」
「……うん」
お手本のようにわかりやすくアキラが落ち込んでいるというのに、ヴィセオがそれ以上の会話をしない。もっと励ますとか、心を寄せてみせるとか、このまましょげて旅をやめてしまわないように、しっかり面倒を見てやってほしい。
視界に入っているヴィセオの顔に視線で抗議すると、少し困ったような顔をされた。
「仕方ないだろう、横抱きが一番患部を触らなくて済みそうなんだ」
そういう意味ではなかったのだが、それも抗議すべき事柄ではあった。
王都にも質のいい武器や防具は売られているが、強い魔族が出現する地域のほうが、やはり出回っている武具の性能は高い。資金を振り分けて個々に買い物を済ませたので、この戦闘がある意味お披露目会である。
「うおおおお火炎斬り!」
剣に炎を纏わせて、アキラがベソーシュカを斬り伏せる。しっかり倒しきらないと、分裂してどんどん増えていく植物型の魔族だ。植物型なので炎に弱いことを教えたところ、魔法で剣に炎を纏わせることを思いついたらしい。
異世界人の発想は、ラジレたちには物珍しい。
「物に、魔法を……」
「剣がだめにならないか……?」
魔法使いがいれば活躍するところなのだろうが、あいにく引きこもりたちにはついてきてもらえていない。ラジレは相手の攻撃を防ぐ時にだけ、聖法の結界ではなく魔法の炎の幕を出しているが、それではきりがない。
なお、相手の攻撃に合わせて魔法の壁を出す範囲に留めていれば、女神ヒュリネが罰を下すことがないというのは、教団で確認済みの事実だ。
「火炎っ、斬り!」
アキラの攻撃で最後の一体が魔石に変わって、ラジレはほっと息をついた。
今のところ祈力が切れる心配はないが、緊張状態がずっと続くのは疲れてしまう。
「女神ヒュリネよ、彼の者に癒やしの慈悲を与えたまえ」
いつかの取り決め通りヴィセオに回復をかけて、アキラの様子を確かめる。アキラもある程度慣れてきたのか、多少の怪我では痛いと叫ばなくなったから、今度はラジレが注意するようにしなくてはいけない。
「アキラ様、お怪我はありませんか」
「ん、あー、たぶん大丈夫?」
「……女神ヒュリネよ、彼の者に癒やしの慈悲を与えたまえ」
前衛に立つ人間の言う大丈夫ほど、信用ならないものはない。
さっさとアキラにも回復をかけて、ラジレはヴィセオの魔石拾いに加わった。それなりに数があり、慣れたものでアキラも拾い出している。
「ヴィセオは、剣そのまま?」
「ああ……使い慣れたやつのほうがいい」
防具は買い換えたようだが、アキラの言う通り、ヴィセオの剣は王都を旅立った時と変わっていない。特に装飾があるわけでもなく、儀礼などには向かない武骨なものだ。アキラが買い換えたらしい剣は、鍔が鳥の翼のようになっていて、武器でありながらお洒落な装飾品にも見える。
「ラジレは何か……買った?」
「消耗品や食料を、購入しておきました」
アキラが戸惑うのも、仕方がないことではある。ラジレの装備はほぼ全て教団からの支給品なので、買うということがないのだ。長杖は折れさえしなければ変える必要はないし、ローブやズボンなどはある程度繕いながら着るものの、あまりにもくたびれてきたら、神殿で新しいものと取り換えてもらえる。
その他に個人的な買い物もなく、ラジレは回復薬や食料品の補充に時間を取って、単に二人の買い物を待っていたに過ぎなかった。
「何か買えばよかったのに……」
「これといって必要なものもありませんし……」
神官は清貧を是とするので、あれがほしいこれがほしいという物欲を抑制して生きている。着るものは教団から支給されているし、旅の空で住むところ、などは考えないだろう。食事もきちんと食べていて飢えることもないのだから、ラジレがこれ以上望むものもない。
戸惑った声のアキラに戸惑って返して、最後の魔石を拾おうとしたラジレの手が、ヴィセオとかち合った。
「申し訳ありません」
「……すまん」
ヴィセオが最後の一つを拾い上げて、袋の中に収める。立ち上がったヴィセオの耳元で揺れるイヤリングを見て、ラジレはそっと自分のイヤリングに触れた。
「……強いて言えば、魔宝石がほしいかもしれません」
「えっ、魔宝石って売ってるの?」
「売ってるものを言え」
アキラにタリスマンを作る約束はしたが、魔宝石というのはそうそう手に入るものでもない。今まで倒してきた魔族も落とさなかったし、ほしいと言えばそれだろうかと口にしたら、アキラからは驚いた声が、ヴィセオからは冷静な声が返ってきた。
「あ、やっぱ売ってないの?」
「もし店で売られていたとしても、ほぼ偽物だ」
だいたいはすぐ神殿に持ち込まれて、買い取られることになっている。聖法を込めてタリスマンにする以外、加工方法がないからだ。町中でもし、魔宝石という名で石を売っていてもほぼ偽物、タリスマンといって装飾品を売っていても、何の力もないただの装飾品であることがほとんどなのは、よく知られている。
なお、聖法を込めた神官によって魔宝石の色が変わるため、神殿によっては、人気のある色をつけられる神官が専属でタリスマンを作り続けている場合もある。
「じゃあラジレのために頑張って魔族倒さなきゃ」
「あ、いえ、アキラ様、どうしても必要というわけではありませんから……っ」
そのために魔族と戦闘を重ねて、身を危うくされるほうが困る。
意気込んで草むらに分け入っていくアキラを慌てて追いつつ、ラジレはヴィセオに視線を向けた。アキラが先走ったり無茶をしようとしたりすると、ヴィセオもきちんと止めてくれていたはずなのだが、今回は何も言いそうにない。一緒になって、アキラを追いかけてくれてはいるが。
「よし敵! 炎よ宿れ我が剣我が刃!」
現れたのは、ベソーシュカではないが植物型の魔族だ。
魔族と戦う時は、できるだけ弱点を突く、というのは、正しい。
ただ、それが見知らぬ魔族なら、初めは慎重に、どんな攻撃をしてくるのか見極めたほうがいい。
アキラの炎を纏った剣の斬りつけた場所が、みるみるオレンジ色に膨れ上がっていく。
「アキラ様!」
詠唱している余裕はないと判断して、ラジレは伸ばした長杖でアキラを無理やり跳ね飛ばした。怪我をさせたかもしれないが、魔族の攻撃線上から押しのけることはできたので、よしとする。
「っ……!」
腕で庇ったものの迫ってきた火球をもろに受けて、ラジレも後ろ向きに吹き飛ばされた。
「ラジレ!」
何度か地面を弾んで滑り、土まみれになって止まる。声が出せない。
「アキラ! ラジレを!」
「わ、わかった!」
痛い。
思考が支配されて、何も考えられない。何かの走る音がして、何かが触れてくる。
「っ!」
「あっ、ごっ、ごめん! 痛いよね!」
物音の後に、今度は何か液体をかけられた。
「っぁあ……!」
「ごめん、ほんとごめん、回復薬だから! ちょっとだけ、頑張って……!」
しゅうしゅうと、いっそ肌を焼かれているのではないかとすら思う痛みが走って、ラジレはじたばたと身悶えた。何度かくり返されて、その度に呻いて、ただ、少しずつ、もがくほどの苦しみが薄れていく。
「アキラ、ラジレ」
「ヴィセオ……っ」
薄目を開けて、ラジレはようやく状況を確認した。
泣きそうな顔のアキラがラジレの傍に座っていて、ヴィセオを見上げている。
「……ぃ、せぉ……」
「……攻撃は喰らっていない。回復しなくて大丈夫だ」
「……ぁ、ぃ」
ほとんど声が出せない。喉を焼かれたのだろうか。
「回復薬っ、いっぱいかけたんだけど……っ」
アキラの目からぼろぼろ涙が零れ落ちている。慰めなければ。いや、元気づけたほうがいいだろうか。
うまく考えがまとまらない。
「旅でラジレも強くなっている。回復薬じゃ足りないだろう」
ごそごそと物音がして、体を動かされて、持ち上げられたのは理解する。
「レンズナに戻るぞ。神殿に回復を頼んだほうがいい」
「わかっ、わか、った、ごめん、ごめんなさい、ヴィセオ」
「……謝るなら、回復した後のラジレだ」
「う、ん、うん……っ」
手に何か触れているから、体を丸ごと何かで包まれているようだ。負ぶわれるような体勢でも、担がれているような体勢でもないのだが、どうなっているのか。
痛みはそれなりに治まったものの、何かを考えるのは億劫で、眠りに落ちるには、痛みの主張が激しい。
「……アキラ、さっきのはホシコズクだ。炎で攻撃すると、反撃してくる」
「そう、なんだ」
「初めて見る魔族には気をつけろ」
「……うん」
お手本のようにわかりやすくアキラが落ち込んでいるというのに、ヴィセオがそれ以上の会話をしない。もっと励ますとか、心を寄せてみせるとか、このまましょげて旅をやめてしまわないように、しっかり面倒を見てやってほしい。
視界に入っているヴィセオの顔に視線で抗議すると、少し困ったような顔をされた。
「仕方ないだろう、横抱きが一番患部を触らなくて済みそうなんだ」
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