45 / 47
後編
45.だいすき
しおりを挟む
魔道具を入れられるのも、初めは怖かった。ティノールトが、今しているように膝の上に抱いてくれて、安心できるようにしてくれてようやく受け入れられたくらいだ。今では落ちついて受け入れられるものの、体の中で魔法が発動する感覚にはいまだに慣れていないし、魔道具が太くなるとやっぱり苦しいと思う。
ただ、魔道具なら勝手に動いたりしないし、大きさは変わっても形状は変わったりしないから、ある程度身構えることができていた。
「ッあ……!」
「ここ、気持ちいいんですね」
ティノールトの膝の上にいるということは、安心できる場所ではあるもののそれ以上の逃げ場はなくて、レーネの反応も全て筒抜けになるということだ。
魔道具でレーネの中を浄化して、そのまま拡張までするのかと思っていたら、太くせず引き抜かれてしまったので不思議には思ったのだ。
「ノル、ト、くっ、ゆび、ゅびぬい、っん」
「今日は、魔道具じゃなくて俺に全部させてください」
ティノールトの指が、レーネの中を丁寧に押し拡げていく。オイルのおかげで引っかかるようなことはないが、にゅるにゅるとなめらかに動いて的確にレーネの弱いところを探し当ててくる。
「あ、ぁ」
指で中の壁を擦られたら気持ちいいなんて、レーネが知るはずもない。ティノールトにすがりついてあえいで、だらしない顔を見せてしまっているはずなのに、ティノールトは嬉しそうだ。
「ここ」
「ッ……!」
腹の底から頭のてっぺんまで突き抜けるような衝撃が通り抜けて、レーネはティノールトの指をきゅうきゅうと締めつけた。
「気持ちいいですね、レーネさん」
「ぁ……きも、ち……?」
「気持ちいい」
走り抜けたもので頭が真っ白になって、ティノールトに言われたことをくり返す。
気持ちいいところ。今のは、おっきな気持ちいい。
「きもち、い……?」
「はい」
またティノールトの指が動いて、レーネの中を刺激してくる。
「や、だ、こわい」
「大丈夫ですよ、レーネさん。俺の腕の中、怖くないでしょう?」
ティノールトの大きな手に背中を撫でてもらうと、気持ちが落ちついてくる。
怖くない。
ティノールトが触れるのは、気持ちいい。
「ノルト、く」
「はい」
先ほどの真っ白い衝撃からなかなか戻ってこられず、舌足らずに呼ぶレーネにティノールトが微笑んでくれる。
「Kiss」
うなじを抱えられて唇が重ねられ、以前は怖かったキスをしてもらう。
怖いのは、知らないからだ。何回も経験して、痛いことや苦しいこと、辛いことが起きないとか、起きるとしても予測がつくようになれば、怖くなくなる。
だから、ティノールトに中をいじられるのも、慣れてしまえば怖くなくなるはずだ。
「ん、ん」
指が広げられると、当然のようにレーネの穴もくぱりと広がって、体が反応してこわばってしまう。普段そうやって、外気に触れるほど開くようなところではない。違和感が強くて、レーネはわずかに身をよじった。
しかしすかさずティノールトの舌が器用に動いて、レーネの意識を絡めとる。気持ちよくて、頭がぼんやりして、後ろをいじられている違和感がどこかへいってしまう。
「……レーネさん」
気持ちいいものと教え込まれたキスに浸って、ティノールトにしなだれかかっていたレーネをよしよしと撫でてくれる手が心地いい。違和感で身を硬くしていたはずなのに、内壁を擦られる刺激も、そわそわと背筋を甘く走っていくしびれに変わってきてしまった。
「なぁ、に」
「挿れて、いいですか」
しばらくぽやんとティノールトを見つめてから、レーネはふにゃりと笑った。
「おい、で」
性急に指を引き抜かれて、震えた体をベッドに横たえられる。ティノールトがそばにいないのは寂しい。不安になってシーツを握ったレーネの手の上に、大きな手が重ねられた。シーツよりティノールトの手がいい。きゅ、とシーツから移した手を握り返してもらえて、安心してまた微笑む。
「……挿れます、ね」
空いているほうの手で腰をつかまれて、あてがわれたものの熱さに吐息を漏らす。ティノールトの喉がまた動くのが見えて、レーネはつないだ手にきゅっと力を込めた。
頭がふわふわして、いつもよりしっかりとものを考えられないけれど、ティノールトが求めてくれるのを嬉しいと思う気持ちも、レーネ自身がティノールトを求める気持ちも、温かくレーネを包んでくれている。その心地よさを、ひとかけらでもティノールトに伝えたい。
「ぅ、あ、ぁ」
「……すみません、レーネさん……」
押し入られるのは苦しい。でも、謝ってほしくない。つないでいたティノールトの手を引き寄せて、もう片方の手でも包む。
「ごめ、なさ、い、は、やだ……」
オイルのおかげでひきつれるような痛みは起きないが、腹まで割り開かれているのではないかと思う圧迫感はある。レーネとティノールトでは体格差があるから、余計に大変なのかもしれない。
でも、レーネは嫌々付き合っているわけではないし、練習だってたくさんして、ティノールトに喜んでほしくてしている行為なのだ。今は快楽を覚える余地はないし、勝手に涙もにじんでくるが、ティノールトがレーネと体を重ねたいと思ってくれることを、嬉しいと思っているのだ。
「……すき、て、いって」
だから、苦しめてごめんと謝るより、愛されていることを実感させてほしい。
精いっぱい、抱きしめた手に口づけてなんとか言葉にして、うまくできない呼吸を整えようと目を伏せて長く息を吐く。
「……好きです、レーネさん」
「ぅ、ん」
じわじわと、レーネの中がティノールトでいっぱいになっていく。ティノールトがこれだけの熱量を向ける先はレーネで、レーネだけが、この情熱を受け取れる。
そのことが、たまらない喜びだ。
「……好きです」
広がっていく感覚が止まったような気がして、レーネはゆっくりと目を開いた。
ティノールトが、じっとレーネを見下ろしている。首のCollarにあるのは、レーネの瞳と同じ色の石だ。
「ノルト、くん」
「はい」
レーネの腰をつかんでいた手を離して、ティノールトがレーネの額に張りついていた髪を整えてくれる。優しい。そのまま目元の涙も拭ってくれるティノールトの手も取って、レーネは両手でぎゅっと包んだ。上手に笑えるかわからないが、心の奥底からどんどん湧いてくる気持ちを込めて、ティノールトに笑みを向ける。
「だいすき」
ティノールトが目を丸くして、それからふっと瞳の色が深くなった。まとう雰囲気が変わった気がしてレーネが何か声をかける前に、ティノールトが体勢を変える。
「っあ」
当然のように中にあたるものの位置も変わって、レーネはティノールトの手を離した。レーネの体を折りたたませるように覆いかぶさられて、目の前がティノールトでいっぱいになる。少々苦しい体勢だが、ティノールトが近くなってくれるのはうれしい。
「ノルトくん……?」
「……愛してる、レーネ」
それにも反応する前に、中のものをずるずると引き抜かれる。壁が擦れる感覚がぞわぞわと体を犯して、レーネは悩ましく首を振った。すべて引き抜かれる前にまた中に押し込まれて、今度は圧迫感に身をよじる。
けれど、ティノールトの腕や体でがっちりと捕まえられて、どこにも逃げようがない。次第に速くなる動きで押しつぶされて、ティノールトのものが奥へ奥へと突き進んでくる。
「あ、っ、ぁ、おっき、っい、ノル、トく、お、き、おなか、こわれちゃ、ぁ、っあ」
聞こえているのかいないのか、ティノールトが止まってくれる様子はない。荒い息でレーネを組み敷いて、がつがつと腰を振ってくる顔つきはまるで別人のようだ。
しかもレーネの弱いところを見つけると、すぐさまごりごりとそこを責め立ててくる。引き抜くときにも壁を擦られて、奥に入るときは真っ白になるところを容赦なく押しつぶされる。何回叫んだかわからない。
もうこれ以上入れないはずなのに、ティノールトのものが、レーネの体を開拓していく。
「ぉ、く、おくだめ、はいっ……ぁ、あ……!」
奥の奥まで全部ティノールトで満たされて、レーネは限界まで体をしならせた。それもティノールトの体に押しつぶされて、ベッドから少しも浮き上がることはなかった。
ただ、魔道具なら勝手に動いたりしないし、大きさは変わっても形状は変わったりしないから、ある程度身構えることができていた。
「ッあ……!」
「ここ、気持ちいいんですね」
ティノールトの膝の上にいるということは、安心できる場所ではあるもののそれ以上の逃げ場はなくて、レーネの反応も全て筒抜けになるということだ。
魔道具でレーネの中を浄化して、そのまま拡張までするのかと思っていたら、太くせず引き抜かれてしまったので不思議には思ったのだ。
「ノル、ト、くっ、ゆび、ゅびぬい、っん」
「今日は、魔道具じゃなくて俺に全部させてください」
ティノールトの指が、レーネの中を丁寧に押し拡げていく。オイルのおかげで引っかかるようなことはないが、にゅるにゅるとなめらかに動いて的確にレーネの弱いところを探し当ててくる。
「あ、ぁ」
指で中の壁を擦られたら気持ちいいなんて、レーネが知るはずもない。ティノールトにすがりついてあえいで、だらしない顔を見せてしまっているはずなのに、ティノールトは嬉しそうだ。
「ここ」
「ッ……!」
腹の底から頭のてっぺんまで突き抜けるような衝撃が通り抜けて、レーネはティノールトの指をきゅうきゅうと締めつけた。
「気持ちいいですね、レーネさん」
「ぁ……きも、ち……?」
「気持ちいい」
走り抜けたもので頭が真っ白になって、ティノールトに言われたことをくり返す。
気持ちいいところ。今のは、おっきな気持ちいい。
「きもち、い……?」
「はい」
またティノールトの指が動いて、レーネの中を刺激してくる。
「や、だ、こわい」
「大丈夫ですよ、レーネさん。俺の腕の中、怖くないでしょう?」
ティノールトの大きな手に背中を撫でてもらうと、気持ちが落ちついてくる。
怖くない。
ティノールトが触れるのは、気持ちいい。
「ノルト、く」
「はい」
先ほどの真っ白い衝撃からなかなか戻ってこられず、舌足らずに呼ぶレーネにティノールトが微笑んでくれる。
「Kiss」
うなじを抱えられて唇が重ねられ、以前は怖かったキスをしてもらう。
怖いのは、知らないからだ。何回も経験して、痛いことや苦しいこと、辛いことが起きないとか、起きるとしても予測がつくようになれば、怖くなくなる。
だから、ティノールトに中をいじられるのも、慣れてしまえば怖くなくなるはずだ。
「ん、ん」
指が広げられると、当然のようにレーネの穴もくぱりと広がって、体が反応してこわばってしまう。普段そうやって、外気に触れるほど開くようなところではない。違和感が強くて、レーネはわずかに身をよじった。
しかしすかさずティノールトの舌が器用に動いて、レーネの意識を絡めとる。気持ちよくて、頭がぼんやりして、後ろをいじられている違和感がどこかへいってしまう。
「……レーネさん」
気持ちいいものと教え込まれたキスに浸って、ティノールトにしなだれかかっていたレーネをよしよしと撫でてくれる手が心地いい。違和感で身を硬くしていたはずなのに、内壁を擦られる刺激も、そわそわと背筋を甘く走っていくしびれに変わってきてしまった。
「なぁ、に」
「挿れて、いいですか」
しばらくぽやんとティノールトを見つめてから、レーネはふにゃりと笑った。
「おい、で」
性急に指を引き抜かれて、震えた体をベッドに横たえられる。ティノールトがそばにいないのは寂しい。不安になってシーツを握ったレーネの手の上に、大きな手が重ねられた。シーツよりティノールトの手がいい。きゅ、とシーツから移した手を握り返してもらえて、安心してまた微笑む。
「……挿れます、ね」
空いているほうの手で腰をつかまれて、あてがわれたものの熱さに吐息を漏らす。ティノールトの喉がまた動くのが見えて、レーネはつないだ手にきゅっと力を込めた。
頭がふわふわして、いつもよりしっかりとものを考えられないけれど、ティノールトが求めてくれるのを嬉しいと思う気持ちも、レーネ自身がティノールトを求める気持ちも、温かくレーネを包んでくれている。その心地よさを、ひとかけらでもティノールトに伝えたい。
「ぅ、あ、ぁ」
「……すみません、レーネさん……」
押し入られるのは苦しい。でも、謝ってほしくない。つないでいたティノールトの手を引き寄せて、もう片方の手でも包む。
「ごめ、なさ、い、は、やだ……」
オイルのおかげでひきつれるような痛みは起きないが、腹まで割り開かれているのではないかと思う圧迫感はある。レーネとティノールトでは体格差があるから、余計に大変なのかもしれない。
でも、レーネは嫌々付き合っているわけではないし、練習だってたくさんして、ティノールトに喜んでほしくてしている行為なのだ。今は快楽を覚える余地はないし、勝手に涙もにじんでくるが、ティノールトがレーネと体を重ねたいと思ってくれることを、嬉しいと思っているのだ。
「……すき、て、いって」
だから、苦しめてごめんと謝るより、愛されていることを実感させてほしい。
精いっぱい、抱きしめた手に口づけてなんとか言葉にして、うまくできない呼吸を整えようと目を伏せて長く息を吐く。
「……好きです、レーネさん」
「ぅ、ん」
じわじわと、レーネの中がティノールトでいっぱいになっていく。ティノールトがこれだけの熱量を向ける先はレーネで、レーネだけが、この情熱を受け取れる。
そのことが、たまらない喜びだ。
「……好きです」
広がっていく感覚が止まったような気がして、レーネはゆっくりと目を開いた。
ティノールトが、じっとレーネを見下ろしている。首のCollarにあるのは、レーネの瞳と同じ色の石だ。
「ノルト、くん」
「はい」
レーネの腰をつかんでいた手を離して、ティノールトがレーネの額に張りついていた髪を整えてくれる。優しい。そのまま目元の涙も拭ってくれるティノールトの手も取って、レーネは両手でぎゅっと包んだ。上手に笑えるかわからないが、心の奥底からどんどん湧いてくる気持ちを込めて、ティノールトに笑みを向ける。
「だいすき」
ティノールトが目を丸くして、それからふっと瞳の色が深くなった。まとう雰囲気が変わった気がしてレーネが何か声をかける前に、ティノールトが体勢を変える。
「っあ」
当然のように中にあたるものの位置も変わって、レーネはティノールトの手を離した。レーネの体を折りたたませるように覆いかぶさられて、目の前がティノールトでいっぱいになる。少々苦しい体勢だが、ティノールトが近くなってくれるのはうれしい。
「ノルトくん……?」
「……愛してる、レーネ」
それにも反応する前に、中のものをずるずると引き抜かれる。壁が擦れる感覚がぞわぞわと体を犯して、レーネは悩ましく首を振った。すべて引き抜かれる前にまた中に押し込まれて、今度は圧迫感に身をよじる。
けれど、ティノールトの腕や体でがっちりと捕まえられて、どこにも逃げようがない。次第に速くなる動きで押しつぶされて、ティノールトのものが奥へ奥へと突き進んでくる。
「あ、っ、ぁ、おっき、っい、ノル、トく、お、き、おなか、こわれちゃ、ぁ、っあ」
聞こえているのかいないのか、ティノールトが止まってくれる様子はない。荒い息でレーネを組み敷いて、がつがつと腰を振ってくる顔つきはまるで別人のようだ。
しかもレーネの弱いところを見つけると、すぐさまごりごりとそこを責め立ててくる。引き抜くときにも壁を擦られて、奥に入るときは真っ白になるところを容赦なく押しつぶされる。何回叫んだかわからない。
もうこれ以上入れないはずなのに、ティノールトのものが、レーネの体を開拓していく。
「ぉ、く、おくだめ、はいっ……ぁ、あ……!」
奥の奥まで全部ティノールトで満たされて、レーネは限界まで体をしならせた。それもティノールトの体に押しつぶされて、ベッドから少しも浮き上がることはなかった。
10
お気に入りに追加
158
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。
【完結】イケメン騎士が僕に救いを求めてきたので呪いをかけてあげました
及川奈津生
BL
気づいたら十四世紀のフランスに居た。百年戦争の真っ只中、どうやら僕は密偵と疑われているらしい。そんなわけない!と誤解をとこうと思ったら、僕を尋問する騎士が現代にいるはずの恋人にそっくりだった。全3話。
※pome村さんがXで投稿された「#イラストを投げたら文字書きさんが引用rtでssを勝手に添えてくれる」向けに書いたものです。元イラストを表紙に設定しています。投稿元はこちら→https://x.com/pomemura_/status/1792159557269303476?t=pgeU3dApwW0DEeHzsGiHRg&s=19
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
フローブルー
とぎクロム
BL
——好きだなんて、一生、言えないままだと思ってたから…。
高二の夏。ある出来事をきっかけに、フェロモン発達障害と診断された雨笠 紺(あまがさ こん)は、自分には一生、パートナーも、子供も望めないのだと絶望するも、その後も前向きであろうと、日々を重ね、無事大学を出て、就職を果たす。ところが、そんな新社会人になった紺の前に、高校の同級生、日浦 竜慈(ひうら りゅうじ)が現れ、紺に自分の息子、青磁(せいじ)を預け(押し付け)ていく。——これは、始まり。ひとりと、ひとりの人間が、ゆっくりと、激しく、家族になっていくための…。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
美しき父親の誘惑に、今宵も息子は抗えない
すいかちゃん
BL
大学生の数馬には、人には言えない秘密があった。それは、実の父親から身体の関係を強いられている事だ。次第に心まで父親に取り込まれそうになった数馬は、彼女を作り父親との関係にピリオドを打とうとする。だが、父の誘惑は止まる事はなかった。
実の親子による禁断の関係です。
月の後宮~孤高の皇帝の寵姫~
真木
恋愛
新皇帝セルヴィウスが即位の日に閨に引きずり込んだのは、まだ十三歳の皇妹セシルだった。大好きだった兄皇帝の突然の行為に混乱し、心を閉ざすセシル。それから十年後、セシルの心が見えないまま、セルヴィウスはある決断をすることになるのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる