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前編
23.誰にも譲らない
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「レーネさん」
書きつけから顔を上げ、レーネは足元に座っているティノールトに視線を向けた。何も話さず待っているだけでは楽しくないだろうと思うのだが、レーネが机に向かっているときでもそばにいたいらしい。時折すりすりと頭を寄せてきたり、レーネの足に手で触れてきたりするから、構ってほしいのかと撫でると気持ちよさそうに目を細めて、そのまま大人しくなる。ペットを飼っていたらこんな感じだろうか。レーネは何かを飼った経験がないので、よくわからない。
うまく進まない魔道具の開発の気分転換に、マントに乗って飛ぶ魔法の解説を書き下している途中だが、そろそろ休憩を取ってもいい頃合いかもしれなかった。腕を上げて軽く伸びをしてから、座っている向きを変えてティノールトに向き直る。
「何だい」
「……話したい、ことがあって」
話したい、というわりにはレーネから視線を逸らし、どこか話しにくそうにしている。軽く首を捻ると、レーネは椅子から立ち上がってティノールトに手を差し出した。
「 Stand up」
立ち上がらせたティノールトに手を伸ばし、届く範囲でよしよしと撫でてやる。ティノールトの顔に柔らかい笑みが浮かんだので、レーネが何か悪いことをしたわけではない、と思いたい。
おいで、と二段ベッドまで連れ立って、レーネはティノールトを床ではなくベッドに座らせた。Playのときや、普段ティノールトがそうしたいならレーネの足元でも構わないが、話し合いをするときは同じ目線でいたほうがいい、と思っているからだ。実際のところ、ティノールトのほうが背が高いのでまったく同じ高さということにはならないが、気持ちの問題である。
「話したいことって、何だい」
少し体を斜めにして、横並びというわけでもなく対話の姿勢を見せてみる。話したい、と本人から言っているのだから、Commandで強制的に聞き出すのもおかしいと思うし、きちんと聞きたい。
途端に言いよどんだティノールトの視線がよそを向いたので、追いかけるように覗き込む。反対側に逃げられる。反対側に体を倒す。また逃げられる。
不毛だ。
「言いたくないなら、言わなくてもいい」
「いえ! あの……」
おずおずと、叱られる前の子どものような顔をして、ティノールトはようやくレーネのほうを向いた。レーネが怒りそうなことをした、のかもしれないが、聞いてみないと反応も決められない。
ただ、そこまできても何度かためらって、ティノールトは一度ぎゅっと目を瞑ってから、意を決したようにレーネを見つめてきた。
「……異動しなければ、いけないんです」
思ったことは、たくさんあるはずだった。しかし全て、きちんと言葉になる前に消えてしまう。
「……そう、なんだ」
「……レーネさんには、自分から話そうと思って……」
何を。
いや。どこに行きたいかなど本人が選ぶことであって、例えパートナー関係にあったとしても、Domの本能が全力で不快を訴えていても、ティノールトのしたいことをレーネが制限するのは、おかしい、ことだ。
ティノールトが話している声が、音にしかならない。
「……レーネさん?」
名前を呼ばれてはっとして、ティノールトの顔をまともに見てしまった。秋の空のように澄んだ目に、動揺を悟られそうで急いで視線を逸らす。
「……触れてもいいですか」
断る理由はない。レーネは小さく首を縦に動かした。
ティノールトの手がそっと伸びてきて、レーネの体に回る。この腕に抱きしめてもらっていたら安心できると、レーネに刷り込んでおいてひどい、とも思う。それにどこか別の場所に行ってしまうなら、わざわざレーネを抱きしめるなど、親密な行為をする必要はないはずだ。
ぐ、と言葉につまって唇を噛むレーネを抱きしめながら、ティノールトが静かな声で話し始める。
「……本当は、レーネさんと離れたくないです」
何だそれ、と思った。
異動しようと考えているのに、離れたくないなどと矛盾している。自分が悲しいのか、腹を立てているのか、レーネにもよくわからない。ただ、何か言おうとするには喉がつまっていたから、大人しくティノールトの声に耳を傾ける。
「でも、俺にはまだできることが少なくて……異動しろって言われたら、逆らえなくて……すみません……」
謝られている理由が理解できず、レーネはおずおずとティノールトを見上げた。気づいたティノールトが向けてくる表情も、視線も、レーネを慈しむような穏やかさにあふれているのに、どこか悲しみが見える。
ティノールト自身が、どこかに行きたいと思っているわけでは、ないのか。
「だから、もっと偉くなって、強くなって……レーネさんを守れるくらいの男になるために、修業してきます」
「修業……」
「はい」
誰かに守ってもらう、ということについて、レーネは特別意識したことがなかった。この砦に来たときからレーネは筆頭魔術師だったし、騎士が魔術師を守りながら戦うという基本陣形に関しても、騎士が本当に危険になる前に魔物を倒せるよう、できる限り魔法を早めに発動するようにしてきたつもりだ。
そもそも小さな頃から、おそらく魔法と意識せずにレーネは魔法を使っていて、村を出て魔物に襲われるといったような経験すらない。
それに、本当に守ってほしかったときには誰も守ってくれなかった。
「……僕、守ってほしいなんて、思ったことない」
言葉にしてしまってから、レーネは口元をぱっと手で押さえた。
今のは言ってはいけないことだ。ティノールトの思いを、踏みにじっている。
「……いいです。怒ってください」
安心したような声で微笑むティノールトにさらに戸惑って、レーネは視線をさまよわせた。ティノールトが考えて、ティノールトが決めたことを、否定するような物言いはよくないはずだ。たとえSubであってもそういうことは不愉快なはずで、Domであっても否定してはいけない、と思う。
レーネの言葉に怒っていいのは、ティノールトのほうだ。
「怒るの、君のほうじゃないのかい……」
おそるおそる聞いたレーネの頬をすりすりと撫でて、ティノールトがにっこり笑う。この顔で実は怒っていたら怖いが、怒気は感じない。
「もしこれでレーネさんが怒るようなら脈ありだと、サンサさんに教えてもらったので」
「脈あり……?」
生きていれば誰でも脈があるものだし、むしろ脈がなければ死んでいると思うのだが、サンサに何を聞いたのだろう。きょとんと見つめるレーネに小さく笑って、ティノールトがぎゅっと抱きしめてくる。
「これは俺が悪いんです。Domに相談せずにSubが勝手な行動をしてるんだから、レーネさんは怒ってもいいんです」
腕の中に抱え込んで、レーネを甘やかすような言葉をどんどん降らせてくる。ティノールトが何をどうしたいのか、よくわからない。
初めに話を聞かされたときの差し込むような痛みはどこかへ行ってしまって、今は戸惑いばかりだ。
「もう一つ、怒られそうなことを言ってもいいですか」
「な、何だい……」
すっかり気圧されて小さく収まっていたレーネを抱える腕を緩め、ティノールトがレーネの手を取る。そのままふっと笑って手の甲に顔を寄せ、ふにりと唇を押し当てられて、レーネは思わず硬直した。今まで、Playの一環でお互いの体に触れたりむつみ合うような空気になったりすることはあったが、今はただ、話をしているだけだ。
ティノールトがそうしたいと思っていなければ、レーネの手に口づけを落とすはずはないし、Playに関係なくそうしたのだから、DomやSubといったダイナミクスを超えてそうしたいと思っているということだ。
「俺は、あなたを誰にも譲る気はないです」
その視線があのときのドラゴンのようで、とっさにGlareを出しそうになる。ぎりぎり抑えられたものの、つまり今のティノールトを脅威に感じたということで、レーネの動揺はさらに増した。
どくどくと、実際に音が鳴っているのではないかと思うほど胸がうるさい。
「待っててくださいと言うつもりはないですけど、覚えてては、ほしいです」
もう一度、今度はわざとらしく音を立てて手に口づけられた。
「お、覚えるって、何を」
「……俺は、レーネさんだけのSubです。ずっと」
書きつけから顔を上げ、レーネは足元に座っているティノールトに視線を向けた。何も話さず待っているだけでは楽しくないだろうと思うのだが、レーネが机に向かっているときでもそばにいたいらしい。時折すりすりと頭を寄せてきたり、レーネの足に手で触れてきたりするから、構ってほしいのかと撫でると気持ちよさそうに目を細めて、そのまま大人しくなる。ペットを飼っていたらこんな感じだろうか。レーネは何かを飼った経験がないので、よくわからない。
うまく進まない魔道具の開発の気分転換に、マントに乗って飛ぶ魔法の解説を書き下している途中だが、そろそろ休憩を取ってもいい頃合いかもしれなかった。腕を上げて軽く伸びをしてから、座っている向きを変えてティノールトに向き直る。
「何だい」
「……話したい、ことがあって」
話したい、というわりにはレーネから視線を逸らし、どこか話しにくそうにしている。軽く首を捻ると、レーネは椅子から立ち上がってティノールトに手を差し出した。
「 Stand up」
立ち上がらせたティノールトに手を伸ばし、届く範囲でよしよしと撫でてやる。ティノールトの顔に柔らかい笑みが浮かんだので、レーネが何か悪いことをしたわけではない、と思いたい。
おいで、と二段ベッドまで連れ立って、レーネはティノールトを床ではなくベッドに座らせた。Playのときや、普段ティノールトがそうしたいならレーネの足元でも構わないが、話し合いをするときは同じ目線でいたほうがいい、と思っているからだ。実際のところ、ティノールトのほうが背が高いのでまったく同じ高さということにはならないが、気持ちの問題である。
「話したいことって、何だい」
少し体を斜めにして、横並びというわけでもなく対話の姿勢を見せてみる。話したい、と本人から言っているのだから、Commandで強制的に聞き出すのもおかしいと思うし、きちんと聞きたい。
途端に言いよどんだティノールトの視線がよそを向いたので、追いかけるように覗き込む。反対側に逃げられる。反対側に体を倒す。また逃げられる。
不毛だ。
「言いたくないなら、言わなくてもいい」
「いえ! あの……」
おずおずと、叱られる前の子どものような顔をして、ティノールトはようやくレーネのほうを向いた。レーネが怒りそうなことをした、のかもしれないが、聞いてみないと反応も決められない。
ただ、そこまできても何度かためらって、ティノールトは一度ぎゅっと目を瞑ってから、意を決したようにレーネを見つめてきた。
「……異動しなければ、いけないんです」
思ったことは、たくさんあるはずだった。しかし全て、きちんと言葉になる前に消えてしまう。
「……そう、なんだ」
「……レーネさんには、自分から話そうと思って……」
何を。
いや。どこに行きたいかなど本人が選ぶことであって、例えパートナー関係にあったとしても、Domの本能が全力で不快を訴えていても、ティノールトのしたいことをレーネが制限するのは、おかしい、ことだ。
ティノールトが話している声が、音にしかならない。
「……レーネさん?」
名前を呼ばれてはっとして、ティノールトの顔をまともに見てしまった。秋の空のように澄んだ目に、動揺を悟られそうで急いで視線を逸らす。
「……触れてもいいですか」
断る理由はない。レーネは小さく首を縦に動かした。
ティノールトの手がそっと伸びてきて、レーネの体に回る。この腕に抱きしめてもらっていたら安心できると、レーネに刷り込んでおいてひどい、とも思う。それにどこか別の場所に行ってしまうなら、わざわざレーネを抱きしめるなど、親密な行為をする必要はないはずだ。
ぐ、と言葉につまって唇を噛むレーネを抱きしめながら、ティノールトが静かな声で話し始める。
「……本当は、レーネさんと離れたくないです」
何だそれ、と思った。
異動しようと考えているのに、離れたくないなどと矛盾している。自分が悲しいのか、腹を立てているのか、レーネにもよくわからない。ただ、何か言おうとするには喉がつまっていたから、大人しくティノールトの声に耳を傾ける。
「でも、俺にはまだできることが少なくて……異動しろって言われたら、逆らえなくて……すみません……」
謝られている理由が理解できず、レーネはおずおずとティノールトを見上げた。気づいたティノールトが向けてくる表情も、視線も、レーネを慈しむような穏やかさにあふれているのに、どこか悲しみが見える。
ティノールト自身が、どこかに行きたいと思っているわけでは、ないのか。
「だから、もっと偉くなって、強くなって……レーネさんを守れるくらいの男になるために、修業してきます」
「修業……」
「はい」
誰かに守ってもらう、ということについて、レーネは特別意識したことがなかった。この砦に来たときからレーネは筆頭魔術師だったし、騎士が魔術師を守りながら戦うという基本陣形に関しても、騎士が本当に危険になる前に魔物を倒せるよう、できる限り魔法を早めに発動するようにしてきたつもりだ。
そもそも小さな頃から、おそらく魔法と意識せずにレーネは魔法を使っていて、村を出て魔物に襲われるといったような経験すらない。
それに、本当に守ってほしかったときには誰も守ってくれなかった。
「……僕、守ってほしいなんて、思ったことない」
言葉にしてしまってから、レーネは口元をぱっと手で押さえた。
今のは言ってはいけないことだ。ティノールトの思いを、踏みにじっている。
「……いいです。怒ってください」
安心したような声で微笑むティノールトにさらに戸惑って、レーネは視線をさまよわせた。ティノールトが考えて、ティノールトが決めたことを、否定するような物言いはよくないはずだ。たとえSubであってもそういうことは不愉快なはずで、Domであっても否定してはいけない、と思う。
レーネの言葉に怒っていいのは、ティノールトのほうだ。
「怒るの、君のほうじゃないのかい……」
おそるおそる聞いたレーネの頬をすりすりと撫でて、ティノールトがにっこり笑う。この顔で実は怒っていたら怖いが、怒気は感じない。
「もしこれでレーネさんが怒るようなら脈ありだと、サンサさんに教えてもらったので」
「脈あり……?」
生きていれば誰でも脈があるものだし、むしろ脈がなければ死んでいると思うのだが、サンサに何を聞いたのだろう。きょとんと見つめるレーネに小さく笑って、ティノールトがぎゅっと抱きしめてくる。
「これは俺が悪いんです。Domに相談せずにSubが勝手な行動をしてるんだから、レーネさんは怒ってもいいんです」
腕の中に抱え込んで、レーネを甘やかすような言葉をどんどん降らせてくる。ティノールトが何をどうしたいのか、よくわからない。
初めに話を聞かされたときの差し込むような痛みはどこかへ行ってしまって、今は戸惑いばかりだ。
「もう一つ、怒られそうなことを言ってもいいですか」
「な、何だい……」
すっかり気圧されて小さく収まっていたレーネを抱える腕を緩め、ティノールトがレーネの手を取る。そのままふっと笑って手の甲に顔を寄せ、ふにりと唇を押し当てられて、レーネは思わず硬直した。今まで、Playの一環でお互いの体に触れたりむつみ合うような空気になったりすることはあったが、今はただ、話をしているだけだ。
ティノールトがそうしたいと思っていなければ、レーネの手に口づけを落とすはずはないし、Playに関係なくそうしたのだから、DomやSubといったダイナミクスを超えてそうしたいと思っているということだ。
「俺は、あなたを誰にも譲る気はないです」
その視線があのときのドラゴンのようで、とっさにGlareを出しそうになる。ぎりぎり抑えられたものの、つまり今のティノールトを脅威に感じたということで、レーネの動揺はさらに増した。
どくどくと、実際に音が鳴っているのではないかと思うほど胸がうるさい。
「待っててくださいと言うつもりはないですけど、覚えてては、ほしいです」
もう一度、今度はわざとらしく音を立てて手に口づけられた。
「お、覚えるって、何を」
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