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前編
11.衝動
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砦方向への魔物の流入が止まらないため、大回りでユッダ山脈に向かって数日、レーネたちはようやく麓付近に到着していた。まだ少し日は残っているが、暗くなってからの山中移動を避けるため、野営の準備をしなくてはいけない。魔術師が結界を施すので不寝番はいらないが、食べ物や飲み物の確保は必要だ。荷物番を残して、それぞれのペアでユッダ山脈に分け入ることになる。
レーネも、ティノールトと食料を探すことになっていた。
「……普段の採取経験が役に立ちますね」
「そうなんだよね」
新人を従事させると、自力で食料を確保しなければならないほど厳しいのかと思われがちな活動ではあるのだが、実際こうした場面で活きてくるのだ。砦からの遠征で何日か外に出ることはあるし、何らかの事情で砦に戻れなくなったときも、自分の身を助ける術になる。
木の実を採って袋に入れ、水も探しておこうかと耳を澄ませる横で、レーネの手が届かなかった場所の木の実をティノールトが易々と手に取る。何となく釈然としない。
「どうかしましたか」
ティノールトの問いかけに首を横に振り、目に入った野草を摘む。背丈の違いは仕方ない。魔法を使えばレーネの手が届かないところなどほとんどないし、今は魔物の探知と駆除に意識を割いているから、やらないだけだ。まあ、ギガントの争いに巻き込まれることを恐れて魔物の大半が逃げ出しているから、この辺りにも危険なものはほとんどいないのだが。
誰にともなく理由を並べて、ティノールトのため息に振り返る。疲れたのだろうか。
「疲れたかい?」
「……いえ」
体力は温存しておきたいが、かといって砦の面々が継戦している以上、なるべく早くギガントをどうにかしようと、少し早めのペースで行軍してきたとは思う。ティノールトに体力がないとは思えないが、新しい環境で疲れているところにイレギュラーが起きれば、普段より消耗したとしてもおかしくない。
一人だけ先に野営地へ戻そうか考えて、一人で行かせるのも危険だと思い直す。ただ、不調なら素直に教えてほしい。
「ティノールトくん、Commandを使ってもいいかい?」
「……っ」
ぺたり、とティノールトが座り込んでしまった。調子が悪いならCommandを使ってでも聞き出そうかと思っただけで、まだKneelすら指示していない。
しかし彼の姿勢は確かにレーネが教えたKneelの姿勢で、じっとレーネを見上げてくる視線にはうっすらと期待も見えて、求められていたことに唐突に気づく。
そういえばここのところ、ティノールトが薬を飲むところを見ていない。一応オルランドたちは彼がSubであることを知ってはいるが、ティノールト自身が誰かに明らかにした様子はなかったように思う。抑制剤も飲まず、サンサと発散できたわけでもないとしたら、そろそろ不安が渦巻いてきていたかもしれない。
「ごめん、Playしたかったんだね」
「レーネ、さん……」
Subの欲求は適切に管理しないと、体調に表れるのが厄介だ。Domにも本能はあるはずなのに、レーネが特殊なのかわからないが、大して不調を感じたことはない。特定のSubと深い関係を持ったことはないが、サンサでも他の誰かでも、探せばPlayに応じてくれる相手がいたからかもしれないが。
「Kneelの姿勢、覚えてて偉いね」
褒めて、頭を撫でてやる。
そうしたら喜んでくれる、と思っていたのだが、きゅっと目を瞑ったあと、ティノールトは顔を伏せてしまった。
「ティノールトくん?」
レーネの手を振り払うでもなく、撫でられているだけだ。嫌がるそぶりはない。でも、言ってもらわないとわからない。
「 Look」
おずおずと、ティノールトの顔が上がった。少し上気した頬で瞳を潤ませて、じっとレーネを見つめてくる。視線がどこか熱っぽい。
Commandを使って話してもらおうと思っていたものの、この状態に、思い当たる節はある。
「…… Present」
ぴくりとティノールトの肩が動いた。少し躊躇うような間が空いて、地面についていた手が体の横にずらされる。
素直に、自分を見つめたままさらけ出したティノールトに、レーネは我知らず吐息を漏らした。
「反応しちゃったか」
Subにとって、Commandに従って褒められるのは本能的な悦びだ。Domのレーネにはない感覚だが、性的快楽に繋がることもあるというのは、知識として知っている。それに、ティノールトはまだ士官学校を卒業したばかりの若者だから、レーネより盛んであって不思議はない。
「僕のCommandで、褒められて、えっちな気分になっちゃった?」
赤くなった顔をかわいいと思ってから、まずいなとも思う。いつも、Subをあまり苦しめないよう気をつけているのに、嗜虐心が勝手に顔を出す。
だって、言葉で責められても従順にCommandを守って、立ち上がったものを隠すことなく見つめてくる子は、かわいい。
「レーネ、さ」
「ティノールトくん、 Stay」
動きを封じて、後ろに回り込んで、そっと膨らんでいる場所に手を伸ばす。服の上から形をなぞって、潜めた声を上げるティノールトにぞくぞくする。
まずい。今までSubとPlayすることはあっても、性的なことは持ち込まないようにしていたのに。
「下着とズボン、汚れちゃうね」
「レ、ネ、さん……っ」
「外に出そうね」
下衣の前を寛げて下着をずらし、立ち上がっているものを解放してやる。同性のものなんて興味もないはずなのに、すりすり弄ると返ってくるティノールトの反応に、もっとよがってほしいと思ってしまう。
「……僕がいいって言うまで、 Stay」
手で丸ごと先端を包み込んで、くりゅくりゅと撫で回す。荒くなっていく息遣いにも、耐えようとして時折漏れる声にも、ひどく煽られる。
その気になればレーネを払いのけられるはずなのに、受け入れて喘いでいるティノールトは、かわいい。
「……セーフワード、覚えてる?」
「ぉぼ、え、てます……ッあ、ァ……レーネ、さん……っ」
「……まだ Stay」
イきたそうなティノールトに囁いて、容赦なく手を動かす。にちゃにちゃと水音がするのがいやらしくて、Commandを守ろうと忠実に耐えているティノールトがかわいくて、少し伸び上がって耳元に唇を寄せる。
「 Cum」
白い液体が地面に散って、青臭いようなにおいがあとから追いかけてきた。
やってしまった、と思わなくもないが、Domの支配欲が満たされた充足感が大きくて、手元にいるSubをもっとコントロールしたい欲求が大きくなる。
でもさすがにこれ以上はまずいし、ティノールトのケアのほうが大事だ。
「 Good boy、ティノールトくん」
汚さなかったほうの手で少し硬めの髪を撫でて、こめかみに口づけを落とす。そうしてから、もう一線を超えてしまったとはいえ、レーネにそういうことをされるのは嫌かもしれないとはっと気づく。セーフワードは使われなかったとはいえ、とっさのことで言えなかっただけかもしれない。
ただ、どうだろうかと表情を窺おうとして、強い力に引き寄せられた。魔法の腕はあっても腕力のないレーネには、抵抗のしようもない。そのまま中途半端な姿勢でぎゅっと抱きしめられてしまう。
ティノールトの意図がわからず、ひとまず汚れているだろう箇所を魔法できれいにしておく。そっと腕を伸ばして撫でてみた背中は、特段震えてもいない。
「ティノールト、くん? 嫌だったかい?」
腕の力が緩んで、空色の目が見つめてくる。拒絶も、嫌悪も見てとれず、それなら何がと解読しようとして、レーネは思わず自分の口元を押さえた。
「レーネ、さん……レーネさんのSubになりたいです……俺を、レーネさんのSubにしてください……」
すでにほだされつつある相手の必死なお願いに、レーネが抗うのは難しかった。
レーネも、ティノールトと食料を探すことになっていた。
「……普段の採取経験が役に立ちますね」
「そうなんだよね」
新人を従事させると、自力で食料を確保しなければならないほど厳しいのかと思われがちな活動ではあるのだが、実際こうした場面で活きてくるのだ。砦からの遠征で何日か外に出ることはあるし、何らかの事情で砦に戻れなくなったときも、自分の身を助ける術になる。
木の実を採って袋に入れ、水も探しておこうかと耳を澄ませる横で、レーネの手が届かなかった場所の木の実をティノールトが易々と手に取る。何となく釈然としない。
「どうかしましたか」
ティノールトの問いかけに首を横に振り、目に入った野草を摘む。背丈の違いは仕方ない。魔法を使えばレーネの手が届かないところなどほとんどないし、今は魔物の探知と駆除に意識を割いているから、やらないだけだ。まあ、ギガントの争いに巻き込まれることを恐れて魔物の大半が逃げ出しているから、この辺りにも危険なものはほとんどいないのだが。
誰にともなく理由を並べて、ティノールトのため息に振り返る。疲れたのだろうか。
「疲れたかい?」
「……いえ」
体力は温存しておきたいが、かといって砦の面々が継戦している以上、なるべく早くギガントをどうにかしようと、少し早めのペースで行軍してきたとは思う。ティノールトに体力がないとは思えないが、新しい環境で疲れているところにイレギュラーが起きれば、普段より消耗したとしてもおかしくない。
一人だけ先に野営地へ戻そうか考えて、一人で行かせるのも危険だと思い直す。ただ、不調なら素直に教えてほしい。
「ティノールトくん、Commandを使ってもいいかい?」
「……っ」
ぺたり、とティノールトが座り込んでしまった。調子が悪いならCommandを使ってでも聞き出そうかと思っただけで、まだKneelすら指示していない。
しかし彼の姿勢は確かにレーネが教えたKneelの姿勢で、じっとレーネを見上げてくる視線にはうっすらと期待も見えて、求められていたことに唐突に気づく。
そういえばここのところ、ティノールトが薬を飲むところを見ていない。一応オルランドたちは彼がSubであることを知ってはいるが、ティノールト自身が誰かに明らかにした様子はなかったように思う。抑制剤も飲まず、サンサと発散できたわけでもないとしたら、そろそろ不安が渦巻いてきていたかもしれない。
「ごめん、Playしたかったんだね」
「レーネ、さん……」
Subの欲求は適切に管理しないと、体調に表れるのが厄介だ。Domにも本能はあるはずなのに、レーネが特殊なのかわからないが、大して不調を感じたことはない。特定のSubと深い関係を持ったことはないが、サンサでも他の誰かでも、探せばPlayに応じてくれる相手がいたからかもしれないが。
「Kneelの姿勢、覚えてて偉いね」
褒めて、頭を撫でてやる。
そうしたら喜んでくれる、と思っていたのだが、きゅっと目を瞑ったあと、ティノールトは顔を伏せてしまった。
「ティノールトくん?」
レーネの手を振り払うでもなく、撫でられているだけだ。嫌がるそぶりはない。でも、言ってもらわないとわからない。
「 Look」
おずおずと、ティノールトの顔が上がった。少し上気した頬で瞳を潤ませて、じっとレーネを見つめてくる。視線がどこか熱っぽい。
Commandを使って話してもらおうと思っていたものの、この状態に、思い当たる節はある。
「…… Present」
ぴくりとティノールトの肩が動いた。少し躊躇うような間が空いて、地面についていた手が体の横にずらされる。
素直に、自分を見つめたままさらけ出したティノールトに、レーネは我知らず吐息を漏らした。
「反応しちゃったか」
Subにとって、Commandに従って褒められるのは本能的な悦びだ。Domのレーネにはない感覚だが、性的快楽に繋がることもあるというのは、知識として知っている。それに、ティノールトはまだ士官学校を卒業したばかりの若者だから、レーネより盛んであって不思議はない。
「僕のCommandで、褒められて、えっちな気分になっちゃった?」
赤くなった顔をかわいいと思ってから、まずいなとも思う。いつも、Subをあまり苦しめないよう気をつけているのに、嗜虐心が勝手に顔を出す。
だって、言葉で責められても従順にCommandを守って、立ち上がったものを隠すことなく見つめてくる子は、かわいい。
「レーネ、さ」
「ティノールトくん、 Stay」
動きを封じて、後ろに回り込んで、そっと膨らんでいる場所に手を伸ばす。服の上から形をなぞって、潜めた声を上げるティノールトにぞくぞくする。
まずい。今までSubとPlayすることはあっても、性的なことは持ち込まないようにしていたのに。
「下着とズボン、汚れちゃうね」
「レ、ネ、さん……っ」
「外に出そうね」
下衣の前を寛げて下着をずらし、立ち上がっているものを解放してやる。同性のものなんて興味もないはずなのに、すりすり弄ると返ってくるティノールトの反応に、もっとよがってほしいと思ってしまう。
「……僕がいいって言うまで、 Stay」
手で丸ごと先端を包み込んで、くりゅくりゅと撫で回す。荒くなっていく息遣いにも、耐えようとして時折漏れる声にも、ひどく煽られる。
その気になればレーネを払いのけられるはずなのに、受け入れて喘いでいるティノールトは、かわいい。
「……セーフワード、覚えてる?」
「ぉぼ、え、てます……ッあ、ァ……レーネ、さん……っ」
「……まだ Stay」
イきたそうなティノールトに囁いて、容赦なく手を動かす。にちゃにちゃと水音がするのがいやらしくて、Commandを守ろうと忠実に耐えているティノールトがかわいくて、少し伸び上がって耳元に唇を寄せる。
「 Cum」
白い液体が地面に散って、青臭いようなにおいがあとから追いかけてきた。
やってしまった、と思わなくもないが、Domの支配欲が満たされた充足感が大きくて、手元にいるSubをもっとコントロールしたい欲求が大きくなる。
でもさすがにこれ以上はまずいし、ティノールトのケアのほうが大事だ。
「 Good boy、ティノールトくん」
汚さなかったほうの手で少し硬めの髪を撫でて、こめかみに口づけを落とす。そうしてから、もう一線を超えてしまったとはいえ、レーネにそういうことをされるのは嫌かもしれないとはっと気づく。セーフワードは使われなかったとはいえ、とっさのことで言えなかっただけかもしれない。
ただ、どうだろうかと表情を窺おうとして、強い力に引き寄せられた。魔法の腕はあっても腕力のないレーネには、抵抗のしようもない。そのまま中途半端な姿勢でぎゅっと抱きしめられてしまう。
ティノールトの意図がわからず、ひとまず汚れているだろう箇所を魔法できれいにしておく。そっと腕を伸ばして撫でてみた背中は、特段震えてもいない。
「ティノールト、くん? 嫌だったかい?」
腕の力が緩んで、空色の目が見つめてくる。拒絶も、嫌悪も見てとれず、それなら何がと解読しようとして、レーネは思わず自分の口元を押さえた。
「レーネ、さん……レーネさんのSubになりたいです……俺を、レーネさんのSubにしてください……」
すでにほだされつつある相手の必死なお願いに、レーネが抗うのは難しかった。
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