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第二章 ユニークスキル
27. 秘密の共有
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領主さまと二人きりになったことが、まったくないわけではない。
リーリアさまとの交流のときにも話したことがあるし、屋敷ですれ違ったときに少し話したことはある。
でも、こんな冷え冷えとした空気ではなかった。まるで、尋問でもされそうな雰囲気では。
「君には、スキル以外にも聞きたいことがあってね」
口調は柔らかいが、有無を言わせる気のない気迫に、僕はごくりと息を飲む。
「以前に、君がいろいろと生み出しているという話をしただろう?」
はて、そんな話したかと記憶を思い返していると、あのお茶会のときの場面が浮かぶ。
あれ、まだ有効だったの!?三年間、一切音沙汰がなかったから、とっくに流れた話だと思ってたんだけど。
「話を聞けば、いろんな料理を生み出しているとか」
「えっ?」
ちょーっと待って?領主さまの屋敷では料理の提案したことないよ!?なんでそんなこと知ってるの!
話を聞けばって、誰から聞いた?
「どうして知っているのか気になるかい?」
「はい。僕、誰にも言ってませんから」
ここでなんのことですか?ととぼけても時間稼ぎにしかならないし、余計に変だと思われかねない。
領主さまの反応からして、僕がレシピを編み出したというのは確かなところからの情報のようだから、素直に認めたほうがいい。
「君の両親の食堂は好評でね。我が家の使用人たちも利用しているし、私も時々利用している」
「そうなんですか」
そんなにすごいんだ、父さんの料理って。確かに、家で出るごはんもおいしいもんね。
でも、それは僕がレシピの発案者だと知っている理由にはなりませんよ?
「そのときに、変わった料理も目にしてね。そのときにロードに尋ねたら、君が考えたのだと嬉しそうに語ったんだ」
父さーん!!そこは自慢しなくていいところなのに!いや、親バカの父さんに期待するのが間違いか。
「そうそう。店を手伝ったことも聞いたな」
父さん……話しすぎだって。もうちょっと子どものプライベートを大切にしよう?いや、店を手伝ったことはいずれ知られるとは思ってたから別にいいんだけどさ。
「子どもとは思えないほど丁寧な言葉遣いと接客だと聞いていた。だが、以前にルーシーに尋ねたときには教育はしていないとか」
僕は、すでに嫌な予感が脳内を駆け巡っていた。
隠していたつもりでも、この領主さまの前では隠れていることにはならなかったらしい。
領主さまは、先ほどまで浮かべていた笑みを消して、僕を見据える。
「ルイ。君は……何者だ」
僕は、静かに息を飲んだ。
「料理のレシピやドレスの柄までなら、発想力の豊かな子どもとして片づけられる。だが、学んでもいないはずの礼儀を備えていることはあり得ん。誰に教わった?何を吹き込まれた」
「えっと……」
領主さまの言葉に、僕は呆けてしまう。一度、状況を整理してみよう。
領主さまは、僕が誰かに礼儀作法を教わったと思っている。平民はがさつな人が多いので、礼儀作法を知っている人物なんて、貴族かそれに準ずる者しかいない。
そして、僕が食堂でお手伝いしたのは、リーリアさまとお話しした後の事である。
そう考えると、領主さまは僕のことをスパイか何かと疑いを持っているのかもしれない。そう考えると、母さんを部屋の外に追いやったのも説明がつく。
「誰からも、教わってないです」
領主さまの言葉に乗っかって、誰かに教えてもらったことにしたほうが、前世云々のことは隠し通せるだろう。でも、家族に迷惑がかかってしまう。
別の人間の息がかかった息子がいる者をいつまでも針子として残しておくはずがないし、場合によっては、家族もろとも領地から追い出される可能性もなくはない。
家族に迷惑をかけるくらいなら、隠し事はやめる。
「僕は元々、ある程度の作法を知っていましたので」
「……元々知っていたとはどういうことだ?」
表情から読み取られているのか、僕が嘘をついているとは思っていないようで、領主さまは疑いを持っていないようだ。
「僕は、生まれたときから知識があるんです。レシピやドレスの柄も、その知識を利用したものです。知識を持っていた理由はわかりませんが」
全部を話す必要はない。前世云々の話をしたところで、生まれ変わりという概念がなければ理解されない。なら、領主さまが理解できるだけのことを話せばいい。
僕だって、生まれ変わった理由はわかってないから、まるっきり嘘を言っているわけではない。
「知識か……。その知識というのは、他にもあるのか?」
「いくらでもありますよ。料理関係のもありますし、ドレスの他の柄も知っています。後は、『複合』のことも」
「なにっ!?」
途中まではうんうんと頷きながら話を聞いていたけど、僕がスキルのことを口にすると、テーブルをガタッと揺らしながら立ち上がる。
僕がそれに合わせて領主さまを見上げると、我に返ったのか座り直した。
「……君の知識には、スキルに関することもあるのか?」
「すべてではないと思いますが……おそらく、という程度でしたら」
スキルは地球にはなかったけど、『複合』という言葉自体はあったし、意味も知っている。
僕の知っている複合と同じ意味だとすれば……スキルの効果は想像がつく。
「……ルイくん。話してはくれないか」
「いいですよ。母さんたちに秘密にしておいてくれるなら」
領主さまに知られるのはいい。でも、やはり母さんたちに知られるのは、まだ怖い。いずれ、心の準備が整ったら、自分の口から話したい。
「わかった。約束しよう」
領主さまはそう言うと、金属のカードを差し出してくる。よく見ると、それはコントラクトカードのようだ。
「あの……なんですか?」
僕が困惑しながら聞くと、領主さまが首を傾げながら聞き返す。
「ルーシーから聞いていないのか?」
領主さまは、カードを見せて説明してくれた。
いわく、コントラクトカードをお互いにかざし合うと、『契約』をすることができるらしい。契約といっても、仰々しいようなものではなく、いわゆる約束事のようなものだとか。
母さんの針子としての雇用契約も、このコントラクトカードを通して行われている。
口約束よりも信用がおけるとして、あまり人に知られたくないような話は、このコントラクトカードで『契約』をして広められないようにしているらしい。
『契約』の仕方も簡単で、カードを交わすときに魔力を相手のカードに通しながら、守ってほしい約束事を相手に告げるだけだという。
「これで『契約』してしまえば、私は君の秘密を誰にも口にできない。だが、君も私に『複合』のことを話さなければならない」
「破ったらどうなるのですか?」
「まず破れるようにはなっていないが……もし破られるようなことがあれば、魔力による誓いを違えたことになるからな、額に烙印を刻まれてもおかしくない」
「ら、烙印……?」
急に物騒な単語が出てきた。僕は、思わず額を手で覆ってしまう。
「ああ、別に人の手でつけられるわけではなくてな。神への誓いを破れば、その神から冒涜への罰として烙印を刻まれるんだ。特に痛みも体に影響があるわけでもないが、烙印を刻んだ神以外には消すことができないから、外を出歩けばたちまち見せしめとなるだろう」
「うわぁ……」
いくらバカにされたからって、ちょっとやりすぎじゃないですかね、神さま。
でも、見せしめになるということは、烙印が刻まれるのって滅多にはないのかもしれないな。領主さまも、破れるようにできていないって言ってたし。
「では、『契約』をするか」
「あっ、はい」
僕がカードを取り出して領主さまのカードと合わせようとすると、領主さまは僕のカードを避ける。
「あの、動かないでくださいよ」
僕が抗議をすると、領主さまは「違う違う」と否定する。
「こちらでやってほしいんだ」
領主さまは、僕のほうにカードを差し出す。それは、先ほど領主さまに渡したお貴族さま用の豪華なカードである。効果が切れたのか、すでに文字は消えていた。
「あの、なんでこれで?コントラクトカードならなんでもいいんじゃ……」
「確かにそうなんだがな。こちらのほうが多い魔力で作ったものだから、こちらのほうが力が強い。平民用のものでやってしまえば、強さで負けてしまって、一方的な取り付け事になってしまうから、貴族用のほうがいい」
「わかりました」
よくわからないけど、領主さまがそうおっしゃるのであれば、と言われた通りに僕は貴族用のカードで領主さまはと契約を交わす。
「君の知り得る限りのスキルに関する情報を話すこと」
「僕の『知識』について誰にも伝えないこと」
お互いに契約内容を告げ終わると、領主さまがカードを離す。これで、『契約』完了となったらしい。便利だよ、本当に。
逆に、もう一度カードを合わせて、自分の魔力を回収すれば契約解除だそうだ。
家に帰ったら、父さんには必ずやらないと。
「『契約』はなった。話してもらうぞ」
「はい、わかりました」
僕は呼吸を整えて、ゆっくりと口を開いた。
「スキル『複合』は、二つのものを一つにすることです」
リーリアさまとの交流のときにも話したことがあるし、屋敷ですれ違ったときに少し話したことはある。
でも、こんな冷え冷えとした空気ではなかった。まるで、尋問でもされそうな雰囲気では。
「君には、スキル以外にも聞きたいことがあってね」
口調は柔らかいが、有無を言わせる気のない気迫に、僕はごくりと息を飲む。
「以前に、君がいろいろと生み出しているという話をしただろう?」
はて、そんな話したかと記憶を思い返していると、あのお茶会のときの場面が浮かぶ。
あれ、まだ有効だったの!?三年間、一切音沙汰がなかったから、とっくに流れた話だと思ってたんだけど。
「話を聞けば、いろんな料理を生み出しているとか」
「えっ?」
ちょーっと待って?領主さまの屋敷では料理の提案したことないよ!?なんでそんなこと知ってるの!
話を聞けばって、誰から聞いた?
「どうして知っているのか気になるかい?」
「はい。僕、誰にも言ってませんから」
ここでなんのことですか?ととぼけても時間稼ぎにしかならないし、余計に変だと思われかねない。
領主さまの反応からして、僕がレシピを編み出したというのは確かなところからの情報のようだから、素直に認めたほうがいい。
「君の両親の食堂は好評でね。我が家の使用人たちも利用しているし、私も時々利用している」
「そうなんですか」
そんなにすごいんだ、父さんの料理って。確かに、家で出るごはんもおいしいもんね。
でも、それは僕がレシピの発案者だと知っている理由にはなりませんよ?
「そのときに、変わった料理も目にしてね。そのときにロードに尋ねたら、君が考えたのだと嬉しそうに語ったんだ」
父さーん!!そこは自慢しなくていいところなのに!いや、親バカの父さんに期待するのが間違いか。
「そうそう。店を手伝ったことも聞いたな」
父さん……話しすぎだって。もうちょっと子どものプライベートを大切にしよう?いや、店を手伝ったことはいずれ知られるとは思ってたから別にいいんだけどさ。
「子どもとは思えないほど丁寧な言葉遣いと接客だと聞いていた。だが、以前にルーシーに尋ねたときには教育はしていないとか」
僕は、すでに嫌な予感が脳内を駆け巡っていた。
隠していたつもりでも、この領主さまの前では隠れていることにはならなかったらしい。
領主さまは、先ほどまで浮かべていた笑みを消して、僕を見据える。
「ルイ。君は……何者だ」
僕は、静かに息を飲んだ。
「料理のレシピやドレスの柄までなら、発想力の豊かな子どもとして片づけられる。だが、学んでもいないはずの礼儀を備えていることはあり得ん。誰に教わった?何を吹き込まれた」
「えっと……」
領主さまの言葉に、僕は呆けてしまう。一度、状況を整理してみよう。
領主さまは、僕が誰かに礼儀作法を教わったと思っている。平民はがさつな人が多いので、礼儀作法を知っている人物なんて、貴族かそれに準ずる者しかいない。
そして、僕が食堂でお手伝いしたのは、リーリアさまとお話しした後の事である。
そう考えると、領主さまは僕のことをスパイか何かと疑いを持っているのかもしれない。そう考えると、母さんを部屋の外に追いやったのも説明がつく。
「誰からも、教わってないです」
領主さまの言葉に乗っかって、誰かに教えてもらったことにしたほうが、前世云々のことは隠し通せるだろう。でも、家族に迷惑がかかってしまう。
別の人間の息がかかった息子がいる者をいつまでも針子として残しておくはずがないし、場合によっては、家族もろとも領地から追い出される可能性もなくはない。
家族に迷惑をかけるくらいなら、隠し事はやめる。
「僕は元々、ある程度の作法を知っていましたので」
「……元々知っていたとはどういうことだ?」
表情から読み取られているのか、僕が嘘をついているとは思っていないようで、領主さまは疑いを持っていないようだ。
「僕は、生まれたときから知識があるんです。レシピやドレスの柄も、その知識を利用したものです。知識を持っていた理由はわかりませんが」
全部を話す必要はない。前世云々の話をしたところで、生まれ変わりという概念がなければ理解されない。なら、領主さまが理解できるだけのことを話せばいい。
僕だって、生まれ変わった理由はわかってないから、まるっきり嘘を言っているわけではない。
「知識か……。その知識というのは、他にもあるのか?」
「いくらでもありますよ。料理関係のもありますし、ドレスの他の柄も知っています。後は、『複合』のことも」
「なにっ!?」
途中まではうんうんと頷きながら話を聞いていたけど、僕がスキルのことを口にすると、テーブルをガタッと揺らしながら立ち上がる。
僕がそれに合わせて領主さまを見上げると、我に返ったのか座り直した。
「……君の知識には、スキルに関することもあるのか?」
「すべてではないと思いますが……おそらく、という程度でしたら」
スキルは地球にはなかったけど、『複合』という言葉自体はあったし、意味も知っている。
僕の知っている複合と同じ意味だとすれば……スキルの効果は想像がつく。
「……ルイくん。話してはくれないか」
「いいですよ。母さんたちに秘密にしておいてくれるなら」
領主さまに知られるのはいい。でも、やはり母さんたちに知られるのは、まだ怖い。いずれ、心の準備が整ったら、自分の口から話したい。
「わかった。約束しよう」
領主さまはそう言うと、金属のカードを差し出してくる。よく見ると、それはコントラクトカードのようだ。
「あの……なんですか?」
僕が困惑しながら聞くと、領主さまが首を傾げながら聞き返す。
「ルーシーから聞いていないのか?」
領主さまは、カードを見せて説明してくれた。
いわく、コントラクトカードをお互いにかざし合うと、『契約』をすることができるらしい。契約といっても、仰々しいようなものではなく、いわゆる約束事のようなものだとか。
母さんの針子としての雇用契約も、このコントラクトカードを通して行われている。
口約束よりも信用がおけるとして、あまり人に知られたくないような話は、このコントラクトカードで『契約』をして広められないようにしているらしい。
『契約』の仕方も簡単で、カードを交わすときに魔力を相手のカードに通しながら、守ってほしい約束事を相手に告げるだけだという。
「これで『契約』してしまえば、私は君の秘密を誰にも口にできない。だが、君も私に『複合』のことを話さなければならない」
「破ったらどうなるのですか?」
「まず破れるようにはなっていないが……もし破られるようなことがあれば、魔力による誓いを違えたことになるからな、額に烙印を刻まれてもおかしくない」
「ら、烙印……?」
急に物騒な単語が出てきた。僕は、思わず額を手で覆ってしまう。
「ああ、別に人の手でつけられるわけではなくてな。神への誓いを破れば、その神から冒涜への罰として烙印を刻まれるんだ。特に痛みも体に影響があるわけでもないが、烙印を刻んだ神以外には消すことができないから、外を出歩けばたちまち見せしめとなるだろう」
「うわぁ……」
いくらバカにされたからって、ちょっとやりすぎじゃないですかね、神さま。
でも、見せしめになるということは、烙印が刻まれるのって滅多にはないのかもしれないな。領主さまも、破れるようにできていないって言ってたし。
「では、『契約』をするか」
「あっ、はい」
僕がカードを取り出して領主さまのカードと合わせようとすると、領主さまは僕のカードを避ける。
「あの、動かないでくださいよ」
僕が抗議をすると、領主さまは「違う違う」と否定する。
「こちらでやってほしいんだ」
領主さまは、僕のほうにカードを差し出す。それは、先ほど領主さまに渡したお貴族さま用の豪華なカードである。効果が切れたのか、すでに文字は消えていた。
「あの、なんでこれで?コントラクトカードならなんでもいいんじゃ……」
「確かにそうなんだがな。こちらのほうが多い魔力で作ったものだから、こちらのほうが力が強い。平民用のものでやってしまえば、強さで負けてしまって、一方的な取り付け事になってしまうから、貴族用のほうがいい」
「わかりました」
よくわからないけど、領主さまがそうおっしゃるのであれば、と言われた通りに僕は貴族用のカードで領主さまはと契約を交わす。
「君の知り得る限りのスキルに関する情報を話すこと」
「僕の『知識』について誰にも伝えないこと」
お互いに契約内容を告げ終わると、領主さまがカードを離す。これで、『契約』完了となったらしい。便利だよ、本当に。
逆に、もう一度カードを合わせて、自分の魔力を回収すれば契約解除だそうだ。
家に帰ったら、父さんには必ずやらないと。
「『契約』はなった。話してもらうぞ」
「はい、わかりました」
僕は呼吸を整えて、ゆっくりと口を開いた。
「スキル『複合』は、二つのものを一つにすることです」
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