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公爵令嬢?それがどうした!
第46話 衝撃の事実
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「う~ん……」
すごくだるい。動きたくない。そんな思いとともに天井が映る。
「目が覚めたんですか」
隣から声が聞こえて、目線だけをそっちに向ける。そこには、私と同い年くらいの男の子がいる。誰だ……?それに、どこかで見たような……?
「あなたは……?」
「レイですけど」
…………えっ?どう見ても、あのレイの半分くらいの年に見えるんですけど?……あれ?ちょっと待てよ、こんなキャラがゲームにいたような……?
「レイ……?」
「動けないならそのままで良いですよ。旦那様達を連れてきても良いですか?意識が戻ったら言うように言われてるので」
レイが敬語を使うという事は、近くに他人がいるかもしれないのかな。とりあえず、起き上がってみる。
「動けるから大丈夫。連れてきても良いわよ」
私は微笑みながらレイの方に返事をしたが、内心は涙目になっていた。
それを知ってか知らないか、レイはポケットからブローチを取り出して、胸につける。すると、元の大人サイズに戻って、部屋の外に出ていく。
でも、私はそれに驚いている場合ではなかった。
めちゃくちゃ痛えよおおおぉおおおおぉおおお!!!
起き上がっただけで、頭と首と腰辺りに激痛が走っている。やっぱり粉塵爆発を至近距離はヤバかったか……!!下手したらバラバラになるらしいからなぁ……
五体満足なだけマシか……と私は手足を見ながらそう思った。
ーーーーーーーーーーーーーー
それから、数分は経過しただろう。寝転がろうとするだけでも、死ぬほど痛いので、もうずっと起き上がったままだ。夜になったらどうしよう……?寝られるかな?
「エリー!」
外から声がして、目線だけでそちらの方を見ると、そこにはパパさんがいた。首を動かすだけでも痛いので。
「お父さん」
「もう大丈夫か?」
「うん。ちょっと痛みがあるくらい」
あまり心配はかけたくないので、本当の事は言わない。死ぬほど痛いなんて言ったら、部屋どころか、ベッドから降りる事も許されなさそうだから。
私がパパさんに微笑みかけていると、パパさんの後ろから小さな影が現れる。
シシーちゃんとカルディアだ。
「ねえさま……大丈夫?」
「お体の調子は……」
「全然へーきよ!」
シシーちゃんに心配させる訳にはいかず、笑顔で右腕をブンブン振り回す。
「それでも、おとなしく寝ていなさい」
「……分かりました」
私、おとなしくするの苦手なんだけどなぁ。動き回るのだーいすきなアウトドアな女子高生でしたから。
あの襲ってきた人がどうなったのか聞きたかったところだけど、シシーちゃんやカルディアに聞かれる訳にはいかない。
パパさんは、シシーちゃんとカルディアを外に連れ出した。
でも、レイはその場に留まっている。
「それで、お嬢様。実際のところ腕は?」
「めっちゃくちゃ痛いわよ……!」
平気な訳がないでしょうが!で、こいつは気づいていたのね。
「で、あの姿はどういう事なの?」
「あれが本来の俺達の姿です。大人の姿があった方が都合が良いから、これで変化してたんですよ」
マジっすか!?いつもブローチつけてるなぁと思ってはいたけど、まさかそんな理由だったとは……!
「……待って?俺“達”?」
「俺もアルトもケーナもシズハも同い年の10歳ですけど?」
何ですとぉーーーーー!!?じゃあ、本当は私と同い年なの……?なら私は、10歳のお子様に電流を浴びせてたと……?あぁ、完全にヤバイ奴だ……悪役令嬢よりも質が悪いわ……
「どうしたんですか?」
「私と同い年に電流浴びせるなんて完全にヤバイ奴じゃない……」
「同い年じゃなかったら良いのかよ」
だって、電気風呂の強力版みたいな感じだし……私も耐えろと言われれば多分耐えられたし……
「そうだ。私を襲った奴はどこにいるのよ」
「影雷なら、俺やアルト達がいた地下牢ですけど。直接狙われたのはお嬢様だし、あの爆発はお嬢様が引き起こしたものだからって事で、処分はお嬢様に任せるって」
とりあえず、死んではいなかったのね……隷属紋を消したのに、死んでいたら後味が悪いどころじゃなかった。
……待って。影雷?それって、どこかで聞いたような……?そう思った瞬間、頭にノイズが走る。
影雷……影雷……あっ!影雷って、『Dual Eyes β』の隠しキャラじゃないの!!そして、1の『 Dual Eyes』の隠しキャラは、確か……
「神影……って……」
そう言いながら、思わずレイの方を見てしまった。すると、本当に不思議そうな顔をして、こう言った。
「何でお嬢様が、俺の通り名知ってるんです?」
……へっ?あんたなの!?隠しキャラってあんたなの!?
確かにいつもイケメンだとは思っていたけども!まさか、攻略対象なんて思わないよ!10も離れてそうだったのに!
「あなたが神影なの!?」
「カマかけだったのか!?」
あっ、素の口調が出た。さっきからずっと敬語だったから、てっきり周りに人がいるかと思っていたんだけど……
ずっと“お嬢様”でいつもの“お前”呼びが出ないし。それに、もう隷属紋も魔道具もないんだから、ここにいる必要はなくない?
と思って、首もとを見てみると、なぜか復活している魔道具。あれ?私、あれは私の部屋に置いておいたはずなんだけど……それに、刺客の襲撃で壊れてるかと思ったのに……
「あなたのその首と腕についてるのって……」
「あぁ。旦那様につけられましたけど?同じ魔道具です」
何やってるんですかパパさん!!しおらしいなぁと思っていたら、電撃を恐れてたとかじゃないのか!?
「お嬢様を守りきらなかった罰、だそうですよ。ほら、お嬢様の腕にあるでしょう」
「はい?」
何を言ってるんだと思いながらも、痛いのを我慢して見てみると、左腕に着いていた。えっ!?いつの間に!?
「お嬢様は一週間も眠ってらしたので、その間に改良したそうです。効果は以前と変わりませんが、それは、魔力を通して使えるもので、それは外せないそうですよ」
呪いのアイテムですか?まさかとは思うけど、パパさんは、あれをレイが自力で外したと思ってるんじゃあ……?で、一人で逃げたけど、罪悪感か何かで戻ってきた、みたいな。そんな風に思っているんじゃないだろうか。
改良って、魔道具屋に依頼したの……?私、変な風に思われません!?使用人に拷問器具使ってるみたいな!さすがにそれはキャラ崩壊だ!
「お父さんと話し合わないと……」
「呼んだか?」
噂をすればなんとやらとはよく言ったものですね……うん?
パパさあああん!!?まったく気配感じなかったんだけど!?
さらっと、レイが目をそらしてるし!おいお前!パパさんがいるのを知ってて黙ってたな!?だから敬語だったのか!私に敬語を使わなければ、説教(物理)だから!
「レイ、エリーと二人で話すから下がれ」
「かしこまりました」
パパさんの指示で、レイが部屋から出ていった。
「さて、話し合いたいんだったな?どうしたんだ?」
良いでしょう。こうなったらとことん、聞き出してやろう!
すごくだるい。動きたくない。そんな思いとともに天井が映る。
「目が覚めたんですか」
隣から声が聞こえて、目線だけをそっちに向ける。そこには、私と同い年くらいの男の子がいる。誰だ……?それに、どこかで見たような……?
「あなたは……?」
「レイですけど」
…………えっ?どう見ても、あのレイの半分くらいの年に見えるんですけど?……あれ?ちょっと待てよ、こんなキャラがゲームにいたような……?
「レイ……?」
「動けないならそのままで良いですよ。旦那様達を連れてきても良いですか?意識が戻ったら言うように言われてるので」
レイが敬語を使うという事は、近くに他人がいるかもしれないのかな。とりあえず、起き上がってみる。
「動けるから大丈夫。連れてきても良いわよ」
私は微笑みながらレイの方に返事をしたが、内心は涙目になっていた。
それを知ってか知らないか、レイはポケットからブローチを取り出して、胸につける。すると、元の大人サイズに戻って、部屋の外に出ていく。
でも、私はそれに驚いている場合ではなかった。
めちゃくちゃ痛えよおおおぉおおおおぉおおお!!!
起き上がっただけで、頭と首と腰辺りに激痛が走っている。やっぱり粉塵爆発を至近距離はヤバかったか……!!下手したらバラバラになるらしいからなぁ……
五体満足なだけマシか……と私は手足を見ながらそう思った。
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それから、数分は経過しただろう。寝転がろうとするだけでも、死ぬほど痛いので、もうずっと起き上がったままだ。夜になったらどうしよう……?寝られるかな?
「エリー!」
外から声がして、目線だけでそちらの方を見ると、そこにはパパさんがいた。首を動かすだけでも痛いので。
「お父さん」
「もう大丈夫か?」
「うん。ちょっと痛みがあるくらい」
あまり心配はかけたくないので、本当の事は言わない。死ぬほど痛いなんて言ったら、部屋どころか、ベッドから降りる事も許されなさそうだから。
私がパパさんに微笑みかけていると、パパさんの後ろから小さな影が現れる。
シシーちゃんとカルディアだ。
「ねえさま……大丈夫?」
「お体の調子は……」
「全然へーきよ!」
シシーちゃんに心配させる訳にはいかず、笑顔で右腕をブンブン振り回す。
「それでも、おとなしく寝ていなさい」
「……分かりました」
私、おとなしくするの苦手なんだけどなぁ。動き回るのだーいすきなアウトドアな女子高生でしたから。
あの襲ってきた人がどうなったのか聞きたかったところだけど、シシーちゃんやカルディアに聞かれる訳にはいかない。
パパさんは、シシーちゃんとカルディアを外に連れ出した。
でも、レイはその場に留まっている。
「それで、お嬢様。実際のところ腕は?」
「めっちゃくちゃ痛いわよ……!」
平気な訳がないでしょうが!で、こいつは気づいていたのね。
「で、あの姿はどういう事なの?」
「あれが本来の俺達の姿です。大人の姿があった方が都合が良いから、これで変化してたんですよ」
マジっすか!?いつもブローチつけてるなぁと思ってはいたけど、まさかそんな理由だったとは……!
「……待って?俺“達”?」
「俺もアルトもケーナもシズハも同い年の10歳ですけど?」
何ですとぉーーーーー!!?じゃあ、本当は私と同い年なの……?なら私は、10歳のお子様に電流を浴びせてたと……?あぁ、完全にヤバイ奴だ……悪役令嬢よりも質が悪いわ……
「どうしたんですか?」
「私と同い年に電流浴びせるなんて完全にヤバイ奴じゃない……」
「同い年じゃなかったら良いのかよ」
だって、電気風呂の強力版みたいな感じだし……私も耐えろと言われれば多分耐えられたし……
「そうだ。私を襲った奴はどこにいるのよ」
「影雷なら、俺やアルト達がいた地下牢ですけど。直接狙われたのはお嬢様だし、あの爆発はお嬢様が引き起こしたものだからって事で、処分はお嬢様に任せるって」
とりあえず、死んではいなかったのね……隷属紋を消したのに、死んでいたら後味が悪いどころじゃなかった。
……待って。影雷?それって、どこかで聞いたような……?そう思った瞬間、頭にノイズが走る。
影雷……影雷……あっ!影雷って、『Dual Eyes β』の隠しキャラじゃないの!!そして、1の『 Dual Eyes』の隠しキャラは、確か……
「神影……って……」
そう言いながら、思わずレイの方を見てしまった。すると、本当に不思議そうな顔をして、こう言った。
「何でお嬢様が、俺の通り名知ってるんです?」
……へっ?あんたなの!?隠しキャラってあんたなの!?
確かにいつもイケメンだとは思っていたけども!まさか、攻略対象なんて思わないよ!10も離れてそうだったのに!
「あなたが神影なの!?」
「カマかけだったのか!?」
あっ、素の口調が出た。さっきからずっと敬語だったから、てっきり周りに人がいるかと思っていたんだけど……
ずっと“お嬢様”でいつもの“お前”呼びが出ないし。それに、もう隷属紋も魔道具もないんだから、ここにいる必要はなくない?
と思って、首もとを見てみると、なぜか復活している魔道具。あれ?私、あれは私の部屋に置いておいたはずなんだけど……それに、刺客の襲撃で壊れてるかと思ったのに……
「あなたのその首と腕についてるのって……」
「あぁ。旦那様につけられましたけど?同じ魔道具です」
何やってるんですかパパさん!!しおらしいなぁと思っていたら、電撃を恐れてたとかじゃないのか!?
「お嬢様を守りきらなかった罰、だそうですよ。ほら、お嬢様の腕にあるでしょう」
「はい?」
何を言ってるんだと思いながらも、痛いのを我慢して見てみると、左腕に着いていた。えっ!?いつの間に!?
「お嬢様は一週間も眠ってらしたので、その間に改良したそうです。効果は以前と変わりませんが、それは、魔力を通して使えるもので、それは外せないそうですよ」
呪いのアイテムですか?まさかとは思うけど、パパさんは、あれをレイが自力で外したと思ってるんじゃあ……?で、一人で逃げたけど、罪悪感か何かで戻ってきた、みたいな。そんな風に思っているんじゃないだろうか。
改良って、魔道具屋に依頼したの……?私、変な風に思われません!?使用人に拷問器具使ってるみたいな!さすがにそれはキャラ崩壊だ!
「お父さんと話し合わないと……」
「呼んだか?」
噂をすればなんとやらとはよく言ったものですね……うん?
パパさあああん!!?まったく気配感じなかったんだけど!?
さらっと、レイが目をそらしてるし!おいお前!パパさんがいるのを知ってて黙ってたな!?だから敬語だったのか!私に敬語を使わなければ、説教(物理)だから!
「レイ、エリーと二人で話すから下がれ」
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