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公爵令嬢?それがどうした!
第31話 二人のいじめっ子
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考えられるのは、ただ一人。王妃のみ。王子の手紙の管理ができる立場で、王子の事を嫌っているのはこいつだけだ。
王妃は、元々は、側妃だった。だが、王妃の死により、王妃に繰り上がった。知られてはいないが、前王妃を殺害したのは、現王妃……の実家。
達が悪いのは、当の本人である王妃はこの事を知らない。いや、知ってはいるんだけど、手引きはしていないし、協力もしていない。なので、知らないと言われてしまえば、逃げられる。
私が知っているのも、ゲームで知ったからだ。
『Dual Eyes β』から登場する攻略対象、第二王子のヘリクス……の母親、エメリア。
こいつは、典型的な悪女。いや、悪女と言う言葉では生ぬるいかもしれない。ヘリクスの過去と共に語るとしよう。
語る前に、さらっとゲームでのこいつの立場から。
まず、『Dual Eyes』では、珍しく悪役として出ている。攻略対象じゃない男が悪役の乙女ゲームって珍しくない?だから、ハッキリと覚えている訳ですけども。
そして、『Dual Eyes β』では、俺様な攻略対象。派閥は王族派。あっ、言ってなかった気がするので言いますが、私の義弟のカルディアは王族派でございます。
他に、貴族派が二人。そして、中立の隠しキャラがいます。
こいつらには、会いたくありません。理由は簡単です。まず、貴族派の二人がナルシストと構ってちゃん。はい、私の嫌いな男の性格トップスリーに入る奴らでございます。そして、隠しキャラは……う~ん……何て言ったら良いのかな……
隠しキャラは、『Dual Eyes β』の攻略対象の中で、一番過去が重いです。そして、バッドエンドで唯一ヒロインが殺されます。簡単に言えば、容赦なく人を殺すような奴なんです。
レイ達がいるから大丈夫だろと言われればそうなんですけど、別に好きで関わった訳ではないでしょう?私の意思で従者にしましたが、わざわざ会いに行った訳ではありません。あっちが来たから、こちら側に引き入れようとしただけの事。それなら、従者にする方が良いかなと思った次第であります。……イケメン従者が欲しかったのもありますが……
あーっと!話がだいぶそれてしまいましたね。では、ヘリクスの説明に入りましょうか。
まずヘリクスは、最初は側妃の子として生まれました。ですが、側妃の子だったので、周りから少し差別されてきたみたいです。レオルド王子が優秀なのもあるでしょう。まぁ、昔は良くあるような事ですよね。
現代日本でもそう言う話はよく聞いたし。……というか、中学校の教師がそうだった。ここで、えりかの過去話を挟みます。
中学校では、私はそこそこの成績だった。中の上くらいかな?でも、テストで一桁の順位を取れるくらいのレベルではありました。だから高校で特待生になれた訳ですが……
ともかくとして、私は無遅刻無欠席でもあったので、それなりに優秀だった。それでですね、まぁ妬みがあるわけですよ。そこは私立だったので、貧乏母子家庭より下なんて、プライドが許さなかったんでしょう。私はあまり気にしていませんでしたが、辛かった時もありましたね。
でも、そんな私をずっと庇っていたのが、中学校の時の担任です。いや、いじめられてるんなら当然だろと思うかもしれません。私も思いました。でも、教師はだんだん冤罪までかけるようになったんですよ。
実はですね、私をいじめた奴には、成績が悪い子と良い子がおりまして。混乱するといけないので、イニシャルから取って、成績が悪いのをR子、良い子をS子とします。
R子は直球でした。私の悪口を言ったり、わざとぶつかってきたり。私を転ばせたりなんて事もありましたかね。でも、周りの目なんて気にしないぜ!って感じでした。さすがに私が友達と一緒にいたりする時はやられませんでしたが、私が一人で行動していたら、周りが見ていても行動に移していました。
そして、そんなR子を隠れ蓑にしていたのが、S子です。よくある典型的な奴は全部やられましたよ。トイレに入っている時に、水かけられたり、上靴の中に画鋲が入っていたり、靴が捨てられていたり。机に落書きもありましたね。
ですが、S子はこそこそやっていたのと、成績優秀だったので、担任教師に疑われる事はありませんでした。むしろ、私と仲が良いふりまでしていたんです。
……うん?じゃあなんで、S子がやったのを知っていたのかって?それはですね、偶然見たんです。奴がもう満面の笑顔で私の靴箱の中に泥を入れているのを。その時の私は、あぁ、やっぱりそうかって感じでした。営業成績一位を叩き出すくらいお客と接してきた私は、演じるのと同じくらい、嘘を見抜くのが得意でした。
そいつ、よくずっと友達でいようねとか、私は味方だからとか言ってたんですけど、目が笑っていないうえに、少しひきつってもいたんですよ。だからすぐに嘘だと感づきました。
まぁともかくそんな訳で、そういうねちっこい奴はS子がやっていたんですけど、それをR子がやったとして報告したんですよ。教師はすぐに信じて、あろう事かみんながいる場所で糾弾したんです。
R子は、良くも悪くも素直な性格なので、自分がやった事はちゃんと認めましたが、S子に擦り付けられた罪は認めませんでした。自分ではないと主張していたんです。まぁ、私もちゃんと言いましたよ。R子はやっていないって。悪口とかを言われたのは事実だけど、上靴を隠したりとかはしていないって。でもね、私のその発言は、R子を庇っているととられました。
その時は、はぁ?って思いましたよ。庇うなら、彼女はそもそもいじめてないって言うわ!!やったのはそこの優等生気取りのクズ女だわ!馬っ鹿じゃねぇの!?って叫びたかったです。でもね、そこで叫んだら、いろいろとぶっ壊れそうな気がしたんですよ。人間関係とか、イメージとか、エトセトラが……
それで、我が身が可愛い私は、つい口をつぐんでしまった。結果、R子が全部悪いで片づいちゃったんですよね~。そして、R子はぼっちになってしまいました。
S子はというと……
相も変わらず私と仲よしこよしのふりをしていました。本当にムカつきましたよ!というか、思い出していて現在進行形でムカついてきている。私は、敵と認識していたので、仲良くなんてしてやりませんでしたが。
そして、そのまま中学校卒業。意地でもあんな奴とは一緒にならん!という意志で、S子とは違う高校に進学した……という訳でございます。
S子の印象が強すぎるかと思いますが、教師もなかなかにクズではありませんか?一方の言い分しか信じてないんですよ?教師として……いや、人としてあり得ないですよね!
……うん?人としてあり得ないのは私も同類だ?……はい、すみません……我が身が可愛かったんです。R子に会えたら謝罪したいですよ。R子も転生していないと物理的に不可能ですが。
まぁ、うん。ないでしょう。R子が転生しているのは。いや、転生者はいるかもしれないよ?この広い世界で転生者が私ただ一人なんて、そんなのはあり得ません。絶対どこかに一人はいます。でも、それがR子なのはないだろうと思っているだけです。
いや、R子なら良い。問題はS子だ。あいつが転生していて遭遇しましたなんて事になったら、発狂してしまうかもしれない。それくらいに大嫌いで、同じ空気も吸いたくない。
はぁ……嫌いな奴って、思い出すだけでも精神がすり減って、体力が奪われるのか……初めて知った。
遭遇……しない事を願うけど、こういうのをフラグとも言う。フラグよ……そのまま折れてください。
そう願わずにはいられなかった。
王妃は、元々は、側妃だった。だが、王妃の死により、王妃に繰り上がった。知られてはいないが、前王妃を殺害したのは、現王妃……の実家。
達が悪いのは、当の本人である王妃はこの事を知らない。いや、知ってはいるんだけど、手引きはしていないし、協力もしていない。なので、知らないと言われてしまえば、逃げられる。
私が知っているのも、ゲームで知ったからだ。
『Dual Eyes β』から登場する攻略対象、第二王子のヘリクス……の母親、エメリア。
こいつは、典型的な悪女。いや、悪女と言う言葉では生ぬるいかもしれない。ヘリクスの過去と共に語るとしよう。
語る前に、さらっとゲームでのこいつの立場から。
まず、『Dual Eyes』では、珍しく悪役として出ている。攻略対象じゃない男が悪役の乙女ゲームって珍しくない?だから、ハッキリと覚えている訳ですけども。
そして、『Dual Eyes β』では、俺様な攻略対象。派閥は王族派。あっ、言ってなかった気がするので言いますが、私の義弟のカルディアは王族派でございます。
他に、貴族派が二人。そして、中立の隠しキャラがいます。
こいつらには、会いたくありません。理由は簡単です。まず、貴族派の二人がナルシストと構ってちゃん。はい、私の嫌いな男の性格トップスリーに入る奴らでございます。そして、隠しキャラは……う~ん……何て言ったら良いのかな……
隠しキャラは、『Dual Eyes β』の攻略対象の中で、一番過去が重いです。そして、バッドエンドで唯一ヒロインが殺されます。簡単に言えば、容赦なく人を殺すような奴なんです。
レイ達がいるから大丈夫だろと言われればそうなんですけど、別に好きで関わった訳ではないでしょう?私の意思で従者にしましたが、わざわざ会いに行った訳ではありません。あっちが来たから、こちら側に引き入れようとしただけの事。それなら、従者にする方が良いかなと思った次第であります。……イケメン従者が欲しかったのもありますが……
あーっと!話がだいぶそれてしまいましたね。では、ヘリクスの説明に入りましょうか。
まずヘリクスは、最初は側妃の子として生まれました。ですが、側妃の子だったので、周りから少し差別されてきたみたいです。レオルド王子が優秀なのもあるでしょう。まぁ、昔は良くあるような事ですよね。
現代日本でもそう言う話はよく聞いたし。……というか、中学校の教師がそうだった。ここで、えりかの過去話を挟みます。
中学校では、私はそこそこの成績だった。中の上くらいかな?でも、テストで一桁の順位を取れるくらいのレベルではありました。だから高校で特待生になれた訳ですが……
ともかくとして、私は無遅刻無欠席でもあったので、それなりに優秀だった。それでですね、まぁ妬みがあるわけですよ。そこは私立だったので、貧乏母子家庭より下なんて、プライドが許さなかったんでしょう。私はあまり気にしていませんでしたが、辛かった時もありましたね。
でも、そんな私をずっと庇っていたのが、中学校の時の担任です。いや、いじめられてるんなら当然だろと思うかもしれません。私も思いました。でも、教師はだんだん冤罪までかけるようになったんですよ。
実はですね、私をいじめた奴には、成績が悪い子と良い子がおりまして。混乱するといけないので、イニシャルから取って、成績が悪いのをR子、良い子をS子とします。
R子は直球でした。私の悪口を言ったり、わざとぶつかってきたり。私を転ばせたりなんて事もありましたかね。でも、周りの目なんて気にしないぜ!って感じでした。さすがに私が友達と一緒にいたりする時はやられませんでしたが、私が一人で行動していたら、周りが見ていても行動に移していました。
そして、そんなR子を隠れ蓑にしていたのが、S子です。よくある典型的な奴は全部やられましたよ。トイレに入っている時に、水かけられたり、上靴の中に画鋲が入っていたり、靴が捨てられていたり。机に落書きもありましたね。
ですが、S子はこそこそやっていたのと、成績優秀だったので、担任教師に疑われる事はありませんでした。むしろ、私と仲が良いふりまでしていたんです。
……うん?じゃあなんで、S子がやったのを知っていたのかって?それはですね、偶然見たんです。奴がもう満面の笑顔で私の靴箱の中に泥を入れているのを。その時の私は、あぁ、やっぱりそうかって感じでした。営業成績一位を叩き出すくらいお客と接してきた私は、演じるのと同じくらい、嘘を見抜くのが得意でした。
そいつ、よくずっと友達でいようねとか、私は味方だからとか言ってたんですけど、目が笑っていないうえに、少しひきつってもいたんですよ。だからすぐに嘘だと感づきました。
まぁともかくそんな訳で、そういうねちっこい奴はS子がやっていたんですけど、それをR子がやったとして報告したんですよ。教師はすぐに信じて、あろう事かみんながいる場所で糾弾したんです。
R子は、良くも悪くも素直な性格なので、自分がやった事はちゃんと認めましたが、S子に擦り付けられた罪は認めませんでした。自分ではないと主張していたんです。まぁ、私もちゃんと言いましたよ。R子はやっていないって。悪口とかを言われたのは事実だけど、上靴を隠したりとかはしていないって。でもね、私のその発言は、R子を庇っているととられました。
その時は、はぁ?って思いましたよ。庇うなら、彼女はそもそもいじめてないって言うわ!!やったのはそこの優等生気取りのクズ女だわ!馬っ鹿じゃねぇの!?って叫びたかったです。でもね、そこで叫んだら、いろいろとぶっ壊れそうな気がしたんですよ。人間関係とか、イメージとか、エトセトラが……
それで、我が身が可愛い私は、つい口をつぐんでしまった。結果、R子が全部悪いで片づいちゃったんですよね~。そして、R子はぼっちになってしまいました。
S子はというと……
相も変わらず私と仲よしこよしのふりをしていました。本当にムカつきましたよ!というか、思い出していて現在進行形でムカついてきている。私は、敵と認識していたので、仲良くなんてしてやりませんでしたが。
そして、そのまま中学校卒業。意地でもあんな奴とは一緒にならん!という意志で、S子とは違う高校に進学した……という訳でございます。
S子の印象が強すぎるかと思いますが、教師もなかなかにクズではありませんか?一方の言い分しか信じてないんですよ?教師として……いや、人としてあり得ないですよね!
……うん?人としてあり得ないのは私も同類だ?……はい、すみません……我が身が可愛かったんです。R子に会えたら謝罪したいですよ。R子も転生していないと物理的に不可能ですが。
まぁ、うん。ないでしょう。R子が転生しているのは。いや、転生者はいるかもしれないよ?この広い世界で転生者が私ただ一人なんて、そんなのはあり得ません。絶対どこかに一人はいます。でも、それがR子なのはないだろうと思っているだけです。
いや、R子なら良い。問題はS子だ。あいつが転生していて遭遇しましたなんて事になったら、発狂してしまうかもしれない。それくらいに大嫌いで、同じ空気も吸いたくない。
はぁ……嫌いな奴って、思い出すだけでも精神がすり減って、体力が奪われるのか……初めて知った。
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