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1. 婚約破棄を突きつけられまして
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一年間、お待たせしました。長編開始です。ストックに余裕ないので、不定期更新になりますが、短編のエピローグまでは構想を練ったので大丈夫だと思います。
ーーーーーーーーーーー
わたくしは、完璧と言われるらしい。
学業でも同い年の王子を差し置いて、学年トップ。魔術の腕もかなりのもの。教養・マナーも完璧。
そんなわたくしは侯爵令嬢であり、名はエリス・ハワード。父譲りの黒髪と、母譲りの銀の瞳を受け継いでいます。
侯爵家とは言っても、この国ーーライル王国の第二の王家と言われるほどの歴史と権力のある家ですし、決して、公爵家や王家に一方的に見下されるような家ではありません。
それは、貴族の常識とまで言われるほどなのですが……
わたくしは、目の前の人物を見つめます。
その人物は、わたくしの婚約者である、公爵家次男のウィリアム・オルター。
ウィリアムは、一人の女性を抱き寄せています。
あれは確か、リリアナ・カーレン男爵令嬢でしたわね。仲が良いという噂は耳にしておりましたが、ここまで来ましたか。
ウィリアムは、高らかに宣言しました。
「エリス・ハワード!お前との婚約は破棄させてもらう!お前がそんな女だとは思わなかった!」
「……はい?」
わたくしは、意味がわかりませんでした。いえ、言っていることはわかるのです。ですが、なぜここで言い出したのかが。
「あの、お言葉ですが、わたくしとあなたの婚約はーー」
「言い訳するつもりか!見苦しいぞ!」
ウィリアムはわたくしを睨み付けます。何か理由があるのでしょうけど、わたくしの言葉を切らないでもらいたいですわ。
「いえ、そういうわけではなくーー」
「何を言おうが、これは決定したことだ!」
まったく話を聞いてくれません。
どうしましょう、このお馬鹿。
「これは何の騒ぎだ」
わたくしたちが騒ぎを起こしていたからか、主役がこちらにやってきました。
そう。今日は王家主催の王子の誕生パーティー。
ですので、当然ながら主役はあの方。
わたくしは、ドレスの裾を軽くつまみ、カーテシーを行います。ウィリアムのほうをちらりと見ると、呆然としてなにもしません。
まったく。不敬罪とされても知りませんわよ。
そんな無礼者には目もくれず、その方はわたくしのほうへと近づいてきます。
「エリス嬢。何があったんだ?話してくれ」
その方の言葉に、わたくしは「はい、殿下」と返しました。
こちらに来たのは、本日の主役である王子殿下です。
お名前は、ユリウス・ロア・レクシャルさま。この国の第二王子殿下であらせられます。
「先ほど、ウィリアムさまに婚約破棄を言い渡されまして。あまりの言葉に夢でも見ているのかと……」
「……ああ、なるほど」
わたくしたちの婚約の事情を知っているユリウスさまは、それだけである程度は理解されてしまいました。
そして、ウィリアムのほうをじっと見ます。それは、少し蔑みも含むような目でした。
「ウィリアム殿。なぜこの場で婚約破棄など告げるんだ?」
ユリウスさまがそう尋ねると、ウィリアムは得意気に訳を話します。
「それは、その女がいかに醜悪かというのを知らしめるためです!公の場であれば逃げられはしないと……」
ユリウスさまは、ウィリアムさまから視線を反らし、わたくしのほうを見ます。
目で、『なんでこんなのと婚約していた?』と告げていたので、『わかりません』という意を込めて首を振りました。
「……一応聞くが、なぜ醜悪だと?」
ユリウスさまは、すでにめんどくさそうな顔を隠そうともしていません。
それに気づいていないのか、気にしていないのか、ウィリアムさまはまだ得意気に話します。
「それは、私の愛しのリリアナ・カーレンを虐げていたからです!身分が低いという理由で虐げる者など、私の妻にはふさわしくないのです」
最もらしい理由を語りますが、それだけで周りにはウィリアムの学の無さが語られています。
おかしなところしかありませんからね。仮に、わたくしがリリアナさまを虐げていたとして、特に問題にはなりません。
なぜならば、侯爵家と男爵家ほどに離れていますから。
当然、暴力などは問題になりますが、嫌み程度ならさほど問題にはならないのです。それが、身分差というもの。
むしろ、ウィリアムにわたくしという侯爵令嬢の婚約者がいるにも関わらず、男爵令嬢が逢瀬を重ねるほうが問題視されるというのに……
周りが少し蔑んだ目で見ていることに気づいていないのかしら?
「……エリス嬢。事実なのか?」
「心当たりがございませんわ。確かに、貴族として婚約者のいる殿方に無闇に近づいてはならないと注意はいたしましたが」
それも、あの件以降、行わなくなりましたがと心で付け足しました。言葉にしたほうがよかったですかね?
「ウィリアムさま。わたくしからもお聞きしたく存じますわ。なぜわたくしが彼女を虐げる必要があるのか」
仮に、身分が低いという理由で虐げたとしたら、被害はリリアナさまだけで終わるはずがありません。この国に、男爵家が一つしかないわけではありませんし、パーティーなどでお会いするのがリリアナさまだけということは不可能ですし。
「だから、私の寵愛を受けるのが自分よりも身分の低い令嬢なのが気に入らなかったのだろう!醜い嫉妬だ」
自信満々にそう言ってくるウィリアムに、わたくしは首をかしげる。
「……いえ、わたくし、彼女にそのような感情を向ける理由がありませんわよ?」
「お前は私の婚約者だろう!嫉妬の理由などそれで十分だ!」
ウィリアムかそう言ったことで、やっとわたくしも理解しました。
もちろん、虐げていた理由ではありません。ここで婚約破棄などという無意味なことをした理由です。
「エリス嬢がそなたに嫉妬するはずがないだろう」
傍観していたユリウスさまは、ため息混じりに呟きました。それに釣られるように、わたくしも軽くため息をつきました。
ウィリアムは、訳がわからないといった顔でユリウスさまとわたくしを交互に見ます。
わたくしは、ウィリアムを見つめて、笑みを浮かべながら、静かに伝えました。
「わたくしとあなたの婚約は、とうに解消済みですわ」
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わたくしは、完璧と言われるらしい。
学業でも同い年の王子を差し置いて、学年トップ。魔術の腕もかなりのもの。教養・マナーも完璧。
そんなわたくしは侯爵令嬢であり、名はエリス・ハワード。父譲りの黒髪と、母譲りの銀の瞳を受け継いでいます。
侯爵家とは言っても、この国ーーライル王国の第二の王家と言われるほどの歴史と権力のある家ですし、決して、公爵家や王家に一方的に見下されるような家ではありません。
それは、貴族の常識とまで言われるほどなのですが……
わたくしは、目の前の人物を見つめます。
その人物は、わたくしの婚約者である、公爵家次男のウィリアム・オルター。
ウィリアムは、一人の女性を抱き寄せています。
あれは確か、リリアナ・カーレン男爵令嬢でしたわね。仲が良いという噂は耳にしておりましたが、ここまで来ましたか。
ウィリアムは、高らかに宣言しました。
「エリス・ハワード!お前との婚約は破棄させてもらう!お前がそんな女だとは思わなかった!」
「……はい?」
わたくしは、意味がわかりませんでした。いえ、言っていることはわかるのです。ですが、なぜここで言い出したのかが。
「あの、お言葉ですが、わたくしとあなたの婚約はーー」
「言い訳するつもりか!見苦しいぞ!」
ウィリアムはわたくしを睨み付けます。何か理由があるのでしょうけど、わたくしの言葉を切らないでもらいたいですわ。
「いえ、そういうわけではなくーー」
「何を言おうが、これは決定したことだ!」
まったく話を聞いてくれません。
どうしましょう、このお馬鹿。
「これは何の騒ぎだ」
わたくしたちが騒ぎを起こしていたからか、主役がこちらにやってきました。
そう。今日は王家主催の王子の誕生パーティー。
ですので、当然ながら主役はあの方。
わたくしは、ドレスの裾を軽くつまみ、カーテシーを行います。ウィリアムのほうをちらりと見ると、呆然としてなにもしません。
まったく。不敬罪とされても知りませんわよ。
そんな無礼者には目もくれず、その方はわたくしのほうへと近づいてきます。
「エリス嬢。何があったんだ?話してくれ」
その方の言葉に、わたくしは「はい、殿下」と返しました。
こちらに来たのは、本日の主役である王子殿下です。
お名前は、ユリウス・ロア・レクシャルさま。この国の第二王子殿下であらせられます。
「先ほど、ウィリアムさまに婚約破棄を言い渡されまして。あまりの言葉に夢でも見ているのかと……」
「……ああ、なるほど」
わたくしたちの婚約の事情を知っているユリウスさまは、それだけである程度は理解されてしまいました。
そして、ウィリアムのほうをじっと見ます。それは、少し蔑みも含むような目でした。
「ウィリアム殿。なぜこの場で婚約破棄など告げるんだ?」
ユリウスさまがそう尋ねると、ウィリアムは得意気に訳を話します。
「それは、その女がいかに醜悪かというのを知らしめるためです!公の場であれば逃げられはしないと……」
ユリウスさまは、ウィリアムさまから視線を反らし、わたくしのほうを見ます。
目で、『なんでこんなのと婚約していた?』と告げていたので、『わかりません』という意を込めて首を振りました。
「……一応聞くが、なぜ醜悪だと?」
ユリウスさまは、すでにめんどくさそうな顔を隠そうともしていません。
それに気づいていないのか、気にしていないのか、ウィリアムさまはまだ得意気に話します。
「それは、私の愛しのリリアナ・カーレンを虐げていたからです!身分が低いという理由で虐げる者など、私の妻にはふさわしくないのです」
最もらしい理由を語りますが、それだけで周りにはウィリアムの学の無さが語られています。
おかしなところしかありませんからね。仮に、わたくしがリリアナさまを虐げていたとして、特に問題にはなりません。
なぜならば、侯爵家と男爵家ほどに離れていますから。
当然、暴力などは問題になりますが、嫌み程度ならさほど問題にはならないのです。それが、身分差というもの。
むしろ、ウィリアムにわたくしという侯爵令嬢の婚約者がいるにも関わらず、男爵令嬢が逢瀬を重ねるほうが問題視されるというのに……
周りが少し蔑んだ目で見ていることに気づいていないのかしら?
「……エリス嬢。事実なのか?」
「心当たりがございませんわ。確かに、貴族として婚約者のいる殿方に無闇に近づいてはならないと注意はいたしましたが」
それも、あの件以降、行わなくなりましたがと心で付け足しました。言葉にしたほうがよかったですかね?
「ウィリアムさま。わたくしからもお聞きしたく存じますわ。なぜわたくしが彼女を虐げる必要があるのか」
仮に、身分が低いという理由で虐げたとしたら、被害はリリアナさまだけで終わるはずがありません。この国に、男爵家が一つしかないわけではありませんし、パーティーなどでお会いするのがリリアナさまだけということは不可能ですし。
「だから、私の寵愛を受けるのが自分よりも身分の低い令嬢なのが気に入らなかったのだろう!醜い嫉妬だ」
自信満々にそう言ってくるウィリアムに、わたくしは首をかしげる。
「……いえ、わたくし、彼女にそのような感情を向ける理由がありませんわよ?」
「お前は私の婚約者だろう!嫉妬の理由などそれで十分だ!」
ウィリアムかそう言ったことで、やっとわたくしも理解しました。
もちろん、虐げていた理由ではありません。ここで婚約破棄などという無意味なことをした理由です。
「エリス嬢がそなたに嫉妬するはずがないだろう」
傍観していたユリウスさまは、ため息混じりに呟きました。それに釣られるように、わたくしも軽くため息をつきました。
ウィリアムは、訳がわからないといった顔でユリウスさまとわたくしを交互に見ます。
わたくしは、ウィリアムを見つめて、笑みを浮かべながら、静かに伝えました。
「わたくしとあなたの婚約は、とうに解消済みですわ」
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