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第一章 伯爵家の次男
15 初めてのお茶会
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パーティーが終わってから、リオンティールは休息を堪能していた。
ベッドでラクの顎を撫でたり、本を読んだり。
母親が途中から疲れたような顔をしていたのは気になったが、リオンティールにとっては、無事にパーティーを乗りきったことのほうが上だ。
これでのんびりと過ごす日常が戻ってくるーーかに思えた。
「リオン。王妃殿下と王子殿下から、連名でお茶会のお誘いよ。三日後にね」
「嫌です!!」
アイリーシアが、王家の紋章入りの手紙を渡されたとき、リオンティールは強くそう言った。
せっかく、せっかく嫌なパーティーを乗り切ったというのに、また社交を、しかも、あの王子とやるなど、リオンティールにとっては苦行でしかなかった。
「言っておくけど、王家の招待は断れないわよ」
「母上は王妃殿下のご友人でしょう!?意地でも断ってください!」
「無理です!」
「うう……」
なんとか母親を説得しようとするが、アイリーシアは折れなかった。アイリーシアは、一度決めたら曲げないのは、リオンティールがよく知っている。
だからこそ、口では不満を漏らしながらも、仕方なく、本当に仕方なくだが準備をする。
「一体、なんなんだか……」
リオンティールが気になるのは、あの王子だ。
きっと、自分がが招待されたのも、あの王子が口出ししてきたに決まっている。
リオンティールは、そう思えて仕方なかった。
◇◇◇
迎えたお茶会当日、リオンティールは母のアイリーシアと共に登城した。
「はぁ……」
リオンティールは、ため息をつく。
昨日まで、仮病でも使って休もうかと考えたが、この母親には通じなかった。
『それなら、お医者さまを呼びましょう』
そうニコニコしながら言われて、リオンティールは仮病の言い訳を断念した。
どの家でも、どこの世界でも、母は強しだと実感した瞬間だった。
「そんなに気落ちしなくても大丈夫よ。王妃殿下と王子殿下しかいらっしゃらないから」
それが問題なんだよと言いそうになるのを堪えて、「そうですね」と返した。
リオンティールだって、転生者とはいえ、五年もの間、貴族として育ってきた。王子とお茶会することも、嫌々ではあるが、参加しなければならないことは理解している。
だが、どうにもあの王子が引っかかる。なんで、あんなにも自分に合わせるようなことができたのか。まるで、ずっと慣れ親しんでいたようなーーそんな違和感が拭えない。
だからこそ、会いたくないのだ。できる限り、ゆっくり歩いて、会うまでの時間を引き伸ばしたいと思っていた。
そんな思いもつかの間、数分ほどでお茶会の会場へと着いてしまう。
「待ってたわ、リーシャ。リオンくんもお久しぶりね」
「お久しぶりです。王妃殿下、王子殿下」
「そんなにかしこまらなくてもいいわよ。それこそ、昔のリーシャみたいにロッテとか呼んでくれてもーー」
「王妃殿下。席についてもよろしいでしょうか?」
冷たい声でそう言ったのは、アイリーシアだった。
リオンティールは、その場が冷えるような声に体をびくりと震わせたが、シャーロットは意にも介さずに、くすくすと笑い続けている。
「ええ、どうぞ。立ったままでお茶会はできないもの」
王妃から許可が降り、二人は空いている椅子に座る。
リオンティールは、王子から目を離さない。王妃に挨拶したときも、意識は王子のほうを向いていた。
意識だけでなく、視線も王子のほうを向いた時、王子と目が合う。
「久しぶりだな、リオンティール」
以前のパーティーでも見せた不敵な笑みを、今日もリオンティールに向けている。
「はい。三日ぶりですね、殿下」
そんな大して久しぶりでもないだろと言外に伝える。
まだパーティーの疲れが癒えていないところにお茶会に呼ばれたリオンティールのストレスは、すでにMAXだった。そのために、普段なら内に秘めておく言葉が滲み出ている。
リオンティールの言葉に反応してか、王子はリオンティールのことをじっと見つめてきたため、リオンティールも視線を合わせる。
先に王子のほうが視線を反らし、王妃にあることを提案した。
「母上は、久しぶりに夫人とお話ししたいでしょう?リオンティールは私の部屋に招いても良いでしょうか」
反射的に嫌ですと言わなかった自分自身を、リオンティールは褒めてやりたかった。
もし、相手が王子でなければ、間違いなく口にしていただろう。
「あの、僕はーー」
「ええ、そうね。私は構わないわ」
「王子殿下がそう仰るのであれば」
リオンティールが何か言う前に、王妃とアイリーシアが了承してしまう。
それに、リオンティールは今まで以上に焦る。
(いや、僕は行きたくないんだけど!?)
そう心では反論しても、立場上、それを口に出すことはできない。
大人しく王子の後についていくしか、道は残されていなかった。
◇◇◇
王子の案内で、リオンティールは私室へと入る。リオンティールは、部屋をさらっと観察する。
(これが格差社会か……)
リオンティールも伯爵家なので、前世と比べたら調度品もあり、高価な家具があるが、やはり王子とは比べ物にならない。
「椅子がないな……持ってきてくれ」
王子は部屋を見渡した後、側にいた使用人に指示を出す。
(それくらい、用意しておけばいいのに……)
いつもなら、こんな些細なことは気にしないのだが、今の心境では、こんなことも気に障る。
数分くらいすると、一つの椅子が部屋に運び込まれた。
王子に座るように指示され、リオンティールは腰かけた。王族が使うような椅子なだけはあり、座り心地は最高だった。
リオンティールが座ったのを確認すると、王子は使用人たちのほうを見る。
また何かおつかいでもさせるのかと思っているとーー
「リオンティールと二人にしてくれ」
王子は、真顔でそう言った。
リオンティールは、その言葉を理解するのに数秒かかる。
(僕と、二人……?えっ、ほんとになんで?)
リオンティールも、別に自分が普通の行動をしているとは思っていない。
マイペースと言われるだけはあり、梨央もリオンティールも、他の人に合わせることはなく、言動は、どちらかといえば異端であっただろう。
そんなリオンティールから見ても、王子の今までの言動は、まったく理解ができなかった。
子どものわがままとか、そんな単純な理由ではもう片づけられない。そんな気がした。
「で、ですが、王子殿下……」
「私たちは、王子殿下のお側におりませんと……」
椅子を持ってくる時は従った使用人たちも、さすがにその言葉には渋る。理由はわかっていた。
いくらリオンティールが伯爵家の子息で、母親である夫人と王妃が仲の良い友人とはいえ、使用人たちからしてみれば、味方か敵かもわからない貴族の子どもだ。二人きりにしたら、王子に何をされるかわかったものではない。
第一王子が狙われやすい立場というのも、その理由に拍車をかける要素だ。今はレンノラードには兄弟がおらず、他に跡継ぎがいないため、まだましなほうではある。
だが、そんなことは関係ないとばかりに、王子は使用人を軽く睨む。
「聞こえなかったか?二人にしろと言ったんだ」
パーティーで自分に話しかけてきた時や、先ほどのお茶会とはうってかわって、少し低いトーンでそう告げた。
それを告げる顔には、自分の命令に従わない不満や不服を、隠しもしていなかった。少し、殺気のようなものも感じたくらいだ。
リオンティールでさえ、急に雰囲気の変わった王子に、体をびくりと震わせたくらいだ。使用人たちは、今にも倒れそうなくらいに青ざめている。
「「か、かしこまりました……」」
使用人たちは頭を下げ、静かに部屋を出ていく。
使用人たちが出ていくと、王子は軽く息を吐き、リオンティールのほうを向いた。
その顔には、お茶会でも見せた、あの笑みが浮かんでいた。
「では、少し話すとするか。他人がいなくなったからな」
「…………」
今から何を話すのかとリオンティールが身構えると、王子はベッドに腰かけた。
「そなたは、何も変わらんな」
「変わらない……とは?」
まるで、昔から自分を知っているかのような言い草に、リオンティールは首をかしげる。
「感情をまったく隠そうとしないところだ。嫌なことであれば嫌悪感を全面的に押し出す。笑みを向けていても、それがよく滲み出ていた」
「だって、嫌なものは嫌なんですから。早く家に帰りたいです」
もう王子に取り繕うのも面倒くさくなってきてしまったリオンティールは、王子に悪態をつく。
王子は、クスクス笑うだけだ。
リオンティールは、そんな王子の様子にきょとんとしたが、笑うことを止めた王子が視線を合わせた時、背中に電流が走ったような気がした。
「そんなんだから自分勝手とか言われるんだぞ?」
いつだったか。梨央が転生する前に、まったく同じ言葉をぶつけてきたのがいた気がする。
その時に、自分は、笑いながらこう返した。
「それは僕には褒め言葉……だよ?」
ニヤリとしながらそう言うと、王子のほうも、ニヤリと笑う。
「さて、いろいろと話そうか、梨央」
「そうだね、蓮。こっちも、聞きたいことがあるしね」
ベッドでラクの顎を撫でたり、本を読んだり。
母親が途中から疲れたような顔をしていたのは気になったが、リオンティールにとっては、無事にパーティーを乗りきったことのほうが上だ。
これでのんびりと過ごす日常が戻ってくるーーかに思えた。
「リオン。王妃殿下と王子殿下から、連名でお茶会のお誘いよ。三日後にね」
「嫌です!!」
アイリーシアが、王家の紋章入りの手紙を渡されたとき、リオンティールは強くそう言った。
せっかく、せっかく嫌なパーティーを乗り切ったというのに、また社交を、しかも、あの王子とやるなど、リオンティールにとっては苦行でしかなかった。
「言っておくけど、王家の招待は断れないわよ」
「母上は王妃殿下のご友人でしょう!?意地でも断ってください!」
「無理です!」
「うう……」
なんとか母親を説得しようとするが、アイリーシアは折れなかった。アイリーシアは、一度決めたら曲げないのは、リオンティールがよく知っている。
だからこそ、口では不満を漏らしながらも、仕方なく、本当に仕方なくだが準備をする。
「一体、なんなんだか……」
リオンティールが気になるのは、あの王子だ。
きっと、自分がが招待されたのも、あの王子が口出ししてきたに決まっている。
リオンティールは、そう思えて仕方なかった。
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迎えたお茶会当日、リオンティールは母のアイリーシアと共に登城した。
「はぁ……」
リオンティールは、ため息をつく。
昨日まで、仮病でも使って休もうかと考えたが、この母親には通じなかった。
『それなら、お医者さまを呼びましょう』
そうニコニコしながら言われて、リオンティールは仮病の言い訳を断念した。
どの家でも、どこの世界でも、母は強しだと実感した瞬間だった。
「そんなに気落ちしなくても大丈夫よ。王妃殿下と王子殿下しかいらっしゃらないから」
それが問題なんだよと言いそうになるのを堪えて、「そうですね」と返した。
リオンティールだって、転生者とはいえ、五年もの間、貴族として育ってきた。王子とお茶会することも、嫌々ではあるが、参加しなければならないことは理解している。
だが、どうにもあの王子が引っかかる。なんで、あんなにも自分に合わせるようなことができたのか。まるで、ずっと慣れ親しんでいたようなーーそんな違和感が拭えない。
だからこそ、会いたくないのだ。できる限り、ゆっくり歩いて、会うまでの時間を引き伸ばしたいと思っていた。
そんな思いもつかの間、数分ほどでお茶会の会場へと着いてしまう。
「待ってたわ、リーシャ。リオンくんもお久しぶりね」
「お久しぶりです。王妃殿下、王子殿下」
「そんなにかしこまらなくてもいいわよ。それこそ、昔のリーシャみたいにロッテとか呼んでくれてもーー」
「王妃殿下。席についてもよろしいでしょうか?」
冷たい声でそう言ったのは、アイリーシアだった。
リオンティールは、その場が冷えるような声に体をびくりと震わせたが、シャーロットは意にも介さずに、くすくすと笑い続けている。
「ええ、どうぞ。立ったままでお茶会はできないもの」
王妃から許可が降り、二人は空いている椅子に座る。
リオンティールは、王子から目を離さない。王妃に挨拶したときも、意識は王子のほうを向いていた。
意識だけでなく、視線も王子のほうを向いた時、王子と目が合う。
「久しぶりだな、リオンティール」
以前のパーティーでも見せた不敵な笑みを、今日もリオンティールに向けている。
「はい。三日ぶりですね、殿下」
そんな大して久しぶりでもないだろと言外に伝える。
まだパーティーの疲れが癒えていないところにお茶会に呼ばれたリオンティールのストレスは、すでにMAXだった。そのために、普段なら内に秘めておく言葉が滲み出ている。
リオンティールの言葉に反応してか、王子はリオンティールのことをじっと見つめてきたため、リオンティールも視線を合わせる。
先に王子のほうが視線を反らし、王妃にあることを提案した。
「母上は、久しぶりに夫人とお話ししたいでしょう?リオンティールは私の部屋に招いても良いでしょうか」
反射的に嫌ですと言わなかった自分自身を、リオンティールは褒めてやりたかった。
もし、相手が王子でなければ、間違いなく口にしていただろう。
「あの、僕はーー」
「ええ、そうね。私は構わないわ」
「王子殿下がそう仰るのであれば」
リオンティールが何か言う前に、王妃とアイリーシアが了承してしまう。
それに、リオンティールは今まで以上に焦る。
(いや、僕は行きたくないんだけど!?)
そう心では反論しても、立場上、それを口に出すことはできない。
大人しく王子の後についていくしか、道は残されていなかった。
◇◇◇
王子の案内で、リオンティールは私室へと入る。リオンティールは、部屋をさらっと観察する。
(これが格差社会か……)
リオンティールも伯爵家なので、前世と比べたら調度品もあり、高価な家具があるが、やはり王子とは比べ物にならない。
「椅子がないな……持ってきてくれ」
王子は部屋を見渡した後、側にいた使用人に指示を出す。
(それくらい、用意しておけばいいのに……)
いつもなら、こんな些細なことは気にしないのだが、今の心境では、こんなことも気に障る。
数分くらいすると、一つの椅子が部屋に運び込まれた。
王子に座るように指示され、リオンティールは腰かけた。王族が使うような椅子なだけはあり、座り心地は最高だった。
リオンティールが座ったのを確認すると、王子は使用人たちのほうを見る。
また何かおつかいでもさせるのかと思っているとーー
「リオンティールと二人にしてくれ」
王子は、真顔でそう言った。
リオンティールは、その言葉を理解するのに数秒かかる。
(僕と、二人……?えっ、ほんとになんで?)
リオンティールも、別に自分が普通の行動をしているとは思っていない。
マイペースと言われるだけはあり、梨央もリオンティールも、他の人に合わせることはなく、言動は、どちらかといえば異端であっただろう。
そんなリオンティールから見ても、王子の今までの言動は、まったく理解ができなかった。
子どものわがままとか、そんな単純な理由ではもう片づけられない。そんな気がした。
「で、ですが、王子殿下……」
「私たちは、王子殿下のお側におりませんと……」
椅子を持ってくる時は従った使用人たちも、さすがにその言葉には渋る。理由はわかっていた。
いくらリオンティールが伯爵家の子息で、母親である夫人と王妃が仲の良い友人とはいえ、使用人たちからしてみれば、味方か敵かもわからない貴族の子どもだ。二人きりにしたら、王子に何をされるかわかったものではない。
第一王子が狙われやすい立場というのも、その理由に拍車をかける要素だ。今はレンノラードには兄弟がおらず、他に跡継ぎがいないため、まだましなほうではある。
だが、そんなことは関係ないとばかりに、王子は使用人を軽く睨む。
「聞こえなかったか?二人にしろと言ったんだ」
パーティーで自分に話しかけてきた時や、先ほどのお茶会とはうってかわって、少し低いトーンでそう告げた。
それを告げる顔には、自分の命令に従わない不満や不服を、隠しもしていなかった。少し、殺気のようなものも感じたくらいだ。
リオンティールでさえ、急に雰囲気の変わった王子に、体をびくりと震わせたくらいだ。使用人たちは、今にも倒れそうなくらいに青ざめている。
「「か、かしこまりました……」」
使用人たちは頭を下げ、静かに部屋を出ていく。
使用人たちが出ていくと、王子は軽く息を吐き、リオンティールのほうを向いた。
その顔には、お茶会でも見せた、あの笑みが浮かんでいた。
「では、少し話すとするか。他人がいなくなったからな」
「…………」
今から何を話すのかとリオンティールが身構えると、王子はベッドに腰かけた。
「そなたは、何も変わらんな」
「変わらない……とは?」
まるで、昔から自分を知っているかのような言い草に、リオンティールは首をかしげる。
「感情をまったく隠そうとしないところだ。嫌なことであれば嫌悪感を全面的に押し出す。笑みを向けていても、それがよく滲み出ていた」
「だって、嫌なものは嫌なんですから。早く家に帰りたいです」
もう王子に取り繕うのも面倒くさくなってきてしまったリオンティールは、王子に悪態をつく。
王子は、クスクス笑うだけだ。
リオンティールは、そんな王子の様子にきょとんとしたが、笑うことを止めた王子が視線を合わせた時、背中に電流が走ったような気がした。
「そんなんだから自分勝手とか言われるんだぞ?」
いつだったか。梨央が転生する前に、まったく同じ言葉をぶつけてきたのがいた気がする。
その時に、自分は、笑いながらこう返した。
「それは僕には褒め言葉……だよ?」
ニヤリとしながらそう言うと、王子のほうも、ニヤリと笑う。
「さて、いろいろと話そうか、梨央」
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