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黒猫ツバキとホレ薬パニック
おまけ
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「ご主人様は、本当にチリーニャさんの作った薬に惑わされていたニョ? ひょっとして、操られているフリをしていただけニャンじゃ……?」
「どうして、そう思う?」
「だって、ご主人様は魔法薬・精製の達人ニャン。あにょ手の薬には詳しいし……。それに薬を飲んだ後、意味深な笑顔を浮かべていたようにゃ……」
「ふふふふふ……」
「真実は闇の中にゃのネ」
「まぁ、チリーナには良い体験になったに違いない。これで、少しは成長してくれるはず」
「期待とは、裏切られるためにあるのニャ」
「ツバキは辛口だな~。……お。このチーズ、美味いな」
「それは、チリーニャさんがアタシに呉れたチーズにゃん!」
「ケチくさいことを言うな。ツバキは私の使い魔だろう? だから、お前のモノは私のモノだ」
「横暴にゃ」
「そう怒るな、ツバキ。お茶でも、飲め。使い魔にならなかったら、猫であるお前は、お茶の味を楽しむことなんて出来なかったんだぞ」
「良い香りのするお茶ニャ~。これ、普通のお茶じゃニャいよネ?」
「花茶だ。茶葉に、乾燥させた花弁を混ぜているのさ」
「ふ~ん。何の花?」
「百合」
「……………………」
「おつまみに、エンドウ豆もあるぞ」
「………………エンドー豆のお豆さんは、要らないニャン。莢だけで良いニャ」
「おいおい、ツバキ。エンドウ豆は、莢じゃ無くて豆を食べるものだぞ」
「百合茶と、豆を抜いたエンドー豆……」
「百合とエンドー?」
「これがホントの《百合エンド》なのニャ」
♢
ツバキ「物語が無事に《百合エンド》を迎えられて、めでたしめでたしなのニャ」
チリーナ「そんな訳ないでしょ――――!!!」
「どうして、そう思う?」
「だって、ご主人様は魔法薬・精製の達人ニャン。あにょ手の薬には詳しいし……。それに薬を飲んだ後、意味深な笑顔を浮かべていたようにゃ……」
「ふふふふふ……」
「真実は闇の中にゃのネ」
「まぁ、チリーナには良い体験になったに違いない。これで、少しは成長してくれるはず」
「期待とは、裏切られるためにあるのニャ」
「ツバキは辛口だな~。……お。このチーズ、美味いな」
「それは、チリーニャさんがアタシに呉れたチーズにゃん!」
「ケチくさいことを言うな。ツバキは私の使い魔だろう? だから、お前のモノは私のモノだ」
「横暴にゃ」
「そう怒るな、ツバキ。お茶でも、飲め。使い魔にならなかったら、猫であるお前は、お茶の味を楽しむことなんて出来なかったんだぞ」
「良い香りのするお茶ニャ~。これ、普通のお茶じゃニャいよネ?」
「花茶だ。茶葉に、乾燥させた花弁を混ぜているのさ」
「ふ~ん。何の花?」
「百合」
「……………………」
「おつまみに、エンドウ豆もあるぞ」
「………………エンドー豆のお豆さんは、要らないニャン。莢だけで良いニャ」
「おいおい、ツバキ。エンドウ豆は、莢じゃ無くて豆を食べるものだぞ」
「百合茶と、豆を抜いたエンドー豆……」
「百合とエンドー?」
「これがホントの《百合エンド》なのニャ」
♢
ツバキ「物語が無事に《百合エンド》を迎えられて、めでたしめでたしなのニャ」
チリーナ「そんな訳ないでしょ――――!!!」
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