どうやら異世界ではないらしいが、魔法やレベルがある世界になったようだ

ボケ猫

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279 おいおい、これってすごく重要な会議なんじゃないのか?

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「・・そうか」

アニム王はそれだけ言うと表情を変え、話し始める。

「・・邪神教団・・・」

アニム王がその言葉を口にした瞬間、議場内の雰囲気が変わった。

全員がアニム王を見る。



「この教団も転移してきているのが確認された」

アニム王がそういうと、皆が口々に言葉を発していた。

重鎮たちと一緒に前にも話していたことだな。

俺はそう思いながら聞いていた。



「・・あの教団・・・」

「・・転移してきていたのか・・」

「・・滅んだと思ったものを・・」



アニム王がしばらくして、

「・・邪神教団は、いつの時代でも現れる。 それはいい。 ただ、邪神王が現れる可能性があるのだよ」

そういうと、みなが凍り付いたようになった。



しばらくして、前の重鎮と違う人たちだろう、その人が口を開いた。

「・・・王様、まさかそのような・・・」

「・・確か、前の大戦で消滅したはずでは・・・」

アニム王が、ミランの方を見た。



ミランが変わって話しだす。

「・・今のところ、可能性があるというだけです。 といいますのは、この星の歴史を調べてまいりました。 人という種族が確認されて500万年ほど経過しているようです。 その中で、文明が生まれ戦争が何度も起こり怨嗟えんさかたまりが多く残っているようなのです。

特に、宗教がらみの争いなどでは、まさに虐殺ぎゃくさつと呼んでいい所業が多数確認されました。 ご存知のように、邪神王はそういったところに現れやすい・・・」

ミランが説明している。



「・・あくまで可能性の話だよ。 重要なことなので、これから何度も話題になるとは思うが・・・」

アニム王が言う。

議場内の雰囲気はざわついている。

・・・・・

・・・

「・・考えていても始まらない。 ただ、今我々にできることは、他種族との信頼関係を築いていくことだと思う。 地道な作業だが、大きな力となるだろう。

また、小さな街や村、この確認も大事だと思う。 調査団だけではわからないからね。 

とりあえずは以上だが、何か質問はあるかね」

アニム王が他の意見を待っているようだ。



王宮の重鎮の中の一人が手を挙げて発言をする。

「王よ、邪神王のことは誰にもわからないでしょう。

・・・ただ、クイーンバハムート。 存在は誰でも知っておりますが、見たものはおりません。 話などできるのでしょうか?」

「・・・正直わからない」

アニム王がそういう。

そして、続けて、

「クイーンバハムートは、私たちの王国が存在するよりはるか昔から存在していると言われている。 その目で何を見て、何を考えているのかわからない。 ただ、できることならせめて敵対関係にならないことを願うだけだ。

・・・どの種族とも不干渉で来たが、ここは違う世界だ。 いや、願ってばかりではダメだな・・・そのところは考えておくよ」

アニム王はそういうと、王宮の重鎮はうなずいていた。



・・・なんか無茶苦茶、重い話をしてるんじゃないのか?

俺、逃げ出したいんだけど・・・。



俺がそんなことを思っていると、アニム王が皆を見渡して、他には何かないかを聞いていた。

またも重鎮の中から言葉が出た。

「王様、魔導国というと、あの魔術師シェルファ、いや魔導士といった方が良いのでしょうか。 その存在は確認されておりますでしょうか?」

アニム王は、その質問を受け、落ち着いた口調で答える。

「いや、わからない。 ただ、魔導国だろうということは確認されている」

「・・・なるほど」

重鎮が複雑な顔をして、下を向く。

となりの人がつぶやく。

「・・あの女魔導士・・いや、性別すらわからないやから。 星の消滅とともに、消えてくれればよかったものを・・」



何やら物騒な発言をしているな。

俺がそんなことを思っていると、ミランが説明をしてくれた。

「・・テツ君。 魔導国というのは、光の神の狂信集団とは違い、魔法を追求する連中が集まった国なんだよ。 その指導者がいてね・・・これがまた、なんていうのか・・・一言でいえば、恐ろしい人物だね。 人を空気か道具のように考えているみたいなんだ」

ミランがそこで一息入れる。



その時にルナが一言付け加えた。

「人の身で、永遠を宿やどそうとする愚か者だ」



その場にいた皆が、ルナを見た。

ルナは気にすることもなく飲み物を飲んでいる。



アニム王が微笑みながら、言葉を出す。

「ルナの言うことはもっともだね。 シェルファという人物だが、領土的野心はない。 ただ、その国で何が行われているのかはわからない。 他国の旅行者や冒険者が、直接被害を受けたという報告も聞いたことがないね」

アニム王が俺に説明してくれてるようだ。

皆は静かに聞いている。


◇◇◇



今のところの設定状況です。

合ってるかどうか不安ですが、目安です。

突っ込まないでくださいね(笑)



テツ:Lv42(賢者)

優ゆう:Lv33(レーンジャー)

颯はやて:Lv28(トレーナー)

凛りん:Lv22(アークメイジ)

梓あずさ:Lv23(スナイパー):嫁

アキラ:Lv36(錬金術士):じいちゃん

シノブ:Lv32(セージ):ばあちゃん

真澄ますみ:Lv22(プリースト):嫁のお義母さん





アニム王:Lv56

ルナ:Lv53(ヴァンパイア)

ウルダ:Lv41(サキュバス)

シルビア:Lv30(ダークエルフ)

ノムル:Lv36(ドワーフ長老)

ガイアス:Lv43(ドワーフ王)

ガルム:Lv33(ドワーフの鍛冶職人、帝都の店)



ココ:Lv22(帝都地上審議官)

風吹君:Lv21(騎士)





フレイア:Lv41(ハイエルフ)

ポーネ:Lv21(帝都ギルド受付)

レイア:Lv27(優の嫁さん)

アリア:Lv20(帝都ギルド受付)

プローメス:Lv29

ミラン:Lv41(帝都ギルドマスター)

エレン:Lv35:ミランの嫁

ロディーネ:Lv25(帝都ギルド受付)

名前未設定:Lv40(騎士団長)

ウベール:Lv32(帝都騎士団第一隊長)

ヘレメス:Lv25(帝都騎士団第一隊員)

メサイア:Lv31(帝都騎士団第三隊長)



メテウス:Lv28(帝都騎士団第五隊員:ディアナの街の警備員)

ディアナ:Lv37(藤岡のところのギルドマスター)

藤岡:Lv28

ハル君:Lv21(藤岡の息子)

アストー:Lv35(ディアナのところの女将さん:魔族)





邪神教団:狂信者集団



キョウジ:Lv28(消息不明)

カズヤ:Lv26(帝都へ連行)

狙撃兵:Lv24(消滅)





魔導国(ドワーフ国の北西)

シェルファ:レベル??



精霊族(南米)



南極:クイーンバハムート:レベル??



魔族(北米)<そのうち出てきます>



レイドルド帝国:北米<そのうち出てきます>


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