同窓会~あの日の恋をもう一度~

小田恒子

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その後

甘く、蕩ける 2*

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 悠太くんの手が私の背中に回り、いつの間にかブラジャーのホックが外されていた。胸の締め付けがなくなり、その隙間から悠太くんの手が胸に侵入して来ると、私の身体が再び跳ね上がる。どうしてこんなにも触れられるだけで私の身体は敏感に反応してしまうのだろう。

 片手で乳房を揉みしだかれながら、反対の胸にキスをされ、私はこれまでに感じた事のない快感に身を任せていた。胸の頂に唇や手が触れると、いつの間にか先端が尖って固くなっている。

「はっ……、あ、あっ……、あっ!」

 私のはしたない声が部屋に響くのを、悠太くんが恍惚の表情で見上げながら聞いている。
 私の身体は、私の意思に反してもっと触れてと言わんばかりに胸を弓なりに反らせている。そして悠太くんはそれに応えるかの様に先端への愛撫を強めている。私は悠太くんにされるがまま、段々と思考が遠ざかり本能の赴くままに快楽を求めていた。

 悠太くんの愛撫に蕩けながらも、自分の胎内、子宮の奥底からの疼きを感じていた。初めての事にその疼きを鎮める方法も分からないまま腰を浮かせたり両脚を擦り合わせたりしていると、悠太くんの手が私のレギンスのウエスト部分に触れた。

「こっちも脱がせるよ。きっと結衣の下着濡れてるから、汚れる前に脱いじゃおう」

 そう言って私のレギンスとショーツを一気に脱がせた。
 脱がせる間も私への愛撫は止まらない。
 とうとう一糸纏わぬ生まれたままの姿を見せると、悠太くんは再び生唾を飲んで私の全身を見つめていた。

 今の私は悠太くんの目にどの様に映っているのだろう。
 恥ずかしいくらいに蕩けさせられている。初めてなのにこんなに乱れてしまって淫乱だと思われていないだろうかと不安になっていると、悠太くんがポツリと呟いた。

「想像していたより、全然綺麗だ……」

 その言葉を聞いて、私の目に涙が浮かんできた。
 何故涙がにじみ出たのかは分からない。でも、失望されているのではないと分かり、安堵の涙なのか、これから起こる行為への恐怖、彼のものになると言う期待、色んな感情が混在している事は間違いなかった。
 でも、今この状況は私一人が裸になっていて悠太くんは着衣の状態である。私一人が裸なのは不公平だと思っていたら、私の視線を感じたのか悠太くんも着ていたトレーナーと下に着ていたTシャツを一気に脱ぎ捨てた。
 そして穿いていたジャージのポケットから正方形のパッケージを取り出した。
 本物を見た事なかったけれど、それが避妊具である事は一目で分かった。

「これ着けずに結衣の中に入りたいけど、順番は間違えないようにしなきゃ。
 また嫌われるのは、嫌だから……」

 そう言って私の足元にその避妊具を置くと、ジャージとトランクスを一緒に脱ぎ捨てた。
 視界に入った悠太くんの下半身に思わず視線が釘付けになる。
 初めて見る男性のその部分に、私は驚いた。
 あんなに大きくなっているものが、果たして本当に私の中に入るのだろうか……。
 私の視線を感じた悠太くんは、私に微笑みかけながら優しく言葉を発した。

「分かる? これ、結衣だからこうなってるの。
 結衣の中に入りたくて堪らない。でも結衣は初めてだし、こんなの入るか不安に思ってるんだろう?」

 私の気持ちが何故わかるのだろう。私は素直に頷いた。
 私の仕草に苦笑いを浮かべながら、悠太くんは言葉を続けた。

「女の子の初めてって凄く痛いって言うし、確かにこれが結衣の中に入るなんて信じられないかも知れない。
 でも俺の出来る限り優しくするし、痛みを感じない様に時間をかけて結衣の中を解すから、恥ずかしがらずにこれから俺がする行為を受け入れて欲しい」

 悠太くんの表情を見ていると、彼の精一杯の誠意が感じられた。きっと大丈夫、この人なら……。
 過去に私を傷付けたこの人なら、私を労わる心を絶対に持ってる。私の嫌がる事は絶対にしない。
 何故かそう思えた。

 私は、涙を拭って頷いた。

「分かった。悠太くん、私を悠太くんのものにして……」

 私の覚悟が伝わったのだろう。悠太くんは私に覆いかぶさると、私の身体をギュッと抱き締めた。
 身体が繋がっていなくても、人肌はこんなにも温かくて安心出来る。
 私は悠太くんの背中に手を回すと、力を込めてその背中を抱き締めた。

 悠太くんは再び私の唇にキスをした。
 その唇からは、優しさや思いやりが感じられた。
 こんなにも大事に思ってくれているのだから、もし仮に痛みを感じても、きっと我慢できる筈だ。
 それに、破瓜の痛みは大好きな人から与えられる痛みだ。悠太くんと一緒に乗り越えたい。

 私の決意だ。

 再び悠太くんの愛撫が始まり、私は身も心もドロドロに解かされて行くのを感じた。
 子宮の奥からは、私の熱が発せられている。
 悠太くんの愛撫が再び私の胸へと下りて来た。胸の頂は触れられる都度敏感になり、どうにかなってしまうのではないかと思う位に触れられて悦んでいる。

 そして段々と悠太くんの手が私の下半身の秘めたる部分へと下りて来た。
 初めて触れられる場所に、私は逐一全身に電流が走るかの様に身体が跳ねている。


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