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プリンスの凱旋
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「よっ」
スタジオ内の控室に戻ると、先に戻っていた亮が薫に向かって片手を上げた。思わずパーテーションの隙間からフラッシュの焚かれている方を確認すると、カメラマンはすでに八代でなくなっていた。
「康介さんは、あの日が最後やったから。ほら、ちょっと前に朝の交差点で撮ったやろ。あれが最後」
薫は亮が全てを知っていることに気付いた。「最低だよ、アイツ」「そう言わんで。あの人なりに、へこんどるけん」八代を語る亮の声は、やっぱり甘ったるかった。
「ていうか薫、亮君に手出したら許さないって康介さんを脅したんやって?」
「脅しじゃない、忠告したんだよ。亮君、あんなクズ野郎やめて。モデルに手を出すカメラマンなんか最低中の最低だよ。まさかまだちょっかい出されてるの?」
「ふふ。それどころか今、おれんちにおるよ。あの人のことやけん今も布団の中やろうけど」
自分の粗相で出版社のカメラマンをクビになって、その上、専属モデルの部屋に転がり込んで。クズ。胸の内で罵ったのに、亮はそれに気付いているかのように声を立てて笑った。
「アイツ、いろんなモデルに手ぇ出してるよ」
「分かっとる。分かっとったのに止めれんくて、ごめん。薫、嫌な思いしたやろ」
「亮君に謝ってもらいたくないよ。最低なのはアイツじゃんか」
声を荒げると、亮は眉根を寄せて笑った。
「あの人、綺麗なものが好きなんよ。写真家の性かな。おれみたいなのじゃなくて、もっと崇高な美しさを持ったもの。夕焼けとか、水たまりに映る空とか花のつぼみとか、そんなものを求めてる。……おまえを見てるあの人の目、いつも飢えてた。写真家として薫を撮りたいんやなって、思うものを撮れたらいいねって、自分本位にそう思って、あの人を止められないまま送り出した。……薫、本当にごめん」
“綺麗だから”何をしても許されると?頭に血が上りそうになり、薫は首を振った。悪いのは亮でなく八代だ。
「アイツを“あの人”って呼ばないで。腹が立つ」
唸るように吐き捨て亮の隣に腰掛ける。亮は鏡を見つめ、「聞きたくなかったら聞かんでいいけん」と前置きして語り始めた。
「康介さん、親が都内で病院経営しとるいいとこの子で。勉強ばっかやっとった頃にケータイで風景撮るのにハマって、親に頼んでデジカメ買ってもらったんやって。それで撮った写真がコンクールに入賞して、佳作やったんやけど、その時に写真で生きていくって決めたんやって」
ピピッ……、パシャッ。シャッター音が亮の声に重なる。亮の横顔は、まだ恋をしていた。
「芸大出て偉い先生の助手したりして独り立ちして、でもアートでは食っていけんくって、出版社になんでも撮りますって売り込んだ。たった一社、連絡が返って来たのがここ。モデル撮って、モノ撮りして、バイトから正社員になって写真で食ってけるようになって、ハッとしたんやって。もう、前みたいな写真は撮れないって」
「夢、叶ってんじゃん。それがどうしてモデルに手ぇ出しまくって自滅するって話になんの」
「おれにもね、分からんのよ。永遠に分からんのかもしれん。おれは昔になんか戻りたくないけど、康介さんは昔に戻りたいって言う。もうそこから、おれと康介さんは分かり合えんのよ。おれが傍におることで、あの人、余計に苦しかったんやないかな」
「そういう苦しみは分かるよ。でも、発散の方法は考えなきゃ。あんなのでも大人でしょ」
大人か……。亮は唇の先で呟き、眼差しを伏せた。
「おれな、康介さんが昔に戻りたいって言う時、おれがタイムマシーン作ってあげるけんねって思うんよ。タイムマシーンに康介さん乗っけて、昔に戻してあげるけんねって。言ったら、アホか、って笑われたけど。おれバカやし、絶対にできんのやけど、本気で思うんよ。おれがタイムマシーン作れたらって。そしたら康介さん、昔の康介さんに戻れて、笑顔になれるのにって。……康介さんって、大人のふりしとるだけで、中身は高校生の頃のまんまなんよ。自分の思う綺麗なものをありのままにカメラに収めたいって、そんな気持ちのまんまなんよ」
タイムマシーンがなくても、八代には亮がいれば、大丈夫。
そう言いかけて、悔しくて、薫は口を噤んだ。タイムマシーンなんか、いらない。
「ヒモにでもなって亮君を困らせたら許さないからって言っといて」
「でもおれ、別に康介さんがヒモになっても困らんのやけど」
「おれが嫌なんだって。亮君絶対に養っちゃうじゃん。養って世話も焼いちゃうじゃん」
「あはは。そうかも。そういうのも悪くないかも」
こういう亮だから、八代は亮の元へ帰ったのだろう。……尻を打って叩き起こしてやりたい気分だ。
「ということで。おれの彼氏が色々とすみませんでした」
深々と頭を下げる亮に、薫は「騙されてるよそれ!」と訴え顔を顰めた。けれど面を上げた亮は笑みさえ浮かべていた。
「これからは大切にするって言うてくれたし、なによりおれ、康介さんになら騙されてもいいけん。康介さんの彼氏でいられるならずっと騙されときたいくらい。康介さんに、おれのことずーっと上手に騙してねって、お願いしとるもん」
「で?アイツ、なんて?」
「笑っとった。おまえ浮気にすぐ気付くやん、って、おれはその更に上をいかんといけんってこと?って、困っとった」
笑顔の亮と睨み合い、薫は根負けして盛大な溜息をおみまいした。「ジンジャエールじゃなくてアヒージョぶっかけとけばよかった」亮は太ももを叩きながら笑った。
「いま、みんな居る?休憩中?」
パーテーションから女性社員が顔を出す。シャッター音も足音もいつの間にか止み、撮影はひと段落したらしかった。「外出た子たち呼び戻しましょうか」と亮が尋ねたが、彼女は「ちょっと急いでて。いま居る子だけでいいや」と意味ありげな笑みを浮かべた。
「すみません、全員揃ってないんですけど、この子たちがBEの専属モデルで……」
いえ、急なお願いでしたから。かまいませんよ。ありがとうございます。
パーテーションを隔てて聞こえる声が周囲のノイズから浮かび上がる。薫は彼がこちらに姿を見せる前に立ち上がった。
「い……、伊月文彦……?」
スタジオ全体が静まり返り、誰かの呟きが宙に浮いたようになった。一瞬にして膨らんだ空白ののち、その静寂は歓声に変わった。
「はじめまして、伊月文彦です」
パーテーションから顔を出したモデル・伊月文彦はにこりと微笑み頭を下げた。白のTシャツにニットベスト、濃紺のスラックス。バランスを失うと途端に野暮ったくなるコーディネートが、文彦の身に纏われるだけでドレッシーに映った。
「やっ……ヤバイヤバイヤバイっ。顔ちっさ!背、高ぁっ」
同業者にはライバル心を燃やす主義の亮までも興奮気味に薫の背を叩いた。モデルたちは口々に文彦への賛辞を述べ、けれど決して近寄らなかった。そういう一線を越えた美しさが、スタジオに居る文彦には漂っていた。
文彦が名の知れたモデルであることは知っていた。けれどここまでとは。薫は周囲の熱狂と文彦から注がれる親しげな視線の差に眩暈を起こしそうになった。
「伊月さんの特集を打つことは前々から決まってて。スケジュールの関係でずれこんじゃったんだけど、ここにきて話が進んで、パリコレ前にって。皆へのサプライズだよ」
湧き立つ周囲をよそに、薫は、パリコレ?と瞳を瞬かせた。この空間の中で文彦だけが薫の疑問符に気が付き、そっと笑みを向けてくれた。
「この中で一人だけ、伊月さんとペアで撮影させてあげられることになってるから。相手は伊月さんに選んでもらうよ。皆ここに並んで。時間、ないからねー」
話に着いて行けず、薫は一人おいてきぼりになりながら二列目の端に並んだ。「いないヤツ気の毒過ぎるな」隣に立っていた先輩モデルに話し掛けられ曖昧に微笑む。その間にも文彦と女性社員がモデルたちに歩み寄り一人一人を精査し始めた。一体何が起こってるんだ。ぐるぐると思考しているうちに一列目がはけ、文彦が薫のすぐ目の前にやって来た。
「……」
「ふふ」
見つめ合った瞬間に微笑む文彦。なに笑ってんの。いつもだったら強気に返すのにそうできず、薫はせめてもの抵抗と文彦を鋭く見つめ返した。
「もしよければ、おれと一緒にカメラの前に立ってくれませんか」
その言葉を長らく温めていたように言われ、薫は戸惑った。
「本当は単独での撮影のみだったんだけど、伊月さんが専属モデルの子とも撮ってみたいってリクエストをくれて」
女性社員が状況を説明するが全く頭に入って来ない。周囲の眼差しに押され小さく頷けば「時間がないから」と急かされ別のスタジオの控室へ押し込まれてしまった。
スタジオ内の控室に戻ると、先に戻っていた亮が薫に向かって片手を上げた。思わずパーテーションの隙間からフラッシュの焚かれている方を確認すると、カメラマンはすでに八代でなくなっていた。
「康介さんは、あの日が最後やったから。ほら、ちょっと前に朝の交差点で撮ったやろ。あれが最後」
薫は亮が全てを知っていることに気付いた。「最低だよ、アイツ」「そう言わんで。あの人なりに、へこんどるけん」八代を語る亮の声は、やっぱり甘ったるかった。
「ていうか薫、亮君に手出したら許さないって康介さんを脅したんやって?」
「脅しじゃない、忠告したんだよ。亮君、あんなクズ野郎やめて。モデルに手を出すカメラマンなんか最低中の最低だよ。まさかまだちょっかい出されてるの?」
「ふふ。それどころか今、おれんちにおるよ。あの人のことやけん今も布団の中やろうけど」
自分の粗相で出版社のカメラマンをクビになって、その上、専属モデルの部屋に転がり込んで。クズ。胸の内で罵ったのに、亮はそれに気付いているかのように声を立てて笑った。
「アイツ、いろんなモデルに手ぇ出してるよ」
「分かっとる。分かっとったのに止めれんくて、ごめん。薫、嫌な思いしたやろ」
「亮君に謝ってもらいたくないよ。最低なのはアイツじゃんか」
声を荒げると、亮は眉根を寄せて笑った。
「あの人、綺麗なものが好きなんよ。写真家の性かな。おれみたいなのじゃなくて、もっと崇高な美しさを持ったもの。夕焼けとか、水たまりに映る空とか花のつぼみとか、そんなものを求めてる。……おまえを見てるあの人の目、いつも飢えてた。写真家として薫を撮りたいんやなって、思うものを撮れたらいいねって、自分本位にそう思って、あの人を止められないまま送り出した。……薫、本当にごめん」
“綺麗だから”何をしても許されると?頭に血が上りそうになり、薫は首を振った。悪いのは亮でなく八代だ。
「アイツを“あの人”って呼ばないで。腹が立つ」
唸るように吐き捨て亮の隣に腰掛ける。亮は鏡を見つめ、「聞きたくなかったら聞かんでいいけん」と前置きして語り始めた。
「康介さん、親が都内で病院経営しとるいいとこの子で。勉強ばっかやっとった頃にケータイで風景撮るのにハマって、親に頼んでデジカメ買ってもらったんやって。それで撮った写真がコンクールに入賞して、佳作やったんやけど、その時に写真で生きていくって決めたんやって」
ピピッ……、パシャッ。シャッター音が亮の声に重なる。亮の横顔は、まだ恋をしていた。
「芸大出て偉い先生の助手したりして独り立ちして、でもアートでは食っていけんくって、出版社になんでも撮りますって売り込んだ。たった一社、連絡が返って来たのがここ。モデル撮って、モノ撮りして、バイトから正社員になって写真で食ってけるようになって、ハッとしたんやって。もう、前みたいな写真は撮れないって」
「夢、叶ってんじゃん。それがどうしてモデルに手ぇ出しまくって自滅するって話になんの」
「おれにもね、分からんのよ。永遠に分からんのかもしれん。おれは昔になんか戻りたくないけど、康介さんは昔に戻りたいって言う。もうそこから、おれと康介さんは分かり合えんのよ。おれが傍におることで、あの人、余計に苦しかったんやないかな」
「そういう苦しみは分かるよ。でも、発散の方法は考えなきゃ。あんなのでも大人でしょ」
大人か……。亮は唇の先で呟き、眼差しを伏せた。
「おれな、康介さんが昔に戻りたいって言う時、おれがタイムマシーン作ってあげるけんねって思うんよ。タイムマシーンに康介さん乗っけて、昔に戻してあげるけんねって。言ったら、アホか、って笑われたけど。おれバカやし、絶対にできんのやけど、本気で思うんよ。おれがタイムマシーン作れたらって。そしたら康介さん、昔の康介さんに戻れて、笑顔になれるのにって。……康介さんって、大人のふりしとるだけで、中身は高校生の頃のまんまなんよ。自分の思う綺麗なものをありのままにカメラに収めたいって、そんな気持ちのまんまなんよ」
タイムマシーンがなくても、八代には亮がいれば、大丈夫。
そう言いかけて、悔しくて、薫は口を噤んだ。タイムマシーンなんか、いらない。
「ヒモにでもなって亮君を困らせたら許さないからって言っといて」
「でもおれ、別に康介さんがヒモになっても困らんのやけど」
「おれが嫌なんだって。亮君絶対に養っちゃうじゃん。養って世話も焼いちゃうじゃん」
「あはは。そうかも。そういうのも悪くないかも」
こういう亮だから、八代は亮の元へ帰ったのだろう。……尻を打って叩き起こしてやりたい気分だ。
「ということで。おれの彼氏が色々とすみませんでした」
深々と頭を下げる亮に、薫は「騙されてるよそれ!」と訴え顔を顰めた。けれど面を上げた亮は笑みさえ浮かべていた。
「これからは大切にするって言うてくれたし、なによりおれ、康介さんになら騙されてもいいけん。康介さんの彼氏でいられるならずっと騙されときたいくらい。康介さんに、おれのことずーっと上手に騙してねって、お願いしとるもん」
「で?アイツ、なんて?」
「笑っとった。おまえ浮気にすぐ気付くやん、って、おれはその更に上をいかんといけんってこと?って、困っとった」
笑顔の亮と睨み合い、薫は根負けして盛大な溜息をおみまいした。「ジンジャエールじゃなくてアヒージョぶっかけとけばよかった」亮は太ももを叩きながら笑った。
「いま、みんな居る?休憩中?」
パーテーションから女性社員が顔を出す。シャッター音も足音もいつの間にか止み、撮影はひと段落したらしかった。「外出た子たち呼び戻しましょうか」と亮が尋ねたが、彼女は「ちょっと急いでて。いま居る子だけでいいや」と意味ありげな笑みを浮かべた。
「すみません、全員揃ってないんですけど、この子たちがBEの専属モデルで……」
いえ、急なお願いでしたから。かまいませんよ。ありがとうございます。
パーテーションを隔てて聞こえる声が周囲のノイズから浮かび上がる。薫は彼がこちらに姿を見せる前に立ち上がった。
「い……、伊月文彦……?」
スタジオ全体が静まり返り、誰かの呟きが宙に浮いたようになった。一瞬にして膨らんだ空白ののち、その静寂は歓声に変わった。
「はじめまして、伊月文彦です」
パーテーションから顔を出したモデル・伊月文彦はにこりと微笑み頭を下げた。白のTシャツにニットベスト、濃紺のスラックス。バランスを失うと途端に野暮ったくなるコーディネートが、文彦の身に纏われるだけでドレッシーに映った。
「やっ……ヤバイヤバイヤバイっ。顔ちっさ!背、高ぁっ」
同業者にはライバル心を燃やす主義の亮までも興奮気味に薫の背を叩いた。モデルたちは口々に文彦への賛辞を述べ、けれど決して近寄らなかった。そういう一線を越えた美しさが、スタジオに居る文彦には漂っていた。
文彦が名の知れたモデルであることは知っていた。けれどここまでとは。薫は周囲の熱狂と文彦から注がれる親しげな視線の差に眩暈を起こしそうになった。
「伊月さんの特集を打つことは前々から決まってて。スケジュールの関係でずれこんじゃったんだけど、ここにきて話が進んで、パリコレ前にって。皆へのサプライズだよ」
湧き立つ周囲をよそに、薫は、パリコレ?と瞳を瞬かせた。この空間の中で文彦だけが薫の疑問符に気が付き、そっと笑みを向けてくれた。
「この中で一人だけ、伊月さんとペアで撮影させてあげられることになってるから。相手は伊月さんに選んでもらうよ。皆ここに並んで。時間、ないからねー」
話に着いて行けず、薫は一人おいてきぼりになりながら二列目の端に並んだ。「いないヤツ気の毒過ぎるな」隣に立っていた先輩モデルに話し掛けられ曖昧に微笑む。その間にも文彦と女性社員がモデルたちに歩み寄り一人一人を精査し始めた。一体何が起こってるんだ。ぐるぐると思考しているうちに一列目がはけ、文彦が薫のすぐ目の前にやって来た。
「……」
「ふふ」
見つめ合った瞬間に微笑む文彦。なに笑ってんの。いつもだったら強気に返すのにそうできず、薫はせめてもの抵抗と文彦を鋭く見つめ返した。
「もしよければ、おれと一緒にカメラの前に立ってくれませんか」
その言葉を長らく温めていたように言われ、薫は戸惑った。
「本当は単独での撮影のみだったんだけど、伊月さんが専属モデルの子とも撮ってみたいってリクエストをくれて」
女性社員が状況を説明するが全く頭に入って来ない。周囲の眼差しに押され小さく頷けば「時間がないから」と急かされ別のスタジオの控室へ押し込まれてしまった。
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