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「君だったの」(下)

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「ラル!」
 ハッとして頭を擡げると、もうすでにミメイの手のひらがラルの背に添えられていた。「みめいくん」気を緩めると同時に痛みが引いていく。これまでになく張った腹も徐々に柔らかさを取り戻し、ラルは地面に突っ伏してしまった。
「ラル、どうした、なにが、」
「多分、破水した……」
 ミメイはラルの股座に手を伸ばし、「ラル」と落ち着き払った声でラルの名前を呼んだ。
「スマホ、持ってる?今すぐにここに来てくれそうなひといる?」
「ある、……母さんか、スーが……っ、」
 言う間にも再び腹の奥が痛み始める。ミメイは眉根をきつく寄せたラルの手からスマートフォンを受け取り、ラルを胸へ抱き寄せて電話を掛け始めた。
 痛い、痛い、痛い……!壮絶な痛みの波がやってくる。内臓すべてを布でまとめられ絞られているような、背筋から何本もの剣で刺し抜かれているような、言いようのない激しい痛み。
「ラル、いい、俺の腕、握ってろ」
 ミメイの手が砂の地面を掻いていた手を自身の腕へと誘導する。強烈なピークがやって来て、ラルは手元の腕を力の限り握りしめた。
「んぅ―――っ……!」
 頭を振り乱しながら必死にミメイの腕の中で足掻く。ミメイはどれだけ強く腕を握られようが背を掻かれようがラルの背を摩り続けてくれた。
「っは、みめ、みめいくん、ごめんなさい」
「いいよ、痛いんだろ。スーってヤツ、近くまで車で来てくれるって。どうする、立てるか、無理だな、ちょっと待って、」
 蹲ったラルの背と膝の裏に手を伸ばし、ミメイはラルをかつてのように横抱きにした。「次に痛いのが来そうになったら言って。下ろして俺にしがみつけるようにしてあげるから」そうとだけ言うと、ミメイはラルを抱いて繁華街の方へと駆け出した。
「ミメイ君、どうしよう、僕、」
「大丈夫、電話帳にあった病院にも連絡した。病院に着いたらちゃんと処置してもらえる、今はなんも考えんな。……お前のスマホ、連絡先ガラガラなんだもん、どこに電話すればいいのか、すぐに分かったよ」
 仕方なさそうに笑った彼が懐かしくて、ラルはミメイにしがみついた。大きなお腹の中でどくんどくんと命が揺れる。ラルは涙がこぼれそうな瞳をきつく閉じて愛しいひとの匂いを胸いっぱいに吸い込んだ。
「ミメイ君、くる、いたいの、きちゃう」
「分かった、ちょっと下ろすよ。ほら、しがみついて」
 広げられた腕の中に飛び込み肩口に鼻を擦りつける。尾てい骨の辺りからびびびと細かな電流が走り、それからゆっくりと腹の中が絞れ始める。ラルは額に汗を浮かべて唇を噛んだ。ミメイの服を握った両手に力がこもる。
「ラル、一回息吐いてみな、吸うんじゃなくて、吐くんだよ」
 ひりひりと近づく痛みにラルは言われるがまま息を吐いた。「口からゆっくり吐き切って、一旦止めて、鼻から吸って、そう、」言われた通りに吐き切って留め、それから緊張をほどくと勝手に息が深く入っていく。それを繰り返している内に痛みが遠のき、ラルはくったりとミメイの胸に面を沈めた。
「頑張った、頑張った。……抱っこしていい?もういける?」
 ラルがこっくりと頷くと、ミメイは再びラルを抱き上げ目的の場所へと急いだ。
「ラル!」
 駅前に停めた車から出て来たスーは真っ青な面持ちでミメイの腕に抱かれたラルに駆け寄った。
「破水したって、お前、大丈夫か、どうする、病院は、荷物は、」
 痛みに朦朧としているラルに代わり、ミメイが状況を事細かに説明する。スーは頷き、ミメイはその間にも自身の上着を脱いで後部座席に敷き、その上にラルを寝かせた。ラルはどこか呆然としたままその一部始終を見つめた。
「俺がラルを連れて行く」
 スーに向けたその声だけが、後部座席で横たえているラルの耳にしっかりと届いた。
「俺、配達員の仕事してて、普段はこの車よりでかい車運転してて、この辺の道ならよく知ってるし、だから」
 焦ったように捲し立てる年下の雄ネコに、イヌはやれやれと苦笑を浮かべ車の鍵を渡した。「分かった。ラルのこと、頼むな」その声に、ラルは息を深く吐きながら微笑んでしまった。
「ラル、なるべく揺らさないように運転するけど、急ぐから、痛くなってもそのまま行くよ。いい?」
「うん。大丈夫」
 大丈夫だと分かって欲しくてお腹から声を出すと、彼がかすかに微笑んだ気配がした。フロントミラーを調節しエンジンをかけた彼の横顔は、殺気迫るほど真っ直ぐに前を見つめていて、ラルは痛みに耐えながらその横顔を見つめ続けた。
 僕、君がすき。
 いつか、言えればいいのに。いま、言いたいのに。
 すきですきでたまらない。そんな気持ちが涙になって溢れる。後部座席でぐすぐす洟を啜り始めたネコを振り返り、ミメイは「大丈夫だから。すぐに着くから」と何度も励ました。
「子宮口もう七センチ開いてる」
 病院に到着するなり分娩室へ運び込まれたラル。陣痛と陣痛の間に内診し、先生はそう言った。「ななせんち」ラルは復唱し、傍に立っていたミメイは瞳を瞬かせた。先生は視線だけをミメイに寄越し「で、君は?」といつもの冴え冴えとした声を投げ掛けた。
「うちではね、お母さんの血縁者と赤ちゃんのお父さん以外は分娩室に入れない決まりになってるの。君がラルさんのお友達ってことならここから出てもらうことになるんだけど」
 ゴム手袋を取りながらつらつらと言葉を並べる先生に面食らい、ミメイは「あの、俺、」と口ごもった。ラルはそんなミメイの手を引き寄せ、「先生」と呼び掛けた。
「彼、僕とお腹の子の大切なひとなんです。もし彼が構わなければ、居てもらえると、僕も気合が入るというか、頑張れるんですけど……。決まりは、決まりですよね……」
 言葉を尻すぼみにしながら先生を見つめる。彼は一瞬不可解そうに眉を歪めたけれど、「仕方ないね。赤ちゃんのお父さんくらい特別な存在っていうのなら、居てもらっても構わないよ」と言って部屋を出て行った。
「産科の先生ってあんな怖いの?みんなあーなの?」
「でも、いいひとなの。一匹で産むって言った僕のこと、まるごと受け止めてくれた」
 微笑めば、ミメイはむっとしたように軽く目をすがめ、それから「俺、ここにいる」と言ってラルの手を握ってくれた。
 分娩台以外何もなかった部屋に次々と機械が運び込まれ、仕上げに部屋の照明が落ちた。分娩室に待機している助産師はきびきびと動き回り、ラルとミメイは手を繋ぎ見つめ合った。
「あ……っ、いたいの、くるっ、」
「ん、摩ろうか」
 ミメイに背中を向けて丸まれば、彼が具合よく力を込めて背中から尾てい骨までを繰り返し摩ってくれる。「あら、パパ、上手ねえ」「パパ、すごいすごい。二匹目?」助産師の間で父親扱いされ、ミメイは耳まで赤くしてラルの背を摩り続けた。
「みめいくん、いたい、いたいよお……!」
「大丈夫、俺がいるから。痛かったらずっと摩ってるから」
 痛い、なんて言いたくなかったのに、ただただ痛い。赤ちゃんも頑張っているのに、弱音を早々に吐いてしまってラルは顔を歪ませた。痛みが遠のき分娩台にくてんとしなだれると、ミメイが汗を優しくふき取ってくれた。
「ラル、なんか飲み物買ってくる。こんなに汗かいて、喉乾いたでしょ」
「やだ、いかないで、」
「一階に自販機あるって教えてもらったから。すぐに帰って来るよ」
 それでもふるふると首を振って手を握りしめるラルに、ミメイは切なく眉根を寄せた。
「ラル、いい子だから」
 そっと前髪に触れられたかと思うと、額に温かなものが触れた。それがミメイの唇だと分かるまで、ラルには時間が必要だった。
「絶対に帰って来るから。待ってて」
 優しい瞳で、声で、そう言われると、ラルはこくりと頷いてしまう。再び痛みがやってきて、二匹でそれをやり過ごしてすぐ、ミメイは分娩室を出て行った。
「いいパパねえ~」
 うんうんと頷きながらそう言った助産師に、ラルもまた頬を熱くして黙り込んだ。そのうちに息を切らしたミメイがスポーツ飲料片手に分娩室へ戻って来て、ナースステーションでもらったのだというストローを差してこちらへ向けてくれた。
「っはあ、おいしい。喉乾いてたんだ、僕」
 喉を鳴らして半分ほど飲んだ後にそう言えば、ミメイは目元を崩して笑った。「そりゃそうでしょ。こんだけ汗かいてんだもん」頬に張り付いた髪を払ってくれる指先が優しい。ラルの胸がぎゅっと切なくなった。
「う……、」
「痛いの来る?ちょっと力込めるよ」
 表情一つでミメイが応えてくれる。腰に手を当て力を込めて摩ってくれる。「息、吐ける?」その声に応え息を吐き、鼻から吸う。痛みの波に合わせるように呼吸するとずいぶん痛みがましになる。ミメイの手の温みが、声が、ラルの身体から余計な痛みを取り払ってくれる。
「はあ、あ、はあ、ふう、」
「うん、いいよ、赤ちゃんの頭、ちらちら見えてる。先生呼ぼうか」
 助産師の声にミメイまでもが頷く。手をきつく握り、ミメイが「ラル」とラルを呼んだ。
「もう少しで終わるから。赤ちゃん出て来るから」
 ミメイの声が震えている。ラルは自分を励まそうと声を掛けてくれたミメイの手を握り返して深く頷いた。
 先生が分娩室に入るなり目が眩むほどのライトがラルの股座へと落ちた。「ちょっと切るよ」先生の宣告の次の瞬間、ぱちん、と張りつめたピアノ線を切断するような音が響いた。
「う、ぅう、ぁああ、んぅ―――っ!!」
 ひときわ強い痛みが訪れて、まだ痛みの天井があったのかと、ラルは歯を食いしばって分娩台のバーとミメイの手を握りしめた。
「おかあさ~ん、もういきんでいいのよ~。次に痛いの来たら、思いっきりいきんでみようか~」
 引いて行く痛みにひいひい言いながら助産師の声に何度も頷く。「ラル」ミメイがラルを呼ぶ。痛みと痛みの狭間で、ラルは彼に笑って見せた。ミメイはラルの手に額を擦り付けて「ごめん、俺、全然、ぜんぜん分かってなかった」と小さく呻いた。ラルはそんなミメイの頭に自分の面を擦りつけた。
「みめいくん」
「ラル」
 見つめ合い、ひとときの平穏を分かち合う。痛みの兆しに瞳を歪ませながら、ラルは「見てて」と口走った。
「見てて、僕が、赤ちゃんを産むところ。がんばる、がんばるから、みてて……っ」
 身体が戦慄く。ぶるぶると震えが来て、身体が勝手にいきみたがる。分娩台のバーを握りしめながら思い切りいきむと、「うん、上手だね」と普段は素っ気ない先生が珍しくラルを褒めてくれた。
 ずるん。
 股座から何かが滑り落ちると同時に、痛みが消える。ラルはハッとして上半身を上げようとしたけれど、助産師が優しくそれを制した。
 しんとなった分娩室にはオルゴールのメロディーが流れていた。「赤ちゃんは、」ラルがそう呟いた、次の瞬間だった。
 ふぁあ、ぅああああ、んにゃあぁああ~っ……。
 ふにゃあふにゃあと鳴き声が響き、赤ちゃんが透明なケースの中へと連れて行かれる。助産師は三人がかりでテキパキと動き赤ちゃんの身体に纏わりついたものを拭ったり、腹部を測定したりしている。透明なケースの向こうでか細い尻尾が揺れ、小さな足がぱたぱたと上下する。ラルがそれに見入っている内に、先生は「胎盤出るよ」と赤ちゃんと同じくらい大きくて温かなものをラルのお腹から引っ張り出してくれた。
「お母さん、赤ちゃんに初めてのおっぱいあげようね」
 入院着をはだけさせ、露にした胸の上に小さないのちが下ろされる。
「元気な男の子ですよ」
 小さな、想像していたよりもずっと小さなその指先には、しっかりと爪が生えていて、その子が動くたびに、ラルの肌を柔く掻いた。彼はふすふす鼻を鳴らしながら胸をよじ登り、薄っすらと開いた瞳でピンク色の乳首を見つめた。
「あ、ああ、君だったの」
 ラルは恐る恐る赤ちゃんの背に両手を添えた。すると彼は小さな花びらを合わせたような唇をちゅくちゅくと鳴らし、懸命にラルの乳首に吸い付いた。
「僕のお腹にいたのは、君だったんだね」
 ただただ、心が凪いでいる。ラルはまだ濡れたようになっている三角の耳にそっと触れ、夢中で乳を吸っている子ネコを見つめた。
「見て、一生懸命動いてる」
 ラルとミメイ、赤ちゃんしかいなくなった分娩室で、ラルはそっとミメイに囁いた。ミメイは食い入るように赤ちゃんを見つめたまま、淡く頷いた。
「ねえ、ミメイ君も、撫でてあげて」
 ミメイは言われた通り手を伸ばし、けれど赤ちゃんがほんの少しでも動こうものなら躊躇って、なかなか触れられない。「ふにゃあ、にゃあ、ぅみゃあ~……」さっきまで大人しかった赤ちゃんが四肢をじりじりさせて泣き始めてしまった。
「あれ、どうしたのかな、お乳が足りないかな」
 赤ちゃんの顔を覗き込むと、ピンク色の身体の彼はぼんやりとした眼差しでラルを見つめ返した。乳首をぱっと離し、けれどしきりに口元をむずむずさせている。
「お母さん。じゃあ、こっちに赤ちゃん寝かしときますね」
 現れた助産師が赤ちゃんにあれこれと身につけさせて透明なベビーベッドに寝かそうとする。……が、彼女はミメイをちらと見て、「お父さん」と呼び掛けた。
「お父さんは抱っこした?」
「いえ、」
「じゃあ、抱っこしてあげて。今日がこの子の誕生日よ」
 有無を言わさず差し出され、ミメイは慌てて赤ちゃんを抱き止めた。ミメイの瞳が見開かれ感情が漲っていく。
「お前、こんな小さかったの……」
 その呟きを聞いて、ラルも助産師も微笑んだ。ミメイは首をぐっと曲げて赤ちゃんの顔を覗き込む。強張ったようになった腕から緊張がひしひしと伝わって、助産師は「緊張しちゃうよね。このくらいにしとこうか」と赤ちゃんをベビーベッドへ下ろしてラルの傍に寄せてくれた。
「ふぅあ~……、ふにゃぁ~……」
 むずんがるでもなく、赤ちゃんはベビーベッドの中で身体を捩らせて小さな舌をぺろぺろさせている。被せられた水色の帽子もまた小さい。そんな小さな赤ちゃんを二匹で覗き込む。
「全然、キャベツじゃないな……。赤ちゃんて、こんな小さかったっけ……」
「ね。……毛並みはミメイ君にそっくりだね」
「だな。でも、尻尾の毛足が長いのはお前譲りじゃないの?」
 囁き合っていると、赤ちゃんが手足を広げてピクンッと身体をひくつかせた。思わず、ラルとミメイもピクンと肩を揺らす。下りていた瞼が開いて青色の瞳が現れると、二匹はその瞳を覗かずにはいられなかった。
「この子の瞳は何色になるのかな」
「お前の瞳の色に似た方がいいよ。太陽の光が差し込むと、きらきらして、きれいだから……」
 今まで言われたことのない種類の言葉に、ラルはもちろん、ミメイも一拍遅れて頬を赤くした。二匹は小さな子ネコ越しに眼差しを擦り合わせ、互いの心を覗き込んだ。
「ラル、あの日、言えなかったこと、いま、言わせて」
 ミメイは分娩台に横たえたラルの傍へ寄り、まだ点滴の刺さっている手をそっと握った。
「俺、ずっと、自信がなかった」
 ミメイは周囲が思っているよりずっと慎重で、ともすれば不器用なほどで……。自信たっぷりにクラブを出入りする彼が、ラルとお腹の子の前では等身大で向き合ってくれた。そんな彼の誠実が、ラルは何より嬉しかった。
「ごめん。ラルのことがずっと気になってたのに、ラルもお腹の子もしあわせにできなきゃ意味ないから、父親なんかこんな俺に務まるのかって、迷って、ずっと中途半端な態度とって」
「……ううん、ミメイ君は、ずっと、僕にもこの子にも優しかった」
 ミメイの手のひらの中から指を伸ばして手を握り返す。ミメイはラルを真っ直ぐに見つめ、その場に膝を着いた。
「本当はずっと言いたかった。俺が父親になるって、俺がラルの番になるって」
「……みめいくん」
「今でも俺にお前とこの子をしあわせに出来るのか分かんないよ。でも、どうしたって、お前もこの子も諦められない。……すきだ、ラル」
 痛みが今度は胸の奥からやって来る。それでも、ラルは瞳から涙をこぼしてミメイを見つめ続けた。アイスブルーの瞳に、それよりも灰みを帯びた波打つ毛並み、ぴんと立った三角の耳……。感情表現が下手なところ、照れ屋で不器用なところ、優しくて寂しがりやなところ、笑うと一気に表情が温みを帯びるところ……。気になってたのは、僕の方。君のことをすきなのも、諦めきれないのも……。ぜんぶ、僕の方。
「俺をラルの、番にして。この子の、父親にして」
 あいされて、あいされて、うーんとあいされて、ママのお腹は大きくなるんだよ。
 いつか、母が幼いラルにそう言った。
 うーんと、あいされた。みんなにあいしてもらった。一匹で産むなんて、そんなこと、はなから出来なかったんだ。だって僕はここにいて、お腹には自分とは別の命が宿っていた。僕は、最初から一匹じゃなかった。
 僕も、この子も、世界中の誰もかもが、誰かに望まれて、祝福されて、ここにある。
 毎日が、誰かの誕生日。毎日が、特別な日。みんなが、誰かの、特別なひと。
「ミメイ君」
 鼻梁のくぼみに溜まった涙を、ミメイが優しく拭ってくれる。ラルは息を吐いて、吸った。
「僕も、君がすき。……僕の家族になって、ミメイ君」
 鼻先を擦り合わせ、そうと唇を重ねる。寝息を立て始めた子を起こさないように、この小さなしあわせが風に吹かれてどこかへ行ってしまわないように。
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