143 / 155
第十四章
第八話 富裕層の正体
しおりを挟む
スーパーシティの住人である警察署の技術職員の家に上がる車輪。
巨大ピラミッド型のビル中間にある住居エリアのその部屋は、高級
マンションらしく豪華で広々していた。玄関からメイドロボットに
案内されてリビングルームに入ると、大型モニターに職員の顔が映し
出されていた。「何だよずぶ濡れじゃねーか、らしくねーぞ。
まあこの混乱だから仕方ねーか。取り敢えずその木の椅子にでも
掛けてくれ」、、モニター越しに違和感を感じつつも車輪も返した。
「久しぶりだな、こんな時に邪魔して済まない。モニターって事は
出掛けてるのか?」、、「いや俺はここに居るぞ。金が出来てやっと
俺も時間と身体の制約から解放される生活に上がれたんだ」、、
「時間と身体から解放?もしかして、、じゃあ元の身体はどこに
あるんだ!?」、、驚く車輪の質問に職員も返す。「いやあれは、、、
う~ん、いいや見られても減るもんじゃねー、そのドアを開けてみろ」
、、そう言われ、隣にある部屋を車輪は恐る恐る覗いた。「うっ!!
これはっ!?」、、それは、カプセルの様な物の中にあった。
目玉二つと脳ミソのみ。それが数本のコードに接続され、液体の
中で固定されているだけの物体だ。「こ、これがスーパーシティに
住まう富裕層だと言うのかっ!?」、、「あたぼうよ(死語)、これ
のお蔭で俺達は通勤、疲れ、病気、見てくれから来る差別、人類全て
の悩みから解放されて、今の技術では200年生きられるんだ」、、
車輪は戸惑いながらも返す。「しかし、これは人間と言えるのか!?
単なる目玉と脳ミソのオバケじゃないのかっ」、、「オ、オバケとは
失礼なっ、俺は長年富裕層としては底辺で働いてやっとまともな富裕層
に成れたんだ。今ではこの状態で警察署の色んな仕事を割り振れるし、
元の俺の職場は新入りが汗水垂らして働いている。皆そうだぞ!」、、
巨大ピラミッド型のビル中間にある住居エリアのその部屋は、高級
マンションらしく豪華で広々していた。玄関からメイドロボットに
案内されてリビングルームに入ると、大型モニターに職員の顔が映し
出されていた。「何だよずぶ濡れじゃねーか、らしくねーぞ。
まあこの混乱だから仕方ねーか。取り敢えずその木の椅子にでも
掛けてくれ」、、モニター越しに違和感を感じつつも車輪も返した。
「久しぶりだな、こんな時に邪魔して済まない。モニターって事は
出掛けてるのか?」、、「いや俺はここに居るぞ。金が出来てやっと
俺も時間と身体の制約から解放される生活に上がれたんだ」、、
「時間と身体から解放?もしかして、、じゃあ元の身体はどこに
あるんだ!?」、、驚く車輪の質問に職員も返す。「いやあれは、、、
う~ん、いいや見られても減るもんじゃねー、そのドアを開けてみろ」
、、そう言われ、隣にある部屋を車輪は恐る恐る覗いた。「うっ!!
これはっ!?」、、それは、カプセルの様な物の中にあった。
目玉二つと脳ミソのみ。それが数本のコードに接続され、液体の
中で固定されているだけの物体だ。「こ、これがスーパーシティに
住まう富裕層だと言うのかっ!?」、、「あたぼうよ(死語)、これ
のお蔭で俺達は通勤、疲れ、病気、見てくれから来る差別、人類全て
の悩みから解放されて、今の技術では200年生きられるんだ」、、
車輪は戸惑いながらも返す。「しかし、これは人間と言えるのか!?
単なる目玉と脳ミソのオバケじゃないのかっ」、、「オ、オバケとは
失礼なっ、俺は長年富裕層としては底辺で働いてやっとまともな富裕層
に成れたんだ。今ではこの状態で警察署の色んな仕事を割り振れるし、
元の俺の職場は新入りが汗水垂らして働いている。皆そうだぞ!」、、
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
赤い部屋
山根利広
ホラー
YouTubeの動画広告の中に、「決してスキップしてはいけない」広告があるという。
真っ赤な背景に「あなたは好きですか?」と書かれたその広告をスキップすると、死ぬと言われている。
東京都内のある高校でも、「赤い部屋」の噂がひとり歩きしていた。
そんな中、2年生の天根凛花は「赤い部屋」の内容が自分のみた夢の内容そっくりであることに気づく。
が、クラスメイトの黒河内莉子は、噂話を一蹴し、誰かの作り話だと言う。
だが、「呪い」は実在した。
「赤い部屋」の手によって残酷な死に方をする犠牲者が、続々現れる。
凛花と莉子は、死の連鎖に歯止めをかけるため、「解決策」を見出そうとする。
そんな中、凛花のスマートフォンにも「あなたは好きですか?」という広告が表示されてしまう。
「赤い部屋」から逃れる方法はあるのか?
誰がこの「呪い」を生み出したのか?
そして彼らはなぜ、呪われたのか?
徐々に明かされる「赤い部屋」の真相。
その先にふたりが見たものは——。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ヤマネ姫の幸福論
ふくろう
青春
秋の長野行き中央本線、特急あずさの座席に座る一組の男女。
一見、恋人同士に見えるが、これが最初で最後の二人の旅行になるかもしれない。
彼らは霧ヶ峰高原に、「森の妖精」と呼ばれる小動物の棲み家を訪ね、夢のように楽しい二日間を過ごす。
しかし、運命の時は、刻一刻と迫っていた。
主人公達の恋の行方、霧ヶ峰の生き物のお話に添えて、世界中で愛されてきた好編「幸福論」を交え、お読みいただける方に、少しでも清々しく、優しい気持ちになっていただけますよう、精一杯、書いてます!
どうぞ、よろしくお願いいたします!
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる