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王族の懸念
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王都『トールノアール』。
二千年の歴史を持つトールノア王国の首都であり、トールノア王の住まう王城を中心に、貴族街、学園街、庶民街全てを含めると王国一番の広さを誇る城塞都市である。
その都市を出発するため、一台の豪華な馬車が外界との出入り口である外城門に向けて、通りを走っていた。
馬車は百人ほどの騎士一個小隊に固められており、かなりの身分の者が乗っていることが伺われる。
馬車の側面には、金色の獅子の紋章が見える。
金獅子の紋。
トールノア王家の紋章だ。
馬車内には若い男の姿。
トールノア国王太子フッツメーンである。
黒髪に、中肉中背。顔のパーツは悪くはないが、そのパーツが全体的に小さめで、その配置も顔の中央に寄っているため、なんとも言えぬ仕上がりとなっている。
そのフッツメーンは、馬車のカーテンを閉めきり、カリカリと爪を噛んでいた。
「ルイドート・ハビットめ。王家を侮ればどうなるか、目にものを見せてやる!」
半月ほど前、トールノア王城に『シャリアータ北の森でオーガがテイムされた』という情報がもたらされた。
最初は何かの間違いだと考えていたが、多くの者が、シャリアータでオーガを見たという。
そこで、フッツメーンはシャリアータの領主ルイドート・ハビット公爵に確認の連絡をとった。
すると、『それは事実である』と返答が来た。
フッツメーンは驚き、すぐにルイドートに命じた。
『そのような稀少な魔物は、王家で所有すべきだ。オーガを連れて、王都に来るように』
しかし、ルイドートの答えは『否』だった。
『オーガは異界の神の従者としてテイムされた。神の所有物を人は奪えぬ』
そう返してきたのだった。
『異界の神』。
確かにシャリアータで、新たな神殿が建てられているという噂があった。
しかし、異界の神のためのものであるとは、フッツメーンもトールノア王も知らなかった。
いや、正式には、届けは出されていたのだ。
だが、『新たに神を祀る神殿』という届けは、事前の根回しもあって、すんなりと通り、王も形式的に決裁の印をついた。
創世教会本部にも、多額のお布施と共に根回しが済んでいたらしく、特に文句も出なかったという。
トールノア王とフッツメーン、そしてロードランド宰相は三人集まってそのことを、訝しんだ。
『あのケチなルイドート・ハビットが、多額のお布施をしてまで、怪しい異界の神を祀るとは』と。
『以前、王都の城壁を修繕するのに、全ての貴族がカンパをした時だって、かなり渋った挙げ句、出した金額は男爵クラスの貴族とほとんど変わらなかった、あのルイドート・ハビットが』と。
『若き日のトールノア王が、娼婦に入れあげて先代王に内緒の借金をした時、土下座して金の無心をするトールノア王に、かなり渋った挙げ句、トイチ(十日に一割)でしか貸さなかった、あのルイドート・ハビットが』……
「ロードランド、その話はもう忘れてくれ……」
「父上……」
トールノア王は黒歴史を暴かれ、両手で顔を覆ってしまった。
話を戻そう。
折しも、今年は『大祓え』の年だ。
伝説の勇者は現れなかったが、邪神が生まれるとされる年である。
実際、年々魔物は増え、今年は近年にないほど魔物が活性化している。
トールノア王は、フッツメーンとロードランド宰相に言った。
「もしや、魔素の淀みが本当に邪神を生み、『異界の神』としてシャリアータに入り込んでいるのかもしれぬ」
「確かに、邪神なら魔物のオーガをテイムできてもおかしくはない……。おのれ、ルイドート・ハビット。邪神の手先になり、トールノア王国を乗っ取る気か?!」
フッツメーンが声を荒げる。
ロードランドは、あご髭を撫でながら唸った。
「恐らく、邪神めに洗脳されておるのでしょう。哀れな男よ……」
「父上!シャリアータに軍を!私が勇者となり、軍を率いて、討伐してみせます!」
「まあ、待て……」
トールノア王は、気炎を上げる若い息子を止めた。
「まずは、偵察だ。シャリアータがどのような様子か見定め、軍の派遣はその後だ。魔王軍と合流しておるようなら、討伐は各国と協力せねば、負けるやもしれんからな」
フッツメーンは父王の言葉に頷いたものの、やはり血気にはやる姿を見せる。
「……わ、わかりました。では、せめて私に偵察部隊を指揮させて下さい!」
「馬鹿な!王太子をそのような危険な場所にやれるか!」
おのれの言葉を受け入れぬトールノア王に、フッツメーンは言った。
「大丈夫です。表向きは、『大祓え』の戦力に使えそうなオーガの接収命令の件で向かいます。商人や旅人から、シャリアータが危険だという話は聞こえてきませんし、普通に領地経営を行っているようです。とすれば、彼らも堂々と王族を害して、事を荒だてはしないでしょう」
「なるほど……」
ロードランドがフッツメーンに問う。
「もし、オーガの接収を断られたら、どうするのですか?」
フッツメーンは、鼻で笑って答えた。
「ハッ!我らは最高神アインクーガ様の意志を受けて、魔物殲滅の『大祓え』をした勇者の子孫だぞ?まさに今は『大祓え』の年だ。『大祓え』のための接収を拒むなら、その異界の神を邪神と判断する良い口実となるじゃないか!」
王は少し考え、頷いた。
「うむ……。ならば、わしの名代として、王太子のお前が行くということにしよう。ロードランド、あまり大勢を引き連れては警戒される。精鋭の騎士を百、護衛につけよ」
「は。それでも、相手は邪神。危険では御座いませんか?」
「うむ。そのために、王家に伝わる古代遺物を持たせる」
フッツメーンとロードランドと顔が強ばった。
「まさか、『悪魔のエンゲージリング』を……」
「ああ。お前が危ないと思ったら、誰がまわりにいようが躊躇わずに使え。お前は次代の王。その命は誰よりも優先されるのだ」
トールノア王が、冷酷な眼差しをフッツメーンに向ける。
フッツメーンは、こくりと喉を鳴らし、頷いたのだった。
そうして、シャリアータに向かう準備は整えられた。
フッツメーンは王から古代遺物を渡された。
宝物庫の奥に封印されている二つの古代遺物。
一つは『悪魔のエンゲージリング』。
この指輪は、この世界に三つしか発見されていない、転移の魔道具である。
対になっており、装備して片方を発動させると、もう片方のある所へと装備した者を、一瞬で転移させる。
ただし、発動した指輪のまわりに存在する五十の命を贄とする、禁忌の魔道具である。
もう一つは、かつて勇者が常に身につけていたという愛用の魔剣。
銘は、『性剣エクスカリバー』。
この剣を気に入ったかつての勇者が名付けたと言われ、その効果は伝わっていないが、あまりの効果の凄まじさに勇者亡き後、封印されたらしい。
トールノア王は、民衆の前で、その魔剣を『勇者の剣』としてフッツメーンに渡した。
これを以て、フッツメーンを『勇者』と認定したのである。
フッツメーンは、それらを恭しく受け取り、民衆は新たな『勇者』に喝采を贈った。
『勇者』フッツメーンは、こうして王城を後にしたのであった。
その頃、シャリアータでは、公爵家の魔法通信士が王家からの知らせを、ルイドート・ハビット公爵に伝えていた。
「王太子御自ら、シャリアータにやってくるだと?」
ルイドートはため息を吐いた。
「オーガを寄越せと言いに来るのか、それとも泥ソックス神殿の件か……」
創世教会には、ドロンズの偽星貨を賄賂として贈り、目を瞑ってもらっている。
書類も通っているし、今さら泥ソックス神殿に文句はないだろう。
「どちらにしろ、ドロンズ様とクリソックス様にはお知らせしなければ」
ルイドートは、二柱を探しに町へと下りることにした。
彼は立ち上がり、上着に袖を通すと、増毛の古代遺物『アデラネイチャー』を装着した。
二千年の歴史を持つトールノア王国の首都であり、トールノア王の住まう王城を中心に、貴族街、学園街、庶民街全てを含めると王国一番の広さを誇る城塞都市である。
その都市を出発するため、一台の豪華な馬車が外界との出入り口である外城門に向けて、通りを走っていた。
馬車は百人ほどの騎士一個小隊に固められており、かなりの身分の者が乗っていることが伺われる。
馬車の側面には、金色の獅子の紋章が見える。
金獅子の紋。
トールノア王家の紋章だ。
馬車内には若い男の姿。
トールノア国王太子フッツメーンである。
黒髪に、中肉中背。顔のパーツは悪くはないが、そのパーツが全体的に小さめで、その配置も顔の中央に寄っているため、なんとも言えぬ仕上がりとなっている。
そのフッツメーンは、馬車のカーテンを閉めきり、カリカリと爪を噛んでいた。
「ルイドート・ハビットめ。王家を侮ればどうなるか、目にものを見せてやる!」
半月ほど前、トールノア王城に『シャリアータ北の森でオーガがテイムされた』という情報がもたらされた。
最初は何かの間違いだと考えていたが、多くの者が、シャリアータでオーガを見たという。
そこで、フッツメーンはシャリアータの領主ルイドート・ハビット公爵に確認の連絡をとった。
すると、『それは事実である』と返答が来た。
フッツメーンは驚き、すぐにルイドートに命じた。
『そのような稀少な魔物は、王家で所有すべきだ。オーガを連れて、王都に来るように』
しかし、ルイドートの答えは『否』だった。
『オーガは異界の神の従者としてテイムされた。神の所有物を人は奪えぬ』
そう返してきたのだった。
『異界の神』。
確かにシャリアータで、新たな神殿が建てられているという噂があった。
しかし、異界の神のためのものであるとは、フッツメーンもトールノア王も知らなかった。
いや、正式には、届けは出されていたのだ。
だが、『新たに神を祀る神殿』という届けは、事前の根回しもあって、すんなりと通り、王も形式的に決裁の印をついた。
創世教会本部にも、多額のお布施と共に根回しが済んでいたらしく、特に文句も出なかったという。
トールノア王とフッツメーン、そしてロードランド宰相は三人集まってそのことを、訝しんだ。
『あのケチなルイドート・ハビットが、多額のお布施をしてまで、怪しい異界の神を祀るとは』と。
『以前、王都の城壁を修繕するのに、全ての貴族がカンパをした時だって、かなり渋った挙げ句、出した金額は男爵クラスの貴族とほとんど変わらなかった、あのルイドート・ハビットが』と。
『若き日のトールノア王が、娼婦に入れあげて先代王に内緒の借金をした時、土下座して金の無心をするトールノア王に、かなり渋った挙げ句、トイチ(十日に一割)でしか貸さなかった、あのルイドート・ハビットが』……
「ロードランド、その話はもう忘れてくれ……」
「父上……」
トールノア王は黒歴史を暴かれ、両手で顔を覆ってしまった。
話を戻そう。
折しも、今年は『大祓え』の年だ。
伝説の勇者は現れなかったが、邪神が生まれるとされる年である。
実際、年々魔物は増え、今年は近年にないほど魔物が活性化している。
トールノア王は、フッツメーンとロードランド宰相に言った。
「もしや、魔素の淀みが本当に邪神を生み、『異界の神』としてシャリアータに入り込んでいるのかもしれぬ」
「確かに、邪神なら魔物のオーガをテイムできてもおかしくはない……。おのれ、ルイドート・ハビット。邪神の手先になり、トールノア王国を乗っ取る気か?!」
フッツメーンが声を荒げる。
ロードランドは、あご髭を撫でながら唸った。
「恐らく、邪神めに洗脳されておるのでしょう。哀れな男よ……」
「父上!シャリアータに軍を!私が勇者となり、軍を率いて、討伐してみせます!」
「まあ、待て……」
トールノア王は、気炎を上げる若い息子を止めた。
「まずは、偵察だ。シャリアータがどのような様子か見定め、軍の派遣はその後だ。魔王軍と合流しておるようなら、討伐は各国と協力せねば、負けるやもしれんからな」
フッツメーンは父王の言葉に頷いたものの、やはり血気にはやる姿を見せる。
「……わ、わかりました。では、せめて私に偵察部隊を指揮させて下さい!」
「馬鹿な!王太子をそのような危険な場所にやれるか!」
おのれの言葉を受け入れぬトールノア王に、フッツメーンは言った。
「大丈夫です。表向きは、『大祓え』の戦力に使えそうなオーガの接収命令の件で向かいます。商人や旅人から、シャリアータが危険だという話は聞こえてきませんし、普通に領地経営を行っているようです。とすれば、彼らも堂々と王族を害して、事を荒だてはしないでしょう」
「なるほど……」
ロードランドがフッツメーンに問う。
「もし、オーガの接収を断られたら、どうするのですか?」
フッツメーンは、鼻で笑って答えた。
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王は少し考え、頷いた。
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「は。それでも、相手は邪神。危険では御座いませんか?」
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フッツメーンとロードランドと顔が強ばった。
「まさか、『悪魔のエンゲージリング』を……」
「ああ。お前が危ないと思ったら、誰がまわりにいようが躊躇わずに使え。お前は次代の王。その命は誰よりも優先されるのだ」
トールノア王が、冷酷な眼差しをフッツメーンに向ける。
フッツメーンは、こくりと喉を鳴らし、頷いたのだった。
そうして、シャリアータに向かう準備は整えられた。
フッツメーンは王から古代遺物を渡された。
宝物庫の奥に封印されている二つの古代遺物。
一つは『悪魔のエンゲージリング』。
この指輪は、この世界に三つしか発見されていない、転移の魔道具である。
対になっており、装備して片方を発動させると、もう片方のある所へと装備した者を、一瞬で転移させる。
ただし、発動した指輪のまわりに存在する五十の命を贄とする、禁忌の魔道具である。
もう一つは、かつて勇者が常に身につけていたという愛用の魔剣。
銘は、『性剣エクスカリバー』。
この剣を気に入ったかつての勇者が名付けたと言われ、その効果は伝わっていないが、あまりの効果の凄まじさに勇者亡き後、封印されたらしい。
トールノア王は、民衆の前で、その魔剣を『勇者の剣』としてフッツメーンに渡した。
これを以て、フッツメーンを『勇者』と認定したのである。
フッツメーンは、それらを恭しく受け取り、民衆は新たな『勇者』に喝采を贈った。
『勇者』フッツメーンは、こうして王城を後にしたのであった。
その頃、シャリアータでは、公爵家の魔法通信士が王家からの知らせを、ルイドート・ハビット公爵に伝えていた。
「王太子御自ら、シャリアータにやってくるだと?」
ルイドートはため息を吐いた。
「オーガを寄越せと言いに来るのか、それとも泥ソックス神殿の件か……」
創世教会には、ドロンズの偽星貨を賄賂として贈り、目を瞑ってもらっている。
書類も通っているし、今さら泥ソックス神殿に文句はないだろう。
「どちらにしろ、ドロンズ様とクリソックス様にはお知らせしなければ」
ルイドートは、二柱を探しに町へと下りることにした。
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