15 / 17
【連載版】俺の部屋に「ただいま」と言いながら入ってくるクズ男のはなし
15.
しおりを挟む
「おい、おまえら俺の存在を忘れてるだろ」
「チッ、空気読んでよ」
「ここ俺の部屋だからな?!」
三輪の言う通りなんだけどね。ちょっと今いい感じにまとまりそうだったのに、と俺も思ってしまった。
とりあえず節度は必要だと、背中に回していた腕をほどいて、透から離れようとするが、残念ながら透が俺を離さない。
でも、これでは三輪と話ができないから。俺は透に一瞬腕を緩めてもらって、体を三輪の方へ向けた。後ろから俺を透が抱えている状態ね。
透を引きはがすのに使う時間が無駄だなと思っているだけで、別にイチャイチャを見せつけたいわけではないとだけ言っておく。
三輪はすごく嫌そうな顔でこちらを見ているが、三輪の信用はすでに俺の中で完全に失墜しているから、機嫌をとる必要もない。とは言え、情がなくなったわけではないから。
「さっきの話だけど。俺は、三輪の気持ちには応えられない」
だから、ちゃんとケリを付けなければいけないんだ。
「その体勢で言われるの、すごい嫌なんだけど」
「後ろは気にするな」
「どう考えても気になるだろ?!」
「え~ひどい。気にしてよ~」
俺の頭に顔をぐりぐりするのやめろ。でもまぁ透がいてもいなくても俺の答えは変わらない。
さっき少しだけぐらついたのは……墓までもっていくだな。俺だって弱ることくらいはある。
「それから、お前のしたことを許す気もない」
さっきから話が脱線しまくってうやむやになりかけているが、本題はこっちだったはずだ。
透が言った通りに三輪を警察へ突き出したとしても、多分、大した罪にはならないだろう。でも、俺を一番追い込んだのは間違いなく三輪だ。
腹が立つ。というよりは、ただ、悲しい。
「お前は地元で周りの目に苦しんだんだろう? それなのに、俺を同じ目に合わせた。なにも知らずにお前の思い通りに動いた俺は、さぞかし滑稽だっただろうな」
「そんなつもりは……!」
「じゃあ、どういうつもりだったんだよ」
三輪はまた言葉を詰まらせたように黙った。都合が悪くなるとなにも言わなくなるのは、相手への甘えだと俺は思っている。それを理解して、三輪の心情を汲み取ってやるほど俺は優しくない。
「三輪、俺はお前のこと、いい友達だと思ってたよ。でも、もうこれっきりだ」
懇願するような視線を振り切り、俺は透からいったん離れて荷物を持つ。ベランダに干された服も、回収して。少し思案してから、まだ湿気ったままのそれに着替えた。
「じゃあな」
立ち尽くしたままの三輪に背を向け、玄関のドアを開けた。
「坂口……!」
三輪はあとを追ってきてはいない。振り返ると開いたままのリビングの扉から、Tシャツの胸元をぎゅっと握る姿が見えた。
「ごめん、坂口のこと本当に好きだったんだ。ごめん、ごめんなさい」
悲痛な声に応えないまま、俺たちは部屋を出た。
外に出れば嫌味なほどに青い空が広がっていて、地面には太陽の光が凶器のように降り注いでいる。今日も暑くなりそうだ。いや、もうすでに暑いわ。
通勤通学の時間を過ぎているからか、人の姿はほとんどない。俺たちの影だけが伸びる道を透と二人で歩いていく。残念ながら足取りは重い。まるで夏の日差しに上から押さえ付けられているようだ。
「どうしてこんなことになっちゃったんだろうな……」
自然とため息が漏れる。先月までは何事もなく、普通に大学生活を送っていたのに。一気にいろいろと起こりすぎて、頭がついていかない。
視線を足元に落とせば、相変わらず薄汚れた靴が目に入る。心機一転、靴でも買おうかな。
「祐也」
透の声に顔を上げた。相変わらず透は夏の太陽に負けないくらい眩しい。
そういえば通学の時以外でこうして並んで外を歩くのは初めてかもしれない。これから、透との関係もなにか変わるだろうか。
俺がぼうっとその顔に見とれているうちに、透は俺の手を掴んだ。
「おっ、おい」
「早く帰ろ」
このくそ暑いのに。なんて思ったけど、俺は結局手を振りほどかないまま少し前を歩く透に付いて歩く。
小さな頭に輝く黒髪のサラサラストレートヘアー。適度に筋肉の付いた背中に長い手足。相変わらず均整の取れた後ろ姿にぽつりと言葉を落とす。
「俺たち、これからどうなるかな」
人の気持ちは変わる。周囲の環境も変わっていく。俺が透と一緒にいる限り、今回みたいなことがまた起こるかもしれない。きっと、俺たちだけ変わらないままではいられないだろう。
手をつないだまま乗った電車にはほとんど人がいなかった。並んで座って、窓から流れていく景色を見つめる。三輪のマンションから俺のマンションまでは一駅だから、時間にすればほんの数分の距離だ。それでも次々と変わる景色が延々と続いていくように思えて、心もとなく感じてしまう。
透はしばらく黙ったままでいたが、次の駅に到着するというアナウンスが聞こえてきたころ、静かに口を開いた。
「先のことは考えてもわかんないよ。だから、一緒にいよ」
電車が止まると同時に立ち上がり、透は俺の手を引いてまた歩き出す。つないだ手はもう汗でべちょべちょで気持ち悪いはずなのに、離したらいけないような気がして。俺はきゅっと手に力を込める。すると、透も握り返してきて。お互いにぎにぎと握りあいっこみたいになって、ちょっと笑ってしまう。さっきまでは必要以上に不安が伸し掛かってきているように感じたけど、なんとなく気が抜けてしまった。
結局、俺のマンションまでそんな状態で歩いて。鍵を開けるためにようやく手を離した。なにげに二人そろってこのマンションに帰ってくるのも初めてだ。
俺がいないと透はこの部屋に来ない。いつも俺が先に帰ってきてから、そのあとに透がやってくる。一応俺の部屋だからって遠慮してるのかな? って深く考えたことはなかったんだけど。今日はなんとなくドアを開けたあと、透に先に入るように促してみた。
すると、透は少しだけ躊躇ったように足を止めた。その様子を見て、あぁなにか意味があったんだなって思ったけど、どう聞いたらいいのかわからなくて。
そうこうしているうちに、透は先に部屋の中に入って、俺の方へと振り返った。
「おかえり、祐也」
久しぶりに俺を見る透の顔をちゃんと見た気がする。
そうか、透はこんなに優しい顔で俺を見ていたのか。しょっちゅう会ってたのにな。
それすら気づけないくらい、俺は視野が狭くなっていたんだ。
でも、ようやく気付けたから。俺たちはきっとここから変わっていける。
二人で、一緒に。
「うん、ただいま」
俺たちは互いに手を伸ばして、唇を重ねた。
「チッ、空気読んでよ」
「ここ俺の部屋だからな?!」
三輪の言う通りなんだけどね。ちょっと今いい感じにまとまりそうだったのに、と俺も思ってしまった。
とりあえず節度は必要だと、背中に回していた腕をほどいて、透から離れようとするが、残念ながら透が俺を離さない。
でも、これでは三輪と話ができないから。俺は透に一瞬腕を緩めてもらって、体を三輪の方へ向けた。後ろから俺を透が抱えている状態ね。
透を引きはがすのに使う時間が無駄だなと思っているだけで、別にイチャイチャを見せつけたいわけではないとだけ言っておく。
三輪はすごく嫌そうな顔でこちらを見ているが、三輪の信用はすでに俺の中で完全に失墜しているから、機嫌をとる必要もない。とは言え、情がなくなったわけではないから。
「さっきの話だけど。俺は、三輪の気持ちには応えられない」
だから、ちゃんとケリを付けなければいけないんだ。
「その体勢で言われるの、すごい嫌なんだけど」
「後ろは気にするな」
「どう考えても気になるだろ?!」
「え~ひどい。気にしてよ~」
俺の頭に顔をぐりぐりするのやめろ。でもまぁ透がいてもいなくても俺の答えは変わらない。
さっき少しだけぐらついたのは……墓までもっていくだな。俺だって弱ることくらいはある。
「それから、お前のしたことを許す気もない」
さっきから話が脱線しまくってうやむやになりかけているが、本題はこっちだったはずだ。
透が言った通りに三輪を警察へ突き出したとしても、多分、大した罪にはならないだろう。でも、俺を一番追い込んだのは間違いなく三輪だ。
腹が立つ。というよりは、ただ、悲しい。
「お前は地元で周りの目に苦しんだんだろう? それなのに、俺を同じ目に合わせた。なにも知らずにお前の思い通りに動いた俺は、さぞかし滑稽だっただろうな」
「そんなつもりは……!」
「じゃあ、どういうつもりだったんだよ」
三輪はまた言葉を詰まらせたように黙った。都合が悪くなるとなにも言わなくなるのは、相手への甘えだと俺は思っている。それを理解して、三輪の心情を汲み取ってやるほど俺は優しくない。
「三輪、俺はお前のこと、いい友達だと思ってたよ。でも、もうこれっきりだ」
懇願するような視線を振り切り、俺は透からいったん離れて荷物を持つ。ベランダに干された服も、回収して。少し思案してから、まだ湿気ったままのそれに着替えた。
「じゃあな」
立ち尽くしたままの三輪に背を向け、玄関のドアを開けた。
「坂口……!」
三輪はあとを追ってきてはいない。振り返ると開いたままのリビングの扉から、Tシャツの胸元をぎゅっと握る姿が見えた。
「ごめん、坂口のこと本当に好きだったんだ。ごめん、ごめんなさい」
悲痛な声に応えないまま、俺たちは部屋を出た。
外に出れば嫌味なほどに青い空が広がっていて、地面には太陽の光が凶器のように降り注いでいる。今日も暑くなりそうだ。いや、もうすでに暑いわ。
通勤通学の時間を過ぎているからか、人の姿はほとんどない。俺たちの影だけが伸びる道を透と二人で歩いていく。残念ながら足取りは重い。まるで夏の日差しに上から押さえ付けられているようだ。
「どうしてこんなことになっちゃったんだろうな……」
自然とため息が漏れる。先月までは何事もなく、普通に大学生活を送っていたのに。一気にいろいろと起こりすぎて、頭がついていかない。
視線を足元に落とせば、相変わらず薄汚れた靴が目に入る。心機一転、靴でも買おうかな。
「祐也」
透の声に顔を上げた。相変わらず透は夏の太陽に負けないくらい眩しい。
そういえば通学の時以外でこうして並んで外を歩くのは初めてかもしれない。これから、透との関係もなにか変わるだろうか。
俺がぼうっとその顔に見とれているうちに、透は俺の手を掴んだ。
「おっ、おい」
「早く帰ろ」
このくそ暑いのに。なんて思ったけど、俺は結局手を振りほどかないまま少し前を歩く透に付いて歩く。
小さな頭に輝く黒髪のサラサラストレートヘアー。適度に筋肉の付いた背中に長い手足。相変わらず均整の取れた後ろ姿にぽつりと言葉を落とす。
「俺たち、これからどうなるかな」
人の気持ちは変わる。周囲の環境も変わっていく。俺が透と一緒にいる限り、今回みたいなことがまた起こるかもしれない。きっと、俺たちだけ変わらないままではいられないだろう。
手をつないだまま乗った電車にはほとんど人がいなかった。並んで座って、窓から流れていく景色を見つめる。三輪のマンションから俺のマンションまでは一駅だから、時間にすればほんの数分の距離だ。それでも次々と変わる景色が延々と続いていくように思えて、心もとなく感じてしまう。
透はしばらく黙ったままでいたが、次の駅に到着するというアナウンスが聞こえてきたころ、静かに口を開いた。
「先のことは考えてもわかんないよ。だから、一緒にいよ」
電車が止まると同時に立ち上がり、透は俺の手を引いてまた歩き出す。つないだ手はもう汗でべちょべちょで気持ち悪いはずなのに、離したらいけないような気がして。俺はきゅっと手に力を込める。すると、透も握り返してきて。お互いにぎにぎと握りあいっこみたいになって、ちょっと笑ってしまう。さっきまでは必要以上に不安が伸し掛かってきているように感じたけど、なんとなく気が抜けてしまった。
結局、俺のマンションまでそんな状態で歩いて。鍵を開けるためにようやく手を離した。なにげに二人そろってこのマンションに帰ってくるのも初めてだ。
俺がいないと透はこの部屋に来ない。いつも俺が先に帰ってきてから、そのあとに透がやってくる。一応俺の部屋だからって遠慮してるのかな? って深く考えたことはなかったんだけど。今日はなんとなくドアを開けたあと、透に先に入るように促してみた。
すると、透は少しだけ躊躇ったように足を止めた。その様子を見て、あぁなにか意味があったんだなって思ったけど、どう聞いたらいいのかわからなくて。
そうこうしているうちに、透は先に部屋の中に入って、俺の方へと振り返った。
「おかえり、祐也」
久しぶりに俺を見る透の顔をちゃんと見た気がする。
そうか、透はこんなに優しい顔で俺を見ていたのか。しょっちゅう会ってたのにな。
それすら気づけないくらい、俺は視野が狭くなっていたんだ。
でも、ようやく気付けたから。俺たちはきっとここから変わっていける。
二人で、一緒に。
「うん、ただいま」
俺たちは互いに手を伸ばして、唇を重ねた。
58
お気に入りに追加
182
あなたにおすすめの小説
執着攻めと平凡受けの短編集
松本いさ
BL
執着攻めが平凡受けに執着し溺愛する、似たり寄ったりな話ばかり。
疲れたときに、さくっと読める安心安全のハッピーエンド設計です。
基本的に一話完結で、しばらくは毎週金曜の夜または土曜の朝に更新を予定しています(全20作)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
頭の上に現れた数字が平凡な俺で抜いた数って冗談ですよね?
いぶぷろふぇ
BL
ある日突然頭の上に謎の数字が見えるようになったごくごく普通の高校生、佐藤栄司。何やら規則性があるらしい数字だが、その意味は分からないまま。
ところが、数字が頭上にある事にも慣れたある日、クラス替えによって隣の席になった学年一のイケメン白田慶は数字に何やら心当たりがあるようで……?
頭上の数字を発端に、普通のはずの高校生がヤンデレ達の愛に巻き込まれていく!?
「白田君!? っていうか、和真も!? 慎吾まで!? ちょ、やめて! そんな目で見つめてこないで!」
美形ヤンデレ攻め×平凡受け
※この作品は以前ぷらいべったーに載せた作品を改題・改稿したものです
※物語は高校生から始まりますが、主人公が成人する後半まで性描写はありません
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
モブなのに執着系ヤンデレ美形の友達にいつの間にか、なってしまっていた
マルン円
BL
執着系ヤンデレ美形×鈍感平凡主人公。全4話のサクッと読めるBL短編です(タイトルを変えました)。
主人公は妹がしていた乙女ゲームの世界に転生し、今はロニーとして地味な高校生活を送っている。内気なロニーが気軽に学校で話せる友達は同級生のエドだけで、ロニーとエドはいっしょにいることが多かった。
しかし、ロニーはある日、髪をばっさり切ってイメチェンしたエドを見て、エドがヒロインに執着しまくるメインキャラの一人だったことを思い出す。
平凡な生活を送りたいロニーは、これからヒロインのことを好きになるであろうエドとは距離を置こうと決意する。
タイトルを変えました。
前のタイトルは、「モブなのに、いつのまにかヒロインに執着しまくるキャラの友達になってしまっていた」です。
急に変えてしまい、すみません。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
別れようと彼氏に言ったら泣いて懇願された挙げ句めっちゃ尽くされた
翡翠飾
BL
「い、いやだ、いや……。捨てないでっ、お願いぃ……。な、何でも!何でもするっ!金なら出すしっ、えっと、あ、ぱ、パシリになるから!」
そう言って涙を流しながら足元にすがり付くαである彼氏、霜月慧弥。ノリで告白されノリで了承したこの付き合いに、βである榊原伊織は頃合いかと別れを切り出したが、慧弥は何故か未練があるらしい。
チャライケメンα(尽くし体質)×物静かβ(尽くされ体質)の話。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
重すぎる愛には重すぎる愛で返すのが道理でしょ?
チョコレートが食べたい
BL
常日頃から愛が重すぎる同居人兼恋人の深見千歳。そんな彼を普段は鬱陶しいと感じている主人公綾瀬叶の創作BLです。
初投稿でどきどきなのですが、良ければ楽しんでくださると嬉しいです。反響次第ですが、作者の好きを詰め込んだキャラクターなのでシリーズものにするか検討します。出来れば深見視点も出してみたいです。
※pixivの方が先行投稿です
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
初恋はおしまい
佐治尚実
BL
高校生の朝好にとって卒業までの二年間は奇跡に満ちていた。クラスで目立たず、一人の時間を大事にする日々。そんな朝好に、クラスの頂点に君臨する修司の視線が絡んでくるのが不思議でならなかった。人気者の彼の一方的で執拗な気配に朝好の気持ちは高ぶり、ついには卒業式の日に修司を呼び止める所までいく。それも修司に無神経な言葉をぶつけられてショックを受ける。彼への思いを知った朝好は成人式で修司との再会を望んだ。
高校時代の初恋をこじらせた二人が、成人式で再会する話です。珍しく攻めがツンツンしています。
※以前投稿した『初恋はおしまい』を大幅に加筆修正して再投稿しました。現在非公開の『初恋はおしまい』にお気に入りや♡をくださりありがとうございました!こちらを読んでいただけると幸いです。
今作は個人サイト、各投稿サイトにて掲載しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
イケメンに惚れられた俺の話
モブです(病み期)
BL
歌うことが好きな俺三嶋裕人(みしまゆうと)は、匿名動画投稿サイトでユートとして活躍していた。
こんな俺を芸能事務所のお偉いさんがみつけてくれて俺はさらに活動の幅がひろがった。
そんなある日、最近人気の歌い手である大斗(だいと)とユニットを組んでみないかと社長に言われる。
どんなやつかと思い、会ってみると……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる