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鉛筆へのこだわり
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当時住んでいた自宅からの最寄りの駅は2つあった。ひとつは急行や快速が停車する大きな駅でもうひとつは各駅停車のみが停車するいなかのような小さなこじんまりとした駅だった。
いなかのようなこじんまりとした駅といっても東京都内にある駅で都会のなかではいなかを連想させる駅だったが、いまでは開発が進んでいるようで駅の当時の面影はないような駅に変化していた。
急行や快速が停車する大きな駅の文具店のほうがやはり品ぞろえという点では豊富だったが、もうひとつの小さな駅にも行ってみたくなるような文具店があった。
そこにはウルトラマン太郎の筆箱やボーリングやビリヤードばどのゲームカンペン、サッパリーマンというサラリーマンをもじった変なカンペンがあったが、店内に入った瞬間の文房具屋独特の匂いというのが私は好きだった。
行きたくなかった歯医者の消毒の匂いとはえらい違いだった。
話しを戻すと、その文具店は鉛筆の品ぞろえが良く鉛筆の濃さも6Bから9Hまでが揃っていた。
いまでは濃いもので10B、非常に薄いもので10Hとさらに種類が増えたが、当時は6Bから9Hだった。
たぶん、6Bや9Hなどの鉛筆は通常で使うことはなくデッサンなどが主な用途だが文房具に関心があった私は特に必要のない9Hや8H、6Bの鉛筆を買ったことで「おまえアホじゃないのか」と言われることもあったが、あらゆる濃さの鉛筆で実際に書いて見たりしたことで少しずつ勉強が好きになったことがあったという想い出もあったものだ。
いなかのようなこじんまりとした駅といっても東京都内にある駅で都会のなかではいなかを連想させる駅だったが、いまでは開発が進んでいるようで駅の当時の面影はないような駅に変化していた。
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たぶん、6Bや9Hなどの鉛筆は通常で使うことはなくデッサンなどが主な用途だが文房具に関心があった私は特に必要のない9Hや8H、6Bの鉛筆を買ったことで「おまえアホじゃないのか」と言われることもあったが、あらゆる濃さの鉛筆で実際に書いて見たりしたことで少しずつ勉強が好きになったことがあったという想い出もあったものだ。
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