文房具の想い出

マーブル

文字の大きさ
上 下
5 / 8

鉛筆へのこだわり

しおりを挟む
当時住んでいた自宅からの最寄りの駅は2つあった。ひとつは急行や快速が停車する大きな駅でもうひとつは各駅停車のみが停車するいなかのような小さなこじんまりとした駅だった。

いなかのようなこじんまりとした駅といっても東京都内にある駅で都会のなかではいなかを連想させる駅だったが、いまでは開発が進んでいるようで駅の当時の面影はないような駅に変化していた。

急行や快速が停車する大きな駅の文具店のほうがやはり品ぞろえという点では豊富だったが、もうひとつの小さな駅にも行ってみたくなるような文具店があった。

そこにはウルトラマン太郎の筆箱やボーリングやビリヤードばどのゲームカンペン、サッパリーマンというサラリーマンをもじった変なカンペンがあったが、店内に入った瞬間の文房具屋独特の匂いというのが私は好きだった。
行きたくなかった歯医者の消毒の匂いとはえらい違いだった。

話しを戻すと、その文具店は鉛筆の品ぞろえが良く鉛筆の濃さも6Bから9Hまでが揃っていた。

いまでは濃いもので10B、非常に薄いもので10Hとさらに種類が増えたが、当時は6Bから9Hだった。

たぶん、6Bや9Hなどの鉛筆は通常で使うことはなくデッサンなどが主な用途だが文房具に関心があった私は特に必要のない9Hや8H、6Bの鉛筆を買ったことで「おまえアホじゃないのか」と言われることもあったが、あらゆる濃さの鉛筆で実際に書いて見たりしたことで少しずつ勉強が好きになったことがあったという想い出もあったものだ。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

アルファポリスで規約違反しないために気を付けていることメモ

youmery
エッセイ・ノンフィクション
アルファポリスで小説を投稿させてもらう中で、気を付けていることや気付いたことをメモしていきます。 小説を投稿しようとお考えの皆さんの参考になれば。

「日常の呟き(雑談)」

黒子猫
エッセイ・ノンフィクション
日常のことを綴ってます✨

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

アルファポリスで投稿やってみて、心に移りゆくよしなしことを

未谷呉時
エッセイ・ノンフィクション
日々、書いて投稿してると、いろいろ雑念が浮かんできます……。 心に「移りゆくよしなしこと」が訪れている状態ですね。 それはあの日の兼好法師も、あなたも私も同じこと。 「ここの投稿関連で何かあったら、記事化してみちゃおう。」そういうエッセイです。 初回でも紹介していますが、アルファポリス運営様から 「単発エッセイじゃないのを推奨」 とお言葉いただいたので、実験的に連載スタイルにしてみる、の意味合いが大きいかもです。 (内容) 「1月10日の公式お知らせを受けて」/「章名を直したいとき」/「フリースペースに作品リンクを貼る」/『異世界おじさん』面白すぎ」/「ブラウザ版とアプリ版の違い」など。 (扉絵イラスト:イラストACより(わらじ様))

ガラスの世代

大西啓太
ライト文芸
日常生活の中で思うがままに書いた詩集。ギタリストがギターのリフやギターソロのフレーズやメロディを思いつくように。

処理中です...