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ほしかったスペースシャトル
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「スペースシャトルがほしい!」
「今度の進級テスト合格したらね」
スペースシャトルといっても、これはスペースシャトルの形をした電動の鉛筆けずりのことで、小学校3年生当時に通っていたスイミングスクールでの進級テストの話である。
鉛筆けずりは定価が6500円と小学生にしては高価なものだが、当時は鉛筆に興味を持っていたことや直接、文房具店でみてほしくなってしまった。
鉛筆だけならば、安いのであれば1本30円で買えるのだが、6500円の鉛筆けずりは自分でとうてい買うことはできなかった。
スイミングスクールの進級テストは月に一度あるものだが、平泳ぎがなかなかできなかったため何度も頭打ちになっていた。
両親やおじいちゃん、おばあちゃんから見ると平泳ぎはできているから大丈夫とのことだったが、スクールの講師から見ると形になっていないからできていないという指摘があった。
スペースシャトルがほしくて自分なりに平泳ぎの練習をするも、どうしても講師からの合格がでずに結局はそのことでスイミングスクールを辞めてしまった。
気が付けば、その後はスペースシャトルのことをすっかり忘れていたが、もし店頭で見かけることがあったら(おそらくないだろう)買ってみたい文房具アイテムのひとつだ。
「今度の進級テスト合格したらね」
スペースシャトルといっても、これはスペースシャトルの形をした電動の鉛筆けずりのことで、小学校3年生当時に通っていたスイミングスクールでの進級テストの話である。
鉛筆けずりは定価が6500円と小学生にしては高価なものだが、当時は鉛筆に興味を持っていたことや直接、文房具店でみてほしくなってしまった。
鉛筆だけならば、安いのであれば1本30円で買えるのだが、6500円の鉛筆けずりは自分でとうてい買うことはできなかった。
スイミングスクールの進級テストは月に一度あるものだが、平泳ぎがなかなかできなかったため何度も頭打ちになっていた。
両親やおじいちゃん、おばあちゃんから見ると平泳ぎはできているから大丈夫とのことだったが、スクールの講師から見ると形になっていないからできていないという指摘があった。
スペースシャトルがほしくて自分なりに平泳ぎの練習をするも、どうしても講師からの合格がでずに結局はそのことでスイミングスクールを辞めてしまった。
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