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ジムの受付に行くといつもいる受付の人間の姿が見えない。
どうやらFクラスの人間が厄介払いしたようだな。
力のあるここの生徒たちがすることを教師たちは見て見ぬ振りをするしかない。
そうしなきゃ首がボールよりも軽く吹っ飛ぶからな。
受付を無視し、そのまま自動ドアになっているジムの中に入ると予期していない客人に対しそこら中に湧くそれぞれ好きなことをしていた生徒たちが一斉に俺を向いた。
「…ぁあ?なんだてめぇ。」
俺を知らない筈がないので、こいつらなりの挨拶だと理解する。
「おーおーこれはこれは学園のトップスターじゃねえか。」
各々口の悪い野次を飛ばしてくるのにうんざりしながら俺は雑魚どもの中にあの人がいないか周りを伺う。
「おい、臼井先輩は居ないのか。」
俺がその名を口にすると、そこら辺の奴らの表情が変わる。
「おい、いくらてめぇがここの会長だからって簡単にあの人の名前を呼んでんじゃねぇよ。」
「舐めてんのかおい。」
口々にそう言ってわらわらと俺に群がってくる。
おいおい、話の通じる奴はいねぇのか。
臼井京一郎
臼井先輩とは話したことはないがたまに風紀室で加賀美と話しているのを見かけたことはある。
高校生らしからぬがたいの良さを持つ加賀美と同じくらいの彼は、2人が一緒にいると威圧感数倍だ。
「京一郎さんなら今は居ないけど何の用?」
やけに響く雑味のない声のする方に目を向けると、その方向から男がやってきて周りの人間が道をあける。
ネクタイの柄が彼を3年生であると表している 。
京一郎と彼を下の名前で呼んでいるからして、多分彼はFクラスの中でも上の立場の人間だと伺える。
彼が話し出した途端周りの人間の野次が止んだのもおそらくそういうことだ。
素行の悪い集団達の中では制服もそれほど着崩しておらず髪色も地毛のままで、顔立ちもかなり綺麗だ。
内心こんな生徒がFクラスなのかと驚く。
「…すいません。ジムのことで話があったんですけど貴方に聞いてもいいですか。」
一応、先輩なので敬語を使うと彼は敬語を使われたことに驚いたのか、少し目を見開いてふっと笑った。
「わざわざ来てもらって悪いね、こっちで話そうか。」
そう言うと俺に背を向け歩き出した。
ついてこいって意味か…?
あまり長居は良くないと思ったが、どうにも彼が危険な人物には感じられずついていくことにした。
周りからはびしびしと視線を感じるが、いつも学園内で感じる好意の目ではないので新鮮だ。
プライベートルームと書かれた部屋、多分従業員の休憩スペースであろうところで立ち止まり扉をあけて俺に入るよう促す。
「お先にどうぞ。」
「……どうも。」
個室に入るのはいかんせん良くない気もするが、まあ会長である俺に問題になるような手出しはしないだろうと踏んで部屋に入る。
部屋は案外広く、生徒会室と同じくらいの広さだ。
従業員専用のロッカーが数個並び、ソファーが二個とその間に机があり、他には冷蔵庫などかなり快適そうな空間だ。
多分だが、ここに入れるのは立場の高いものだけだろう。
「九条?」
部屋を見ているのに夢中になっていた俺はほかに人がいるのに気づかなかった。
「…天宮か。」
俺は見知った顔に少し驚く。
「あれ渉、彼と知り合いなの?」
先輩が驚いた様子で天宮に問う。
「一年のときちょっとの間同室だったんです。」
「へぇ…。」
一年のとき、1人部屋を申請していたはずが手違いで相部屋になり、空きが出るまで数ヶ月の間だったかこいつと同室だったけ。
天宮はあまり俺に関心がないようで干渉してくることもほぼ無く、こいつと同室で安堵した覚えがある。
「まあいいや、そこ座りなよ。」
「あ、はい。」
ソファを指差すので言われた通り座る、が
てっきり俺の前のソファに座るのかと思っていたのに座る様子のない先輩に困惑する。
「…あの座らないんですか。」
同じく立ったままの天宮の隣にいる先輩に声をかける。
「ん?あぁ、座らないよ。」
それだけいって、沈黙が流れる。
…いやいや、なんなんだこの時間。
「あの、ジムの件についてなんですが。」
「まって、その話は僕にされても困るよ。」
「え、でも…じゃあ誰にしたら」
困惑から眉をひそめる。
周りを見渡しても天宮と先輩以外人が居ない。
いや、もしかしたら天宮なのか?
なんて考えていると、入ってきた扉とは違う奥の扉が開いた。
「…ふぁ、あ…あー、寝足りねぇ。」
は?
いやいや、さっきいないっていったよな。
どうやら従業員の仮眠室から出てきた様子の男は明らかに制服じゃないしわしわのシャツとズボンを身にまとって冷蔵庫に向かいペットボトルを取り出す。
「お疲れですね、昨日は遅くまでだったんですか。」
軽い調子で聞く先輩。
「…あぁ、ゴミが手こずらせやがってな。ちょっと盛り上がりすぎた。」
なんの話をしているかは分からないが完全に触れてはいけない話だとはわかる。
臼井京一郎じゃねぇか。
「でも、たまには学校に来ないとまた留年しますよ。」
「ははっ、次留年したら天宮と同期になっちまうなあ。」
「笑い事じゃないっすよ。」
3人で話している中で俺は完全に蚊帳の外、空気のようで居心地がかなり悪い。
しかし、風紀室で遠目からみた臼井先輩とは比べ物にならないくらいの圧を感じる。
加賀美と同じくらいの体型なのに、加賀美以上の圧迫感を感じるのは彼が元々の性のせいか、それとも環境のせいか。
しかし、完全に蚊帳の外になっているのだが、自分から声をかける勇気がどうにもわかない。
多分俺はこの人が怖い。
「んで、ずっとだんまりだけど何かしに来たのか、九条雫くん。」
俺の隣に勢いよく座り、俺の背中に腕を回すようにソファに腕を乗せる。
俺をフルネームに呼ぶことにドキッとして手にじんわりと汗がにじむ。
「…近いんですけど、ちょっと離れてもらえますか。臼井先輩。」
横を向いて彼の顔を捉えてそう言う。
思った以上に近くに臼井の顔があり緊張して顔の筋肉が硬直する。
こう近くでみるとどこか加賀美に似た雰囲気を感じる。
彼についてまわる良くない噂のせいで気付かなかったがどうやら彼もかなり男前な顔立ちだ。
だがそれ以上に纏う雰囲気が凄まじい。
高校生だと?こんな高校生がいてたまるか。
彼もアルファであることが容易に分かる。当たり前に人を見下すその目が、彼をアルファだと雄弁に語っている。
「ははっ、こう見ると雫は綺麗な顔してんなぁ。」
いきなり呼び捨てにされたことに内心ドキドキする。
しかも俺の発言に対しての返答はなく距離を離れる様子もない。
俺はもう一度離れるように言おうか考えていると、臼井が近づけていた顔を離した。いかんせん体の距離は近いが、
「んで、何用だよ。」
顔を離したかと思うと今度は俺の髪を指で弄びはじめた。
嫌に距離が近いことに冷や汗をかきながら、もうやめさせるのも話が長くなりそうなので早急に用件を切り出す。
「ジムを占拠してると聞いたので、やめるよう言いにきました。ここは公共の場なので。あと、受付の人も勝手に辞めさせないでください。」
簡潔にそう述べる、内心では心臓が飛び出るほどドッドッと脈を打っているが。
キレられるか、はたまた殴られるか。
どんな反応が返ってくるのか、頭の中でいくつもの悪い仮説を立てる。
だが俺の予想していた最悪のシナリオにはならず、
「ああ、わかった」
そう言って、臼井は
「おい、棗あいつらにさっさとジムから出ていくように言ってこい。」
と、さっきここまで案内してくれた先輩に指を指して命令すると、棗と呼ばれた先輩は分かりましたと言って部屋を出て行く。
部屋の外から指示を出す棗先輩の声が聞こえ、その声と共に多くの足音が聞こえ、やがて静かになった。
そうして、すぐにまた戻ってきた棗先輩はまた天宮のとなりに戻った。
ここまでの流れがあまりに早すぎて俺は固まってしまった。
いやいや、なんでこんな簡単に言うことを聞いてくれたんだ。
俺は臼井と言い合い、最悪殴られることを想定してきたのに。
困惑した表情のまま臼井先輩の方を向くと、彼は薄い笑みを浮かべて両腕を上げた。
「なんだよ、その顔は。言われた通りにしたぞ。」
案外いい人なのか……?
「あ、ありがとうございます。」
混乱した頭のまま頭を下げて礼を言うと、突然、肩に強い力を感じた。
座り心地の良い柔らかいソファが大きく音を立てるのを感じる。
そして、至近距離に臼井の顔とその後ろには天井がみえる。
そこで俺はようやく臼井先輩に押し倒されたことを理解した。
ここまでの間声を上げる暇もなかった。
俺の倍ほどある腕が俺の肩を上からソファに押し付けるように圧迫し、ぎりぎりと骨が軋む音が聞こえる。
「で、見返りに何をくれる?」
凶悪な笑顔を見せた臼井に俺は目を見開く。
「なあ…雫。」
耳元で囁かれた声に背筋が震える。
マズイ状況になった。誰か助けて。
初めて俺は心の中で誰かに助けを求めた。
いやほんとにやばい。
どうやらFクラスの人間が厄介払いしたようだな。
力のあるここの生徒たちがすることを教師たちは見て見ぬ振りをするしかない。
そうしなきゃ首がボールよりも軽く吹っ飛ぶからな。
受付を無視し、そのまま自動ドアになっているジムの中に入ると予期していない客人に対しそこら中に湧くそれぞれ好きなことをしていた生徒たちが一斉に俺を向いた。
「…ぁあ?なんだてめぇ。」
俺を知らない筈がないので、こいつらなりの挨拶だと理解する。
「おーおーこれはこれは学園のトップスターじゃねえか。」
各々口の悪い野次を飛ばしてくるのにうんざりしながら俺は雑魚どもの中にあの人がいないか周りを伺う。
「おい、臼井先輩は居ないのか。」
俺がその名を口にすると、そこら辺の奴らの表情が変わる。
「おい、いくらてめぇがここの会長だからって簡単にあの人の名前を呼んでんじゃねぇよ。」
「舐めてんのかおい。」
口々にそう言ってわらわらと俺に群がってくる。
おいおい、話の通じる奴はいねぇのか。
臼井京一郎
臼井先輩とは話したことはないがたまに風紀室で加賀美と話しているのを見かけたことはある。
高校生らしからぬがたいの良さを持つ加賀美と同じくらいの彼は、2人が一緒にいると威圧感数倍だ。
「京一郎さんなら今は居ないけど何の用?」
やけに響く雑味のない声のする方に目を向けると、その方向から男がやってきて周りの人間が道をあける。
ネクタイの柄が彼を3年生であると表している 。
京一郎と彼を下の名前で呼んでいるからして、多分彼はFクラスの中でも上の立場の人間だと伺える。
彼が話し出した途端周りの人間の野次が止んだのもおそらくそういうことだ。
素行の悪い集団達の中では制服もそれほど着崩しておらず髪色も地毛のままで、顔立ちもかなり綺麗だ。
内心こんな生徒がFクラスなのかと驚く。
「…すいません。ジムのことで話があったんですけど貴方に聞いてもいいですか。」
一応、先輩なので敬語を使うと彼は敬語を使われたことに驚いたのか、少し目を見開いてふっと笑った。
「わざわざ来てもらって悪いね、こっちで話そうか。」
そう言うと俺に背を向け歩き出した。
ついてこいって意味か…?
あまり長居は良くないと思ったが、どうにも彼が危険な人物には感じられずついていくことにした。
周りからはびしびしと視線を感じるが、いつも学園内で感じる好意の目ではないので新鮮だ。
プライベートルームと書かれた部屋、多分従業員の休憩スペースであろうところで立ち止まり扉をあけて俺に入るよう促す。
「お先にどうぞ。」
「……どうも。」
個室に入るのはいかんせん良くない気もするが、まあ会長である俺に問題になるような手出しはしないだろうと踏んで部屋に入る。
部屋は案外広く、生徒会室と同じくらいの広さだ。
従業員専用のロッカーが数個並び、ソファーが二個とその間に机があり、他には冷蔵庫などかなり快適そうな空間だ。
多分だが、ここに入れるのは立場の高いものだけだろう。
「九条?」
部屋を見ているのに夢中になっていた俺はほかに人がいるのに気づかなかった。
「…天宮か。」
俺は見知った顔に少し驚く。
「あれ渉、彼と知り合いなの?」
先輩が驚いた様子で天宮に問う。
「一年のときちょっとの間同室だったんです。」
「へぇ…。」
一年のとき、1人部屋を申請していたはずが手違いで相部屋になり、空きが出るまで数ヶ月の間だったかこいつと同室だったけ。
天宮はあまり俺に関心がないようで干渉してくることもほぼ無く、こいつと同室で安堵した覚えがある。
「まあいいや、そこ座りなよ。」
「あ、はい。」
ソファを指差すので言われた通り座る、が
てっきり俺の前のソファに座るのかと思っていたのに座る様子のない先輩に困惑する。
「…あの座らないんですか。」
同じく立ったままの天宮の隣にいる先輩に声をかける。
「ん?あぁ、座らないよ。」
それだけいって、沈黙が流れる。
…いやいや、なんなんだこの時間。
「あの、ジムの件についてなんですが。」
「まって、その話は僕にされても困るよ。」
「え、でも…じゃあ誰にしたら」
困惑から眉をひそめる。
周りを見渡しても天宮と先輩以外人が居ない。
いや、もしかしたら天宮なのか?
なんて考えていると、入ってきた扉とは違う奥の扉が開いた。
「…ふぁ、あ…あー、寝足りねぇ。」
は?
いやいや、さっきいないっていったよな。
どうやら従業員の仮眠室から出てきた様子の男は明らかに制服じゃないしわしわのシャツとズボンを身にまとって冷蔵庫に向かいペットボトルを取り出す。
「お疲れですね、昨日は遅くまでだったんですか。」
軽い調子で聞く先輩。
「…あぁ、ゴミが手こずらせやがってな。ちょっと盛り上がりすぎた。」
なんの話をしているかは分からないが完全に触れてはいけない話だとはわかる。
臼井京一郎じゃねぇか。
「でも、たまには学校に来ないとまた留年しますよ。」
「ははっ、次留年したら天宮と同期になっちまうなあ。」
「笑い事じゃないっすよ。」
3人で話している中で俺は完全に蚊帳の外、空気のようで居心地がかなり悪い。
しかし、風紀室で遠目からみた臼井先輩とは比べ物にならないくらいの圧を感じる。
加賀美と同じくらいの体型なのに、加賀美以上の圧迫感を感じるのは彼が元々の性のせいか、それとも環境のせいか。
しかし、完全に蚊帳の外になっているのだが、自分から声をかける勇気がどうにもわかない。
多分俺はこの人が怖い。
「んで、ずっとだんまりだけど何かしに来たのか、九条雫くん。」
俺の隣に勢いよく座り、俺の背中に腕を回すようにソファに腕を乗せる。
俺をフルネームに呼ぶことにドキッとして手にじんわりと汗がにじむ。
「…近いんですけど、ちょっと離れてもらえますか。臼井先輩。」
横を向いて彼の顔を捉えてそう言う。
思った以上に近くに臼井の顔があり緊張して顔の筋肉が硬直する。
こう近くでみるとどこか加賀美に似た雰囲気を感じる。
彼についてまわる良くない噂のせいで気付かなかったがどうやら彼もかなり男前な顔立ちだ。
だがそれ以上に纏う雰囲気が凄まじい。
高校生だと?こんな高校生がいてたまるか。
彼もアルファであることが容易に分かる。当たり前に人を見下すその目が、彼をアルファだと雄弁に語っている。
「ははっ、こう見ると雫は綺麗な顔してんなぁ。」
いきなり呼び捨てにされたことに内心ドキドキする。
しかも俺の発言に対しての返答はなく距離を離れる様子もない。
俺はもう一度離れるように言おうか考えていると、臼井が近づけていた顔を離した。いかんせん体の距離は近いが、
「んで、何用だよ。」
顔を離したかと思うと今度は俺の髪を指で弄びはじめた。
嫌に距離が近いことに冷や汗をかきながら、もうやめさせるのも話が長くなりそうなので早急に用件を切り出す。
「ジムを占拠してると聞いたので、やめるよう言いにきました。ここは公共の場なので。あと、受付の人も勝手に辞めさせないでください。」
簡潔にそう述べる、内心では心臓が飛び出るほどドッドッと脈を打っているが。
キレられるか、はたまた殴られるか。
どんな反応が返ってくるのか、頭の中でいくつもの悪い仮説を立てる。
だが俺の予想していた最悪のシナリオにはならず、
「ああ、わかった」
そう言って、臼井は
「おい、棗あいつらにさっさとジムから出ていくように言ってこい。」
と、さっきここまで案内してくれた先輩に指を指して命令すると、棗と呼ばれた先輩は分かりましたと言って部屋を出て行く。
部屋の外から指示を出す棗先輩の声が聞こえ、その声と共に多くの足音が聞こえ、やがて静かになった。
そうして、すぐにまた戻ってきた棗先輩はまた天宮のとなりに戻った。
ここまでの流れがあまりに早すぎて俺は固まってしまった。
いやいや、なんでこんな簡単に言うことを聞いてくれたんだ。
俺は臼井と言い合い、最悪殴られることを想定してきたのに。
困惑した表情のまま臼井先輩の方を向くと、彼は薄い笑みを浮かべて両腕を上げた。
「なんだよ、その顔は。言われた通りにしたぞ。」
案外いい人なのか……?
「あ、ありがとうございます。」
混乱した頭のまま頭を下げて礼を言うと、突然、肩に強い力を感じた。
座り心地の良い柔らかいソファが大きく音を立てるのを感じる。
そして、至近距離に臼井の顔とその後ろには天井がみえる。
そこで俺はようやく臼井先輩に押し倒されたことを理解した。
ここまでの間声を上げる暇もなかった。
俺の倍ほどある腕が俺の肩を上からソファに押し付けるように圧迫し、ぎりぎりと骨が軋む音が聞こえる。
「で、見返りに何をくれる?」
凶悪な笑顔を見せた臼井に俺は目を見開く。
「なあ…雫。」
耳元で囁かれた声に背筋が震える。
マズイ状況になった。誰か助けて。
初めて俺は心の中で誰かに助けを求めた。
いやほんとにやばい。
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