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1章「運命の幕開け」
9話 裏切りの記憶
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「なにこれ――」
屋敷に入ったわたしは思わず手で鼻を覆った。
入った途端に感じる気持ち悪くなりそうなほどのお酒の香り。誰もいないはずの玄関ホールには木製のジョッキを持ったクランメンバーがにこやかにわたしを出迎えた。
「――あ、おかえりお嬢! もう帰ってきちゃたんだ」
さっきまで葬儀で泣いていたはずの人間が笑っている。
顔が赤い。明らかに酔っているのは一目瞭然だった。
「どうして、いるの?」
「サブリーダーがお嬢に話があるって待ってたんだよね。ささ、こっちへおいで」
男はわたしの肩を押しながら食堂のほうへ促す。
自分の家なのに、まるで客人のようにその男は案内する。わたしは不安を覚えながら、抵抗もできずに肩を押されるがままに食堂へ向かった。
「みんな、なにしてるの?」
食堂の扉が開いた途端、さらにお酒の匂いが強くなった。
そこにはクラン・レーヴェの幹部メンバーが集まっていた。食料を勝手に漁り、酒盛りを楽しんでいる。その賑わいは決して葬儀後の宴会といった雰囲気ではない。
「ねぇ……なにしてるの!」
わたしが震えた声で叫ぶと、しんと騒ぎが収まった。
テーブルの上には、昨日料理人たちがわたしとリオンのためにと気遣って作り置きしてくれていた料理も無造作に並んでいるではないか。
「祝杯あげてるんだよ! 邪魔なリーダーの死になっ!」
げらげらと下品に笑うメンバーの一人の言葉にわたしの目の前は真っ白になった。
この人たちは今なんといった? 祝杯? お父様が死んだことを喜んでいるの? 何故?
怒りと混乱が込み上げ、わたしはきっと目の前にいる彼らを睨む。
「こら、オードン。そんなふうにいっては駄目だろう。お嬢様が怖がってしまう」
大きなテーブル。いつもお父様が座っていた席に無礼にも座る物静かな男。
彼は確かクランのサブリーダーのフィス。柔らかな物腰だけれど、リオンとは似ても似つかない。冷酷な目をしている人だと思っていた。
「フィス、なにをしているの! そこはお父様の席よ! それにっ、ここはお父様とわたしの屋敷よ!」
怯んだら負けだ。わたしはありったけの勇気を振り絞って声を張る。雨に濡れた寒さなんて吹き飛んでいた。
だけど彼らはわたしの声なんて聞こえていないように、再び飲み食いしはじめた。
「聞こえないの!? 出ていけっていってるの! ここは、お父様の屋敷――」
「お言葉ですが、出ていくのはお嬢様のほうです」
フィスの鋭い目に睨まれてわたしは体を強ばらせた。
まるで蛇に睨まれた蛙。それ以上の言葉が出てこない。
呆然と立ち尽くしていると、フィスは重い腰を上げゆっくりとこちらに近づいてきた。
「お嬢様、こちらをご覧下さい」
まるでリオンのようにわたしと目を合わせるようにしゃがむ。けれど、そこに彼のような優しさは一切感じられない。
目の前に出される一枚の羊皮紙。それはクランの相続書だった。
「クラン<レーヴェ>マスター・ノエルは死んだ。私、フィス=レギオスが新たなマスターとなり、レーヴェ領は我々がもらい受ける」
「――なっ」
「つまり、出ていくのは貴女の方ですよ。リラ」
冷たい微笑み。わたしは頭を殴られたような衝撃が走った。
思わず倒れそうになるけれど、わたしは足に力を入れてぐっと踏みとどまった。
「で、でも。わたしはお父様の娘で……相続する権利なら、わたしにもあるはずよ」
「それは貴女が冒険者だったらの話だ。領地はAランク以上の冒険者に与えられるもの、つまり冒険者ではない子供の貴女には相続する権利なんてないんですよ」
「そんなはずない! だって、お父様はリオンに全部任せるって!」
「冒険者を引退した者にはなんの権限もありませんよ。故に、ギルドは私がクランマスターになるようにと結論づけたのです。悲しいのはわかりますが、諦めてください」
目の前に掲げられた書類をひったくるように奪う。何度確認しても、クランをこのフィスという男がマスターになる。そして領地も譲ということが書いてある。
紛れもないギルドが発行した公式文章だ。
「リオンはこのこと知ってるの……?」
「知らせるわけないでしょう。彼が知れば妨害してくる。だから我々は秘密裏に動いたんですよ」
「なんで! そんな私たちを裏切るようなことするの!?」
「ずっと目障りだったんだよあのじじい! 家族ごっこなんて面倒くせぇ! こっちなんかいいクランにつければいいだけだっつうのによ! 最後まで日和見決めて暢気に死にやがった!」
その言葉に、前世の記憶が蘇る。
『あんたは都合が良かっただけ』
『騙されちゃってばかだな』
私も昔ゲームの中でクランを組んでいた。
クランリーダーだった。プレイが上手い彼女の元には沢山の仲間達が集まった。毎日仲間と一緒にゲームをして楽しかった。
――だが、ある日私はクランを乗っ取られた。
裏切られたのだ。必死に集めたアイテムも装備も全部とられた。おまけに私が不正行為をしているという謂われもない通告をされ、私は存在を消された。
あれからだ。私が人を信用しなくなって、ソロプレイにこだわりはじめたのは。
ああ――これは、あの時と同じだ。
「ノエルは強い冒険者でした。だが、お人好しすぎた。自分がいるからと、クランに入会したばかりの新人を連れて討伐に出掛けた。しかし、想像以上の強敵が現れ腰を抜かした新入りを守るために彼は死んだ。くくっ、嘘のクエスト情報に騙されるとは思いませんでしたよ……」
「……裏切りものっ!」
フィスが仕組んだのだ。邪魔なリーダーを消し去るために。
今すぐに殴ってやりたい。けれど、子供のわたしにはそんな力、ない。
「さぁ、お嬢様。出ていってください。お父様が残した装備品は我々が大切に使わせていただきますので。クランのものはクランの仲間で共有しなければ、ねぇ!」
「ははっ、頭下げてくれれば召使いで雇ってやらんこともないけどなぁ!」
卑怯で卑劣な笑い声が響く。
悔しくて、悲しくて。私は逃げるように食堂を出て自分の部屋に入った。
「…………っ!」
そこは荒らされていた。屋敷の中全て、装備品、アイテム、宝石、金目のありとあらゆるものはもう彼らの手中に渡ってしまったのだ。
部屋に唯一残っていたものは、わたしとお父様とお母様、そしてリオンの四人で撮った写真。それも踏み潰されていてフレームが歪んでいたけれど。
「……っ、くそ。くそっ!」
悔しい。悔しい。
けれど、わたしはどうすることもできない。写真をぎゅっと抱きしめて、屋敷の外に飛び出した。
雨の中を走る。
凍える寒さも、雨の冷たさも、もうどうでも良くて。
わたしは無我夢中で走り続けてた。
屋敷に入ったわたしは思わず手で鼻を覆った。
入った途端に感じる気持ち悪くなりそうなほどのお酒の香り。誰もいないはずの玄関ホールには木製のジョッキを持ったクランメンバーがにこやかにわたしを出迎えた。
「――あ、おかえりお嬢! もう帰ってきちゃたんだ」
さっきまで葬儀で泣いていたはずの人間が笑っている。
顔が赤い。明らかに酔っているのは一目瞭然だった。
「どうして、いるの?」
「サブリーダーがお嬢に話があるって待ってたんだよね。ささ、こっちへおいで」
男はわたしの肩を押しながら食堂のほうへ促す。
自分の家なのに、まるで客人のようにその男は案内する。わたしは不安を覚えながら、抵抗もできずに肩を押されるがままに食堂へ向かった。
「みんな、なにしてるの?」
食堂の扉が開いた途端、さらにお酒の匂いが強くなった。
そこにはクラン・レーヴェの幹部メンバーが集まっていた。食料を勝手に漁り、酒盛りを楽しんでいる。その賑わいは決して葬儀後の宴会といった雰囲気ではない。
「ねぇ……なにしてるの!」
わたしが震えた声で叫ぶと、しんと騒ぎが収まった。
テーブルの上には、昨日料理人たちがわたしとリオンのためにと気遣って作り置きしてくれていた料理も無造作に並んでいるではないか。
「祝杯あげてるんだよ! 邪魔なリーダーの死になっ!」
げらげらと下品に笑うメンバーの一人の言葉にわたしの目の前は真っ白になった。
この人たちは今なんといった? 祝杯? お父様が死んだことを喜んでいるの? 何故?
怒りと混乱が込み上げ、わたしはきっと目の前にいる彼らを睨む。
「こら、オードン。そんなふうにいっては駄目だろう。お嬢様が怖がってしまう」
大きなテーブル。いつもお父様が座っていた席に無礼にも座る物静かな男。
彼は確かクランのサブリーダーのフィス。柔らかな物腰だけれど、リオンとは似ても似つかない。冷酷な目をしている人だと思っていた。
「フィス、なにをしているの! そこはお父様の席よ! それにっ、ここはお父様とわたしの屋敷よ!」
怯んだら負けだ。わたしはありったけの勇気を振り絞って声を張る。雨に濡れた寒さなんて吹き飛んでいた。
だけど彼らはわたしの声なんて聞こえていないように、再び飲み食いしはじめた。
「聞こえないの!? 出ていけっていってるの! ここは、お父様の屋敷――」
「お言葉ですが、出ていくのはお嬢様のほうです」
フィスの鋭い目に睨まれてわたしは体を強ばらせた。
まるで蛇に睨まれた蛙。それ以上の言葉が出てこない。
呆然と立ち尽くしていると、フィスは重い腰を上げゆっくりとこちらに近づいてきた。
「お嬢様、こちらをご覧下さい」
まるでリオンのようにわたしと目を合わせるようにしゃがむ。けれど、そこに彼のような優しさは一切感じられない。
目の前に出される一枚の羊皮紙。それはクランの相続書だった。
「クラン<レーヴェ>マスター・ノエルは死んだ。私、フィス=レギオスが新たなマスターとなり、レーヴェ領は我々がもらい受ける」
「――なっ」
「つまり、出ていくのは貴女の方ですよ。リラ」
冷たい微笑み。わたしは頭を殴られたような衝撃が走った。
思わず倒れそうになるけれど、わたしは足に力を入れてぐっと踏みとどまった。
「で、でも。わたしはお父様の娘で……相続する権利なら、わたしにもあるはずよ」
「それは貴女が冒険者だったらの話だ。領地はAランク以上の冒険者に与えられるもの、つまり冒険者ではない子供の貴女には相続する権利なんてないんですよ」
「そんなはずない! だって、お父様はリオンに全部任せるって!」
「冒険者を引退した者にはなんの権限もありませんよ。故に、ギルドは私がクランマスターになるようにと結論づけたのです。悲しいのはわかりますが、諦めてください」
目の前に掲げられた書類をひったくるように奪う。何度確認しても、クランをこのフィスという男がマスターになる。そして領地も譲ということが書いてある。
紛れもないギルドが発行した公式文章だ。
「リオンはこのこと知ってるの……?」
「知らせるわけないでしょう。彼が知れば妨害してくる。だから我々は秘密裏に動いたんですよ」
「なんで! そんな私たちを裏切るようなことするの!?」
「ずっと目障りだったんだよあのじじい! 家族ごっこなんて面倒くせぇ! こっちなんかいいクランにつければいいだけだっつうのによ! 最後まで日和見決めて暢気に死にやがった!」
その言葉に、前世の記憶が蘇る。
『あんたは都合が良かっただけ』
『騙されちゃってばかだな』
私も昔ゲームの中でクランを組んでいた。
クランリーダーだった。プレイが上手い彼女の元には沢山の仲間達が集まった。毎日仲間と一緒にゲームをして楽しかった。
――だが、ある日私はクランを乗っ取られた。
裏切られたのだ。必死に集めたアイテムも装備も全部とられた。おまけに私が不正行為をしているという謂われもない通告をされ、私は存在を消された。
あれからだ。私が人を信用しなくなって、ソロプレイにこだわりはじめたのは。
ああ――これは、あの時と同じだ。
「ノエルは強い冒険者でした。だが、お人好しすぎた。自分がいるからと、クランに入会したばかりの新人を連れて討伐に出掛けた。しかし、想像以上の強敵が現れ腰を抜かした新入りを守るために彼は死んだ。くくっ、嘘のクエスト情報に騙されるとは思いませんでしたよ……」
「……裏切りものっ!」
フィスが仕組んだのだ。邪魔なリーダーを消し去るために。
今すぐに殴ってやりたい。けれど、子供のわたしにはそんな力、ない。
「さぁ、お嬢様。出ていってください。お父様が残した装備品は我々が大切に使わせていただきますので。クランのものはクランの仲間で共有しなければ、ねぇ!」
「ははっ、頭下げてくれれば召使いで雇ってやらんこともないけどなぁ!」
卑怯で卑劣な笑い声が響く。
悔しくて、悲しくて。私は逃げるように食堂を出て自分の部屋に入った。
「…………っ!」
そこは荒らされていた。屋敷の中全て、装備品、アイテム、宝石、金目のありとあらゆるものはもう彼らの手中に渡ってしまったのだ。
部屋に唯一残っていたものは、わたしとお父様とお母様、そしてリオンの四人で撮った写真。それも踏み潰されていてフレームが歪んでいたけれど。
「……っ、くそ。くそっ!」
悔しい。悔しい。
けれど、わたしはどうすることもできない。写真をぎゅっと抱きしめて、屋敷の外に飛び出した。
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わたしは無我夢中で走り続けてた。
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