181 / 240
待ってくれない時
しおりを挟む
「‥‥王妃に何を言われたのですか‥‥。」
「身の上話ではあるが、助ける価値のある人を救いたい‥。
そして、魔術師なくしては出来ない問題が目の前にある。
帝国が代々守ってきた魔術師だ。
ここで救えなければ、お前が立てた魔術師を守る為の考案も、安くなる。
お前をこの件から外すと言った、だが、
魔術師が絡む事だと知った。だから、表舞台に立ったお前が成し遂げて欲しい。」
「‥‥‥‥今リリィと離れる事がどれだけリリィを追い詰めるか分かっていってるんですか‥‥。」
「前にも言ったが、お前は皇太子で、リリィは皇太子妃になる。例えば、お前達に子ができても、もし戦争が起きればお前はリリィと子を残して戦地の最前線に立つ事だろう。
それを放棄するか?」
「そんな事はしません!ですが!傷付いている時くらい」
「お前達の気持ちとは関係なく事は進む。時間は待ってくれない。お前がすべての瞬間に必ずそばに居る事は出来ない。
私だって‥‥お前がこの世に産まれた瞬間は、どんなに胸を焦がそうとも、何年離れても会えやしなかった。
自分のやるべき事があった。」
「‥‥‥‥‥。」
テオドールは悔しげにギリっと奥歯を鳴らした。
俺達だけが、特別じゃない‥‥誰も知らない2人の傷。
伝えたところで分かるはずもない。
誰しも、皆、人に分かり得ない傷がある。
「レティーシャ王妃も‥‥苦しみ続けた傷がある。
救ってやれる力があるのなら、救いたい。」
「それが気に入らないんですよっ‥‥。俺達を傷付けておきながらっ‥。」
「それについて、謝罪をしている。事が解決したらポリセイオは帝国の監視下に入る。」
「国王は何故出てこないのですか。」
「‥‥レティーシャ王妃には、強い絆で結ばれた夫がいる。
その者の命を救いたい。王妃は王家に、権力に縛られた哀れな時間を過ごした。夫もそうだ。
大切な者の為に命を捨て、それを必死に守る。
これを機に救えるならば、それを知ったのならば、
助けたいと思うのは、当然だ。」
「父上は‥‥甘いですよ‥‥。」
「こんな私の言葉は聞きたくないか。」
オリヴァーの曇りない瞳が真っ直ぐにテオドールを見つめる。
「‥‥‥敵国を助けたいなんて‥‥その優しさで身を滅ぼさないで下さいよ‥‥。」
「私は、それでも‥‥その話を聞いて放っておきたくないんだ。その為のお前とロスウェルだ‥。」
テオドールはギュッと拳を握った。
「帝国が危機になり、国民と妃と子供を守る為に最前線に立つのと‥‥話は違います‥‥。」
「確かにそうかもしれない。」
「っ‥‥この座に未練はありませんが、皇族から勘当され侯爵令嬢のリリィと引き離されるくらいなら、私はその命令に従いましょう。父上は‥‥そうしてもいい程、王妃を救いたいのでしょう?」
「‥‥もてよ未練‥‥お前が居なかったら誰が私の跡を引き継ぐんだ。」
「父上がそう言ったのです。だから命令に従います。
リリィと離れる道があると言うなら、私はどんな事もします。」
くっきりと、溝が生まれた瞬間だった。
「テオ‥‥私はっ」
「父上はこの国の皇帝です。あなたにそう言われれば、
嫌でも従わなければならない。身の上を引き合いに出すなんて、今の私には、受け入れられない。ですが、引き受けましょう‥‥。それで、いいのですよね?」
「テオっ‥納得してないのは分かるが」
「そう言ったのは父上ではありませんかっ!」
初めて、テオドールはオリヴァーの言葉を素直に受け止められなかった。
「‥‥‥王妃の身の上など私には知ったことではない‥。
ですが、そうしろと言われたならそうするしかない私の立場とリリィを出して命令するなんて、卑怯です‥‥。」
「私はお前達がいつまでもそうして、殻に閉じこもってばかり居るのはよくな」
「そんな事は!‥‥私達の気持ちの問題ですっ‥‥。
その問題が解決したらいいのでしょ‥‥。
私が皇太子である以上、そうしなければならない。
そう言っているのですから‥‥。」
どこまでも、似た顔をした親子は眉間に皺を寄せて声を張り上げて口論した。
オリヴァーも自分の言葉で、溝が出来た事に後悔を感じている。
リリィベルと引き離そうかと、脅した事。
だが、それでもいつまでも、このままでいて欲しくない。
避けては通れない場所に2人は立っている。
あの日王妃と話をした時から、出来上がった溝だった。
「別に父上は悪くないです‥‥厚かましい王妃が許せないだけで、その上、父上にこんな事を言われ、私は戸惑うばかりです。リリィの傷も癒えぬままおいていかねばならない。
それだけが、不安で気掛かりで‥気が狂いそうになる‥‥。
いつ、私はここを立てばいいのですか。
リリィに伝えなければなりません‥。」
「‥明日、3国の王子達がここを立つ、その後すぐに
ロスウェルと出て欲しい。一刻を争う。
お前も、きっと‥分かってくれると信じている‥。」
オリヴァーは少し俯いてそう言った。
「明日っ‥‥‥はぁ‥‥‥分かりました。‥‥明日、見送りしなければならないので、失礼します。」
「ああ‥。下がっていい‥‥。」
オリヴァーは、テオドールを、見る事なく告げた。
テオドールは、重い足取りで私室へ戻った。
居ないことに気付かずにリリィベルは眠っていた。
寝る寸前まで縋りつき離れなかった。
今のこの瞬間にも、まるで悪夢を見ているかのような悲しげな寝顔はだった。
暗い中、一層その表情に胸が痛かった。
ポリセイオに行っている間、ずっとそんな顔で‥
リリィは眠れるだろうか‥‥。
不安で体を震わせるのではないか‥‥。
心配すればキリがなかった。
父の言う事を理解できなかった訳じゃない。
でも今は、そっとしておいて欲しかった。
リリィベルのそばに居ることを許して欲しかった。
例え、この事態が、自分達しか分からない恐怖そのものだとしても‥‥
赤の他人を救うことよりも、目の前の愛する人を守りたかった。
「‥‥‥また‥‥‥泣かせちまうんだろうな‥‥‥。」
俺は皇太子として、本当に無能だろう。
建国祭開幕と同時にその背を追うのだと思った父の背中。
けれど、今こんなにも、腹を立てている。
本当に、俺の心は、リリィ無くしては動かない。
自分勝手で愛に溺れた薄情な皇太子なんだろう。
「身の上話ではあるが、助ける価値のある人を救いたい‥。
そして、魔術師なくしては出来ない問題が目の前にある。
帝国が代々守ってきた魔術師だ。
ここで救えなければ、お前が立てた魔術師を守る為の考案も、安くなる。
お前をこの件から外すと言った、だが、
魔術師が絡む事だと知った。だから、表舞台に立ったお前が成し遂げて欲しい。」
「‥‥‥‥今リリィと離れる事がどれだけリリィを追い詰めるか分かっていってるんですか‥‥。」
「前にも言ったが、お前は皇太子で、リリィは皇太子妃になる。例えば、お前達に子ができても、もし戦争が起きればお前はリリィと子を残して戦地の最前線に立つ事だろう。
それを放棄するか?」
「そんな事はしません!ですが!傷付いている時くらい」
「お前達の気持ちとは関係なく事は進む。時間は待ってくれない。お前がすべての瞬間に必ずそばに居る事は出来ない。
私だって‥‥お前がこの世に産まれた瞬間は、どんなに胸を焦がそうとも、何年離れても会えやしなかった。
自分のやるべき事があった。」
「‥‥‥‥‥。」
テオドールは悔しげにギリっと奥歯を鳴らした。
俺達だけが、特別じゃない‥‥誰も知らない2人の傷。
伝えたところで分かるはずもない。
誰しも、皆、人に分かり得ない傷がある。
「レティーシャ王妃も‥‥苦しみ続けた傷がある。
救ってやれる力があるのなら、救いたい。」
「それが気に入らないんですよっ‥‥。俺達を傷付けておきながらっ‥。」
「それについて、謝罪をしている。事が解決したらポリセイオは帝国の監視下に入る。」
「国王は何故出てこないのですか。」
「‥‥レティーシャ王妃には、強い絆で結ばれた夫がいる。
その者の命を救いたい。王妃は王家に、権力に縛られた哀れな時間を過ごした。夫もそうだ。
大切な者の為に命を捨て、それを必死に守る。
これを機に救えるならば、それを知ったのならば、
助けたいと思うのは、当然だ。」
「父上は‥‥甘いですよ‥‥。」
「こんな私の言葉は聞きたくないか。」
オリヴァーの曇りない瞳が真っ直ぐにテオドールを見つめる。
「‥‥‥敵国を助けたいなんて‥‥その優しさで身を滅ぼさないで下さいよ‥‥。」
「私は、それでも‥‥その話を聞いて放っておきたくないんだ。その為のお前とロスウェルだ‥。」
テオドールはギュッと拳を握った。
「帝国が危機になり、国民と妃と子供を守る為に最前線に立つのと‥‥話は違います‥‥。」
「確かにそうかもしれない。」
「っ‥‥この座に未練はありませんが、皇族から勘当され侯爵令嬢のリリィと引き離されるくらいなら、私はその命令に従いましょう。父上は‥‥そうしてもいい程、王妃を救いたいのでしょう?」
「‥‥もてよ未練‥‥お前が居なかったら誰が私の跡を引き継ぐんだ。」
「父上がそう言ったのです。だから命令に従います。
リリィと離れる道があると言うなら、私はどんな事もします。」
くっきりと、溝が生まれた瞬間だった。
「テオ‥‥私はっ」
「父上はこの国の皇帝です。あなたにそう言われれば、
嫌でも従わなければならない。身の上を引き合いに出すなんて、今の私には、受け入れられない。ですが、引き受けましょう‥‥。それで、いいのですよね?」
「テオっ‥納得してないのは分かるが」
「そう言ったのは父上ではありませんかっ!」
初めて、テオドールはオリヴァーの言葉を素直に受け止められなかった。
「‥‥‥王妃の身の上など私には知ったことではない‥。
ですが、そうしろと言われたならそうするしかない私の立場とリリィを出して命令するなんて、卑怯です‥‥。」
「私はお前達がいつまでもそうして、殻に閉じこもってばかり居るのはよくな」
「そんな事は!‥‥私達の気持ちの問題ですっ‥‥。
その問題が解決したらいいのでしょ‥‥。
私が皇太子である以上、そうしなければならない。
そう言っているのですから‥‥。」
どこまでも、似た顔をした親子は眉間に皺を寄せて声を張り上げて口論した。
オリヴァーも自分の言葉で、溝が出来た事に後悔を感じている。
リリィベルと引き離そうかと、脅した事。
だが、それでもいつまでも、このままでいて欲しくない。
避けては通れない場所に2人は立っている。
あの日王妃と話をした時から、出来上がった溝だった。
「別に父上は悪くないです‥‥厚かましい王妃が許せないだけで、その上、父上にこんな事を言われ、私は戸惑うばかりです。リリィの傷も癒えぬままおいていかねばならない。
それだけが、不安で気掛かりで‥気が狂いそうになる‥‥。
いつ、私はここを立てばいいのですか。
リリィに伝えなければなりません‥。」
「‥明日、3国の王子達がここを立つ、その後すぐに
ロスウェルと出て欲しい。一刻を争う。
お前も、きっと‥分かってくれると信じている‥。」
オリヴァーは少し俯いてそう言った。
「明日っ‥‥‥はぁ‥‥‥分かりました。‥‥明日、見送りしなければならないので、失礼します。」
「ああ‥。下がっていい‥‥。」
オリヴァーは、テオドールを、見る事なく告げた。
テオドールは、重い足取りで私室へ戻った。
居ないことに気付かずにリリィベルは眠っていた。
寝る寸前まで縋りつき離れなかった。
今のこの瞬間にも、まるで悪夢を見ているかのような悲しげな寝顔はだった。
暗い中、一層その表情に胸が痛かった。
ポリセイオに行っている間、ずっとそんな顔で‥
リリィは眠れるだろうか‥‥。
不安で体を震わせるのではないか‥‥。
心配すればキリがなかった。
父の言う事を理解できなかった訳じゃない。
でも今は、そっとしておいて欲しかった。
リリィベルのそばに居ることを許して欲しかった。
例え、この事態が、自分達しか分からない恐怖そのものだとしても‥‥
赤の他人を救うことよりも、目の前の愛する人を守りたかった。
「‥‥‥また‥‥‥泣かせちまうんだろうな‥‥‥。」
俺は皇太子として、本当に無能だろう。
建国祭開幕と同時にその背を追うのだと思った父の背中。
けれど、今こんなにも、腹を立てている。
本当に、俺の心は、リリィ無くしては動かない。
自分勝手で愛に溺れた薄情な皇太子なんだろう。
0
お気に入りに追加
31
あなたにおすすめの小説
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
挙式後すぐに離婚届を手渡された私は、この結婚は予め捨てられることが確定していた事実を知らされました
結城芙由奈
恋愛
【結婚した日に、「君にこれを預けておく」と離婚届を手渡されました】
今日、私は子供の頃からずっと大好きだった人と結婚した。しかし、式の後に絶望的な事を彼に言われた。
「ごめん、本当は君とは結婚したくなかったんだ。これを預けておくから、その気になったら提出してくれ」
そう言って手渡されたのは何と離婚届けだった。
そしてどこまでも冷たい態度の夫の行動に傷つけられていく私。
けれどその裏には私の知らない、ある深い事情が隠されていた。
その真意を知った時、私は―。
※暫く鬱展開が続きます
※他サイトでも投稿中
【完結】消された第二王女は隣国の王妃に熱望される
風子
恋愛
ブルボマーナ国の第二王女アリアンは絶世の美女だった。
しかし側妃の娘だと嫌われて、正妃とその娘の第一王女から虐げられていた。
そんな時、隣国から王太子がやって来た。
王太子ヴィルドルフは、アリアンの美しさに一目惚れをしてしまう。
すぐに婚約を結び、結婚の準備を進める為に帰国したヴィルドルフに、突然の婚約解消の連絡が入る。
アリアンが王宮を追放され、修道院に送られたと知らされた。
そして、新しい婚約者に第一王女のローズが決まったと聞かされるのである。
アリアンを諦めきれないヴィルドルフは、お忍びでアリアンを探しにブルボマーナに乗り込んだ。
そしてある夜、2人は運命の再会を果たすのである。
拝啓 お顔もお名前も存じ上げない婚約者様
オケラ
恋愛
15歳のユアは上流貴族のお嬢様。自然とたわむれるのが大好きな女の子で、毎日山で植物を愛でている。しかし、こうして自由に過ごせるのもあと半年だけ。16歳になると正式に結婚することが決まっている。彼女には生まれた時から婚約者がいるが、まだ一度も会ったことがない。名前も知らないのは幼き日の彼女のわがままが原因で……。半年後に結婚を控える中、彼女は山の中でとある殿方と出会い……。
本日、私の大好きな幼馴染が大切な姉と結婚式を挙げます
結城芙由奈
恋愛
本日、私は大切な人達を2人同時に失います
<子供の頃から大好きだった幼馴染が恋する女性は私の5歳年上の姉でした。>
両親を亡くし、私を養ってくれた大切な姉に幸せになって貰いたい・・・そう願っていたのに姉は結婚を約束していた彼を事故で失ってしまった。悲しみに打ちひしがれる姉に寄り添う私の大好きな幼馴染。彼は決して私に振り向いてくれる事は無い。だから私は彼と姉が結ばれる事を願い、ついに2人は恋人同士になり、本日姉と幼馴染は結婚する。そしてそれは私が大切な2人を同時に失う日でもあった―。
※ 本編完結済。他視点での話、継続中。
※ 「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています
※ 河口直人偏から少し大人向けの内容になります
記憶を失くした悪役令嬢~私に婚約者なんておりましたでしょうか~
Blue
恋愛
マッツォレーラ侯爵の娘、エレオノーラ・マッツォレーラは、第一王子の婚約者。しかし、その婚約者を奪った男爵令嬢を助けようとして今正に、階段から二人まとめて落ちようとしていた。
走馬灯のように、第一王子との思い出を思い出す彼女は、強い衝撃と共に意識を失ったのだった。
夫が愛人を離れに囲っているようなので、私も念願の猫様をお迎えいたします
葉柚
恋愛
ユフィリア・マーマレード伯爵令嬢は、婚約者であるルードヴィッヒ・コンフィチュール辺境伯と無事に結婚式を挙げ、コンフィチュール伯爵夫人となったはずであった。
しかし、ユフィリアの夫となったルードヴィッヒはユフィリアと結婚する前から離れの屋敷に愛人を住まわせていたことが使用人たちの口から知らされた。
ルードヴィッヒはユフィリアには目もくれず、離れの屋敷で毎日過ごすばかり。結婚したというのにユフィリアはルードヴィッヒと簡単な挨拶は交わしてもちゃんとした言葉を交わすことはなかった。
ユフィリアは決意するのであった。
ルードヴィッヒが愛人を離れに囲うなら、自分は前々からお迎えしたかった猫様を自室に迎えて愛でると。
だが、ユフィリアの決意をルードヴィッヒに伝えると思いもよらぬ事態に……。
【完結】愛してるなんて言うから
空原海
恋愛
「メアリー、俺はこの婚約を破棄したい」
婚約が決まって、三年が経とうかという頃に切り出された婚約破棄。
婚約の理由は、アラン様のお父様とわたしのお母様が、昔恋人同士だったから。
――なんだそれ。ふざけてんのか。
わたし達は婚約解消を前提とした婚約を、互いに了承し合った。
第1部が恋物語。
第2部は裏事情の暴露大会。親世代の愛憎確執バトル、スタートッ!
※ 一話のみ挿絵があります。サブタイトルに(※挿絵あり)と表記しております。
苦手な方、ごめんなさい。挿絵の箇所は、するーっと流してくださると幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる