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幸せな愛
しおりを挟む「‥‥あなたは、誰・・・なんでしょうね。」
そう暗い闇夜に呟いた。
ロスウェルの背に保たれて、テオドールは数時間前に意識を手放した。
それは防衛本能だったのだろうか。
星の輝きを見上げた。
「2人は、ながーい‥‥縁があったのでしょう‥‥」
誕生祭の夜出会った2人は、恋に落ちた。
それが、世間の印象だった。
けれど、ロスウェルにはそうでは無かった。
テオドールには、愛と、切なさと、懐かしさ。
リリィベルを見る目は恋をしたという言葉だけでは足りなかった。
恥ずかしさも皆無なのは血筋かもしれないし、
大っぴらで、大胆な彼だから仕方ないだなんて思ったけれど。
今思い返してみれば、最初から、待ってたとばかりの行動だった。
寝室を一緒にしても、2人に初々しさ等感じられなかったし、むしろ当たり前のようだった。
この年頃で、恥じらいもなくそう出来るような免疫がある2人ではないはずだ。
テオドールは、リリィベルを当然のように愛していた。リリィベルもだ。
2人は‥‥月と星の加護があった。
いや、加護だと呼べるだろうか‥。
2人は何かに怯え、互いに鎖を繋ぐように離れない。
2人に宿るものは、今はまだ分からない。
「‥‥‥」
ロスウェルは指をパチンと鳴らすと、
テオドールをベッドに移動させた。
「泣いた跡‥‥」
ふと目を向ければ、リリィベルも泣いていた様だ。
視察前のリリィベルの様子も変だった。
きっと繋がっている。
だが、ロスウェルに成す術はない。
「とにかく‥‥夢の中では泣かないでくださいね‥
お二人とも‥‥」
そう静かに呟いてロスウェルは一瞬で部屋から消えた。
新月は、またやってくるけれど。
その時はまたそばに居ようと誓ったロスウェルだった。
「ロスウェル様。」
魔塔に戻るとハリーがロスウェルに声を掛けた。
「なんだ?ハリー‥‥」
ロスウェルは何でもない振りをした。
「殿下、大丈夫ですか?見てこられたのですよね?」
「ふっ、お前も勘がいいな‥」
ロスウェルは微笑んだ。
ハリーは少しぶっきらぼうに口を尖らせた。
「だって、今日は月が出ないから。殿下はきっと」
「大丈夫だ、今はもう眠ってる‥」
「ロスウェル様、気付いてますよね?」
ロスウェルは、ハリーの言葉にうっすら笑みを浮かべた。
ハリーの魔術師の才能はロスウェルに近づいてきている。
「殿下と、リリィベル様の中でお二人が泣いてます。
表面的な意味じゃないです‥。」
「だが、私達にはどうしようもない。わかってるだろう?」
「まぁ、そうなんですけど‥
あれはなんなんですかね‥‥‥。」
ロスウェルは先程の光景を思い出していた。
テオドールが意識を失う少し前だった。
涙を流すテオドールが言った言葉は、衝撃だった。
〝俺はっ・・・・・・自分が信じられないっ・・・・〟
〝なぜっ・・・俺の記憶に居ないんだっ・・・・・〟
記憶・・・・?
テオドールの記憶。それはいつの事か。
幼馴染が現れた事によって、テオドールはそれを記憶というだろうか?
なぜ、居なかったと?グレンとリリィベルのそれを記憶と呼ぶだろうか?
違う。そして信じられないという。
いつもの皇太子としての自信に満ちた彼からの発言とは思えなかった。
リリィベルと出会ってから、確かにテオドールは少し変わった。
適格で頭は回る方だ。だが大胆さに拍車がかかり、暗殺者の件で盛大に暴れまわった。
彼はそうまでしても、愛する者を守り、わが身を犠牲にした。
身体だけではなく、心もその冷静さも失って。犠牲というのは少し違うか、彼はいつも無傷だ。
心が傷ついていた。いつも、どんな時も・・・。
「・・・ハリー。」
「はい、ロスウェル様。」
「私たちは・・・これからもより一層と、殿下とリリィベル様を守るぞ。」
ロスウェルは、水晶玉を覗き込んだ。
真っ暗な月のような水晶玉を。
「・・・はい。」
ハリーは、真剣な瞳でロスウェルの背中を見つめた。
翌朝、小鳥のさえずりがリリィベルを目覚めさせた。隣には、テオドールが横たわっていた。
夕食後、そのまま眠ってしまった。
間近でテオドールの顔を見つめた。
形の良い眉と、唇。長い睫・・・。そして、涙の跡だ・・・。
「泣いた・・・・?」
静かな寝息を立てるテオドールに呟いた。
私もまた、あなたを・・・不安にさせてしまった?
昨日は精一杯で、あなたの本当の気持ちに、気づけなかった。
あなたが、涙を流す程、私を思っていると・・・・。自惚れてもいいのでしょうか・・・。
だとしたら、私は・・・やはり、あなたが愛しくてたまらない・・・。
私のすべてに、あなたはこうして必死になってくれているなら
私とあなたはいつも一緒なのでしょう・・・。
例え出会ったのが、ついこの間だったとしても、
あなたと出会って愛するという運命に引き寄せられただけ。
時間なんて関係ない・・・。
誰と居たかなんて、関係ない・・・・。
そう、あなたに何度も伝えたい・・・・・。
あなたのその涙の跡が・・・私の心を切なくさせ、愛を産み、あなたと離れたくないと。
あなたと・・・一つになれたら・・・。
リリィベルは、テオドールの頬に手を当てた。
「・・・あなたと・・・」
一つになれたら・・・この不安は気持ちは溶け合って幸せな愛に変わるなら。
私はあなたと一つになりたい・・・・。
「俺と・・・・?」
手に手を重ねられ、リリィベルはハッとした。
「テオ・・・・。」
開かれたテオドールの瞳は、いつも綺麗な瞳なのに、少し赤く充血していた。
けれど、それは恐らく自分もそうなのだろう・・・。
いつもあなたを思い涙を流すと、血が流れるように痛いから・・・。
「俺と・・・・?なに・・・・?」
弱々しいテオドールの笑みが、リリィベルを見つめる。
リリィベルは、頬を染めてテオドールを上目遣いで見つめた。
「・・・っあなたと・・・・口付けを・・・・したいのです・・・・・。」
そう伝えるのが、精一杯だった。
その言葉にテオドールはふっと笑いをこぼしてリリィベルを抱きしめた。
「言われなくても・・・そうするところだ・・・・。」
胸に抱いて、リリィベルを見下ろした。
そっとその頬を撫でた。
「リリィ・・・ごめんな・・・・?」
「・・・・いいえ、私も・・・また泣いて・・・あなたを困らせました・・・。」
「お前が謝る事はなにもない・・・。俺がお前を愛しいだけだ・・・。
俺は・・・独占欲が強いな・・・。許してくれ・・・。
お前の過去も何もかも・・・俺のすべてで覆いつくしたい・・・・。」
リリィベルは、その言葉を聞いて、テオドールの手に手を重ねた。
「ではそうしてくださいっ・・・私はあなたのものです・・・。」
切実にそう告げた。願っていると伝わるように・・・。
テオドールは微笑んでリリィベルの唇を塞いだ。
強く抱きしめて、甘い口づけを交わした。
愛に限りはない・・・。どんどんと膨らんで破裂しそうな程だ。
ちゅっと・・・可愛らしい音を立てて、その唇を離したのはテオドールだった。
愛し気にリリィベルを見つめて、髪を撫でた。
「愛してるよリリィ・・・・。」
「私もです・・・テオ・・・・。」
「・・・・どんな俺も・・・・受け止めてくれと言ったら・・・お前は嫌か・・・・?」
「・・・どんな・・・とは・・・?」
その問いにテオドールは眉を下げた。
「・・・嫉妬に心を奪われて、お前を・・・どんなに泣かせても・・・・。
どんなに醜く縋ろうとも・・・俺には・・・お前しか見えないから・・・。
そんな俺も、どうか・・・・嫌わないでくれ・・・・。」
そう言ったテオドールにリリィベルは眉を顰めたのだった。
「テオは、私の愛を・・・信用していないのですかっ?」
「いや・・・そういう事じゃ・・・。」
「私はっ・・・あなたが御伽噺の様に世界を滅ぼす魔王になってもっ・・・
吸血鬼になってもっ!悪魔になってもっ!鬼になっても龍になっても!」
「ははっ・・・もう十分だ。リリィっ・・お前は想像力豊かだな。」
リリィベルのその可愛い怒りと訴えに、テオドールは笑ってぎゅっと抱きしめた。
「私は真剣にっ・・・。」
不服だとばかりにリリィベルは訴えた。
「ふっ・・・お前は・・・本当に可愛いな・・・これ以上どうすれば愛をその身に捧げたらいいんだ。
愛しくて愛しくて・・・おかしくなってしまう。」
「もぉ・・・っ・・・・本当なのに・・・・。」
ぶつぶつとそう言ったリリィベルに、テオドールはニヤリと笑った。
「じゃあお前は俺が悪魔になったら堕天使となるのか?真っ黒な羽を生やして?」
「ふふっ」
「いや、小悪魔だな。可愛しくて天邪鬼で妖艶な小悪魔だ。」
テオドールはリリィベルの小脇を擽った。
「あははっ。」
2人の部屋はいつしか笑い声で溢れた。
「はぁっ・・・お前は、どんな俺にでも、ついてきてくれるんだな?」
「そう言ってるではありませんか・・・。」
「それを聞いて安心した・・・。」
「・・・テオは、どんな私でも側においてくれるのですか?」
「お前が・・・俺の首に剣を突き立てても、俺の心臓を突き刺してもお前を愛する。」
「なぜそんなに物騒なのです・・・?」
「お前の為なら命が惜しくないからだ・・・・・。」
ドクンとリリィベルは胸が鳴った。
テオドールの胸に顔を埋めた。
そして、静かに語るテオドールの言葉を聞いていた。
「お前は俺の命そのものだ・・・・。」
「愛してる・・・リリィ・・・。」
「一生・・・俺の側に居てくれ・・・・。リリィ・・・。」
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