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後編
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――でも、なんとなく予想はついてた。
キーラは気を取り直して、ユランに尋ねた。
「そういえば、今まであんた、どこにいたの? ジラントに倒されたあと……」
「~~~わしを眠らせ、そのうえ閉じ込めたあいつは、ジラントというのか!? あの恩知らずめ!」
ジラントの話題になると、ユランは急に四肢を踏ん張り、鋭く吠えた。
「あ、なるほど。閉じ込められていたのか……」
「そのジラントとかいう男は、お前のつがいか?」
「つがい!? ちちち、違うよ!」
キーラが顔を真っ赤にして、しどろもどろに否定すると、ユランは首を傾げた。
「別に隠す必要もなかろう? あの男は自分の伴侶だからこそ、お前を助けたんじゃないのか? それにほれ、ここにこうして、子育て用の巣まで作っておるではないか」
「違うって! 巣なんかじゃないよ! 私たちはつがいじゃないし、さっきのあれは子作りというよりは、復讐されそうになっただけだし……!」
「子作り」などと生々しい単語を聞いたせいで、先般ジラントと繰り広げた喜劇を思い出し、キーラはあたふたと動揺してしまった。
その間ユランは、黒々とした小さな鼻を、クンクンとひくつかせていた。
「ふむ……。そのジラントとやらは、今この近くにはいないようじゃな。匂いがしない。お仕置きをしてやろうと思ったのじゃが……」
辺りの匂いをひとしきり嗅いで、敵の――ジラントの気配がないことを確かめてから、ユランはぴょんとベッドに飛び乗った。獲物を見つけたとばかりに寄せた彼の鼻先には、ジラントが運んでくれた食事のトレイが置かれている。
「……………」
ユランはなにか言いたげに、キーラの様子を伺っている。
「欲しいの? いいよ、あげる。好き? リンゴとパンだけど」
「……お前は、いい奴のようだ」
目を細めると、ユランは皿の上のリンゴにぱくりとかじりついた。
「ふーん。おきつね様は、尻尾を増やすために修行してるんだあ」
「そうじゃ。尻尾が一本増えるたび、新しい妖術を使うことができるようになる」
ユランはベッドの上で、しゃくしゃくと小気味良い音を立て、リンゴを咀嚼している。キーラはその隣に腰掛け、彼の話に耳を傾けた。
なんでもユランたち野狐一族の人生――いや狐生は、修行に明け暮れて終わるそうだ。
日々研鑽を積み、妖力を高める。それが彼らの生きる意味とのこと。人を化かしたりするのは、己の妖力の強さや完成度を確かめるためだという。
そして妖力が満ちるたび、尻尾が増えるのだそうだ。それらは最大で九本まで持てるという。
「だからとりあえず我ら野狐は、尻尾を九本揃えるよう頑張る」
「ほうほう」
「だがな、九本持ちだけが成功者とは限らん……。わしは最近そう思うのじゃ……」
「……?」
ユランはどこか物憂げな顔つきになった。なんだかよく分からないが、きつねの生も、悩み多き道行きのようだ。
「そうねー、なんなら成功とかしなくても。幸せって、色んな形があるもんね」
キーラが珍しくしっとり語ると、ユランが聞き返してくる。
「人にとっての幸せとは、例えばどういうことじゃ?」
「んー。一人じゃないってことかな? 友達がいたり、彼氏がいたり、家族がいたり……」
「……それは野狐たるわしも、なんとなく理解できる」
キーラがパンをちぎり、手のひらに乗せて近づけてやると、ユランはぱくっと疑うことなく口にした。
暗黒竜なんてとんでもない、彼は人馴れした、ただのペットのようである。
「しかしせっかく苦労して、二本目の尻尾を生やし、『変化(へんげ)』の術ができるようになったのに! また最初からやり直しじゃ! あのジラントとかいう若造め! だいたいわしが竜になったのだって……! ああ、腹が立つ!」
尻尾――。ユランの尻尾は現在一本のみ。
ジラントが、竜に化けたこの仔ぎつねを倒すために、もうひとつの尻尾を切り落としてしまったのだ。
「いっそ神使を目指すかのう。神様の使いっぱしりじゃ」
食事をすっかり平らげ、口の周りを長い舌で舐めると、ユランは満足そうにごろんと体を横たえた。
「そういえば、ジラントはどこに行ったんだろう……」
なんとなく手持ち無沙汰で、キーラは仔ぎつねの背中を撫でた。ユランはまぶたを閉じ、気持ち良さそうにしている。
「あいつのことなど知らん。起きたらわしは、ここよりも狭い小屋におったのじゃ。あのジラントとかいう男の姿は見ておらぬ。――まったく、なんじゃ、あの物置き小屋は! ありとあらゆる物をやたらめったら押し込めおって! だらしない! 少しは整理整頓せぬか!」
ジラントの粗忽さについて自分と同じ感想を漏らすユランに、キーラは苦笑してしまう。
「そっか。じゃあジラントは、カラツィフに戻ったのかな。ちゃんとここに帰ってくるかなあ……」
まさかこのままほったらかしということはないだろうが、不安である。
波乱の源となった竜は退けたわけで、カラツィフがあのあとどうなったかも知りたいし。
――生贄になった私は、どういう扱いになってるんだろう?
「私も帰りたいな……」
キーラが心細そうにつぶやくと、ユランはひょいと顔を上げた。
「帰ればいいじゃろ? ダメなのか?」
「いや、だって、ほら、これ。ジラントが枷なんかつけるからさあ」
キーラは足を持ち上げ、自分に嵌められた枷と鎖を、ユランに見せてやった。
「なんじゃ。好きでつけておると思ったのに」
「そんなわけないじゃん!」
どんな変態だと思われているのか。キーラは冷や汗混じりに訂正した。
ユランは床に降りると、キーラの足枷にお尻を向けた。
なにをしているのか。キーラが尋ねる前に、ユランは枷の鍵穴付近を、長い尻尾でポンと叩く。すると枷から、カチャッと小さな音がした。
「えっ……? あっ、取れた!」
試しに足枷の留め金を動かしてみれば、簡単に外れるではないか。
「すっごい、ユラン!」
「これくらい朝飯前よ。わしに生まれつき備わっていた妖力は、『解錠』。つまり鍵を開ける力じゃからな」
ユランは大きな口の、端を上げた。まるで笑っているかのようだ。
妖怪だからか、彼は一般的な野生動物と比べて、非常に表情豊かである。なにを考えているのか、見ていればだいたい分かる。
「そういや、物置に閉じ込められてたって……。もしかして、その力を使って出てきたの?」
「そうじゃ。わしを閉じ込めようなどと無駄なこと。戸口だろうが金庫だろうが、心だろうが、人間どもがどれだけ厳重な鍵をかけようとも、打ち破ってやるわ!」
「頼もしー! マジかっけー!」
仔ぎつねを褒めて称えて持ち上げてから、キーラは外へ通じる扉へ向かった。
「さて、行くぞー!」
「……………」
ノブに手を掛けたところで振り返れば、ユランがこちらをじっと見詰めている。
――勝手な感傷かもしれないが、どうにも寂しそうで、放っておけなかった。
「えっと、一緒に来る? 私んとこの集落、めっちゃ田舎だし、面白いとこじゃないけど」
「……!」
キーラに誘われた途端、ユランは張り切って走り出した。
「しょうがない、一緒に行ってやる! 森は危ないからな! 早くせい!」
「待ってよー!」
四つ足をしゃきしゃき動かし、自分を追い越していった仔ぎつねを、キーラは急いで追いかける。
仔ぎつねの毛並みは、日差しを受けて、黄金のように輝いていた。
キーラは気を取り直して、ユランに尋ねた。
「そういえば、今まであんた、どこにいたの? ジラントに倒されたあと……」
「~~~わしを眠らせ、そのうえ閉じ込めたあいつは、ジラントというのか!? あの恩知らずめ!」
ジラントの話題になると、ユランは急に四肢を踏ん張り、鋭く吠えた。
「あ、なるほど。閉じ込められていたのか……」
「そのジラントとかいう男は、お前のつがいか?」
「つがい!? ちちち、違うよ!」
キーラが顔を真っ赤にして、しどろもどろに否定すると、ユランは首を傾げた。
「別に隠す必要もなかろう? あの男は自分の伴侶だからこそ、お前を助けたんじゃないのか? それにほれ、ここにこうして、子育て用の巣まで作っておるではないか」
「違うって! 巣なんかじゃないよ! 私たちはつがいじゃないし、さっきのあれは子作りというよりは、復讐されそうになっただけだし……!」
「子作り」などと生々しい単語を聞いたせいで、先般ジラントと繰り広げた喜劇を思い出し、キーラはあたふたと動揺してしまった。
その間ユランは、黒々とした小さな鼻を、クンクンとひくつかせていた。
「ふむ……。そのジラントとやらは、今この近くにはいないようじゃな。匂いがしない。お仕置きをしてやろうと思ったのじゃが……」
辺りの匂いをひとしきり嗅いで、敵の――ジラントの気配がないことを確かめてから、ユランはぴょんとベッドに飛び乗った。獲物を見つけたとばかりに寄せた彼の鼻先には、ジラントが運んでくれた食事のトレイが置かれている。
「……………」
ユランはなにか言いたげに、キーラの様子を伺っている。
「欲しいの? いいよ、あげる。好き? リンゴとパンだけど」
「……お前は、いい奴のようだ」
目を細めると、ユランは皿の上のリンゴにぱくりとかじりついた。
「ふーん。おきつね様は、尻尾を増やすために修行してるんだあ」
「そうじゃ。尻尾が一本増えるたび、新しい妖術を使うことができるようになる」
ユランはベッドの上で、しゃくしゃくと小気味良い音を立て、リンゴを咀嚼している。キーラはその隣に腰掛け、彼の話に耳を傾けた。
なんでもユランたち野狐一族の人生――いや狐生は、修行に明け暮れて終わるそうだ。
日々研鑽を積み、妖力を高める。それが彼らの生きる意味とのこと。人を化かしたりするのは、己の妖力の強さや完成度を確かめるためだという。
そして妖力が満ちるたび、尻尾が増えるのだそうだ。それらは最大で九本まで持てるという。
「だからとりあえず我ら野狐は、尻尾を九本揃えるよう頑張る」
「ほうほう」
「だがな、九本持ちだけが成功者とは限らん……。わしは最近そう思うのじゃ……」
「……?」
ユランはどこか物憂げな顔つきになった。なんだかよく分からないが、きつねの生も、悩み多き道行きのようだ。
「そうねー、なんなら成功とかしなくても。幸せって、色んな形があるもんね」
キーラが珍しくしっとり語ると、ユランが聞き返してくる。
「人にとっての幸せとは、例えばどういうことじゃ?」
「んー。一人じゃないってことかな? 友達がいたり、彼氏がいたり、家族がいたり……」
「……それは野狐たるわしも、なんとなく理解できる」
キーラがパンをちぎり、手のひらに乗せて近づけてやると、ユランはぱくっと疑うことなく口にした。
暗黒竜なんてとんでもない、彼は人馴れした、ただのペットのようである。
「しかしせっかく苦労して、二本目の尻尾を生やし、『変化(へんげ)』の術ができるようになったのに! また最初からやり直しじゃ! あのジラントとかいう若造め! だいたいわしが竜になったのだって……! ああ、腹が立つ!」
尻尾――。ユランの尻尾は現在一本のみ。
ジラントが、竜に化けたこの仔ぎつねを倒すために、もうひとつの尻尾を切り落としてしまったのだ。
「いっそ神使を目指すかのう。神様の使いっぱしりじゃ」
食事をすっかり平らげ、口の周りを長い舌で舐めると、ユランは満足そうにごろんと体を横たえた。
「そういえば、ジラントはどこに行ったんだろう……」
なんとなく手持ち無沙汰で、キーラは仔ぎつねの背中を撫でた。ユランはまぶたを閉じ、気持ち良さそうにしている。
「あいつのことなど知らん。起きたらわしは、ここよりも狭い小屋におったのじゃ。あのジラントとかいう男の姿は見ておらぬ。――まったく、なんじゃ、あの物置き小屋は! ありとあらゆる物をやたらめったら押し込めおって! だらしない! 少しは整理整頓せぬか!」
ジラントの粗忽さについて自分と同じ感想を漏らすユランに、キーラは苦笑してしまう。
「そっか。じゃあジラントは、カラツィフに戻ったのかな。ちゃんとここに帰ってくるかなあ……」
まさかこのままほったらかしということはないだろうが、不安である。
波乱の源となった竜は退けたわけで、カラツィフがあのあとどうなったかも知りたいし。
――生贄になった私は、どういう扱いになってるんだろう?
「私も帰りたいな……」
キーラが心細そうにつぶやくと、ユランはひょいと顔を上げた。
「帰ればいいじゃろ? ダメなのか?」
「いや、だって、ほら、これ。ジラントが枷なんかつけるからさあ」
キーラは足を持ち上げ、自分に嵌められた枷と鎖を、ユランに見せてやった。
「なんじゃ。好きでつけておると思ったのに」
「そんなわけないじゃん!」
どんな変態だと思われているのか。キーラは冷や汗混じりに訂正した。
ユランは床に降りると、キーラの足枷にお尻を向けた。
なにをしているのか。キーラが尋ねる前に、ユランは枷の鍵穴付近を、長い尻尾でポンと叩く。すると枷から、カチャッと小さな音がした。
「えっ……? あっ、取れた!」
試しに足枷の留め金を動かしてみれば、簡単に外れるではないか。
「すっごい、ユラン!」
「これくらい朝飯前よ。わしに生まれつき備わっていた妖力は、『解錠』。つまり鍵を開ける力じゃからな」
ユランは大きな口の、端を上げた。まるで笑っているかのようだ。
妖怪だからか、彼は一般的な野生動物と比べて、非常に表情豊かである。なにを考えているのか、見ていればだいたい分かる。
「そういや、物置に閉じ込められてたって……。もしかして、その力を使って出てきたの?」
「そうじゃ。わしを閉じ込めようなどと無駄なこと。戸口だろうが金庫だろうが、心だろうが、人間どもがどれだけ厳重な鍵をかけようとも、打ち破ってやるわ!」
「頼もしー! マジかっけー!」
仔ぎつねを褒めて称えて持ち上げてから、キーラは外へ通じる扉へ向かった。
「さて、行くぞー!」
「……………」
ノブに手を掛けたところで振り返れば、ユランがこちらをじっと見詰めている。
――勝手な感傷かもしれないが、どうにも寂しそうで、放っておけなかった。
「えっと、一緒に来る? 私んとこの集落、めっちゃ田舎だし、面白いとこじゃないけど」
「……!」
キーラに誘われた途端、ユランは張り切って走り出した。
「しょうがない、一緒に行ってやる! 森は危ないからな! 早くせい!」
「待ってよー!」
四つ足をしゃきしゃき動かし、自分を追い越していった仔ぎつねを、キーラは急いで追いかける。
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