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前編
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キーラが声を張り上げると、竜はのそっと大きな頭をもたげた。
十分距離を取っているつもりだったが、敵はなにしろ大きい。竜がその長い首を伸ばしたら、ぱくっと齧られてしまうだろう。
「たっ、たたたた、食べるなら、一口で食べなよ! や、食べてください、お願いっ! 生きたまま、ゆっくりじわじわ味合うのはやめて!」
祈るように胸の前で指を組み、キーラは瞼を閉じた。その直後、後ろから腕を思い切り引っ張られて、地面に尻もちをつく。
「えっ!?」
じんじんと痛む尻に気を取られ、状況を把握できないキーラの前に、ジラントが立っている。まるで竜から、キーラを守るかのようだ。
「出でよ、聖なる光の使徒……。敵の真の姿を、我に示せ……」
キーラが理解できたのはそれくらいで、あとは不思議な響きの文言を、ジラントはつぶやいている。同時に彼の周りを、複数の輝くなにかが取り囲んだ。手毬のような形と大きさのそれは、やがて暗黒竜ユランの頭部目掛けて飛んでいき、かの獣を翻弄するかのようにぐるぐる回り出した。
「え、魔法……?」
あの光の玉を、キーラは見せてもらったことがある。
三年ほど前だったか、例の怪しげなジグ・ニャギ教とやらに通い始めたばかりのジラントが、初めて習得した魔法だと、はしゃいで披露してくれたのだ。
確か、大気に潜在する光の精霊の力を借りて、敵の真の姿を暴くのだとか、なんとか。
しかしジラントは、なぜ今そんなことを?
時間稼ぎのつもりだろうか? 余計なことをしていないで、逃げればいいのに。
幼馴染の意図が理解できず困惑するキーラの前で、ジラントは竜を見据えている。
――否。
微妙に、彼の視線のその焦点は、暗黒竜ユランに合っていなかった。
「見えた! ――やっぱりか! お前は、竜ではないな!」
竜ではない?
ジラントは、なにを言っているのだろう。
――だって、竜は目の前に……。あんなおっきいのが、いるじゃない……!
訝んだキーラは、だが懸命に頭を冷やし、改めて竜を見た。
言われてみれば、なにかがおかしい。
なんだろう?
――ジラントは、どこを見てるの?
あれだけの大きさの怪物が前方に居座っていれば、普通、恐ろしげなあの顔を見上げるだろうに。
しかしジラントは目線を下げ、竜と思しきものの足元ばかり、見詰めているではないか。
「え……?」
キーラもジラントを真似て、少し先の地面に目をやった。
――影だ。
草地に映る、光の精霊に照らされてできた影は、竜のものにしてはかなり小さい。
そう、キーラたちよりも、ずっとずっと小さいではないか。
「あの影……どういうこと?」
伝説に悪名を轟かす、人食い竜――どころか。
地面に映るその影は、かなりコンパクトな体つきだった。ピンと立った耳があり、しっぽは長く、ふわふわと膨らんでいる。
――どう見ても、竜ではない。
あのシルエットは図鑑で見かけた、とある動物に似ているような? ここいらには生息していないはずだが、あまりに可愛い生きものだったから、キーラの記憶に残っていたのだ。
「正体が分かれば、恐れるものか!」
発声一番、ジラントは腰に提げていたカバンから繭玉のようなものを取り出し、次々と竜に投げつけた。ジラントが連投したそれは、暗黒竜ユランの体にぶつかった衝撃で割れ、中からなにがしかの粉が飛び散った。
わけの分からないものをポカポカとぶつけられて、苛ついたのか、竜は大きく吠えた。
反撃されたらどうするのか。キーラは気が気でなかった。
そのとおり暗黒竜ユランは、ジラントを叩き潰そうと前足を振りかぶって――だが、ぴたりと止まった。鱗で覆われた太いその足を地面につき、その直後、竜の赤い目はとろんと濁り始めた。瞼もやけに重たそうだ。
「ん、え? 眠いの?」
ジラントが投げた玉に入っていたのは、眠り薬の類か。それをしこたま吸い込んだであろう暗黒竜ユランは、長い首をかくんかくんと何度も折り、船を漕ぎ始めた。
今や眠りに落ちる寸前といった竜に駆け寄り、ジラントはまたもやカバンから何かを取り出した。
光の精霊の祝福を受けて鋭く輝くあの刃は、名剣ドラゴンスレイヤー……!
ではなく、普通の包丁だった。
いわゆる牛刀である。刃渡り三十センチほどのやや大きめのそれを、ジラントは竜のしっぽに突き立てた。
「ギャアアアアアア!」
暗黒竜ユランの断末魔が、大地を震わせる。
大地に尻をつけたまま、立てないでいるキーラの目の前で、竜は――倒れるでなく、しかし姿を変化させていった。
「縮んでる……?」
先刻までは木よりも高かった背が、みるみる小さくなっていき――。
暗黒竜ユランは、とうとう消えてしまった。
その頃にはジラントが呼び出した精霊たちも光を失い、辺りはまた、ただの暗い森へと戻った。
何が起きたのか――。
呆然としているキーラのもとへ、ジラントが戻ってくる。なぜか彼は、鼻と口を手ぬぐいで覆っていた。
「お前も、ちょっと眠ってろ」
そう言うとジラントは、キーラの鼻先で、竜に投げたのと同じ繭玉を握り潰した。
「!」
中から漏れ出た粉を吸い込み、キーラは意識を失った。
どこかから、音程の外れた耳障りな歌が聞こえてくる。
――あれは、私の声だ。
視界が開けたかと思うと、キーラは空中に漂い、とある民家の庭を見下ろしていた。
いかにも唐突なこれは、夢だろう。
納得しつつ眼下の風景に集中すれば、庭の中央では幼い少年と少女が向かい合い、なにやら揉めているところだった。
――八つか九つだったか、あれは小さい頃のジラントと私だ……。
よく見ればここは、ジラントの家の庭である。
丁寧に手入れされた花壇。その傍らには物干し竿があって、洗濯物と、そしてシーツが掛けられていた。
「お漏らしジラント、おーねしょジラント」
「や、やめろよお……!」
幼いキーラが幼稚に囃し立てると、ジラントも我慢の限界だったのか、びえっと泣き出した。それを見たキーラは、満足そうに笑う。
歪んだ少女だ。このときのことを、キーラはよく覚えている。
――そう、私は、ジラントの泣き顔が見たかったんだ……。
なんという悪趣味。
いつも涼しい顔をして、なんでもこなす優等生の少年の、誰も知らない顔を知りたかったのだ。
――私だけの、ジラント……。
「黙っててほしかったら、あんた、私の友達になんなさいよね!」
キーラがふんぞり返って命令すると、ジラントは涙を引っ込め、目を丸くした。
「ともだち……?」
ただの同級生だったジラントの家の近くをたまたま歩いていたら、母親におねしょを叱られている彼を目撃して――。
キーラは、千載一遇のチャンスだと思ったのだ。
「そう、友達!」
こんな形で始まった関係に、友情なんて芽生えるはずはないと知っていた。
だけど、寂しくて。
キーラの父は集落の長で、この辺りでは一番偉い人だ。だからキーラはちやほやされていたが、その代わり誰も対等には扱ってくれなかった。
友達なんて、いない。
――我ながら、なんて嫌な奴なんだろう。
脅して、無理矢理じゃなければ、友情も育めない。
だけど、誰かと仲良くなりたかった。必要としたいし、必要とされたかった。
だから――。
竜の生贄になって死んでしまうことは、怖いけど、ある意味、幸運だった。
自分を取り巻く全てから、逃げてしまえるのだから。
――もう、こんな世界にいたくない……。
「……………」
夢の中の幼いジラントは、メガネの奥の黒い瞳に力を取り戻し、キーラをキッと睨みつけた。
「お前みたいなバカと、友達になるのは嫌だ!」
お手本のような、決然とした拒絶である。
確かにキーラの学校での成績は、惨憺たるものだったが……。
「じゃあ友達じゃなくて、お前は舎弟な!」
キーラはとりあえず、ジラントをポカッと殴りつけた。
「なっ、なにするんだ! そうやってすぐ暴力に訴えるのは、知性の放棄だぞ!」
「あれっ、あんた、男のくせに弱いな……?」
もう一度頭を叩いてやると、ジラントは再び泣き出した。
「やめろってば! お姉ちゃんに言いつけるからな! 知らないのか!? うちのお姉ちゃん、すっごくおっかないんだぞ!」
「お前んとこのブスな姉ちゃんのことなんて、知らんわー!」
段々面白くなってきて、キーラはジラントに襲いかかり、くすぐり倒した。
――このときの暴言がジラントの姉の耳に入り、キーラと、とばっちりで弟のジラントも盛大に〆られることになるが、それはまた別の話である。
懐かしい思い出に浸りながら、キーラの意識はゆっくり浮上していった。
目が覚めるのはもうじきだろう。
父親には、竜の生贄に指名されて。
残された母親のことは、少し心配だし。
考えるべきことは多々あるというのに、キーラが想うのはジラントのことばかりだった。
――しょうがないよね。だって……。
彼のことが、好きなのだから。
十分距離を取っているつもりだったが、敵はなにしろ大きい。竜がその長い首を伸ばしたら、ぱくっと齧られてしまうだろう。
「たっ、たたたた、食べるなら、一口で食べなよ! や、食べてください、お願いっ! 生きたまま、ゆっくりじわじわ味合うのはやめて!」
祈るように胸の前で指を組み、キーラは瞼を閉じた。その直後、後ろから腕を思い切り引っ張られて、地面に尻もちをつく。
「えっ!?」
じんじんと痛む尻に気を取られ、状況を把握できないキーラの前に、ジラントが立っている。まるで竜から、キーラを守るかのようだ。
「出でよ、聖なる光の使徒……。敵の真の姿を、我に示せ……」
キーラが理解できたのはそれくらいで、あとは不思議な響きの文言を、ジラントはつぶやいている。同時に彼の周りを、複数の輝くなにかが取り囲んだ。手毬のような形と大きさのそれは、やがて暗黒竜ユランの頭部目掛けて飛んでいき、かの獣を翻弄するかのようにぐるぐる回り出した。
「え、魔法……?」
あの光の玉を、キーラは見せてもらったことがある。
三年ほど前だったか、例の怪しげなジグ・ニャギ教とやらに通い始めたばかりのジラントが、初めて習得した魔法だと、はしゃいで披露してくれたのだ。
確か、大気に潜在する光の精霊の力を借りて、敵の真の姿を暴くのだとか、なんとか。
しかしジラントは、なぜ今そんなことを?
時間稼ぎのつもりだろうか? 余計なことをしていないで、逃げればいいのに。
幼馴染の意図が理解できず困惑するキーラの前で、ジラントは竜を見据えている。
――否。
微妙に、彼の視線のその焦点は、暗黒竜ユランに合っていなかった。
「見えた! ――やっぱりか! お前は、竜ではないな!」
竜ではない?
ジラントは、なにを言っているのだろう。
――だって、竜は目の前に……。あんなおっきいのが、いるじゃない……!
訝んだキーラは、だが懸命に頭を冷やし、改めて竜を見た。
言われてみれば、なにかがおかしい。
なんだろう?
――ジラントは、どこを見てるの?
あれだけの大きさの怪物が前方に居座っていれば、普通、恐ろしげなあの顔を見上げるだろうに。
しかしジラントは目線を下げ、竜と思しきものの足元ばかり、見詰めているではないか。
「え……?」
キーラもジラントを真似て、少し先の地面に目をやった。
――影だ。
草地に映る、光の精霊に照らされてできた影は、竜のものにしてはかなり小さい。
そう、キーラたちよりも、ずっとずっと小さいではないか。
「あの影……どういうこと?」
伝説に悪名を轟かす、人食い竜――どころか。
地面に映るその影は、かなりコンパクトな体つきだった。ピンと立った耳があり、しっぽは長く、ふわふわと膨らんでいる。
――どう見ても、竜ではない。
あのシルエットは図鑑で見かけた、とある動物に似ているような? ここいらには生息していないはずだが、あまりに可愛い生きものだったから、キーラの記憶に残っていたのだ。
「正体が分かれば、恐れるものか!」
発声一番、ジラントは腰に提げていたカバンから繭玉のようなものを取り出し、次々と竜に投げつけた。ジラントが連投したそれは、暗黒竜ユランの体にぶつかった衝撃で割れ、中からなにがしかの粉が飛び散った。
わけの分からないものをポカポカとぶつけられて、苛ついたのか、竜は大きく吠えた。
反撃されたらどうするのか。キーラは気が気でなかった。
そのとおり暗黒竜ユランは、ジラントを叩き潰そうと前足を振りかぶって――だが、ぴたりと止まった。鱗で覆われた太いその足を地面につき、その直後、竜の赤い目はとろんと濁り始めた。瞼もやけに重たそうだ。
「ん、え? 眠いの?」
ジラントが投げた玉に入っていたのは、眠り薬の類か。それをしこたま吸い込んだであろう暗黒竜ユランは、長い首をかくんかくんと何度も折り、船を漕ぎ始めた。
今や眠りに落ちる寸前といった竜に駆け寄り、ジラントはまたもやカバンから何かを取り出した。
光の精霊の祝福を受けて鋭く輝くあの刃は、名剣ドラゴンスレイヤー……!
ではなく、普通の包丁だった。
いわゆる牛刀である。刃渡り三十センチほどのやや大きめのそれを、ジラントは竜のしっぽに突き立てた。
「ギャアアアアアア!」
暗黒竜ユランの断末魔が、大地を震わせる。
大地に尻をつけたまま、立てないでいるキーラの目の前で、竜は――倒れるでなく、しかし姿を変化させていった。
「縮んでる……?」
先刻までは木よりも高かった背が、みるみる小さくなっていき――。
暗黒竜ユランは、とうとう消えてしまった。
その頃にはジラントが呼び出した精霊たちも光を失い、辺りはまた、ただの暗い森へと戻った。
何が起きたのか――。
呆然としているキーラのもとへ、ジラントが戻ってくる。なぜか彼は、鼻と口を手ぬぐいで覆っていた。
「お前も、ちょっと眠ってろ」
そう言うとジラントは、キーラの鼻先で、竜に投げたのと同じ繭玉を握り潰した。
「!」
中から漏れ出た粉を吸い込み、キーラは意識を失った。
どこかから、音程の外れた耳障りな歌が聞こえてくる。
――あれは、私の声だ。
視界が開けたかと思うと、キーラは空中に漂い、とある民家の庭を見下ろしていた。
いかにも唐突なこれは、夢だろう。
納得しつつ眼下の風景に集中すれば、庭の中央では幼い少年と少女が向かい合い、なにやら揉めているところだった。
――八つか九つだったか、あれは小さい頃のジラントと私だ……。
よく見ればここは、ジラントの家の庭である。
丁寧に手入れされた花壇。その傍らには物干し竿があって、洗濯物と、そしてシーツが掛けられていた。
「お漏らしジラント、おーねしょジラント」
「や、やめろよお……!」
幼いキーラが幼稚に囃し立てると、ジラントも我慢の限界だったのか、びえっと泣き出した。それを見たキーラは、満足そうに笑う。
歪んだ少女だ。このときのことを、キーラはよく覚えている。
――そう、私は、ジラントの泣き顔が見たかったんだ……。
なんという悪趣味。
いつも涼しい顔をして、なんでもこなす優等生の少年の、誰も知らない顔を知りたかったのだ。
――私だけの、ジラント……。
「黙っててほしかったら、あんた、私の友達になんなさいよね!」
キーラがふんぞり返って命令すると、ジラントは涙を引っ込め、目を丸くした。
「ともだち……?」
ただの同級生だったジラントの家の近くをたまたま歩いていたら、母親におねしょを叱られている彼を目撃して――。
キーラは、千載一遇のチャンスだと思ったのだ。
「そう、友達!」
こんな形で始まった関係に、友情なんて芽生えるはずはないと知っていた。
だけど、寂しくて。
キーラの父は集落の長で、この辺りでは一番偉い人だ。だからキーラはちやほやされていたが、その代わり誰も対等には扱ってくれなかった。
友達なんて、いない。
――我ながら、なんて嫌な奴なんだろう。
脅して、無理矢理じゃなければ、友情も育めない。
だけど、誰かと仲良くなりたかった。必要としたいし、必要とされたかった。
だから――。
竜の生贄になって死んでしまうことは、怖いけど、ある意味、幸運だった。
自分を取り巻く全てから、逃げてしまえるのだから。
――もう、こんな世界にいたくない……。
「……………」
夢の中の幼いジラントは、メガネの奥の黒い瞳に力を取り戻し、キーラをキッと睨みつけた。
「お前みたいなバカと、友達になるのは嫌だ!」
お手本のような、決然とした拒絶である。
確かにキーラの学校での成績は、惨憺たるものだったが……。
「じゃあ友達じゃなくて、お前は舎弟な!」
キーラはとりあえず、ジラントをポカッと殴りつけた。
「なっ、なにするんだ! そうやってすぐ暴力に訴えるのは、知性の放棄だぞ!」
「あれっ、あんた、男のくせに弱いな……?」
もう一度頭を叩いてやると、ジラントは再び泣き出した。
「やめろってば! お姉ちゃんに言いつけるからな! 知らないのか!? うちのお姉ちゃん、すっごくおっかないんだぞ!」
「お前んとこのブスな姉ちゃんのことなんて、知らんわー!」
段々面白くなってきて、キーラはジラントに襲いかかり、くすぐり倒した。
――このときの暴言がジラントの姉の耳に入り、キーラと、とばっちりで弟のジラントも盛大に〆られることになるが、それはまた別の話である。
懐かしい思い出に浸りながら、キーラの意識はゆっくり浮上していった。
目が覚めるのはもうじきだろう。
父親には、竜の生贄に指名されて。
残された母親のことは、少し心配だし。
考えるべきことは多々あるというのに、キーラが想うのはジラントのことばかりだった。
――しょうがないよね。だって……。
彼のことが、好きなのだから。
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