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前編
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人里から遠く離れた草原に、ぽっかり空いた穴がある。地面に掘られたそこからは、耳をすませば、穏やかな話し声が聞こえてくるだろう。
「『九尾持ち』が至高とは限らんぞ」
スラリと細い体を横たえて、きつねは言った。巣穴にいるのは三匹。その中で、一番大きなきつねである。
「じゃあ我が一族には、九尾を超える、もっと凄いのがいるのか?」
三匹のうち、まだ子供のきつねが聞いた。
「うむ。『神使』といってな。神様と人間を繋ぐ役目を果たす」
「人間?」
仔ぎつねは顔を上げ、首を傾げた。
「我らは散々人を化かしておるのに、人間の役に立とうとするのか?」
「化かすのにも理由がある。それはな……」
父ぎつねは我が仔にゆっくり丁寧に説明した。
三匹は親子である。父ぎつねと仔ぎつね、そして最後の一匹、母ぎつねは目を細め、懐かしそうに語った。
「お母さんは人間大好きよ! 小さい頃、お母さんのお母さんと、手袋を買いに行ったことがあるの。人間のお店にね。お店の人はお母さんたちが人間じゃないって分かってただろうけど、とてもあったかい手袋を売ってくれた。ああ、人間てすごいなあ、優しいなあって」
「ふうん……」
仔ぎつねは伏せると、前足に頭を乗せ、なにごとか思いを巡らせた。
「まあ、ゆっくり考えなさい。自分がどういう『野狐』になりたいか、その目標がお前を導くだろう」
父ぎつねが諭すと、彼より一回りほど小さな母ぎつねが、寂しそうにコンと鳴いた。
「私たちがお別れする時は近い。こうやってお話する機会も、もう何回もないのね……」
「……………」
仔ぎつねはモゾモゾ這っていき、母ぎつねに寄り添った。母ぎつねは我が仔の頭を、愛おしげに舐めてやった。
「私、心配だわ。あなたは甘えん坊で、寂しがりやだから」
――おおよそ、十年ほど前の話である。
好きだけど、言えない。逃げ出したいけど、動けない。
だから一生このままで、腐っていくだけだと思っていたのに――。
変化は、いつだって突然、訪れるのだ。
「いいから寄越せよー、とっととくれよー」
春の柔らかな日差しを受けて、少年のように短く切り揃えた髪がキラキラと輝く。地毛は美しい金色なのに、ところどころ赤や青や黒のメッシュが入っていて、まとまりがない。もっとも、チャラいのは髪だけではなく、服装も、もっといえば言動もそうだったが。
――町外れの空き地にて、幼稚に囃し立てている彼女は、本作の主人公だ。
名を、キーラ・ラプシンという。
そのキーラの前には、ひょろっと縦に長い、いかにも頼りなさそうな青年が立っていた。キーラは青年の服の袖を掴み、ぐいぐい引っ張る。
「かーね! かーね! おーくせんまん! ジラント! 金あんだろー? 知ってんだぞー? あんた、昨日が小遣い日だったって!」
「ダメだ、イヤだ! なんで僕がお前に、金を恵んでやらねばいけないんだ!」
キーラに詰め寄られている青年の名は、ジラント。
唐突にカツアゲに遭った彼は怒りつつも、それでも慣れた様子で対応している。これも、二人のつき合いの長さがなせる技だろう。
「おっ、いいのー? そんな強気なこと、言っちゃって? 私、知ってるんだからね! あんた昨日、コソコソ行ったでしょ? 怪しい、あ・そ・こ……」
「!」
意地悪い口調でキーラが煽ると、ジラントはびくっと身じろぎした。
「あんたの親や、おっかない姉ちゃんにも、あそこには行くなって言われてるんでしょ? チクっちゃおっかなー?」
「や、やめろ!」
一気に青ざめたジラントを、楽しそうに責め立てているキーラは、ギャルだとか、そう呼ばれる人種だ。だから着ているものも、なかなかに挑発的である。愛らしいマスコットキャラが、しかし中指を立てている絵柄のパーカーに、マイクロミニ丈のショートパンツ。ニーハイソックスに、スニーカー。
本来キーラはクリっと大きな目をした、なかなかの美少女だ。が、ひとたび口を開けば、かしましく下品な本性がたちどころにバレてしまう。まともな人間には敬遠されがちなタイプだった。
そんなキーラの前でそわそわと挙動不審なジラントは、至極地味な青年である。着ているものは、濃紺のフード付きチュニックにロングパンツ。履き物はサンダルと、この辺りの人々の平均的なファッションと比べても、慎ましい。一言で言えば、ややダサな青年であった。
「と、ともかく、卑怯な脅しには屈しないからな!」
普段内側に丸まっている胸を張って宣言したジラントは、背ばかり高く、ひょろ長い。メガネをかけており、黒い髪は無精しているのか長めだ。青白い肌に目の下のクマが目立ち、若干病的な容貌をしている。しかしよくよく見てみれば、目鼻立ちは整っている。
「元は悪くないんだから、もっと堂々としてろやー!」とは、キーラの談だ。そう詰め寄られてもジラントは、「僕はこれでいいんだ!」と自分のスタイルを変えようとせず、頑なである。
「僕はもう行くぞ! 仕事が残ってるからな!」
ジラントはずり落ちるメガネを何度も中指で押し上げ、怒り混じりに言った。
キーラもジラントも十八歳で、ついこの間、義務教育である高等学校を卒業したばかりだ。
キーラは進路も定めずフラフラしており、ジラントはキーラの父親の仕事を手伝っている。
「おっ、強情だな、ジラント」
キーラはジラントに正面から飛びつくと、華奢な彼の胴をくすぐり始めた。
「ひゃは! せっ、セクハラだぞ、キーラ! ていうか、お前だってお小遣いは、昨日もらったばかりのはずだろが!?」
二人は幼馴染で、このようにお互いの小遣い日まで把握しているほどの間柄だった。
「あんなちょこっとの金、とっくに使い切った! うちの親、ドケチなんだもん!」
「どうせ、また無駄遣いしたんだろ!? 服やら手芸道具やらアクセサリーやら……! ちょっ、くすぐるの、やめろって! ひゃあん!」
キーラの手の動きは、じっとりとしつこかった。ジラントは目尻に涙をにじませ、身をくねらせている。
「へっへっへっ、立場を思い出させてやんよ! ジラント、あんたは私の舎弟だろ! あんたのものは私のもの、私のものは私のもの!」
「うっ、うー……! ともかくお前なんかには、ビタ一文やらんわ!」
自身が「キーラの舎弟」という、割と屈辱的な扱いであることを、しかしジラントは否定しなかった。
幼馴染の意志を挫くことは叶わず。よってキーラは、おねだりの方向性を修正することにした。
「ねえねえ、頼むよー。このままじゃ私、来月のお小遣い日まで、スイーツのひとつも食べられないんだよー? 可哀相じゃん? 食べたいよー、食べたいよー。豆花に雪花氷!」
「無計画に買い物するからだろうが!」
情に訴え、あざとさ全開で媚びる。キーラはくすぐるのをやめると背伸びをし、上目遣いの顔を、ジラントにぐっと近づけた。
「ね~。ね~? いつか恩返しするからあ……」
子猫の鳴き声のような甘ったるい声で、キーラは懇願した。
二人の距離は、息が当たるほど近い。
「……………」
ジラントは苦虫を噛み潰したような顔をして、キーラから離れた。
「しょうがないな……。今回だけだぞ?」
そう言うと、彼は自らの腰に提げた大きなカバンを、ごそごそと漁った。
「うふっ! ジラントのカバンって、魔法のカバンみたいね! なんでも出てくるもの!」
キーラは体をくねらせ、科を作った。
やがてジラントはキーラの手を取り、カバンから取り出したお金をそっと握らせた。
「これっきりだからな。大事に使うんだぞ……」
勿体ぶっているジラントに、キーラは「うんうん!」と従順に頷いて見せてから、うきうきと手のひらを広げた。
その顔が、一瞬で曇る。ジラントに渡されたのが、硬貨のたった一枚だったからだ。
「なんだよー! これっぽっち! アイス一本しか買えないじゃん!」
「アイスもスイーツだし、美味いだろうが!」
「きさまー! 歯を食いしばれ!」
「あっ、よせっ! いやあ! やめてえ!」
キーラは再びジラントに飛びかかり、ありとあらゆるセクハラを実行した。
くすぐり、胸や尻を揉んで、それから――。
小柄のキーラが長身のジラントを襲う様は、まるで性悪の猿が木によじ登り、枝葉を揺らしているようである。その動作が、急にピタリと止まった。
「――ん?」
一方的にいじめたり、いじめられたりしているようでありながら、傍からはじゃれ合っているにしか見えない幼馴染二人組は、突然、男たちに取り囲まれたのだった。
「失礼、キーラ様」
「ジラント、ちょっとどいてろ」
バタバタと慌ただしい足音を響かせ、現れたのは、兵士の制服を着た五人ほどの男たちだ。
「キーラ様。あなたのお父上、アレクセイ・ラプシン様の命により、御身をお預けいただきます」
「は? うちのジジイが……なに?」
「……!」
「アレクセイ・ラプシン」とはキーラの父親であり、彼女たちが暮らす「カラツィフ」という集落の長の名だ。
状況を理解できず、きょとんとしているキーラとは対象的に、ジラントの顔は緊張で強張った。
「『九尾持ち』が至高とは限らんぞ」
スラリと細い体を横たえて、きつねは言った。巣穴にいるのは三匹。その中で、一番大きなきつねである。
「じゃあ我が一族には、九尾を超える、もっと凄いのがいるのか?」
三匹のうち、まだ子供のきつねが聞いた。
「うむ。『神使』といってな。神様と人間を繋ぐ役目を果たす」
「人間?」
仔ぎつねは顔を上げ、首を傾げた。
「我らは散々人を化かしておるのに、人間の役に立とうとするのか?」
「化かすのにも理由がある。それはな……」
父ぎつねは我が仔にゆっくり丁寧に説明した。
三匹は親子である。父ぎつねと仔ぎつね、そして最後の一匹、母ぎつねは目を細め、懐かしそうに語った。
「お母さんは人間大好きよ! 小さい頃、お母さんのお母さんと、手袋を買いに行ったことがあるの。人間のお店にね。お店の人はお母さんたちが人間じゃないって分かってただろうけど、とてもあったかい手袋を売ってくれた。ああ、人間てすごいなあ、優しいなあって」
「ふうん……」
仔ぎつねは伏せると、前足に頭を乗せ、なにごとか思いを巡らせた。
「まあ、ゆっくり考えなさい。自分がどういう『野狐』になりたいか、その目標がお前を導くだろう」
父ぎつねが諭すと、彼より一回りほど小さな母ぎつねが、寂しそうにコンと鳴いた。
「私たちがお別れする時は近い。こうやってお話する機会も、もう何回もないのね……」
「……………」
仔ぎつねはモゾモゾ這っていき、母ぎつねに寄り添った。母ぎつねは我が仔の頭を、愛おしげに舐めてやった。
「私、心配だわ。あなたは甘えん坊で、寂しがりやだから」
――おおよそ、十年ほど前の話である。
好きだけど、言えない。逃げ出したいけど、動けない。
だから一生このままで、腐っていくだけだと思っていたのに――。
変化は、いつだって突然、訪れるのだ。
「いいから寄越せよー、とっととくれよー」
春の柔らかな日差しを受けて、少年のように短く切り揃えた髪がキラキラと輝く。地毛は美しい金色なのに、ところどころ赤や青や黒のメッシュが入っていて、まとまりがない。もっとも、チャラいのは髪だけではなく、服装も、もっといえば言動もそうだったが。
――町外れの空き地にて、幼稚に囃し立てている彼女は、本作の主人公だ。
名を、キーラ・ラプシンという。
そのキーラの前には、ひょろっと縦に長い、いかにも頼りなさそうな青年が立っていた。キーラは青年の服の袖を掴み、ぐいぐい引っ張る。
「かーね! かーね! おーくせんまん! ジラント! 金あんだろー? 知ってんだぞー? あんた、昨日が小遣い日だったって!」
「ダメだ、イヤだ! なんで僕がお前に、金を恵んでやらねばいけないんだ!」
キーラに詰め寄られている青年の名は、ジラント。
唐突にカツアゲに遭った彼は怒りつつも、それでも慣れた様子で対応している。これも、二人のつき合いの長さがなせる技だろう。
「おっ、いいのー? そんな強気なこと、言っちゃって? 私、知ってるんだからね! あんた昨日、コソコソ行ったでしょ? 怪しい、あ・そ・こ……」
「!」
意地悪い口調でキーラが煽ると、ジラントはびくっと身じろぎした。
「あんたの親や、おっかない姉ちゃんにも、あそこには行くなって言われてるんでしょ? チクっちゃおっかなー?」
「や、やめろ!」
一気に青ざめたジラントを、楽しそうに責め立てているキーラは、ギャルだとか、そう呼ばれる人種だ。だから着ているものも、なかなかに挑発的である。愛らしいマスコットキャラが、しかし中指を立てている絵柄のパーカーに、マイクロミニ丈のショートパンツ。ニーハイソックスに、スニーカー。
本来キーラはクリっと大きな目をした、なかなかの美少女だ。が、ひとたび口を開けば、かしましく下品な本性がたちどころにバレてしまう。まともな人間には敬遠されがちなタイプだった。
そんなキーラの前でそわそわと挙動不審なジラントは、至極地味な青年である。着ているものは、濃紺のフード付きチュニックにロングパンツ。履き物はサンダルと、この辺りの人々の平均的なファッションと比べても、慎ましい。一言で言えば、ややダサな青年であった。
「と、ともかく、卑怯な脅しには屈しないからな!」
普段内側に丸まっている胸を張って宣言したジラントは、背ばかり高く、ひょろ長い。メガネをかけており、黒い髪は無精しているのか長めだ。青白い肌に目の下のクマが目立ち、若干病的な容貌をしている。しかしよくよく見てみれば、目鼻立ちは整っている。
「元は悪くないんだから、もっと堂々としてろやー!」とは、キーラの談だ。そう詰め寄られてもジラントは、「僕はこれでいいんだ!」と自分のスタイルを変えようとせず、頑なである。
「僕はもう行くぞ! 仕事が残ってるからな!」
ジラントはずり落ちるメガネを何度も中指で押し上げ、怒り混じりに言った。
キーラもジラントも十八歳で、ついこの間、義務教育である高等学校を卒業したばかりだ。
キーラは進路も定めずフラフラしており、ジラントはキーラの父親の仕事を手伝っている。
「おっ、強情だな、ジラント」
キーラはジラントに正面から飛びつくと、華奢な彼の胴をくすぐり始めた。
「ひゃは! せっ、セクハラだぞ、キーラ! ていうか、お前だってお小遣いは、昨日もらったばかりのはずだろが!?」
二人は幼馴染で、このようにお互いの小遣い日まで把握しているほどの間柄だった。
「あんなちょこっとの金、とっくに使い切った! うちの親、ドケチなんだもん!」
「どうせ、また無駄遣いしたんだろ!? 服やら手芸道具やらアクセサリーやら……! ちょっ、くすぐるの、やめろって! ひゃあん!」
キーラの手の動きは、じっとりとしつこかった。ジラントは目尻に涙をにじませ、身をくねらせている。
「へっへっへっ、立場を思い出させてやんよ! ジラント、あんたは私の舎弟だろ! あんたのものは私のもの、私のものは私のもの!」
「うっ、うー……! ともかくお前なんかには、ビタ一文やらんわ!」
自身が「キーラの舎弟」という、割と屈辱的な扱いであることを、しかしジラントは否定しなかった。
幼馴染の意志を挫くことは叶わず。よってキーラは、おねだりの方向性を修正することにした。
「ねえねえ、頼むよー。このままじゃ私、来月のお小遣い日まで、スイーツのひとつも食べられないんだよー? 可哀相じゃん? 食べたいよー、食べたいよー。豆花に雪花氷!」
「無計画に買い物するからだろうが!」
情に訴え、あざとさ全開で媚びる。キーラはくすぐるのをやめると背伸びをし、上目遣いの顔を、ジラントにぐっと近づけた。
「ね~。ね~? いつか恩返しするからあ……」
子猫の鳴き声のような甘ったるい声で、キーラは懇願した。
二人の距離は、息が当たるほど近い。
「……………」
ジラントは苦虫を噛み潰したような顔をして、キーラから離れた。
「しょうがないな……。今回だけだぞ?」
そう言うと、彼は自らの腰に提げた大きなカバンを、ごそごそと漁った。
「うふっ! ジラントのカバンって、魔法のカバンみたいね! なんでも出てくるもの!」
キーラは体をくねらせ、科を作った。
やがてジラントはキーラの手を取り、カバンから取り出したお金をそっと握らせた。
「これっきりだからな。大事に使うんだぞ……」
勿体ぶっているジラントに、キーラは「うんうん!」と従順に頷いて見せてから、うきうきと手のひらを広げた。
その顔が、一瞬で曇る。ジラントに渡されたのが、硬貨のたった一枚だったからだ。
「なんだよー! これっぽっち! アイス一本しか買えないじゃん!」
「アイスもスイーツだし、美味いだろうが!」
「きさまー! 歯を食いしばれ!」
「あっ、よせっ! いやあ! やめてえ!」
キーラは再びジラントに飛びかかり、ありとあらゆるセクハラを実行した。
くすぐり、胸や尻を揉んで、それから――。
小柄のキーラが長身のジラントを襲う様は、まるで性悪の猿が木によじ登り、枝葉を揺らしているようである。その動作が、急にピタリと止まった。
「――ん?」
一方的にいじめたり、いじめられたりしているようでありながら、傍からはじゃれ合っているにしか見えない幼馴染二人組は、突然、男たちに取り囲まれたのだった。
「失礼、キーラ様」
「ジラント、ちょっとどいてろ」
バタバタと慌ただしい足音を響かせ、現れたのは、兵士の制服を着た五人ほどの男たちだ。
「キーラ様。あなたのお父上、アレクセイ・ラプシン様の命により、御身をお預けいただきます」
「は? うちのジジイが……なに?」
「……!」
「アレクセイ・ラプシン」とはキーラの父親であり、彼女たちが暮らす「カラツィフ」という集落の長の名だ。
状況を理解できず、きょとんとしているキーラとは対象的に、ジラントの顔は緊張で強張った。
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