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3.夢で逢えたら
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ちゃぶ台の上には、すっかり平らげられた器が並んでいる。
「ごちそうさまでした」
きっちり正座し、青き肌の悪魔は頭を下げる。
今日もティンカー・ベルは常人の三倍を軽々食べ尽くし、健啖家なところを見せつけてくれた。
「お粗末さまでした」
景はお茶の入った湯のみを、悪魔の前に置いた。
本日のメニューはサワラの西京焼きに、筑前煮。あとはコンビーフ入りの、ボリューミーなポテトサラダを作った。味噌汁は豆腐となめこである。
ご飯は三合炊いたが、炊飯機は見事に空っぽだ。
ちなみに食事の材料はティンカー・ベルがほとんど持ってきてくれるから、費用は全くと言っていいほどかかっていない。
「く、口にあったかな」
西京焼きも筑前煮も、祖母に仕込まれた景の得意料理だったが、和食なんてあざといと思われただろうか。
以前バイト先での雑談中、料理が趣味だと話したところ、同僚の姫名に鼻で笑われたことがあったのだ。
『料理に自信がある人って、すぐ和食が得意って言いますよねー。そういうの、ウザいっていうかあ』
そのときのことを思い出し、景は落ち着かなくなった。
「あっ、あの、洋食のほうが良かったかな……。でもね、ティンカー・ベルが持ってきてくれた材料を使いきるには、私が知ってるレシピは和食しかなくて……。あっ、いや、色々くれるのはすごく嬉しいんだよ!? 今日のサワラ、すっごく美味しかったし!」
しどろもどろで、途中からわけが分からなくなってきた景の言い訳を、ティンカー・ベルは食後のお茶を啜りつつ、静かに遮った。
「我はお前の厚意に甘えている身だ。お前の好きなように作ればいい。我に好き嫌いはないし」
「あ、うん……」
そういうことではないのだが。景はしゅんとうなだれた。
できることならば好物だとか、ティンカー・ベルに喜んでもらえるご馳走を作りたい。
気に入られたいのだ。胃袋を掴みたいのだ。自分は料理くらいしか、得意なことがないから。
しかしティンカー・ベルの淡白な返答を聞く限り、景の下心は空回りしているようだ。
この悪魔はたくさん食べるけれど、料理自体にそれほど思い入れはないのだろうか。そういえば、味オンチ疑惑も払拭しきれていないし。
景が悩み始めた矢先――。
「それに、お前の作るものは、なんでも美味いからな。お前は最高のシェフだ」
愛想笑いひとつ浮かべず、ティンカー・ベルは言った。途端、景の瞳は輝き出す。
「そっ……そうかな!? ふ、普通だよ! でも、あ、ありがとう!」
褒められ慣れていないから、必要以上に喜んでしまう。みっともないから舞い上がらないようにと、景は自らを戒めるが、だらしなく頬が緩むことをどうしても抑えられなかった。
「さて、片づけるか」
ティンカー・ベルは演奏の指揮でもするように、長い指を振った。それを合図に食器たちは浮かび上がり、台所へ向かってふわふわと飛んで行く。
「食洗機いらずで楽だな~」
景は上機嫌だ。
「あ、そういえば、この間作ったアップルパイ、お友達、喜んでくれた?」
つい先日ティンカー・ベルに頼まれて、景は彼の友人のための菓子を作ったのだ。
「うむ、大いに。我もこっそりひとついただいたが、あれは素晴らしかったな」
「へへ。また作るね」
お菓子作りはなかなか手間がかかるものだが、景は嫌いではなかった。なにしろ彼女が薄給を懸命に貯めて一番に買った高級品は、オーブンレンジだったほどだ。ケーキやクッキーを飽きるまで作りたかったのである。
「おかげで思ったよりもいいものが手に入った。――さて」
ティンカー・ベルはお茶を飲み干すと、姿勢を正した。
「今日は我らが悲願、『大蔵田 景を幸せにする』という話を、もう少し詰めておこうと思ってな」
「う、うん」
景も悪魔に釣られて、畳の上で正座する。
食事を振る舞ったりしていると忘れそうになるが、そもそもティンカー・ベルが景の家に入り浸るようになったのは、彼と結んだ契約のためだ。
『景を幸せにする』
それがどんなものになるのか想像もつかないが、悪魔が加担するわけだから、きっと清らかな形には落ち着くまい。だがそれでも景は構わないと思っている。
悪魔とはいえ、誰かに幸せを願ってもらえて、力にもなってくれるというのだ。
――すごくありがたいよねえ。
感謝している。しかし先のことを考えれば、寂しくもあるのだ。
――もし契約が履行されたら、ティンカー・ベルとはお別れなんだよね?
一緒にご飯を食べたり、くだらない話をしたり、些細だが愛しい時間は消えてなくなってしまう。
複雑な表情の景に気づくことなく、ティンカー・ベルは上着のポケットからなにかを取り出し、ちゃぶ台の上へ置いた。
細長いガラスの小瓶だ。三本ある。
「女の幸せも、時代の変化とともに多様化してきた。だがざっくり大別すれば、『仕事で成功する』、『温かい家庭を築く』の二つだろう」
ティンカー・ベルは講演でもするかのような口調で説明を始めた。
「うん、まあ、そうだろうね」
「あるいは『仕事と家庭を両立させて、どちらもそこそこうまくやる』とかな。どれにするにしろ、お前が仕事向きの人間なのか、家庭向きの人間なのか、それともどちらとも言えないのか、推し量る必要がある」
「えっと……どうやって?」
景が質問すると、ティンカー・ベルは待ってましたとばかりにニッと笑い、ちゃぶ台の上の小瓶を再び手に取った。
「これを使うのだ。これは『いい夢魅ろよ』という名の薬でな」
「そのネーミングセンスは、ちょっと古い……」
「まあ実際、昔からある薬だからな」
景が控えめに指摘すると、ティンカー・ベルは小瓶を指先で弄び、くるっと回した。
「それでだ。この『いい夢魅ろよ』は、飲めば人間の望みのまま、都合の良い夢が見られるという薬だ。本来はお前たちを耽溺させるために使うんだがな」
「耽溺……」
「人は夢に溺れて、現実から遠ざかる。寝てばかりの立派なニートの出来上がりだ。悪魔とは、ダメ人間製造機のようなものだからな」
ティンカー・ベルの言うとおり、本来悪魔は人間を堕落させるための生きものなのだろう。しかし景は、彼らを怖いとは思えなかった。
「今回は我が考えた夢を見られるよう、調合してもらった。味つけは少々苦い。この夢の展開や収束の流れは、現実と変わりないはずだ。これを使って、お前が仕事をしていたほうが幸せな人間なのか、はたまた家庭に入ったほうが幸せなのか、シミュレートしてみよう」
「シミュレート?」
ティンカー・ベルの言っていることが飲み込めず、景は首を傾げた。
「とにかく飲んでみろ」
コルクの蓋を取って、ティンカー・ベルはぐいぐいとガラスの小瓶を突き出してくる。しかし景はそれをすぐに受け取ることができなかった。
「……………………」
人を耽溺させるだとか、なんだか恐ろしい薬を、ほいほい飲む気にはなれない。大丈夫だろうか。
景は迷うが、しかしティンカー・ベルの黄金の瞳には有無を言わさぬ迫力、というより圧力がある。
「わ、分かったよ……」
景は渋々、小瓶の中身を飲んだ。ダークブラウンの見た目どおり、チョコレートの味がする。
「ビターで美味しいね」
感想を述べた直後、力が抜けてしまい、景はぐらっと手前に倒れた。その体を悪魔が支える。
「ん……」
「イイ夢見ロヨ」
ティンカー・ベルは座布団を寄せて並べると、徐々に意識を失っていく景をその上に寝かせてやった。
「ごちそうさまでした」
きっちり正座し、青き肌の悪魔は頭を下げる。
今日もティンカー・ベルは常人の三倍を軽々食べ尽くし、健啖家なところを見せつけてくれた。
「お粗末さまでした」
景はお茶の入った湯のみを、悪魔の前に置いた。
本日のメニューはサワラの西京焼きに、筑前煮。あとはコンビーフ入りの、ボリューミーなポテトサラダを作った。味噌汁は豆腐となめこである。
ご飯は三合炊いたが、炊飯機は見事に空っぽだ。
ちなみに食事の材料はティンカー・ベルがほとんど持ってきてくれるから、費用は全くと言っていいほどかかっていない。
「く、口にあったかな」
西京焼きも筑前煮も、祖母に仕込まれた景の得意料理だったが、和食なんてあざといと思われただろうか。
以前バイト先での雑談中、料理が趣味だと話したところ、同僚の姫名に鼻で笑われたことがあったのだ。
『料理に自信がある人って、すぐ和食が得意って言いますよねー。そういうの、ウザいっていうかあ』
そのときのことを思い出し、景は落ち着かなくなった。
「あっ、あの、洋食のほうが良かったかな……。でもね、ティンカー・ベルが持ってきてくれた材料を使いきるには、私が知ってるレシピは和食しかなくて……。あっ、いや、色々くれるのはすごく嬉しいんだよ!? 今日のサワラ、すっごく美味しかったし!」
しどろもどろで、途中からわけが分からなくなってきた景の言い訳を、ティンカー・ベルは食後のお茶を啜りつつ、静かに遮った。
「我はお前の厚意に甘えている身だ。お前の好きなように作ればいい。我に好き嫌いはないし」
「あ、うん……」
そういうことではないのだが。景はしゅんとうなだれた。
できることならば好物だとか、ティンカー・ベルに喜んでもらえるご馳走を作りたい。
気に入られたいのだ。胃袋を掴みたいのだ。自分は料理くらいしか、得意なことがないから。
しかしティンカー・ベルの淡白な返答を聞く限り、景の下心は空回りしているようだ。
この悪魔はたくさん食べるけれど、料理自体にそれほど思い入れはないのだろうか。そういえば、味オンチ疑惑も払拭しきれていないし。
景が悩み始めた矢先――。
「それに、お前の作るものは、なんでも美味いからな。お前は最高のシェフだ」
愛想笑いひとつ浮かべず、ティンカー・ベルは言った。途端、景の瞳は輝き出す。
「そっ……そうかな!? ふ、普通だよ! でも、あ、ありがとう!」
褒められ慣れていないから、必要以上に喜んでしまう。みっともないから舞い上がらないようにと、景は自らを戒めるが、だらしなく頬が緩むことをどうしても抑えられなかった。
「さて、片づけるか」
ティンカー・ベルは演奏の指揮でもするように、長い指を振った。それを合図に食器たちは浮かび上がり、台所へ向かってふわふわと飛んで行く。
「食洗機いらずで楽だな~」
景は上機嫌だ。
「あ、そういえば、この間作ったアップルパイ、お友達、喜んでくれた?」
つい先日ティンカー・ベルに頼まれて、景は彼の友人のための菓子を作ったのだ。
「うむ、大いに。我もこっそりひとついただいたが、あれは素晴らしかったな」
「へへ。また作るね」
お菓子作りはなかなか手間がかかるものだが、景は嫌いではなかった。なにしろ彼女が薄給を懸命に貯めて一番に買った高級品は、オーブンレンジだったほどだ。ケーキやクッキーを飽きるまで作りたかったのである。
「おかげで思ったよりもいいものが手に入った。――さて」
ティンカー・ベルはお茶を飲み干すと、姿勢を正した。
「今日は我らが悲願、『大蔵田 景を幸せにする』という話を、もう少し詰めておこうと思ってな」
「う、うん」
景も悪魔に釣られて、畳の上で正座する。
食事を振る舞ったりしていると忘れそうになるが、そもそもティンカー・ベルが景の家に入り浸るようになったのは、彼と結んだ契約のためだ。
『景を幸せにする』
それがどんなものになるのか想像もつかないが、悪魔が加担するわけだから、きっと清らかな形には落ち着くまい。だがそれでも景は構わないと思っている。
悪魔とはいえ、誰かに幸せを願ってもらえて、力にもなってくれるというのだ。
――すごくありがたいよねえ。
感謝している。しかし先のことを考えれば、寂しくもあるのだ。
――もし契約が履行されたら、ティンカー・ベルとはお別れなんだよね?
一緒にご飯を食べたり、くだらない話をしたり、些細だが愛しい時間は消えてなくなってしまう。
複雑な表情の景に気づくことなく、ティンカー・ベルは上着のポケットからなにかを取り出し、ちゃぶ台の上へ置いた。
細長いガラスの小瓶だ。三本ある。
「女の幸せも、時代の変化とともに多様化してきた。だがざっくり大別すれば、『仕事で成功する』、『温かい家庭を築く』の二つだろう」
ティンカー・ベルは講演でもするかのような口調で説明を始めた。
「うん、まあ、そうだろうね」
「あるいは『仕事と家庭を両立させて、どちらもそこそこうまくやる』とかな。どれにするにしろ、お前が仕事向きの人間なのか、家庭向きの人間なのか、それともどちらとも言えないのか、推し量る必要がある」
「えっと……どうやって?」
景が質問すると、ティンカー・ベルは待ってましたとばかりにニッと笑い、ちゃぶ台の上の小瓶を再び手に取った。
「これを使うのだ。これは『いい夢魅ろよ』という名の薬でな」
「そのネーミングセンスは、ちょっと古い……」
「まあ実際、昔からある薬だからな」
景が控えめに指摘すると、ティンカー・ベルは小瓶を指先で弄び、くるっと回した。
「それでだ。この『いい夢魅ろよ』は、飲めば人間の望みのまま、都合の良い夢が見られるという薬だ。本来はお前たちを耽溺させるために使うんだがな」
「耽溺……」
「人は夢に溺れて、現実から遠ざかる。寝てばかりの立派なニートの出来上がりだ。悪魔とは、ダメ人間製造機のようなものだからな」
ティンカー・ベルの言うとおり、本来悪魔は人間を堕落させるための生きものなのだろう。しかし景は、彼らを怖いとは思えなかった。
「今回は我が考えた夢を見られるよう、調合してもらった。味つけは少々苦い。この夢の展開や収束の流れは、現実と変わりないはずだ。これを使って、お前が仕事をしていたほうが幸せな人間なのか、はたまた家庭に入ったほうが幸せなのか、シミュレートしてみよう」
「シミュレート?」
ティンカー・ベルの言っていることが飲み込めず、景は首を傾げた。
「とにかく飲んでみろ」
コルクの蓋を取って、ティンカー・ベルはぐいぐいとガラスの小瓶を突き出してくる。しかし景はそれをすぐに受け取ることができなかった。
「……………………」
人を耽溺させるだとか、なんだか恐ろしい薬を、ほいほい飲む気にはなれない。大丈夫だろうか。
景は迷うが、しかしティンカー・ベルの黄金の瞳には有無を言わさぬ迫力、というより圧力がある。
「わ、分かったよ……」
景は渋々、小瓶の中身を飲んだ。ダークブラウンの見た目どおり、チョコレートの味がする。
「ビターで美味しいね」
感想を述べた直後、力が抜けてしまい、景はぐらっと手前に倒れた。その体を悪魔が支える。
「ん……」
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