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「……ちょっとだけだよ」
凛太郎を捕まえているリクライニングチェアは、座り心地がいいだけでなく、大きく頑丈な一級品である。――レンタルだけれど。こちらの都合につき合わせるのだから、ちょっとでも快適に過ごしてもらおうという、ちょっとズレた配慮からくるチョイスだった。
ともかく、チェアには余裕がある。瑠璃は凛太郎の膝を跨ぐようにして伸し掛かり、二人は向かい合わせになった。
双方の目が合う。
「いらっしゃいませ、瑠璃ちゃん」
「バカ……」
「ははっ。そのままゆっくり腰を下ろして。俺のと瑠璃ちゃんのを重ねて、動いてみて……」
「……………」
凛太郎から顔を背け、真っ赤になりながら、だが瑠璃は指示どおり座り直した。
縦の筋に、ピンと一直線に猛っている男根を重ねて、ズリズリと腰を動かす。すると凛太郎が心地良さそうに息を吐いた。
「ああ、ぬるぬるで気持ちいい……」
尻の下で肉の棒が、ますます張り詰める。だがそれを嘲笑うことはできない。瑠璃の陰核だって、滑稽なほど大きく膨らんでいる。
勃起した雄と雌の性器で互いを抉り合い、快感を貪る。食いしばっていた瑠璃の唇もゆるゆると解けて、甘やかな声を漏らし始めた。
「あっ、あ……っ。う……っ」
最初は奉仕する心積もりだったのに、今や行為に夢中なのは瑠璃のほうだ。ひっきりなしに愛液を垂れ流し、二人の陰毛が絡まる感触にすら興奮している。
「んっ……」
一人でするよりずっと気持ちがいい。そんな瑠璃の感想を見透かしたように、凛太郎は笑う。
「ね? 気持ちいいでしょ?」
「……っ」
正直に頷いてしまいそうになったが、瑠璃はなんとか堪えた。――そんな恥ずかしい事実を、認めたくない。
「そういえば、瑠璃ちゃん。豆太のこと、ありがとう」
「!?」
唐突に礼を言われて、瑠璃は驚きに目を瞠った。
――昨年のことだ。
とある休日、外出していた瑠璃は、辺りに響き渡った急ブレーキの音に足を止めた。来た道を振り返れば、一台の車が不自然な形で停まっており、その近くに見覚えのある犬がぐったりと横たわっていた。
――「豆太」だ。
撥ねられたのだと即座に悟った瑠璃は、犬に駆け寄った。
「豆太はすごく元気にしてるよ。君のおかげだね」
「……………」
事故のあと、急いで動物病院に運び込んで、豆太は一命を取り留めた。だがその傷は酷く、彼は前足を二本とも切断せざるを得なかった。
悲劇に見舞われた犬に、新たな光を与えたのは、何を隠そう瑠璃だった。彼女は豆太に、ロボット義足をプレゼントしたのだ。
凛太郎の飼い犬に与えられた新しい足がどれほど高度なものだったかは、メアリーを見れば想像がつくだろう。
豆太は現在二本の義足と二本の自前の足で元気に歩き回り、充実したドッグライフを送っている。
「事故の前のように、思いきり走ったりはできないと思うけど……。ごめんなさい。私の力では、あれが精一杯だったの」
偉大な技術者は、だがしょんぼりと詫びる。
「いーや、十分十分。あいつ、元々そんなにアクティブな犬じゃないんだよ。散歩に行くとか、庭にでも出られれば、それでいいんだ。本当にありがとう」
すっかり動くことをやめてしまった瑠璃の下で、今度は凛太郎が腰を振った。
「あっ、んん……!」
「また会いに来てよ。豆太も君に会いたがってるよ。だって前は俺んちに、毎日来てくれてたんでしょう?」
卑猥に相手を追い立てながら、凛太郎はつぶやく。
瑠璃の顔色が一変した。
「なんでそれを……! あっ、ああっ……やっ……!」
「ふふ……」
微笑みながら、凛太郎は重なった股間を更に密に擦り合わせた。
ぐちゃぐちゃと粘り気のある水音が、瑠璃の耳を塞ぐ。――聞きたいことがあるのに、続きを口にすることができない。
「やっ、やだ……! 凛太郎くん……っ!」
このままでは一人で達してしまいそうだ。凛太郎を止めようと、瑠璃は彼の薄い腹に手をついた。
凛太郎は動きを和らげ、ゆるやかに瑠璃を揺さぶりながら囁いた。
「ねえ、ちょっとだけ入れてみない?」
「えっ……」
「やっぱりホースに抜かれるなんて味気ないよ。いや、ちゃんと最後はホースの中に出すからさ。射精する直前まで、瑠璃ちゃんのおまんこに入れていたいな……」
つまり、セックスがしたいということだ。
凛太郎のそれはおねだりをしているというのではなく、そうなることが決まっているかのような、断定的な口ぶりだった。
自分たちはこうなるのが当然だ、と。
「しょ、しょうがないな……。本当に出しちゃダメだからね……!」
瑠璃の頭の中からは、既に「拒む」とか「抵抗する」という考えが抜け落ちてしまっている。
膝をチェアの座面に立てると、瑠璃は凛太郎のペニスを掴み、膣口に導いた。ぷくりと丸い亀頭を宛てがい、飲み込んでいく。
初めて男を通す入り口に、凛太郎のそれは大き過ぎた。だが瑠璃は体重を掛けて、少しずつ少しずつ健気に、彼を奥へと導いていく。
「ん……。無理しなくていいからね……。そう、ゆっくりゆっくり……。瑠璃ちゃん、セックスするの初めてでしょう?」
「そ、そんなわけないでしょ……!」
瑠璃は否定するが、そのぎこちない仕草から、慣れていないことは丸分かりだ。しかしあえて問い質さず、凛太郎は彼女の努力に甘えることにした。
――この男は、どこまでも悪党なのだ。
「んっ……。気持ちいい……。瑠璃ちゃんの中、最高……」
掠れた声に称賛されると、苦しそうに潜められていた瑠璃の眉が少し解けた。
「可愛い、瑠璃ちゃん……。ほんと、可愛いよ……」
「そ、そういうこと……っ! 言わないで……っ!」
十分濡れていたけれど、初めての性交に戸惑い、もしかしたら破瓜の痛みもあるのかもしれない。
文字どおり目と鼻の先で苦しそうな顔をして、それでも懸命にひとつになろうとする瑠璃を見ていると、黒い感情が凛太郎の胸の中でぐるぐる渦を巻く。
傷付けたくはない。だが、意地悪はしたい。――ひどいことをして、泣かせてみたい。
自分でも悪癖だとは分かっているが、こればかりはどうしようもない。
「ん……」
滑り出しは順調だったが、瑠璃は凛太郎を半ばまで飲み込んだところで硬直してしまった。自分の中に見えない壁があるかのようで、これ以上、肉茎に穿たれるのが怖いのだ。
「上手だったよ、瑠璃ちゃん」
「ご、ごめんなさい……。こ、ここまでで許して……」
恐れをなしたのか、瑠璃は引こうとする。
「うん。――続きは俺がやるね」
低い声で告げると、凛太郎は腰を突き上げ、瑠璃を深々陰茎で刺し貫いた。
「あっ!?」
下からの勢いに煽られ、動揺し、膝がカクンと曲がる。凛太郎の膝を中央に挟んで、瑠璃は正座をするような格好になった。その拍子にペニスが、膣奥まで届いてしまう。
「~~~~っ!」
凛太郎を捕まえているリクライニングチェアは、座り心地がいいだけでなく、大きく頑丈な一級品である。――レンタルだけれど。こちらの都合につき合わせるのだから、ちょっとでも快適に過ごしてもらおうという、ちょっとズレた配慮からくるチョイスだった。
ともかく、チェアには余裕がある。瑠璃は凛太郎の膝を跨ぐようにして伸し掛かり、二人は向かい合わせになった。
双方の目が合う。
「いらっしゃいませ、瑠璃ちゃん」
「バカ……」
「ははっ。そのままゆっくり腰を下ろして。俺のと瑠璃ちゃんのを重ねて、動いてみて……」
「……………」
凛太郎から顔を背け、真っ赤になりながら、だが瑠璃は指示どおり座り直した。
縦の筋に、ピンと一直線に猛っている男根を重ねて、ズリズリと腰を動かす。すると凛太郎が心地良さそうに息を吐いた。
「ああ、ぬるぬるで気持ちいい……」
尻の下で肉の棒が、ますます張り詰める。だがそれを嘲笑うことはできない。瑠璃の陰核だって、滑稽なほど大きく膨らんでいる。
勃起した雄と雌の性器で互いを抉り合い、快感を貪る。食いしばっていた瑠璃の唇もゆるゆると解けて、甘やかな声を漏らし始めた。
「あっ、あ……っ。う……っ」
最初は奉仕する心積もりだったのに、今や行為に夢中なのは瑠璃のほうだ。ひっきりなしに愛液を垂れ流し、二人の陰毛が絡まる感触にすら興奮している。
「んっ……」
一人でするよりずっと気持ちがいい。そんな瑠璃の感想を見透かしたように、凛太郎は笑う。
「ね? 気持ちいいでしょ?」
「……っ」
正直に頷いてしまいそうになったが、瑠璃はなんとか堪えた。――そんな恥ずかしい事実を、認めたくない。
「そういえば、瑠璃ちゃん。豆太のこと、ありがとう」
「!?」
唐突に礼を言われて、瑠璃は驚きに目を瞠った。
――昨年のことだ。
とある休日、外出していた瑠璃は、辺りに響き渡った急ブレーキの音に足を止めた。来た道を振り返れば、一台の車が不自然な形で停まっており、その近くに見覚えのある犬がぐったりと横たわっていた。
――「豆太」だ。
撥ねられたのだと即座に悟った瑠璃は、犬に駆け寄った。
「豆太はすごく元気にしてるよ。君のおかげだね」
「……………」
事故のあと、急いで動物病院に運び込んで、豆太は一命を取り留めた。だがその傷は酷く、彼は前足を二本とも切断せざるを得なかった。
悲劇に見舞われた犬に、新たな光を与えたのは、何を隠そう瑠璃だった。彼女は豆太に、ロボット義足をプレゼントしたのだ。
凛太郎の飼い犬に与えられた新しい足がどれほど高度なものだったかは、メアリーを見れば想像がつくだろう。
豆太は現在二本の義足と二本の自前の足で元気に歩き回り、充実したドッグライフを送っている。
「事故の前のように、思いきり走ったりはできないと思うけど……。ごめんなさい。私の力では、あれが精一杯だったの」
偉大な技術者は、だがしょんぼりと詫びる。
「いーや、十分十分。あいつ、元々そんなにアクティブな犬じゃないんだよ。散歩に行くとか、庭にでも出られれば、それでいいんだ。本当にありがとう」
すっかり動くことをやめてしまった瑠璃の下で、今度は凛太郎が腰を振った。
「あっ、んん……!」
「また会いに来てよ。豆太も君に会いたがってるよ。だって前は俺んちに、毎日来てくれてたんでしょう?」
卑猥に相手を追い立てながら、凛太郎はつぶやく。
瑠璃の顔色が一変した。
「なんでそれを……! あっ、ああっ……やっ……!」
「ふふ……」
微笑みながら、凛太郎は重なった股間を更に密に擦り合わせた。
ぐちゃぐちゃと粘り気のある水音が、瑠璃の耳を塞ぐ。――聞きたいことがあるのに、続きを口にすることができない。
「やっ、やだ……! 凛太郎くん……っ!」
このままでは一人で達してしまいそうだ。凛太郎を止めようと、瑠璃は彼の薄い腹に手をついた。
凛太郎は動きを和らげ、ゆるやかに瑠璃を揺さぶりながら囁いた。
「ねえ、ちょっとだけ入れてみない?」
「えっ……」
「やっぱりホースに抜かれるなんて味気ないよ。いや、ちゃんと最後はホースの中に出すからさ。射精する直前まで、瑠璃ちゃんのおまんこに入れていたいな……」
つまり、セックスがしたいということだ。
凛太郎のそれはおねだりをしているというのではなく、そうなることが決まっているかのような、断定的な口ぶりだった。
自分たちはこうなるのが当然だ、と。
「しょ、しょうがないな……。本当に出しちゃダメだからね……!」
瑠璃の頭の中からは、既に「拒む」とか「抵抗する」という考えが抜け落ちてしまっている。
膝をチェアの座面に立てると、瑠璃は凛太郎のペニスを掴み、膣口に導いた。ぷくりと丸い亀頭を宛てがい、飲み込んでいく。
初めて男を通す入り口に、凛太郎のそれは大き過ぎた。だが瑠璃は体重を掛けて、少しずつ少しずつ健気に、彼を奥へと導いていく。
「ん……。無理しなくていいからね……。そう、ゆっくりゆっくり……。瑠璃ちゃん、セックスするの初めてでしょう?」
「そ、そんなわけないでしょ……!」
瑠璃は否定するが、そのぎこちない仕草から、慣れていないことは丸分かりだ。しかしあえて問い質さず、凛太郎は彼女の努力に甘えることにした。
――この男は、どこまでも悪党なのだ。
「んっ……。気持ちいい……。瑠璃ちゃんの中、最高……」
掠れた声に称賛されると、苦しそうに潜められていた瑠璃の眉が少し解けた。
「可愛い、瑠璃ちゃん……。ほんと、可愛いよ……」
「そ、そういうこと……っ! 言わないで……っ!」
十分濡れていたけれど、初めての性交に戸惑い、もしかしたら破瓜の痛みもあるのかもしれない。
文字どおり目と鼻の先で苦しそうな顔をして、それでも懸命にひとつになろうとする瑠璃を見ていると、黒い感情が凛太郎の胸の中でぐるぐる渦を巻く。
傷付けたくはない。だが、意地悪はしたい。――ひどいことをして、泣かせてみたい。
自分でも悪癖だとは分かっているが、こればかりはどうしようもない。
「ん……」
滑り出しは順調だったが、瑠璃は凛太郎を半ばまで飲み込んだところで硬直してしまった。自分の中に見えない壁があるかのようで、これ以上、肉茎に穿たれるのが怖いのだ。
「上手だったよ、瑠璃ちゃん」
「ご、ごめんなさい……。こ、ここまでで許して……」
恐れをなしたのか、瑠璃は引こうとする。
「うん。――続きは俺がやるね」
低い声で告げると、凛太郎は腰を突き上げ、瑠璃を深々陰茎で刺し貫いた。
「あっ!?」
下からの勢いに煽られ、動揺し、膝がカクンと曲がる。凛太郎の膝を中央に挟んで、瑠璃は正座をするような格好になった。その拍子にペニスが、膣奥まで届いてしまう。
「~~~~っ!」
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