305 / 519
【153話】 リリアのバンパイア対策
しおりを挟む
リリア達はドラキュラ城に向かっていた…
まぁ、その話を少し置いておいて…
この数日色々あったのだ。ブラックとダカットは大変だった。
「絶対にやらない!村に帰る!」と意地張るリリア。
まぁ、理解は出来る。魔法を食らって、刃を受けて痛い思いをしてポーションで回復するのとわけが違う。下手をすれば自分がバンパイアになるのだ。嫌だ…
「仕方ないです、倒しましょう」と淡々としてリリアをけしかけるディル。
「やりたければ自分でやれば!」「勇者ですから仕事してください」「あたし国から給料もらった覚えありません」「来年は議会で通します」「今現在の話ししていますぅ、なら来年議会でリリアに給料出す決定されてから働きますぅ」「現在の状況では働いている実績を見せないと議会に通りません」「じゃ、やりません、自分でやればぁ?」
こんな会話を延々と繰り返していた。後はリリアが口をきかないか…
貴族育ちのディルは騒ぎこそしないがこれが完了しないとオフィスワークに戻れないので静かにだが、体から妙なオーラを発散しつつリリアを厳しく見張っている。
実際に夜中こっそり村に帰ろうとしたリリアを自ら捕まえた。凄い執念、内勤者には無駄な才能。
で、何だかんだもめてバンパイア対策に必要な対策は全て国から予算を出すことと、リリアをつまみ出した衛兵にクロスチョップのメッチャ痛いのを心行くまでぶちかまして良い条件でリリアは引き受けた。
リアルゴールドの武器・防具店に来たリリア達。
レンタルリスト
・クルセイダーの防具一式(男性用と女性用) 一日398G x 2
・エンチャンテッド・シルバーソード(エバンスメイド) 一日298G
・ホーリーピュアリズムのマント+精神プロテクト付き一日 89G x 2
・アンチバンピレックスの首飾り一日 39G x 2
・シールド・オブ・ビジョン一日 198G
・翳しのクロス一日 59G x 3
・スクロール・オブ・クリエート・スケルトン 998G
・スクロール・オブ・動く案山子 359G
・ポーション・オブ・アンチバンピレックス 49G x 5
・ポーション・オブ・キュアバンピレックス 49G x 5
・ニンニク(1ダース) 12G x 3
・餃子(1人前) 12G x 3
・ピュアリティの十字架サークレット 319G
購入とレンタル。
「え?… はぁ??… バンパイア対策なら予算出すって言ったでしょ!ねぇ、皆約束したの聞いてたのよね?… ほら見なさいよ!許可は出したが高すぎる?… こんなに何重にも対策する必要無い?… ディルにクエストの何がわかるのよ!… リリア達がバンピレックスキャリアーになって王国が全滅してもいいの?何で万全な対策しなかったのか議会で突っ込まれるわよ!国のお金でしょ、何でディルがけちるの?払わないならあたしは帰るから…」
ディルは渋い顔するが国から予算は出る。万全の対策をするリリア。
「リリアちゃん、これも対策になるよ。これも… これも… せっかくだからこのアイテムの効果も勇者として試すべきだよ。この銀剣、魔法符呪の上、エバンスの刻印が入った業物だよ。是非使ってみなよ」
リアルゴールドの店長が自らニコニコとサービスしてくれる。
当然だ、国がバックについた上客リリアなのだ。期限切れギリギリスクロールとアウトレット商品を買いにくる普段のリリアとちょっと違う。
ぶつくさと文句を言うディルにはすっごい美人の女性店員が二人飛んできて、ダブルチームでマークに入った。応接ソファーに座らされ、高級お茶菓子が出され女性店員から高級ホットホウジティーが振舞われる。
「お兄さんお宮務め?さすが素敵だわ!しびれちゃう、ドキがムネムネしちゃう」手をおっぱいにあてがっている。
「高級ホットホウジティーに何か入れてるぞ?あれ、幻想薬じゃないのか?」
リリアはすごい現場を目撃したが知らん顔。
“うるさいのが居なくなった。やれやれ”である。
「ニンニクと餃子も成分的にはバンパイア対策よ!それも買うから。え?… 今回はただでサービス?… いいのいいの一個1Gでぼったくっちゃって。国が払うのよ、儲けよう!3人前お買い上げよ!」
ヘボ勇者リリアは巷では人気な女冒険者なのだ。
「ピュアリティの十字架サークレット?… バンパイア対策とコウモリディジーズに効果?いいじゃない、それもレンタル… ちょっと待って… このサークレット可愛いじゃない!……… ねぇ、これは買っちゃう。 上手い事領収書書いといてね」
ピュアリティの十字架サークレットは見た目も可愛かったのでリリアはちゃっかり購入した。マジカルアイテムちゃっかり入手。
それと、矢の束10本x5をただでお店にストックさせてもらった。
リリアはがぜんクエストにやる気を出して店を後にした。可愛いサークレットを装着してウキウキしているようだ。
そういった経緯があり、リリアとブラックはクルセイダーの鎧をレンタルして装備している。リリアは聖騎士スタイルに弓とホウキを手にしている。ホワイトに輝く鎧に朱のクロスが入っている。背の高いリリアの見かけはかなり聖騎士っぽい。中身はどうかしらんが…
「重装備はやっぱり重いし暑いね。でも装備はばっちり、ヘルメットのバイザーさえ跳ね上げておけば弓の射撃にもほぼ影響なしね。ただ、音が出るから隠密行動は無理よね。何たって女性用はスタイル良いし、胸のアーマープレートがちゃんとリリアちゃんご自慢のバストでもフィットするように大きく作られてるのがいいよね」
正直、この装備で並んであるくリリアとブラックはなかなかの見栄えである。
街の人がどこかの上級騎士団か高貴な兵士様と眩しそうに振り返る。
リリアは何故かホウキを持っている… たいてい町の人は二度見する。
ルーダリアの城下町を出発して最初の村に着いたリリア達。
宿をとり、休憩した後、食堂で夕ご飯。リリア、ブラック、ディルとディルの護衛の四人とプラス、ホウキでテーブルを囲む。
「OK,皆そろったわね。 じゃ、ガーリックブレッド、ガーリックステーキ、マッシュルームとガーリックサラダ、フライドガーリック、ガーリックの丸焼き、ガーリックバター、スパイシーソーセージとカリカリガーリック添え、これをシェアプレート四人分でよろしくね」
リリアが食堂の女の子に注文する。
「なんか… ガーリックだらけすぎないか?」食べないはずのホウキのダカットでも驚く。
「外装、内装、両方から万全対策よ!それにバンパイア対策だから全部王国が払うのよねぇ。約束だものねぇ。ニンニクの摂取は有効なバンパイア対策だってマニュアルに記載されているものねぇ」
リリアはニコニコしながらディルを見る。ニコニコはしているが、目からビームが出ているぞ。
ディルは黙って座っている。表情に出さないのは貴族のたしなみらしい。
「はい、お待たせ、ガーリックブレッドとマッシュルームとガーリックサラダ、オリーブオイルは使います?」
店員が最初のラウンドを運んできた。
「いいっすね!うまそうっす」ブラックが笑顔。
「お客さん達、ニンニク料理だらけですね。これから吸血鬼退治?あっはっは」女の子が笑う。
「吸血鬼退治の前にお姉さんと夜の戦闘っす」ブラックが笑いながら答える。
「これだけ食べたらすごそうね。時間があるなら誘ってね」
女の子は悪戯っぽくウインクするとカウンターに戻っていった。
まぁ、その話を少し置いておいて…
この数日色々あったのだ。ブラックとダカットは大変だった。
「絶対にやらない!村に帰る!」と意地張るリリア。
まぁ、理解は出来る。魔法を食らって、刃を受けて痛い思いをしてポーションで回復するのとわけが違う。下手をすれば自分がバンパイアになるのだ。嫌だ…
「仕方ないです、倒しましょう」と淡々としてリリアをけしかけるディル。
「やりたければ自分でやれば!」「勇者ですから仕事してください」「あたし国から給料もらった覚えありません」「来年は議会で通します」「今現在の話ししていますぅ、なら来年議会でリリアに給料出す決定されてから働きますぅ」「現在の状況では働いている実績を見せないと議会に通りません」「じゃ、やりません、自分でやればぁ?」
こんな会話を延々と繰り返していた。後はリリアが口をきかないか…
貴族育ちのディルは騒ぎこそしないがこれが完了しないとオフィスワークに戻れないので静かにだが、体から妙なオーラを発散しつつリリアを厳しく見張っている。
実際に夜中こっそり村に帰ろうとしたリリアを自ら捕まえた。凄い執念、内勤者には無駄な才能。
で、何だかんだもめてバンパイア対策に必要な対策は全て国から予算を出すことと、リリアをつまみ出した衛兵にクロスチョップのメッチャ痛いのを心行くまでぶちかまして良い条件でリリアは引き受けた。
リアルゴールドの武器・防具店に来たリリア達。
レンタルリスト
・クルセイダーの防具一式(男性用と女性用) 一日398G x 2
・エンチャンテッド・シルバーソード(エバンスメイド) 一日298G
・ホーリーピュアリズムのマント+精神プロテクト付き一日 89G x 2
・アンチバンピレックスの首飾り一日 39G x 2
・シールド・オブ・ビジョン一日 198G
・翳しのクロス一日 59G x 3
・スクロール・オブ・クリエート・スケルトン 998G
・スクロール・オブ・動く案山子 359G
・ポーション・オブ・アンチバンピレックス 49G x 5
・ポーション・オブ・キュアバンピレックス 49G x 5
・ニンニク(1ダース) 12G x 3
・餃子(1人前) 12G x 3
・ピュアリティの十字架サークレット 319G
購入とレンタル。
「え?… はぁ??… バンパイア対策なら予算出すって言ったでしょ!ねぇ、皆約束したの聞いてたのよね?… ほら見なさいよ!許可は出したが高すぎる?… こんなに何重にも対策する必要無い?… ディルにクエストの何がわかるのよ!… リリア達がバンピレックスキャリアーになって王国が全滅してもいいの?何で万全な対策しなかったのか議会で突っ込まれるわよ!国のお金でしょ、何でディルがけちるの?払わないならあたしは帰るから…」
ディルは渋い顔するが国から予算は出る。万全の対策をするリリア。
「リリアちゃん、これも対策になるよ。これも… これも… せっかくだからこのアイテムの効果も勇者として試すべきだよ。この銀剣、魔法符呪の上、エバンスの刻印が入った業物だよ。是非使ってみなよ」
リアルゴールドの店長が自らニコニコとサービスしてくれる。
当然だ、国がバックについた上客リリアなのだ。期限切れギリギリスクロールとアウトレット商品を買いにくる普段のリリアとちょっと違う。
ぶつくさと文句を言うディルにはすっごい美人の女性店員が二人飛んできて、ダブルチームでマークに入った。応接ソファーに座らされ、高級お茶菓子が出され女性店員から高級ホットホウジティーが振舞われる。
「お兄さんお宮務め?さすが素敵だわ!しびれちゃう、ドキがムネムネしちゃう」手をおっぱいにあてがっている。
「高級ホットホウジティーに何か入れてるぞ?あれ、幻想薬じゃないのか?」
リリアはすごい現場を目撃したが知らん顔。
“うるさいのが居なくなった。やれやれ”である。
「ニンニクと餃子も成分的にはバンパイア対策よ!それも買うから。え?… 今回はただでサービス?… いいのいいの一個1Gでぼったくっちゃって。国が払うのよ、儲けよう!3人前お買い上げよ!」
ヘボ勇者リリアは巷では人気な女冒険者なのだ。
「ピュアリティの十字架サークレット?… バンパイア対策とコウモリディジーズに効果?いいじゃない、それもレンタル… ちょっと待って… このサークレット可愛いじゃない!……… ねぇ、これは買っちゃう。 上手い事領収書書いといてね」
ピュアリティの十字架サークレットは見た目も可愛かったのでリリアはちゃっかり購入した。マジカルアイテムちゃっかり入手。
それと、矢の束10本x5をただでお店にストックさせてもらった。
リリアはがぜんクエストにやる気を出して店を後にした。可愛いサークレットを装着してウキウキしているようだ。
そういった経緯があり、リリアとブラックはクルセイダーの鎧をレンタルして装備している。リリアは聖騎士スタイルに弓とホウキを手にしている。ホワイトに輝く鎧に朱のクロスが入っている。背の高いリリアの見かけはかなり聖騎士っぽい。中身はどうかしらんが…
「重装備はやっぱり重いし暑いね。でも装備はばっちり、ヘルメットのバイザーさえ跳ね上げておけば弓の射撃にもほぼ影響なしね。ただ、音が出るから隠密行動は無理よね。何たって女性用はスタイル良いし、胸のアーマープレートがちゃんとリリアちゃんご自慢のバストでもフィットするように大きく作られてるのがいいよね」
正直、この装備で並んであるくリリアとブラックはなかなかの見栄えである。
街の人がどこかの上級騎士団か高貴な兵士様と眩しそうに振り返る。
リリアは何故かホウキを持っている… たいてい町の人は二度見する。
ルーダリアの城下町を出発して最初の村に着いたリリア達。
宿をとり、休憩した後、食堂で夕ご飯。リリア、ブラック、ディルとディルの護衛の四人とプラス、ホウキでテーブルを囲む。
「OK,皆そろったわね。 じゃ、ガーリックブレッド、ガーリックステーキ、マッシュルームとガーリックサラダ、フライドガーリック、ガーリックの丸焼き、ガーリックバター、スパイシーソーセージとカリカリガーリック添え、これをシェアプレート四人分でよろしくね」
リリアが食堂の女の子に注文する。
「なんか… ガーリックだらけすぎないか?」食べないはずのホウキのダカットでも驚く。
「外装、内装、両方から万全対策よ!それにバンパイア対策だから全部王国が払うのよねぇ。約束だものねぇ。ニンニクの摂取は有効なバンパイア対策だってマニュアルに記載されているものねぇ」
リリアはニコニコしながらディルを見る。ニコニコはしているが、目からビームが出ているぞ。
ディルは黙って座っている。表情に出さないのは貴族のたしなみらしい。
「はい、お待たせ、ガーリックブレッドとマッシュルームとガーリックサラダ、オリーブオイルは使います?」
店員が最初のラウンドを運んできた。
「いいっすね!うまそうっす」ブラックが笑顔。
「お客さん達、ニンニク料理だらけですね。これから吸血鬼退治?あっはっは」女の子が笑う。
「吸血鬼退治の前にお姉さんと夜の戦闘っす」ブラックが笑いながら答える。
「これだけ食べたらすごそうね。時間があるなら誘ってね」
女の子は悪戯っぽくウインクするとカウンターに戻っていった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる
街風
ファンタジー
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。
三歩先行くサンタさん ~トレジャーハンターは幼女にごまをする~
杵築しゅん
ファンタジー
戦争で父を亡くしたサンタナリア2歳は、母や兄と一緒に父の家から追い出され、母の実家であるファイト子爵家に身を寄せる。でも、そこも安住の地ではなかった。
3歳の職業選別で【過去】という奇怪な職業を授かったサンタナリアは、失われた超古代高度文明紀に生きた守護霊である魔法使いの能力を受け継ぐ。
家族には内緒で魔法の練習をし、古代遺跡でトレジャーハンターとして活躍することを夢見る。
そして、新たな家門を興し母と兄を養うと決心し奮闘する。
こっそり古代遺跡に潜っては、ピンチになったトレジャーハンターを助けるサンタさん。
身分差も授かった能力の偏見も投げ飛ばし、今日も元気に三歩先を行く。
僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
クラス最底辺の俺、ステータス成長で資産も身長も筋力も伸びて逆転無双
四郎
ファンタジー
クラスで最底辺――。
「笑いもの」として過ごしてきた佐久間陽斗の人生は、ただの屈辱の連続だった。
教室では見下され、存在するだけで嘲笑の対象。
友達もなく、未来への希望もない。
そんな彼が、ある日を境にすべてを変えていく。
突如として芽生えた“成長システム”。
努力を積み重ねるたびに、陽斗のステータスは確実に伸びていく。
筋力、耐久、知力、魅力――そして、普通ならあり得ない「資産」までも。
昨日まで最底辺だったはずの少年が、今日には同級生を超え、やがて街でさえ無視できない存在へと変貌していく。
「なんであいつが……?」
「昨日まで笑いものだったはずだろ!」
周囲の態度は一変し、軽蔑から驚愕へ、やがて羨望と畏怖へ。
陽斗は努力と成長で、己の居場所を切り拓き、誰も予想できなかった逆転劇を現実にしていく。
だが、これはただのサクセスストーリーではない。
嫉妬、裏切り、友情、そして恋愛――。
陽斗の成長は、同級生や教師たちの思惑をも巻き込み、やがて学校という小さな舞台を飛び越え、社会そのものに波紋を広げていく。
「笑われ続けた俺が、全てを変える番だ。」
かつて底辺だった少年が掴むのは、力か、富か、それとも――。
最底辺から始まる、資産も未来も手にする逆転無双ストーリー。
物語は、まだ始まったばかりだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる