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4th STAGE/国を渡ってゆかねばならぬのです。
284.現状㉑
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「まぁ、僕たちもそこに向かう予定だったし…、ね? 琴晴ちゃん。」
聡真くんに話しを振られ、
「え??」
「あ、うん。」
このような反応を示す私であります。
それによって、
「本当ですか?」
「ちなみに、アララト山に行った事は??」
嬉しそうに質問してくる“召喚士さん”です。
「ありますけど。」
短めに返した私に、
「でしたら、山から少し離れた所に、午後12時50分までに来てください。」
「よろしくお願いします。」
“召喚士さん”が改めて会釈します。
「分かりました。」
こう私が約束したところ、
「ありがとうございます!」
「それでは、後程。」
笑顔の“召喚士さん”を筆頭にした方々が去ろうとしました。
それを、
「待ってくれ。」
「1つ聞きたいことがある。」
暁斗くんが呼び止めます。
「はい?」
「なんでしょう??」
首を傾げた“召喚士さん”に、
「この国の“蘇生術士”を探しているんだが、何か知らないか?」
こう尋ねる暁斗くんです。
おっと。
すっかり忘れ……、そんな事はございません!!
重要案件なので!
誰です??
蘇生術士に関して頭から抜けていたのは?
…………。
すみません。
私です…。
いやだなぁ~、違うんですよぉー。
ループ前に[グランドバザール]で聞き込みしてみたものの情報を得られなかったので、つい、うっかり、というか。
……、重ね重ね申し訳ございません。
なんだか茶番な感じになってしまったのも含めて、お詫びします。
それでは気を取り直して。
本題に戻りましょう☆ミ
「私の友達の1人でしたが…。」
「ボスの手下たちに殺害されてしまいました。」
悲しさと悔しさが入り混じったかのような“召喚士さん”が、
「そういうのもあって、私は、必ずボスキャラを討伐したいのです。」
決意の表情となりました。
「すまない。」
「何も知らなかったとはいえ、辛いのを思い出させてしまって、悪かった。」
謝る暁斗くんに、
「いえいえ、平気ですから、頭を上げてください。」
“召喚士さん”が勧めます。
この流れで、
「絶対、倒そうね!!」
両手で〝グッ〟とガッツポーズする葵月ちゃんでした……。
[最神家イトコーズ]は、やや早めの昼食を摂っています。
トルコは現在AM11:50あたりです。
小一時間ほど過ごした我々は、通常の[転移の宝玉]で【テレポート】します。
なお、さっきのエネミーグループとのバトルで“LV.21”になっている私でした…。
10Mくらい先に団体が見えます。
ざっと200人はいるみたいで、皆さん既に装備を整えていらっしゃいました。
私達の右斜め前方より、
「こっちでぇ~す!」
“召喚士さん”が高く挙げた左手を〝ブンブン〟と振ります。
右手には、柄の長さ1Mらしき[武器]を持っていました。
そうした“召喚士さん”に我々が近づいたところ、
「もうすぐ出発しますよ。」
「ボスの居る麓までは、歩いて10分ぐらいです。」
このように伝えてこられたのです。
かくして、[戦闘モード]にチェンジする私たちでした―。
聡真くんに話しを振られ、
「え??」
「あ、うん。」
このような反応を示す私であります。
それによって、
「本当ですか?」
「ちなみに、アララト山に行った事は??」
嬉しそうに質問してくる“召喚士さん”です。
「ありますけど。」
短めに返した私に、
「でしたら、山から少し離れた所に、午後12時50分までに来てください。」
「よろしくお願いします。」
“召喚士さん”が改めて会釈します。
「分かりました。」
こう私が約束したところ、
「ありがとうございます!」
「それでは、後程。」
笑顔の“召喚士さん”を筆頭にした方々が去ろうとしました。
それを、
「待ってくれ。」
「1つ聞きたいことがある。」
暁斗くんが呼び止めます。
「はい?」
「なんでしょう??」
首を傾げた“召喚士さん”に、
「この国の“蘇生術士”を探しているんだが、何か知らないか?」
こう尋ねる暁斗くんです。
おっと。
すっかり忘れ……、そんな事はございません!!
重要案件なので!
誰です??
蘇生術士に関して頭から抜けていたのは?
…………。
すみません。
私です…。
いやだなぁ~、違うんですよぉー。
ループ前に[グランドバザール]で聞き込みしてみたものの情報を得られなかったので、つい、うっかり、というか。
……、重ね重ね申し訳ございません。
なんだか茶番な感じになってしまったのも含めて、お詫びします。
それでは気を取り直して。
本題に戻りましょう☆ミ
「私の友達の1人でしたが…。」
「ボスの手下たちに殺害されてしまいました。」
悲しさと悔しさが入り混じったかのような“召喚士さん”が、
「そういうのもあって、私は、必ずボスキャラを討伐したいのです。」
決意の表情となりました。
「すまない。」
「何も知らなかったとはいえ、辛いのを思い出させてしまって、悪かった。」
謝る暁斗くんに、
「いえいえ、平気ですから、頭を上げてください。」
“召喚士さん”が勧めます。
この流れで、
「絶対、倒そうね!!」
両手で〝グッ〟とガッツポーズする葵月ちゃんでした……。
[最神家イトコーズ]は、やや早めの昼食を摂っています。
トルコは現在AM11:50あたりです。
小一時間ほど過ごした我々は、通常の[転移の宝玉]で【テレポート】します。
なお、さっきのエネミーグループとのバトルで“LV.21”になっている私でした…。
10Mくらい先に団体が見えます。
ざっと200人はいるみたいで、皆さん既に装備を整えていらっしゃいました。
私達の右斜め前方より、
「こっちでぇ~す!」
“召喚士さん”が高く挙げた左手を〝ブンブン〟と振ります。
右手には、柄の長さ1Mらしき[武器]を持っていました。
そうした“召喚士さん”に我々が近づいたところ、
「もうすぐ出発しますよ。」
「ボスの居る麓までは、歩いて10分ぐらいです。」
このように伝えてこられたのです。
かくして、[戦闘モード]にチェンジする私たちでした―。
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