JK LOOPER

ネコのうた

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4th STAGE/国を渡ってゆかねばならぬのです。

277.異国にて⑥

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お昼になるので、それぞれ、お家に帰りました。

ここから約三時間が経ち、玄関先に再集結する[モガミーズ]です。

なお、PM14:58あたりになっています。

全員が[戦闘モード]にチェンジしたところで、[転移の宝玉・改]を出現させる私です。

そうして、親族に見送ってもらうなか、[トルコ]に【テレポート】するのでした…。


我々の目には、ある建物が映っております。

「これって?」

首を軽く傾げた葵月はづきちゃんに、

「あー、……、“ヌールオスマニエ”とかいう名称だったかな?」
「ま、“門”だよ。」
「この近くに“グランドバザール”というのがあって、両替や買い物に飲食ができる。」

聡真そうまくんが伝えます。

大半のメンバーが〝へぇー〟と理解を示した流れで、

「そろそろ時間だから、陣形を整えない?」

咲凛えみりちゃんが促しました。

ちなみに、今朝のうちに聡真くんが決めてくれていた新しいフォーメーションは…、

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

            陽斗はるとくん    咲凛えみりちゃん

        壱紀かずきくん             琴晴ことは

                 利勇りお

            聡真そうまくん    琴音ことね

        葵月はづきちゃん          月媛ひかりちゃん

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

このような感じになっています☆

各自が定められた位置に着いたタイミングで、登場する“人外グループ”です。

エネミーの半数ほどが争いだすなか、琴音ことねが私達に【恩恵】を施します。

更には、向かって来る数十体の敵に【閃光】を発しました。

周囲では他の方々もバトルを開始しています。

そういった状況で、【真空砲しんくうほう】を扱ってみる咲凛ちゃんです。

確かに【見えない空気玉】が1つ放たれたらしく、腹部に〝ドンッ!〟と当たった“リザードマン”がダメージを負うのと共に後ろへと弾かれました。

私が[武闘家]だったときにゲットしていれば、どれだけ戦いがラクになった事でしょう。

なんとも羨ましい限りです。

いえ、図に乗りやすい私は、きっと無駄に使いまくって、【魔力切れ】を起こすに違いありません。

冷静な咲凛ちゃんであれば、変な失敗はないので、誰もが安心していられます☆ミ

一方、私は【黄炎こうえん】を試している最中です。

少し余談になるかもしれませんが、これまでに【赤炎せきえん】【白炎びゃくえん】【蒼炎そうえん】を得てきました。

それらは段階を踏むごとに威力を増しています。

このため、現時点では〝黄炎が最も強い〟のです♪

さておき。

順調に人外を倒していく私たちでした……。


およそ30分が過ぎ、エネミーを殲滅しています。

全員が[私服]に戻ったところで、

「じゃ、移動しよう。」

そのように勧める聡真くんでした―。
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