JK LOOPER

ネコのうた

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4th STAGE／国を渡ってゆかねばならぬのです。

264.地元でのバトル⑪

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聡真そうまくんは、武器を[ショットガン]に変更しています。

本人から事前に受けていた説明によれば、射程範囲は50Mなのだそうです。

弾丸は〝スラッグもしくはスラグと呼ばれているもの〟とのことでした。

それは“1発玉”あるいは“1粒弾”だそうで、〝散弾しないタイプ〟らしいです。

ターミネー……の2ツーで用いられていた物で、かなりの威力があり、“鉄鋼ゴーレム”にも有効であります。

これ以外には、

「手榴弾。」

聡真くんが呟くと、実物が現れました。

眼前の宙に浮いているそれ・・を左手で掴んだ聡真くんが、口でピンを抜きます。

基本的には、空中の“天使”や“ガーゴイル”に投げていました。

一方、私は、【十連撃】を試しております。

[戟げき]での“突き／振り／払い”に、“パンチ／手刀／肘鉄／膝蹴り／キック／etc.”といった感じです。

他のメンバーも何かしらの【スキル】や【魔法】を使っていました。

こうして、琴音ことねによる【恩恵】と【閃光】がタイムリミットを迎えます。

視力が戻った仏は、かなりの足の速さです。

葵月はづきちゃんが矢を射いるも、避けられてしまいました。

「ならば！」

と、葵月ちゃんが新スキル【パースート・アロウ追撃の矢】を扱います。

31本に分裂しながら飛ぶ矢は、どれもが躱されたとしても、途中で〝ギュンッ！！〟とUターンして、敵にヒットする仕組みです。

道路に着地したガーゴイルの数体が、それぞれに自分の全身を石化しました。

この状態では動けないようなので、防御を優先しているのでしょう。

しかしながら、爆発系に弱いらしく、聡真くんの[手榴弾]であったり、月媛ひかりちゃんの【エクスプロージョン・ボール】が、通用しています。

あと、壱紀かずきくんの【デストロイ破壊】も☆ミ

なお、月媛ちゃんによる【爆発の玉】は、現在、直径3Mとなっております。

なので、私たちの側ではあまり使ってもらいたくない今日この頃です。

巻き込まれかねないため（汗）

さて…。

[槍]の“リザードマン”は、最大直径2M×長さ4Mあたりの【歪いびつな氷】を放ってきました。

背丈1.5Mの蚊に刺されている間は力が抜けていきます。

“女性の上半身＋木製片輪”といった姿で炎を発し続けているエネミーは、おそらく“日本の妖怪”でしょう。

当然の如く【火炎】を噴射します。

“鵺ぬえ”というエネミーは、体から数十の【雷】を発しました。

40、いえ、50はあるかもしれません。

一瞬の事なので、正確には不明ですが……。

天使はというと、勿論、指先で【ビーム】を扱います。

こうしたなか、

「おんけい！」
「アンドッ。」
「せん光！！」

再び補助してくれる我が妹です♪

おかげでバトルが改めてラクになってはいきますが、ステージが変わったばかりで初見のエネミーが多いため、なかなかに手こずらされる[モガミーズ]でした…。

戦い始めてから50分ほどが経とうかとしています。

どうにか“人外集団”を倒しきりました。

それによって、私は、レベルが2つ上がり、“27”となっております⤴

私を除いた皆は動きがありませんでした。

いずれにせよ。

「お家に帰ろうか。」

こう述べて、[転移の宝玉]を選択する私でした―。

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