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4th STAGE/国を渡ってゆかねばならぬのです。
258.寺院奪還戦➄
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[9M級のボス]によって放たれた【ビーム】が、“蘇生術士さん”の胸部から上にヒットしました。
そうした男性が、
「ぐはッ!!」
吐血しながら、仰向けになっていきます。
この真後ろにいた別の男性も巻き添えになったようで、共に倒れました。
そちらは、僧侶らしき“袈裟”に“鉄製の防具”を装備しているみたいです。
こうした格好の方は“タイにおける回復職”であります。
なにはともあれ。
二人の側にいる“女性戦士さん”が[ポーション]を出現させました。
その方が急ぎ蓋を開けようとするなか、例の如く宙で跳ねた[ボスキャラ]が、蘇生術士さんたちへと落下したのです。
「危ない!」
私が知らせたのも虚しく、蘇生術士さんなどが〝ズドオォンッ!!!!〟と踏み付けられてしまいました。
誰もが〝なッ?!!〟と動きを止めたなか、[ボス仏]が空中へと浮いてゆきます。
こうして、地上5Mあたりでストップした[神下九部衆の一柱]が、
「……、ふむ。」
「絶命したみたいですね。」
〝ニヤァ~〟と邪悪な笑みを浮かべたのです。
タイの人々が、ちらほら、「そんな…」と膝から崩れ落ちます。
私なども呆然としていたところへ、
「皆さんを、あの世に送ってさしあげなさい。」
どこか愉快そうに指示する[ボス]でした。
それによって、〝ハッ!〟とした聡真くんが、
「残念な事態になってしまったけど、最後まで戦おう。」
「ボスキャラを消滅させなければ、タイで被害が広まっていきかねないから。」
決意を込めた面持ちで、親族に告げたのです。
各自が頷いて応じるなか、
「よぉーしッ、やってやる!!」
「覚悟しやがれってんだ!」
利勇が[ボス仏]を睨みます。
こうした最中に、至る所で“迦楼羅の群れ”が、【火炎】を吹いたり、突撃を始めました。
それだけでなく、“ボスの配下”になっている人達も、改めて動きだしたのです。
このような状況で、[ボスキャラ]が更に昇っていきます。
おそらくは、再び〝高みの見物〟をするつもりなのでしょう。
そうしたなかで、バトルが繰り広げられてゆくのでした…。
およそ10分が経っています。
敵も味方も、半数ほどが亡くなったようです。
こうしたところで、[ボス仏]が下降しながら、
「拮抗するとは、情けないですね。」
「仕方ないので、私も参加しましょう。」
「遺体が新鮮なうちに食したいですからねぇ~。」
下品に〝ずりゅッ〟と舌なめずりしました。
そのキモさに〝ゾッ〟としてしまう私です。
これと同時に、葵月ちゃんが嫌そうに〝うッわぁー〟と声を漏らします。
他のメンバーも少なからず引いてるみたいです。
しかしながら、
「気合を入れ直そう!!」
壱紀くんに鼓舞されて、呼吸を整える[最神家イトコーズ]でした―。
そうした男性が、
「ぐはッ!!」
吐血しながら、仰向けになっていきます。
この真後ろにいた別の男性も巻き添えになったようで、共に倒れました。
そちらは、僧侶らしき“袈裟”に“鉄製の防具”を装備しているみたいです。
こうした格好の方は“タイにおける回復職”であります。
なにはともあれ。
二人の側にいる“女性戦士さん”が[ポーション]を出現させました。
その方が急ぎ蓋を開けようとするなか、例の如く宙で跳ねた[ボスキャラ]が、蘇生術士さんたちへと落下したのです。
「危ない!」
私が知らせたのも虚しく、蘇生術士さんなどが〝ズドオォンッ!!!!〟と踏み付けられてしまいました。
誰もが〝なッ?!!〟と動きを止めたなか、[ボス仏]が空中へと浮いてゆきます。
こうして、地上5Mあたりでストップした[神下九部衆の一柱]が、
「……、ふむ。」
「絶命したみたいですね。」
〝ニヤァ~〟と邪悪な笑みを浮かべたのです。
タイの人々が、ちらほら、「そんな…」と膝から崩れ落ちます。
私なども呆然としていたところへ、
「皆さんを、あの世に送ってさしあげなさい。」
どこか愉快そうに指示する[ボス]でした。
それによって、〝ハッ!〟とした聡真くんが、
「残念な事態になってしまったけど、最後まで戦おう。」
「ボスキャラを消滅させなければ、タイで被害が広まっていきかねないから。」
決意を込めた面持ちで、親族に告げたのです。
各自が頷いて応じるなか、
「よぉーしッ、やってやる!!」
「覚悟しやがれってんだ!」
利勇が[ボス仏]を睨みます。
こうした最中に、至る所で“迦楼羅の群れ”が、【火炎】を吹いたり、突撃を始めました。
それだけでなく、“ボスの配下”になっている人達も、改めて動きだしたのです。
このような状況で、[ボスキャラ]が更に昇っていきます。
おそらくは、再び〝高みの見物〟をするつもりなのでしょう。
そうしたなかで、バトルが繰り広げられてゆくのでした…。
およそ10分が経っています。
敵も味方も、半数ほどが亡くなったようです。
こうしたところで、[ボス仏]が下降しながら、
「拮抗するとは、情けないですね。」
「仕方ないので、私も参加しましょう。」
「遺体が新鮮なうちに食したいですからねぇ~。」
下品に〝ずりゅッ〟と舌なめずりしました。
そのキモさに〝ゾッ〟としてしまう私です。
これと同時に、葵月ちゃんが嫌そうに〝うッわぁー〟と声を漏らします。
他のメンバーも少なからず引いてるみたいです。
しかしながら、
「気合を入れ直そう!!」
壱紀くんに鼓舞されて、呼吸を整える[最神家イトコーズ]でした―。
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