JK LOOPER

ネコのうた

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4th STAGE/国を渡ってゆかねばならぬのです。

247.艋舺公園での攻防戦・結ぶ

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ボスが【炎】を放ちます。

ほぼ同時に、

風斬ふうざん!」

私は【スキル】を、

「こおりぃーッ!!」

月媛ひかりちゃんが【魔法】を、発動したのです。

それらが【ほのお】に直撃して、相殺しました。

煙が巻き起こるなか、

「ぬぅッ!」

火鳥かちょうが忌々しそうにします。

そんなことはお構いなしに、

「ライト・ビーム!!」

灯火あかりの光線】を飛ばす琴音ことねです。

これ・・が左脛に当たったボスキャラが、

「ぐおッ!」

ダメージを追いながら、うつ伏せで倒れました。

流石は我が妹…、いつもながらに躊躇ちゅうちょも容赦もありません!!

「おのれッ!」

立とうとするボスに、[討伐チーム]の半数ほどが攻撃を再開していきます。

残りの人たちは、以津真天いつまでらと戦闘中・・・です。

……、いえ、決して、“バトルボール”を投げっこしいるわけではありませんので、あしからず☆彡

…………。

と、まぁ、私が茶目っ気を発揮しているうちに、突進した[近距離タイプ]の方々へと、またしても火鳥が【炎】を吐きました。

それによって、“対ボスキャラのグループ”の三割ぐらいが燃えてしまいます。

誰もが警戒してストップしまったところで、ボスが悠々と起き上がったのです。

こうした火鳥が、周囲に睨みを利かします。

隙を窺い合うなか、包まれていく緊張感を破ったのは、ライフルを撃った聡真そうまくんです。

その弾丸が右足にヒットするなり、

「ぃぎッ?!!」

ボスキャラが左膝を地に着きました。

どうやら、陽斗はるとくん&壱紀かずきくんによって傷を負わされていた箇所に命中したみたいです。

「おぉ~、偶然だけど、ラッキー。」

こう呟いた聡真くんが、

「さ、畳みかけよう。」

親族を促します。

〝ん!〟と頷き、新たに【スキル】や【魔法】を用いる我々です。

それに“同じグループ”の人達も続いてくれました…。


二分くらいのバトルの末に、とどめとなったのは、壱紀くんの【地走ちばしり】です。

[四魔大将よんまたいしょう一柱ひとはしら]が粒子となって消えゆくなか、私の脳内に『あなたのレベルが上がりました』とのアナウンスが十回ほど響きました。

なお、他の皆も幾らかUPしたみたいです。

ボスが遺した[金塊]と[転移の宝玉・改]が、リーダーである私のイベントリに自然と収納されます。

何はともあれ。

50体ぐらいまでに減っていた以津真天たちが退散を始めました。

しかしながら、[騎士]の方々が【挑発】を使ってがしません。

更には、“ジャッジメント審判者さん”が【拘束】を扱います。

ちなみに、人間側は四割ほどが亡くなっているみたいです。

こうした状況で、エネミーらを殲滅していく[討伐チーム]でした……。


全員が[私服]にチェンジした流れで、

「ありがとうございます。」
「おかげさまで、この地域から〝大きな脅威〟が去りました。」

“黒色短髪の男性”を中心に、お役所の人達が頭を下げて、感謝してくれます。
 
そこからは、報酬が支払われていきました。

一人につき日本円で10万くらいだそうです。

…まぁ、台湾紙幣なんですけどね。

「こっちで換金できる所に寄ってから、神里町かみさとちょうに戻ろうか。」

聡真くんの提案に、

「そうしよう!!」

我先に応じたのは、葵月はづきちゃんであります☆

あまりの食いつきの良さに、おもわず笑ってしまう親族でした―。


★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

現時点でのモガミーズ

【騎士】の琴晴ことは = LV.26

【巫女】の琴音ことね = LV.35

【戦士】の壱紀かずき = LV.34

【魔女】の月媛ひかり = LV.31

【剣士】の陽斗はると = LV.30

【機工士】の聡真そうま = LV.29

【弓使い】の葵月はづき = LV.28
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