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4th STAGE/国を渡ってゆかねばならぬのです。
220.プログレス
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[私服モード]へとチェンジして、それぞれが、
「ただいまぁー。」
といった具合に、“畳敷きの広間”へと足を運んだら、
「またループしたのか??」
父親が眉を段違いにしました。
この状況…、もはや恒例となっておりますw
「いやいやいやいや~、今回はボスキャラを倒しての凱旋だよ。」
私が伝えたところ、
「そうなの?」
葵月ちゃんが窺ってきたのです。
パーティメンバーが頷いて肯定した流れで、月媛ちゃんが、姉にあたる葵月ちゃんに、[高千穂神社]での事を興奮気味で伝えていきます。
ただし、〝ズガァーン!〟とか〝ボォーンッ!!〟といった擬音が殆どだったので、葵月ちゃんは意味が分からず困惑していました。
それでも、身振り手振りで熱く語る妹を止めることなど出来ない葵月ちゃんでした☆
母親が配ってくれた麦茶を飲んだ我々は、ひと息ついております。
「そうだ。」
「ゲットした“ボスの武器と防具”を渡しておこう。」
ふと思い出して促した私は、
「僕達で分担したぐらいだから、二人の“アイテムボックス”には入りきれないかもよ。」
聡真くんに指摘されたのです。
「あぁー、……、じゃあ、どうしよう??」
首を傾げた私に、
「どれくらいの大きさなんだ?」
暁斗くんが訊ねます。
「んん~、なんと言うか…。」
私が返答に困ったところ、代わりに説明してくれる聡真くんでした……。
話しを聞き終えて、
「結構な重さみたいだな。」
このように呟いた父が、
「とりあえず、剣と鎧を、一人ずつ貰うとして…。」
「残りのパーツは、庭に“養生シート”でも敷いて、その上に置いておくか。」
そう提案したものの、
「雨が降ったときに困るんじゃないかしら??」
母にストップを掛けられたのです。
これによって、
「だとすれば……。」
「もう使っていないテントが有っただろ?」
「5人用の。」
「あれを張って、中に収納しておこう。」
方針を固める父親でした。
お庭に設置された[白色のテント]には、“兜/肩当て/籠手/腿当て/脛当て”が並べられたのです。
ちなみに、剣は父が、鎧は暁斗くんが、受け取っています。
「あと、“金塊”があるんだけど。」
そう告げた私は、自身の[イベントリ]を確認しました。
この結果、“60g”だという事が判明したのです。
「さすがに、それは、直に預かるべきだな。」
そう述べた父親の[アイテムBOX]へと“金塊”を送る私でした。
作業が済んだタイミングで、
「他に“青い宝玉”がなかった??」
聡真くんが尋ねてきます。
「ああ、うん。」
「ちょっと待って。」
このように返した私が、[画面]をチェックしながら、
「“転移の宝玉・改”だって。」
「えぇ~っと…、〝これを用いれば、今までに訪れたことのない場所へテレポートできる〟〝それが例え海外だったとしても〟〝他の国に赴いた際には、現地の言葉を理解できる能力が付与され、自動的に発せられる〟〝なお、宝玉は一度きりしか扱えない〟て、書いてある。」
そう読み上げたところ、
「希望が見えてきたね。」
壱紀くんが微笑みました。
「で?」
「どの国に行くの??」
なんだか〝ワクワク〟した様子で質問してきたのは、陽斗くんであります。
これに対して、
「闇雲に選ぶのは、やめておいたがいいだろうしなぁ。」
聡真くんが〝うーむ〟と悩みだしたのです。
〝どうしたものかしらん?〟と私も考えていたら、
「姉ちゃん。」
「手紙が届いたぞ。」
縁側より弟の利勇が声をかけてきました。
「おぉー!」
「ナァーイス!!」
都合のいい展開に喜んだ私は、すぐさま内容に目を通していきます。
それによると……、
まずはアジア圏内で慣れるが良かろう
そなたらが出向いてみたい所であれば何処でも構わん
もし不安であれば親日家が多そうな国にいたせ
との事でした。
こうして、会議が開かれる運びとなったのです―。
「ただいまぁー。」
といった具合に、“畳敷きの広間”へと足を運んだら、
「またループしたのか??」
父親が眉を段違いにしました。
この状況…、もはや恒例となっておりますw
「いやいやいやいや~、今回はボスキャラを倒しての凱旋だよ。」
私が伝えたところ、
「そうなの?」
葵月ちゃんが窺ってきたのです。
パーティメンバーが頷いて肯定した流れで、月媛ちゃんが、姉にあたる葵月ちゃんに、[高千穂神社]での事を興奮気味で伝えていきます。
ただし、〝ズガァーン!〟とか〝ボォーンッ!!〟といった擬音が殆どだったので、葵月ちゃんは意味が分からず困惑していました。
それでも、身振り手振りで熱く語る妹を止めることなど出来ない葵月ちゃんでした☆
母親が配ってくれた麦茶を飲んだ我々は、ひと息ついております。
「そうだ。」
「ゲットした“ボスの武器と防具”を渡しておこう。」
ふと思い出して促した私は、
「僕達で分担したぐらいだから、二人の“アイテムボックス”には入りきれないかもよ。」
聡真くんに指摘されたのです。
「あぁー、……、じゃあ、どうしよう??」
首を傾げた私に、
「どれくらいの大きさなんだ?」
暁斗くんが訊ねます。
「んん~、なんと言うか…。」
私が返答に困ったところ、代わりに説明してくれる聡真くんでした……。
話しを聞き終えて、
「結構な重さみたいだな。」
このように呟いた父が、
「とりあえず、剣と鎧を、一人ずつ貰うとして…。」
「残りのパーツは、庭に“養生シート”でも敷いて、その上に置いておくか。」
そう提案したものの、
「雨が降ったときに困るんじゃないかしら??」
母にストップを掛けられたのです。
これによって、
「だとすれば……。」
「もう使っていないテントが有っただろ?」
「5人用の。」
「あれを張って、中に収納しておこう。」
方針を固める父親でした。
お庭に設置された[白色のテント]には、“兜/肩当て/籠手/腿当て/脛当て”が並べられたのです。
ちなみに、剣は父が、鎧は暁斗くんが、受け取っています。
「あと、“金塊”があるんだけど。」
そう告げた私は、自身の[イベントリ]を確認しました。
この結果、“60g”だという事が判明したのです。
「さすがに、それは、直に預かるべきだな。」
そう述べた父親の[アイテムBOX]へと“金塊”を送る私でした。
作業が済んだタイミングで、
「他に“青い宝玉”がなかった??」
聡真くんが尋ねてきます。
「ああ、うん。」
「ちょっと待って。」
このように返した私が、[画面]をチェックしながら、
「“転移の宝玉・改”だって。」
「えぇ~っと…、〝これを用いれば、今までに訪れたことのない場所へテレポートできる〟〝それが例え海外だったとしても〟〝他の国に赴いた際には、現地の言葉を理解できる能力が付与され、自動的に発せられる〟〝なお、宝玉は一度きりしか扱えない〟て、書いてある。」
そう読み上げたところ、
「希望が見えてきたね。」
壱紀くんが微笑みました。
「で?」
「どの国に行くの??」
なんだか〝ワクワク〟した様子で質問してきたのは、陽斗くんであります。
これに対して、
「闇雲に選ぶのは、やめておいたがいいだろうしなぁ。」
聡真くんが〝うーむ〟と悩みだしたのです。
〝どうしたものかしらん?〟と私も考えていたら、
「姉ちゃん。」
「手紙が届いたぞ。」
縁側より弟の利勇が声をかけてきました。
「おぉー!」
「ナァーイス!!」
都合のいい展開に喜んだ私は、すぐさま内容に目を通していきます。
それによると……、
まずはアジア圏内で慣れるが良かろう
そなたらが出向いてみたい所であれば何処でも構わん
もし不安であれば親日家が多そうな国にいたせ
との事でした。
こうして、会議が開かれる運びとなったのです―。
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