JK LOOPER

ネコのうた

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3rd STAGE/海を越えねばならぬのです。

203.新たな段階

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通行料を支払って、マイクロバスは[関門かんもんトンネル]を通過していきます。

【神官】のカズヒコさんによれば、〝トンネルや地下には結界が張れる〟そうです。

そんな小話を挟みつつ、やって来たるは、大分県であります。

車は、ここから、ある飲食店を目指したのでした…。


マイクロバスが駐車場に停まったところで正午になったようです。

辺りに、人外どもが現れました。

いつもの如く、[一般職]の方々を残して、[戦闘職]と[ユニーク職]が外に出ます。

そこからは、お店を中心に周辺のエネミーを殲滅していったのです。


PM12:40あたりに、一同は屋内へと足を運びました。

雰囲気としては“レトロな喫茶店”といった感じです。

誰もが注文を済ませた後に、

「皆、ちょっといい?」
「これからの事なんだけど……。」

【機工士】のユウジさんが、全員を見回しました。

「なんだい??」

勇者さんが軽く首を傾げたら、

「僕たちは、そろそろ、長崎に向かうべきじゃないかな?」
「なので…、彼女らとは、ここで別れよう。」

このように返したのです。

ユウジさんの意見に、

「成程です。」
「了解しました。」

私が納得したところで、

「じゃあ、宮崎への電車を調べとくよ。」

壱紀かずきくんが立候補してくれました。

どちらかといえば、そういうのが苦手な私にとっては、正直、助かります♪

とにもかくにも。

テーブルに届けられたサイコロステーキセット・オムライスAセット・三元ぶたとんかつ定食・ハンバーグプレートなどを、各自、堪能したのです。

デザートも、コーヒーゼリー/フルーツパフェ/アイスクリーム/プリンアラモードといった具合に、さまざまでした☆


およそ一時間後に、最寄りの“別府大学駅”まで送ってもらった[最神家もがみけイトコーズ]です。

「いつかまた再会することがあったなら、よろしくな!」

こう述べたアケミさんに、

「あ、はい。」
「こちらこそ。」

お辞儀する私でありました。

「じゃあねぇー!!」

「バイバーイ!」

琴音ことね月媛ひかりちゃんを軸に、全員が手を振り合います。

そうして、マイクロバスが、駅から離れていったのです……。


約1時間15分後に、一旦、“臼杵うすき駅”を降りて、近くのカフェで休憩しました。

これは、なかでも特に[ちびっ子コンビ]が飽きたりしないようにと、壱紀くんが配慮してくれたものです。

そんなこんなで、PM15:45までに駅へと戻り、改めて電車に乗った我々であります。


目的地へと進むなか、PM16:40を過ぎた頃に、

『戦闘職の半数がレベル20を超えたので、サードステージへと移行します。』
『次回からは、より強い存在が出現します。』
『サードステージ開催の予定時刻5分前までには、お伝えしますので、暫く、お待ちください。』

“例の女性”の声が、脳内に流れたのです。

「聞こえた? 今の。」

陽斗はるとくんが確認し、皆が頷きます。

もはや勇者さん達と共闘できなくなっているというのに…、このタイミングで“STAGE”が変わる事に不安しかない私でした―。


★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

現時点でのモガミーズ

【機工士】の琴晴ことは = LV.15

【巫女】の琴音ことね = LV.24

【戦士】の壱紀かずき = LV.23

【魔女】の月媛ひかり = LV.19

【剣士】の陽斗はると = LV.17
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