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3rd STAGE/海を越えねばならぬのです。
194.厳島神社での攻防戦③
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私たちは、[平舞台]に訪れています。
誰もが〝キョロ キョロ〟と見回すなか、
「敵が居ませんね。」
私が呟いたところ、
「ええ。」
「それと…、入口から突入した筈の方々も、まだ来ていないみたいです。」
“青髪ウィッグ”のカズヒコさんが述べました。
「もしかして、残りの半魚人どもは、全員、あっちに行ってるのか??」
そのような疑問を投げかけたのは“スポーツ刈りで日焼けマッチョ”のサトシさんです。
“黒髪サラサラショートかつインテリメガネ”のリョウさんが、
「……、或いは、海中に潜んでいるかもしれないので、気を付けましょう。」
こう注意を促したその時でした。
あちらこちらから〝ザッパァーン!〟と、サハギンの雑兵らが、海から舞台に飛び乗ってきたのは。
総勢で240体は存在しています。
この不意打ちに[討伐隊西班]がプチパニックとなっていくなか、
「恩恵!!」
カズヒコさんが自身のパーティーに“ステータス倍増”を施したのです。
〝はッ!〟とした私が、
「琴音!!」
声をかけたら、すぐに意図を理解してくれたようで、
「おんけい!」
我が妹も発動してくれました。
それによって、他の【神官】や【巫女】の人達も、同じ魔法を使いだしたところで、[サハギン集団]が一斉に襲い掛かってきたのです。
乱闘が展開されていくなかで、もう一つの[人間グループ]が、こちらに合流しようと駆けてきます。
そのメンバーに対して、平舞台の東側の水中より〝ザザ―ッ〟と現れたボスキャラが、直径30㎝でコバルトブルーの【光線】を口から放ったのです。
これが〝ズォウッ!!〟と直撃した5人ぐらいが、倒れてしまいました。
まさかの事態に足を止めてしまった討伐隊東班を、ボスが[三又銛]で〝バンッ!〟と叩きます。
更には、4Mの長さがあろう“銛”を、ゴルフかのようにスイングして、10名ほどを宙に払ったのです。
そういった光景が目に映ったらしい“赤髪ウィッグ”のアケミさんが、
「このッ!!」
[ストラッシュ]を扱うべく、ご自分の剣に“白雷”を纏わせていきます。
しかし、近くの半魚人が“1.5Mくらいの一本銛”で突いてきたのです。
「ぬおッ?!」
咄嗟に反応した勇者さんは、ソードを右から左に払い、〝ガギィンッ!〟と防ぎました。
なお、私は、仲間に当たらないようにピストルを幾度も撃って、[半魚人家臣団]の何匹かにダメージを与えていっております。
この間に、[6M級のサハギン]が、再び【ビーム】を放射する体勢になったのです。
東班は、恐怖に陥っているのか? 動けずにいました。
どうにか救援してあげたいところではありますが、私の拳銃では、距離的に弾丸が届きそうにありません。
あちらのチームが壊滅しかねない状況に、焦りや不安が生じた私の側で、“ウルフカット”のユウジさんがライフルを用いて、ボスキャラの右太腿に傷を負わせたのです。
「ぐぅ~ッ。」
低く唸った[ボスサハギン]が、眉間にシワを寄せつつ、我々の方へと身体の向きを変えました。
どうやら、こちらを先に倒そうと定めたらしく、【光線】を発するために、改めて開口したのです―。
誰もが〝キョロ キョロ〟と見回すなか、
「敵が居ませんね。」
私が呟いたところ、
「ええ。」
「それと…、入口から突入した筈の方々も、まだ来ていないみたいです。」
“青髪ウィッグ”のカズヒコさんが述べました。
「もしかして、残りの半魚人どもは、全員、あっちに行ってるのか??」
そのような疑問を投げかけたのは“スポーツ刈りで日焼けマッチョ”のサトシさんです。
“黒髪サラサラショートかつインテリメガネ”のリョウさんが、
「……、或いは、海中に潜んでいるかもしれないので、気を付けましょう。」
こう注意を促したその時でした。
あちらこちらから〝ザッパァーン!〟と、サハギンの雑兵らが、海から舞台に飛び乗ってきたのは。
総勢で240体は存在しています。
この不意打ちに[討伐隊西班]がプチパニックとなっていくなか、
「恩恵!!」
カズヒコさんが自身のパーティーに“ステータス倍増”を施したのです。
〝はッ!〟とした私が、
「琴音!!」
声をかけたら、すぐに意図を理解してくれたようで、
「おんけい!」
我が妹も発動してくれました。
それによって、他の【神官】や【巫女】の人達も、同じ魔法を使いだしたところで、[サハギン集団]が一斉に襲い掛かってきたのです。
乱闘が展開されていくなかで、もう一つの[人間グループ]が、こちらに合流しようと駆けてきます。
そのメンバーに対して、平舞台の東側の水中より〝ザザ―ッ〟と現れたボスキャラが、直径30㎝でコバルトブルーの【光線】を口から放ったのです。
これが〝ズォウッ!!〟と直撃した5人ぐらいが、倒れてしまいました。
まさかの事態に足を止めてしまった討伐隊東班を、ボスが[三又銛]で〝バンッ!〟と叩きます。
更には、4Mの長さがあろう“銛”を、ゴルフかのようにスイングして、10名ほどを宙に払ったのです。
そういった光景が目に映ったらしい“赤髪ウィッグ”のアケミさんが、
「このッ!!」
[ストラッシュ]を扱うべく、ご自分の剣に“白雷”を纏わせていきます。
しかし、近くの半魚人が“1.5Mくらいの一本銛”で突いてきたのです。
「ぬおッ?!」
咄嗟に反応した勇者さんは、ソードを右から左に払い、〝ガギィンッ!〟と防ぎました。
なお、私は、仲間に当たらないようにピストルを幾度も撃って、[半魚人家臣団]の何匹かにダメージを与えていっております。
この間に、[6M級のサハギン]が、再び【ビーム】を放射する体勢になったのです。
東班は、恐怖に陥っているのか? 動けずにいました。
どうにか救援してあげたいところではありますが、私の拳銃では、距離的に弾丸が届きそうにありません。
あちらのチームが壊滅しかねない状況に、焦りや不安が生じた私の側で、“ウルフカット”のユウジさんがライフルを用いて、ボスキャラの右太腿に傷を負わせたのです。
「ぐぅ~ッ。」
低く唸った[ボスサハギン]が、眉間にシワを寄せつつ、我々の方へと身体の向きを変えました。
どうやら、こちらを先に倒そうと定めたらしく、【光線】を発するために、改めて開口したのです―。
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