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3rd STAGE/海を越えねばならぬのです。
189.機工士というもの・ぜんぺん
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宙に出現したのは、電気工事の業者さんが着けていそうな“腰道具”です。
私が両手で取ったところ、〝ズシリ〟とした重さが伝わり、
「ぅわッ!!」
危うく落としそうになりました。
これを、そっと畳に置いて、確認してみたら、ニッパーやらトンカチなどが備え付けられていたのです。
それらの工具のなかで、ケース状のホルダーに納められている物を、銃かと思って掴んだところ、[電動ドリル]でした☆
「ん??」
「武器は?」
私が首を傾げたタイミングで、眼前に“薄型の画面”が自動的にオープンされたのです。
目を通してみたら…、
▲初めての方へ▲
まずは、初心者向けのピストルを作成してみましょう。
現時点では下記の二つが可能です。
ワルサーP38
※日本人に馴染み深い某怪盗が愛用している銃
ワルサーP99ASコンパクト
※女性にオススメの銃
このように書かれていました。
「え?!」
「自分で作んないといけないの??」
初めて知った事実に、機械オンチを自負している私は、〝ムムムムムッ〟と頭を悩ませます。
とは言え。
やらないことには始まらないので、“女性にオススメ”となっている[ワルサーP99ASコンパクト]の文字を指先で触れたのです。
すると、画面が消えるなり、“アンティークな木箱”が現れました。
座卓の上で、箱を開けてみたところ、組み立てる前のピストルが入っていたのです。
「いや。」
「さすがに、分か……る?」
「あれ??」
「何をどうすればいいのか、私、知ってるんだけど。」
「なんで?」
目を丸くする私に、
「〝そういうジョブだから〟って事だろう。」
「俺らの“錬金術師”や、葵月たちの“裁縫師”に、うちの親父の“修復士”とかは、作業の工程が自然と脳内に浮かぶからな。」
暁斗くんが教えてくれました。
私が〝へぇー〟と感心していたら、
「ではでは。」
「早速ではありますが…、機工士用の防具を完成させていきますか!」
葵月ちゃんが、いつものメンバーを促したのです。
「じゃあ、私は、銃を……、あ、その前に。」
「ハルくんに“剣士”をレクチャーしとくよ。」
そう判断した私は、陽斗くんに説明していきました…。
2~3分が経ち、伝え終えたところで、次男さん夫婦&陽斗くんや、壱紀くんと月媛ちゃん兄妹が、一旦、帰宅することになったのです。
〝機工士の装備品が出来あがるのに、およそ1時間半は掛かるだろう〟との、我が父の計算によって。
お見送りを済ませた流れで、私と琴音は、脱衣所に足を運び、洗濯物を出しておきました。
これは、帰省した際の恒例となっております。
そんなこんなで、居間へと戻った私は、武器の作成を開始したのです―。
私が両手で取ったところ、〝ズシリ〟とした重さが伝わり、
「ぅわッ!!」
危うく落としそうになりました。
これを、そっと畳に置いて、確認してみたら、ニッパーやらトンカチなどが備え付けられていたのです。
それらの工具のなかで、ケース状のホルダーに納められている物を、銃かと思って掴んだところ、[電動ドリル]でした☆
「ん??」
「武器は?」
私が首を傾げたタイミングで、眼前に“薄型の画面”が自動的にオープンされたのです。
目を通してみたら…、
▲初めての方へ▲
まずは、初心者向けのピストルを作成してみましょう。
現時点では下記の二つが可能です。
ワルサーP38
※日本人に馴染み深い某怪盗が愛用している銃
ワルサーP99ASコンパクト
※女性にオススメの銃
このように書かれていました。
「え?!」
「自分で作んないといけないの??」
初めて知った事実に、機械オンチを自負している私は、〝ムムムムムッ〟と頭を悩ませます。
とは言え。
やらないことには始まらないので、“女性にオススメ”となっている[ワルサーP99ASコンパクト]の文字を指先で触れたのです。
すると、画面が消えるなり、“アンティークな木箱”が現れました。
座卓の上で、箱を開けてみたところ、組み立てる前のピストルが入っていたのです。
「いや。」
「さすがに、分か……る?」
「あれ??」
「何をどうすればいいのか、私、知ってるんだけど。」
「なんで?」
目を丸くする私に、
「〝そういうジョブだから〟って事だろう。」
「俺らの“錬金術師”や、葵月たちの“裁縫師”に、うちの親父の“修復士”とかは、作業の工程が自然と脳内に浮かぶからな。」
暁斗くんが教えてくれました。
私が〝へぇー〟と感心していたら、
「ではでは。」
「早速ではありますが…、機工士用の防具を完成させていきますか!」
葵月ちゃんが、いつものメンバーを促したのです。
「じゃあ、私は、銃を……、あ、その前に。」
「ハルくんに“剣士”をレクチャーしとくよ。」
そう判断した私は、陽斗くんに説明していきました…。
2~3分が経ち、伝え終えたところで、次男さん夫婦&陽斗くんや、壱紀くんと月媛ちゃん兄妹が、一旦、帰宅することになったのです。
〝機工士の装備品が出来あがるのに、およそ1時間半は掛かるだろう〟との、我が父の計算によって。
お見送りを済ませた流れで、私と琴音は、脱衣所に足を運び、洗濯物を出しておきました。
これは、帰省した際の恒例となっております。
そんなこんなで、居間へと戻った私は、武器の作成を開始したのです―。
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