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3rd STAGE/海を越えねばならぬのです。
166.現状⑪
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アケミさん達が京都で起きたことを伝えていったところ、
「蘇生術士が?」
「…、嘘やろ??」
金髪リーゼントさんを筆頭に、暴走族の方々が、絶句しました。
日焼けマッチョの【武闘家】たるサトシさんが、
「事実だ。」
「だが、希望はある。」
「俺たちは、蘇生術士を復活させる予定だ。」
このように告げたら、
「そんなん出来るん?」
茶髪ロングパーマで、紫色の特攻服を着ている女性が、尋ねてきたのです。
「ああ、可能性はある!」
勇者さんが力強く肯定したところ、暴走族の皆さんが安堵しました。
「ところで……、あなた方は、ここで何をしていらっしゃるんです??」
「噂に聞いたことのある“集会”とかいうやつでしょうか?」
【神官】であるカズヒコさんの質問に、
「いや、これから、大阪城を占拠しとる“ボスキャラ”を倒しに行くとこやねん。」
金髪リーゼントさんが答えます。
「お城にボスが居るんですか??」
私が伺ったら、
「せやねん。」
「しかも、日に日に家来を増やしていっとる。」
金髪リーゼントさんと、お仲間さんが、忌々しそうにしたのです。
「どういう事なの?」
【騎士】たるハルカさんが首を傾げたら、黒髪セミロングソバージュの男性が、
「セカンドステージの初日はボスキャラの部下が120体やったのに、翌日には240体になっとったらしい。」
「んで、三日目の今日は360体になったちゅう計算や。」
そう説明しました。
セカンドステージに移ってからまだ三日しか経っていないとは…、なんだか意外です。
ま、昨日の京都が割と濃かったですからね。
かなりの日数が過ぎたかのように。
愛知県と三重県でループしたのも、こう感じさせているのかもしれません。
空に浮かぶ幾つかの大きな雲をボンヤリと眺めつつ、そのようなことを考えていたところ、
「お前達だけで突撃するのか??」
【侍】のジュンヤさんが訊ねました。
これに、
「他にも協力してくれとる連中がおって、それぞれのチームが、全ての門で待機しとる。」
金髪リーゼントさんが述べる流れで、
「ほんまは、もっと早く倒したかったんやけど……。」
「あのボスは、初めて出現した日に、空を飛び回って、電気と水道にガスの施設を襲いよった。」
「アイツが結界を破壊して、他のエネミーどもが侵入した所為で、ライフラインが断たれてしもうてん。」
「結局、それらは奪還できたし、今朝には復旧したから、構へんけどな。」
「ただ…、そん時に貴重な戦力を失ってしもうたから、復活させるために京都に行ったんやけど、準決勝で負けてしもうたっちゅう訳や。」
そう教えてくれたのです。
「つーか、うちらに勝った人らぁ、殆どおらへんよな?」
黒髪ソバージュさんの疑問に、
「ええ、地元に帰られたんで。」
壱紀くんが返したら、
「なるほど。」
と、納得しました。
やり取りが終わったところで、
「それにしても、このままだと落ち着いて大阪城を見物できないな。」
こう呟いたアケミさんが、
「……、よし、決めた。」
「ボクたちも、彼らと一緒に戦おう!!」
高らかに宣言したのです。
誰に相談する事もなく―。
「蘇生術士が?」
「…、嘘やろ??」
金髪リーゼントさんを筆頭に、暴走族の方々が、絶句しました。
日焼けマッチョの【武闘家】たるサトシさんが、
「事実だ。」
「だが、希望はある。」
「俺たちは、蘇生術士を復活させる予定だ。」
このように告げたら、
「そんなん出来るん?」
茶髪ロングパーマで、紫色の特攻服を着ている女性が、尋ねてきたのです。
「ああ、可能性はある!」
勇者さんが力強く肯定したところ、暴走族の皆さんが安堵しました。
「ところで……、あなた方は、ここで何をしていらっしゃるんです??」
「噂に聞いたことのある“集会”とかいうやつでしょうか?」
【神官】であるカズヒコさんの質問に、
「いや、これから、大阪城を占拠しとる“ボスキャラ”を倒しに行くとこやねん。」
金髪リーゼントさんが答えます。
「お城にボスが居るんですか??」
私が伺ったら、
「せやねん。」
「しかも、日に日に家来を増やしていっとる。」
金髪リーゼントさんと、お仲間さんが、忌々しそうにしたのです。
「どういう事なの?」
【騎士】たるハルカさんが首を傾げたら、黒髪セミロングソバージュの男性が、
「セカンドステージの初日はボスキャラの部下が120体やったのに、翌日には240体になっとったらしい。」
「んで、三日目の今日は360体になったちゅう計算や。」
そう説明しました。
セカンドステージに移ってからまだ三日しか経っていないとは…、なんだか意外です。
ま、昨日の京都が割と濃かったですからね。
かなりの日数が過ぎたかのように。
愛知県と三重県でループしたのも、こう感じさせているのかもしれません。
空に浮かぶ幾つかの大きな雲をボンヤリと眺めつつ、そのようなことを考えていたところ、
「お前達だけで突撃するのか??」
【侍】のジュンヤさんが訊ねました。
これに、
「他にも協力してくれとる連中がおって、それぞれのチームが、全ての門で待機しとる。」
金髪リーゼントさんが述べる流れで、
「ほんまは、もっと早く倒したかったんやけど……。」
「あのボスは、初めて出現した日に、空を飛び回って、電気と水道にガスの施設を襲いよった。」
「アイツが結界を破壊して、他のエネミーどもが侵入した所為で、ライフラインが断たれてしもうてん。」
「結局、それらは奪還できたし、今朝には復旧したから、構へんけどな。」
「ただ…、そん時に貴重な戦力を失ってしもうたから、復活させるために京都に行ったんやけど、準決勝で負けてしもうたっちゅう訳や。」
そう教えてくれたのです。
「つーか、うちらに勝った人らぁ、殆どおらへんよな?」
黒髪ソバージュさんの疑問に、
「ええ、地元に帰られたんで。」
壱紀くんが返したら、
「なるほど。」
と、納得しました。
やり取りが終わったところで、
「それにしても、このままだと落ち着いて大阪城を見物できないな。」
こう呟いたアケミさんが、
「……、よし、決めた。」
「ボクたちも、彼らと一緒に戦おう!!」
高らかに宣言したのです。
誰に相談する事もなく―。
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