JK LOOPER

猫乃麗雅

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2nd STAGE/ループには別の種類があるみたいです。

163.勇者さん達との旅路➄

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アケミさんや、【武闘家】のサトシさんに、【錬金術師】のマリナさんは、[おもしろ系]を注文しています。

これ・・に、【罠士トラッパー】のマサさんと、従姉弟の壱紀かずきくんが、巻き込まれました。

【侍】のジュンヤさん/【盗賊シーフ】のヒデさん/【修復士】のカナさんは、「甘いのが苦手」との事で、“ダッチアイス珈琲”を注文したようです。


なんだかんだで、テーブルに届いた品を、各自、いただいていきます。

「ん?」
「……、悪くないね。」

“ポテトフライパフェ”を食しているマサさんが感想を述べ、

「確かに。」

“ロースかつパフェ”の壱紀くんが頷きました。

「なかなかに美味ではないか!」

嬉々としているのは“たこ焼きパフェ”の勇者さんです。

我が妹は、

「んん~♪」

“ストロベリーソフトパフェ”を口に運んでは、満面の笑みを浮かべております。

ちなみに、私が選んだのは“バナナチョコレートパフェ”です。

それぞれに舌鼓するなか、【機工士】のユウジさんがスマホで何やら検索しつつ、【神官】のカズヒコさんと相談していました…。


パーキングにて、

「今度は中華街に遊びにおいでよ。」

「うん!!」
「またね、ミッサ―ン!」

ミサさん&琴音ことねを中心に、皆が手を振って、別れを告げたのです。

この流れで、ユウジさんに行き先を告げられ、カーナビに打ち込んだサトシさんが、マイクロバスを走らせます。

時刻はAM11:15あたりです。

なお、妹の分のパフェは、約束どおり【騎士】のハルカさんが支払ってくれました。

お陰で、琴音は、あの一軒を許した模様です。

さすがは単純……、いえ、“素直で良い子”な我が妹であります☆


車内にて、

「どこに向かってるの??」

ハルカさんが尋ねたところ、

「大阪の“高槻市たかつきし”ですよ。」

カズヒコさんが教えていました。

「なんで?」

【調理師】であるユミさんの疑問に、

「もうじき、お昼になるからね。」
「距離的に、食事が出来そうな場所や店舗を探したら、高槻になったんだ。」

そう答えたのはユウジさんです。

「どこか、いい所でもあったのかい??」

アケミさんが訊いてみたら、

「うん、まぁ、“ハンバーグ”だけど。」

ユウジさんが返しました。

これに、

「大人向けよりは、そちらの妹さんも食べられるものがいいかと考えまして…。」

カズヒコさんが補足します。

「すみません、気を遣っていただいて。」
「ありがとうございます。」

私が頭を下げたところ、

「いえいえ、我々と一緒に旅するのであれば、楽しんでもらいたいですからね。」
「ただでさえ、貴女がた姉妹には、三重県で嫌な思いをさせていますから、誰かさんが。」

カズヒコさんが微笑みつつ、ハルカさんに視線を送りました。

「うぐッ!!」

精神的ダメージをくらったハルカさんが、

「それは、もう、謝ったし、琴音ちゃんにパフェ奢ってあげたじゃーん。」
「勘弁してよぉー。」

と、困っています。

そのリアクションに、あちらこちらで〝ドッ!〟と笑いが起きたのでした―。
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