115 / 258
2nd STAGE/ループには別の種類があるみたいです。
115.現状⑦
しおりを挟む
[神里町自警団]の団長さんによれば、幾つかの事案が内閣で可決されたそうです。
それらは…、
〝全国の自衛隊を、治安出動させる〟
〝日本国で生活している人々の、武器の所持および使用を認める〟
〝ただし、人間同士の殺傷は、よほどの事態でない限り不可とする〟
〝人類の敵から得られる金と銀を、通貨として利用できるものとする〟
〝なお、金1gを1000円とし、銀1gを100円相当に、定める〟
〝この二つは、信用金庫や銀行で両替できるものとする〟
〝錬金術師・裁縫師・機工士・アイテム士による作製品の売買を許可する〟
〝また、錬金術師・裁縫師・機工士・修復士が、何かしらを修繕したときには、報酬を受け取って良いものとする〟
〝他にも、栽培士・畜産士・養殖士からの申請があった際には、日本政府が支援する〟
〝以上の全ては、本日の正午より実施される〟
との事でした。
首相官邸で記者会見に臨んだ総理大臣に対して、出席していたマスコミが、
〝国民に一律給付金を支給しないのか?〟
このような質問をしたところ、
〝現時点では考えていない〟
と、返したそうで……、テレビやネットのニュースであったり、一般人のSNSにて、非難の声があがっているそうです。
一方では、〝割と悪くない施策だ〟との意見もあるのだとか。
いずれにしろ、
「何故、幾つかの“一般職”は、補助してもらえるんですか??」
私が伺ってみたところ、
「ああ。」
「まず、セカンドステージになってからは、人間だけでなく、動植物までもが、エネミーどもの餌食になってしまい、米と野菜に果物であったり、肉や魚介類などの、出荷量が、減少の一途を辿っているそうなんだが…。」
「“栽培士・畜産士・養殖士”が世話していたのは、一切、襲われなかったらしい。」
「水を撒いたり、餌を与えたりと、何かしら手を加えていたものはな。」
団長さんが説明してくださいました。
それを聞いた“元栽培士”の壱紀くんが、
「あー、……、〝人外が興味を示さなくなる〟みたいな文章を、目にしたっけ。」
納得しています。
茶髪ショートヘアーのギャルであるミサさん(錬金術師)は、
「ふむ…。」
「イマイチよく分からなかったけど、〝商売しても、いほーにならない〟ってことだよね?」
首を傾げました。
「ま、そういう事だな。」
金髪ロングストレートのカナさん(錬金術師)が頷いて、
「会社が〝暫く経営を休止する〟って連絡してきてたから、今後の収入面に不安があったけど……、これなら、なんとかやっていけそうだ。」
笑顔になったのです。
軽く〝コホンッ〟と咳払いした青髪ロングのカズヒコさんに、
「それでは皆さん、“特殊依頼”とやらの受け付け終了時間が迫ってきていますので、早いところエントリーを済ませましょう。」
こう促された一同が、〝お! そうだった〟といった感じで、本来の目的を思い出したのでした―。
それらは…、
〝全国の自衛隊を、治安出動させる〟
〝日本国で生活している人々の、武器の所持および使用を認める〟
〝ただし、人間同士の殺傷は、よほどの事態でない限り不可とする〟
〝人類の敵から得られる金と銀を、通貨として利用できるものとする〟
〝なお、金1gを1000円とし、銀1gを100円相当に、定める〟
〝この二つは、信用金庫や銀行で両替できるものとする〟
〝錬金術師・裁縫師・機工士・アイテム士による作製品の売買を許可する〟
〝また、錬金術師・裁縫師・機工士・修復士が、何かしらを修繕したときには、報酬を受け取って良いものとする〟
〝他にも、栽培士・畜産士・養殖士からの申請があった際には、日本政府が支援する〟
〝以上の全ては、本日の正午より実施される〟
との事でした。
首相官邸で記者会見に臨んだ総理大臣に対して、出席していたマスコミが、
〝国民に一律給付金を支給しないのか?〟
このような質問をしたところ、
〝現時点では考えていない〟
と、返したそうで……、テレビやネットのニュースであったり、一般人のSNSにて、非難の声があがっているそうです。
一方では、〝割と悪くない施策だ〟との意見もあるのだとか。
いずれにしろ、
「何故、幾つかの“一般職”は、補助してもらえるんですか??」
私が伺ってみたところ、
「ああ。」
「まず、セカンドステージになってからは、人間だけでなく、動植物までもが、エネミーどもの餌食になってしまい、米と野菜に果物であったり、肉や魚介類などの、出荷量が、減少の一途を辿っているそうなんだが…。」
「“栽培士・畜産士・養殖士”が世話していたのは、一切、襲われなかったらしい。」
「水を撒いたり、餌を与えたりと、何かしら手を加えていたものはな。」
団長さんが説明してくださいました。
それを聞いた“元栽培士”の壱紀くんが、
「あー、……、〝人外が興味を示さなくなる〟みたいな文章を、目にしたっけ。」
納得しています。
茶髪ショートヘアーのギャルであるミサさん(錬金術師)は、
「ふむ…。」
「イマイチよく分からなかったけど、〝商売しても、いほーにならない〟ってことだよね?」
首を傾げました。
「ま、そういう事だな。」
金髪ロングストレートのカナさん(錬金術師)が頷いて、
「会社が〝暫く経営を休止する〟って連絡してきてたから、今後の収入面に不安があったけど……、これなら、なんとかやっていけそうだ。」
笑顔になったのです。
軽く〝コホンッ〟と咳払いした青髪ロングのカズヒコさんに、
「それでは皆さん、“特殊依頼”とやらの受け付け終了時間が迫ってきていますので、早いところエントリーを済ませましょう。」
こう促された一同が、〝お! そうだった〟といった感じで、本来の目的を思い出したのでした―。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
14
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる