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2nd STAGE/ループには別の種類があるみたいです。
90.勇者さん達との共闘➄
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エンジェルボーイが、左の人差し指から4~5㎝幅の【ビーム】を、
ビッ!
と、発射するのと同時に、
「ライト・ボール!!」
妹が直径24㎝の【光の玉】を放ち、
ボンッ!
粉砕しました。
エネミーらの向こう側に居る白銀ショートヘアーさんが、青髪ロングストレートさんに、何やら伝えています。
軽く頷いた青髪さんが、
「恩恵!!」
勇者さんのパーティーに施した流れで、
「挑発!」
白銀さんが唱えたのです。
それによって、全ての人外が白銀ショートヘアーさんに群がり始めたではありませんか。
私と琴音が状況を把握しきれないでいたところ、
「10秒で効果が切れるから、今のうちに!!」
【騎士】である白銀さんに促されました。
私たち姉妹以外は慣れていらっしゃるのか、白銀ショートヘアーさんがエネミーの集中攻撃を盾で防いでいる最中に、
「ストラァーシュッ!!」
「ライト・ボール!!」
「アクスキック!!」
スキルや魔法を発動したのです。
ちなみに、アクスキックとは、【武闘家】の“踵落とし”であります。
直訳すると〝斧の蹴り〟みたいな感じだそうです。
“アクス=斧”なので、“斧を落とす勢いの蹴り=踵落とし”なんだとか。
一方で、“ハンマーキック”という呼称もあるそうです。
ま、以前、神澤紗凪さんに教えて戴いた受け売りですが…。
更には、スポーツ刈りさんが、
「サマーソルトキック!!」
バク転と同時に蹴りを放ちました。
この技は、私が【戦士】になった後の神里町で、紗凪さんも使っていらっしゃいましたが、LV.10になってから収得したそうです。
四人組さんが連携しながら戦っているなか、
「ライト・ボール!!」
妹が、先程の天使の背中に【光の玉】を当てました。
本来であれば、逆上して、反撃してくるところなのに、無反応です。
寧ろ、白銀さんを倒そうと躍起になっています。
ま、それは、エンジェルボーイに限った事ではありませんが。
どの人外も、勇者さん・武闘家さん・神官さんによってダメージを負わされていっているというのに、騎士さんしか目に映っていないかのようです。
おそらく、【挑発】とは、敵を自分に引き寄せるスキルなのでしょう。
なにはともあれ、白銀ショートヘアーさんが、エネミー達の波状攻撃を、一身に受け止めてくださっています。
私は、長い黒髪かつ青い肌である獅子舞みたいなモンスターの、無防備な背に、
「デストロイ!!」
ラージソードを突き刺しました。
「グガッ!」
相手は呻いたものの、こちらを振り返ろうとすらしません。
白銀さんが持ち堪えてくれている間に、前方からは赤髪セミロングさんたちが、後方からは私と琴音が、敵集団を叩いていきます―。
ビッ!
と、発射するのと同時に、
「ライト・ボール!!」
妹が直径24㎝の【光の玉】を放ち、
ボンッ!
粉砕しました。
エネミーらの向こう側に居る白銀ショートヘアーさんが、青髪ロングストレートさんに、何やら伝えています。
軽く頷いた青髪さんが、
「恩恵!!」
勇者さんのパーティーに施した流れで、
「挑発!」
白銀さんが唱えたのです。
それによって、全ての人外が白銀ショートヘアーさんに群がり始めたではありませんか。
私と琴音が状況を把握しきれないでいたところ、
「10秒で効果が切れるから、今のうちに!!」
【騎士】である白銀さんに促されました。
私たち姉妹以外は慣れていらっしゃるのか、白銀ショートヘアーさんがエネミーの集中攻撃を盾で防いでいる最中に、
「ストラァーシュッ!!」
「ライト・ボール!!」
「アクスキック!!」
スキルや魔法を発動したのです。
ちなみに、アクスキックとは、【武闘家】の“踵落とし”であります。
直訳すると〝斧の蹴り〟みたいな感じだそうです。
“アクス=斧”なので、“斧を落とす勢いの蹴り=踵落とし”なんだとか。
一方で、“ハンマーキック”という呼称もあるそうです。
ま、以前、神澤紗凪さんに教えて戴いた受け売りですが…。
更には、スポーツ刈りさんが、
「サマーソルトキック!!」
バク転と同時に蹴りを放ちました。
この技は、私が【戦士】になった後の神里町で、紗凪さんも使っていらっしゃいましたが、LV.10になってから収得したそうです。
四人組さんが連携しながら戦っているなか、
「ライト・ボール!!」
妹が、先程の天使の背中に【光の玉】を当てました。
本来であれば、逆上して、反撃してくるところなのに、無反応です。
寧ろ、白銀さんを倒そうと躍起になっています。
ま、それは、エンジェルボーイに限った事ではありませんが。
どの人外も、勇者さん・武闘家さん・神官さんによってダメージを負わされていっているというのに、騎士さんしか目に映っていないかのようです。
おそらく、【挑発】とは、敵を自分に引き寄せるスキルなのでしょう。
なにはともあれ、白銀ショートヘアーさんが、エネミー達の波状攻撃を、一身に受け止めてくださっています。
私は、長い黒髪かつ青い肌である獅子舞みたいなモンスターの、無防備な背に、
「デストロイ!!」
ラージソードを突き刺しました。
「グガッ!」
相手は呻いたものの、こちらを振り返ろうとすらしません。
白銀さんが持ち堪えてくれている間に、前方からは赤髪セミロングさんたちが、後方からは私と琴音が、敵集団を叩いていきます―。
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