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2nd STAGE/ループには別の種類があるみたいです。
78.リトライ、名古屋城!
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装備を変更した私達は、[転移の宝玉]で叔母(次女)さん宅へと赴きました。
ここからは、徒歩で、長女さんと次男さんの所を回り、帰ってきたのです。
琴音に、家屋と自動車に対して【結界】を発動させながら。
当然、実家でも同様に施してもらいました。
お庭にて。
妹に、【ライト・ボール】を試させます。
人や物などに当たらないよう、空に向けて発射させたところ、
「おお――ッ!!」
「凄いねぇッ、お姉ちゃん!」
瞳を輝かせたのです。
分かりますとも、その気持ち!!
得意気になった私ではありますが、自分は二度と扱えない事実に、どこか寂しくもありました…。
PM15:55となり、
『全人類に、お報せします。』
『あと5分で“セカンドステージ”が開催されます。』
『準備を整えて、お待ちください。』
『繰り返します。』
『あと5分で――。』
例の布告がなされていったのです。
玄関で、私と琴音が靴を履いていたところ、父と母が、
「これ、新たに作っておいたから。」
「利勇に教えてもらいながらだけど。」
と、何やら渡してきました。
どうやら、戦士用の装備品みたいです。
母親はブラウンのパンツ&長袖シャツを、父親は薄鉄の甲冑を、完成させてくれていました。
ちなみに、兜は“ヘッドギアタイプ”です。
「ありがとう!」
「利勇も、ね。」
私が感謝したら、
「お、おう……。」
「今度は勝てよな。」
弟が照れくさそうにしました。
なかなか可愛いところがある奴です☆
外に出た私たち姉妹は、
「行ってきます!!」
「じゃあねぇ―!」
お見送りしてくれている家族全員に挨拶して、[名古屋城]に“テレポーテーション”したのでした…。
前回は“旧二之丸東二之門”から[本丸]に入りましたが、今回は南側に在る“表二之門”から移動していきます。
足早に本丸を進んだ私たちは、[天守]の正面に到着しました。
天守の【結界】を琴音に増強させます。
個々に[魔力回復ポーション]を摂取して、この場から少し離れていったのです。
「あ、ちょっと、お嬢ちゃんたち!!」
「早く、中に避難しなさい!」
天守の出入り口付近で促してくる60代後半と思しき、係員だか、お城のガイドだかの、男性に、
「いえ、結構です。」
「危険なので、そこに居てくださいね。」
と述べつつ。
「よし、ここら辺にしよう。」
足を止めた“最神シスターズ”が、[戦闘モード]にチェンジします。
ほぼ同時に、天使の集団が出現しました。
私たち二人は、連中の背後に陣取っています。
私を前衛に、妹を後衛にして。
ボスキャラであろう身長6Mかつ4枚の翼を生やした“ジャ○みたいな鉄仮面”の[エンジェルガール]が、
ガツンッ!!
中剣で【結界】を突いたものの、破壊できなかったので、首を傾げました。
初めての“ボスキャラ”に茫然としている琴音を正気に戻し、【恩恵】を発動させます。
続けて、大きな天使に【ライト・ボール】を放つよう、指示しました―。
ここからは、徒歩で、長女さんと次男さんの所を回り、帰ってきたのです。
琴音に、家屋と自動車に対して【結界】を発動させながら。
当然、実家でも同様に施してもらいました。
お庭にて。
妹に、【ライト・ボール】を試させます。
人や物などに当たらないよう、空に向けて発射させたところ、
「おお――ッ!!」
「凄いねぇッ、お姉ちゃん!」
瞳を輝かせたのです。
分かりますとも、その気持ち!!
得意気になった私ではありますが、自分は二度と扱えない事実に、どこか寂しくもありました…。
PM15:55となり、
『全人類に、お報せします。』
『あと5分で“セカンドステージ”が開催されます。』
『準備を整えて、お待ちください。』
『繰り返します。』
『あと5分で――。』
例の布告がなされていったのです。
玄関で、私と琴音が靴を履いていたところ、父と母が、
「これ、新たに作っておいたから。」
「利勇に教えてもらいながらだけど。」
と、何やら渡してきました。
どうやら、戦士用の装備品みたいです。
母親はブラウンのパンツ&長袖シャツを、父親は薄鉄の甲冑を、完成させてくれていました。
ちなみに、兜は“ヘッドギアタイプ”です。
「ありがとう!」
「利勇も、ね。」
私が感謝したら、
「お、おう……。」
「今度は勝てよな。」
弟が照れくさそうにしました。
なかなか可愛いところがある奴です☆
外に出た私たち姉妹は、
「行ってきます!!」
「じゃあねぇ―!」
お見送りしてくれている家族全員に挨拶して、[名古屋城]に“テレポーテーション”したのでした…。
前回は“旧二之丸東二之門”から[本丸]に入りましたが、今回は南側に在る“表二之門”から移動していきます。
足早に本丸を進んだ私たちは、[天守]の正面に到着しました。
天守の【結界】を琴音に増強させます。
個々に[魔力回復ポーション]を摂取して、この場から少し離れていったのです。
「あ、ちょっと、お嬢ちゃんたち!!」
「早く、中に避難しなさい!」
天守の出入り口付近で促してくる60代後半と思しき、係員だか、お城のガイドだかの、男性に、
「いえ、結構です。」
「危険なので、そこに居てくださいね。」
と述べつつ。
「よし、ここら辺にしよう。」
足を止めた“最神シスターズ”が、[戦闘モード]にチェンジします。
ほぼ同時に、天使の集団が出現しました。
私たち二人は、連中の背後に陣取っています。
私を前衛に、妹を後衛にして。
ボスキャラであろう身長6Mかつ4枚の翼を生やした“ジャ○みたいな鉄仮面”の[エンジェルガール]が、
ガツンッ!!
中剣で【結界】を突いたものの、破壊できなかったので、首を傾げました。
初めての“ボスキャラ”に茫然としている琴音を正気に戻し、【恩恵】を発動させます。
続けて、大きな天使に【ライト・ボール】を放つよう、指示しました―。
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